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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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生肉は人を狂わせる「1ブックマーク」
口数の少なかったカメオが大量の生肉を手に狂喜乱舞している横で、
ラテオは地団駄を踏んでいる。

一体どういう状況だろう?
17年10月08日 12:02
【ウミガメのスープ】 [上3]



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カメオとラテオは和牛1年分が当たる懸賞に応募していた。
カメオは1口しか応募していないのに対し、ラテオは10口も応募した。
しかし当たったのはカメオの方だった。

ラテオが悔しがるのも無理はないだろう。
コンビニで万引きをした田中。防犯カメラの死角は全てわかっている。
誰にもバレずに焼き鳥の缶詰と菓子パンを盗んだ田中は俺を逮捕してみろと叫んだ。

一体なぜ?
14年09月11日 10:33
【ウミガメのスープ】 [水上]



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首都直下型地震が東京を襲ったのは一日前。
奇跡的に一命をとりとめた田中は瓦礫の山となった自分の町を茫然と歩いていた。
一日中歩いているのにまだ生存している人に会っていない。

田中はかろうじてコンビニだったであろうことがわかる潰れた建物の中に入った。
昨日から何も食べていない。
申し訳ないがコンビニから食料を失敬させてもらうことにした。

町全てが停電状態なのでもちろん防犯カメラは動作していない。店の中全てが死角だ。
田中は日持ちのしそうな焼き鳥の缶詰を持てるだけと、今食べる用に菓子パンを盗んだ。
「おい!俺はどうどうと万引きをしているぞ!誰か俺を捕まえてくれよ!」

田中の声が誰もいない町に虚しく響き渡った。
【世界田中奇行】狭いぞ田中!「1ブックマーク」
デパートで貰ったお気に入りの風船の紐から手を離してしまった男の子。
どんどんと上っていく風船。それを見た田中は男の子を怒った。

田中と男の子は初対面なのだが、一体なぜ田中は怒ったのだろうか?
14年09月07日 13:21
【ウミガメのスープ】 [水上]



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デパートのエレベーターに乗っている田中。
狭いエレベーター内で輪ゴムのついた水風船をぶんぶん振り回す子供にイラついていた。
一階催事場の夏祭りイベントで手に入れたものだろう。
調子に乗って水風船を振り回しすぎた子供は輪ゴムを手から離してしまった。

田中の足元で割れる水風船。
濡れる田中の変なジーパン。

怒る田中。
なぜか逆ギレする子供。

そんな二人と割れた水風船を乗せてエレベーターは静かに上昇して行った。
腕を組んでドヤ顔をする田中。
その田中の前におっさんが現れた。
すると田中は慌てて組んでた腕をほどいておっさんに謝った。
田中はそのおっさんと初対面なのに、
一体なぜドヤ顔から一転、謝ることになったのだろうか?
14年08月21日 09:06
【ウミガメのスープ】 [水上]



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夕方。人通りの少ない路地にて。

チャリンコに乗りながら手放し運転の記録に挑戦する田中。
1分ほど手放し運転が続き、田中は腕を組んでドヤ顔を浮かべる。一人なのに。
ふと田中はよそ見をした。パチンコのネオンサインのパの字だけ電気が消えていたのだ。
なんという奇跡だ!と思いながら前に視線を戻すと驚き顔のおっさんがいた。
慌てて組んでいた腕をほどきハンドルを握るも、よけきれずにおっさんとぶつかってしまった。

田中はさっきまでの自分のドヤ顔を思い返して恥ずかしくなりながら、
見ず知らずのおっさんに土下座した。
おいしいはずのお弁当「1ブックマーク」
カメオが通うラテラル小学校では、給食ではなくお昼は各自弁当を持って来るようになっている。
いつも母が作ってくれる弁当はとても美味しく、カメオは毎日弁当を楽しみにしていた。

ある日、いつもよりカメオが好きなものがたくさん入っているであろう弁当を手にしたカメオは、#b#泣きそうになりながら登校した#/b#。

一体何故?
17年10月07日 23:10
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]



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カメオの家は共働きで、父は朝早く、母もカメオが登校する時間には仕事に出る。
それでも、母が作ってくれる弁当は、冷凍食品や夕飯の残りではなく、朝早くから起きて一から作るのだ。
母が作ってくれる弁当のおかげで、好き嫌いが大幅に減った。毎日、弁当の時間が楽しみになるほど、母の弁当が好きだった。

さて、そろそろ運動会の時期が迫ってきたころの話。

カメオ「お母さん、日曜日の運動会、見に来てくれる?」

母「ええ、今度の日曜日は仕事が休みだから、見に行けるわよ」

父「父さんも、久々に日曜日が休みになったから、カメオの応援、頑張るぞ!」

カメオ「やったー!」

確かに約束した。これで父も母も運動会に来てくれる。
はずだった。

父「……ごめんなカメオ、できるだけ早く終わらせるから」

母「お弁当はちゃんと作るから……」

直前になって、父も母も仕事が入ることになってしまった。
父の仕事場で大きな事故があり、その処理のために父が向かわなければならなくなった。母はヘルパーをしており、担当をしていた人が急病で倒れてしまったという。
何とか休めないかといろいろ策を講じたが、二人とも朝早く出てほしいと断れなかった。父にしか、母にしか出来ない仕事だという。

カメオも小学六年生。大人の事情が分からないわけではない。
こんなに大変な時に、母が作ってくれた弁当は、いつもより大きな弁当袋に入れて渡された。
こんな時でも、母は朝早くから弁当を作ってくれた。
きっと、いつもよりおいしいお弁当のはずだ。
きっと、カメオの好きなものがたくさん入っているだろう。
わかっている。父がいなければ、母がいなければ困る人がたくさんいる。父や母を待っている人がいる。
でもさ、でもさ……
今日は、小学生最後の運動会なんだよ?
祖母は寝たきりで来れないし、父も母も行けるって言ってたのに……
お弁当なんて、おにぎり一個でいい。
せっかく、あんなに練習を頑張ったのに……
カメオは涙をこらえながら、「行ってきます」と母に伝えた。

#b#要約:運動会に来てくれるはずの両親が(仕事で)行けなくなったから#/b#


アナウンス「次は親子競技です。参加される父兄の方は、入場門にお集まりください」

カメオ「あーあ、本当はお父さんと一緒に出るはずだったのに、先生と一緒に走ることになるなんて……」

祖父「カメオ! はぁ、はぁ、間に合ったようじゃの」

カメオ「……!? じいちゃん!? ハワイでヨガの修行しに行ってたんじゃないの?」

祖父「孫の小学生最後の運動会を見に行かないジジイがどこにおるか! わしが参加するぞ!」

カメオ「じいちゃん……ありがとう!」

ヨガの修行はあまり効果が無かったらしく、カメオと祖父の二人三脚は圧倒的ビリで終わった。

カメオにとっては、人生で最高のビリだった。