みんなのブックマーク

よそ様の家の庭に大量の金魚が泳いでいる水槽を見つけた田中。
こんなにたくさんいるんだからちょっとぐらい盗んでもばれないだろうと思った田中は
翌日、水を入れたビニール袋を持って格子の塀の隙間から金魚を捕まえ、袋の中に入れた。
10匹ほど捕まえた時、ふと顔を上げると110番通報をしている家人と目が合った。

かくして田中は御用となった。
搬送のパトカーの中で警察と話していると、どうやらあの大量の金魚は
アロワナ(巨大淡水魚)の餌用だったらしい。

俺は知らず知らず食べられる運命だった金魚を救っていたんだな…
これが本当の金魚すくいか…

パトカーに揺られながら田中はそんなことを思った。

そんな日曜日の午後。

古銭コレクターの田中は大事にしていた旧五円券に虫喰いの穴が空いているのを発見。
その穴を覗きこんでため息をついた。

※旧五円券は紙幣の強度を高めるためにコンニャク粉が混ぜられ、
そのため虫やネズミに食害されることが多々あったそうですよ。


というわけで正解は【五円の穴】でした。

田中は富士山の美味しい空気をペットボトルに詰めて販売している。
なぜかこれがよく売れるのだ。

今日はその商品の為の写真撮影。

結構いい写真が撮れたので、次回からは田中は自分の部屋で空気を入れることにした。

めでたし。

透明人間になる薬を飲んで透明人間になった田中は素っ裸になって街へ繰り出した。

何をしようかしばらくさまよっているとぽんぽんが冷えて急激に便意を催してきた。
急いで目の前にあるコンビニに入ろうとする田中。

しかしコンビニのガラス戸は自動扉。
透明人間の田中を認識せず、開こうとしなかった。

田中は漏らした。UNKOも透明だった。
田中は泣いた。涙も透明だった。

彼は世界的大泥棒、田中三世。

今回のターゲットは黄金で作られたワルサーＰ38。
田中三世のファンである男が特注で作らせたものだ。

田中は途中フジーコちゃんに裏切られながらも、金のワルサーＰ38を盗み出すことができた。

と思ったら、

「待て〜、田中ー！田中三世！」
あの警部が追っかけてきた。

「あれま、とっつぁん。どったの、そんな怖い顔して」
「黄金のワルサーＰ38を返せー！ルパーン！」
「そんなに言うなら仕方ない。ほら取ってこい！」

田中はワルサーＰ38をあの警部に向かって投げた。そのはるか後方へ。

あの警部は田中を逃がすのは癪だが、とりあえずワルサーＰ38を回収しにいった。

しかし…

「なんだこれは！ 金色に塗られただけの銃じゃないか！ チクショウ！田中！また騙された！ルパーン！」

「とっつぁん、達者でなー」
フィアットに乗って立ち去る田中。

その後、シートベルトをつけてなかったので捕まります。田中 the 3rd！