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右上の歯が痛むので熊谷歯科を訪れたカメオ。
ここに来るのは10年ぶりである。

「おー、カメオ君じゃないか。大きくなったねえ～。何歳なの？」
「16歳です」
「君は小学生の頃、泣きながらお母さんに手を引っ張られて病院に連れてこられてねえ。なかなか口を開けてくれなくて治療するのにスゴイ時間がかかったんだよ。覚えてる？」
「はい、なんとなくは……」
「で、今日はどうしたの？」
「右上の歯がズキズキするんで診てほしいと思って……」
「はい、じゃあ診てみるね」
カメオの体が後ろに倒れ、熊谷先生の顔が目に入る。
名前はいかついが、彼の目は昔と変わらずとても優しそうである。
「うーん、だいぶ虫歯が進行してるね。それに他にも３本虫歯があるねえ。じゃあ虫歯を削っていくよ。痛かったら手を挙げてね」
「ふぁい……」
カメオは口を開けたままそう言った。
そして熊谷先生はあの嫌な音がするドリルを手に持つと、歯を削っていった。

「はい、今日はこれで終わりです」
「ありがとうございました」
ようやく治療を終え、やっぱり歯医者に行くのは嫌だと思ったカメオ。
「はい、よく頑張ったねw　カメオ君、また来週きてね」
「えっ、またですか？」
「うん、今度は右上の虫歯を削ったところに金具を入れるからね。今日はとりあえず詰め物をしておいたから」
「はい、分かりました……」

カメオは痛みがなくなったのを良いことに歯医者に行くのをやめ、もっと痛い治療を受ける羽目になるのはまた別の話。

踏んでいた

タートル国ウミガメ町に住むカメオ、隣国カメカメ国ラテシン市に入るためのパスポートが無い！

というかあっても入国審査が面倒で買い物程度で行きたくないのである！！






(｀・ω・´) 歩いて5分ほどの距離（歩いて5分で着けるとは言ってない）

カメオとカメコは連絡先を互いに知っている。
連絡先を知らないカメミと話す際は必ずface to faceなので早口になる。
カメコと話す時はメールを使うことがあるので、その時はゆっくりなのだ。

ラテ町に、メデューサが現れた！

目が会った者を、次々と石化していく。


「サングラスしててよかったぁ」