「野球の才能があるのかも!!」「1ブックマーク」
キリギリスがなく季節はずれの頃に
使われなくなった電話ボックスにおはぎを投げつけてる少女が一人
しかしこの行為が見知らぬ人物を救うこととなった。
一体なぜ?
※ラテクエ48選考会、天童 魔子さんの作品です。
※ラテクエ48 本戦は11月23日(土)、24日(日)開催です。
ラテクエ48の詳細については下記をご参照ください。
http://sui-hei.net/mondai/show/12740
「……ぐすん」
その少女は膝を抱えて泣いていました。
今日は本当は、お父さんとお母さんと家族三人で車で紅葉狩りに行く予定だったのですが……。
「ごめんね、急に仕事の予定が入っちゃったんだ!」
そう言ってお父さんとお母さんは、家の近くの使われなくなった公衆電話の前まで少女を送ると、そのまま二人で車で仕事へと行ってしまったのでした。
少女の手元に残されたのは、もみじを見ながら食べようと、せっかく朝早起きしてお母さんと作った重箱いっぱいのおはぎだけ。
「ぐすん!お父さんとお母さんのばかぁぁぁぁあ!」
そう叫びながら少女は腹いせに、重箱いっぱいのおはぎを電話ボックスへと投げつけました。
べったん。べった ん。
べったべた!
べたべたべたべたべたべた!!
こうしてたっぷりのあんこともち米で全体をコーティングされた、世にも稀なる美味しそうな電話ボックスが出来上がりました。
◆ ◆ ◆
「君たちは本当によく働くねぇ~」
遊び人のキリギリスさんが、せっせと働く蟻さんたちに言いました。
蟻たちは、すぐ近くにある果樹園目指して大行進の真っ最中です。
何せ今の季節は『実りの秋』!
果樹園にはリンゴやらブドウやら……蟻たちにとってのご馳走が目白押しなのです!
「そうだアリ!ぼくたち、たくさん食べないと死んじゃうんだあり!」
「アリアリ~」
「あそこの果樹園は毎年の餌場なんだアリ!今年も今から行くとこなん だアリ!」
「アリアリ~」
蟻たちが意気揚々と果樹園に突っ込んで行こうとした……そのときです。
先頭の蟻が叫びました。
「みっ、みんな~!あれを見るアリ~ッ!!」
「「「「「アリアリ?」」」」」
蟻たちが見つけたものは、
それはそれはそぉぉれは美味しそうな
……“電話ボックス”でした。
甘ぁくて美味しそぉうな香りがプンプンしてきます。
#b#「「「「「「「「アリ~~~~~~ッッ!!!!」」」」」」」」 #/b#
蟻たちは果樹園に行くことなどすっかり忘れて、電話ボックスへと群がりました。
何せいくら食べても食べつくせないくらいのご馳走が目の前にあるのです。
果樹園になど行く気になりません!
これからしば らくは、あんこ天国な日々を送れます!
◆ ◆ ◆
「……あれ?」
一方こちらは、毎年毎年、蟻による壊滅的な被害に悩まされていた果樹園です。
農家のおじさんが、しきりに首をかしげています。
それを見て、奥さんが話しかけました。
「どうしたん?なんか悪いことでもあったんけ?」
「いんや、悪いことなんかな~んもなか。ただ、去年まではあんだけあった蟻の被害が、今年はやけに少ないって思っただけだっぺ。見てくんろこれ。どの果物も傷一つネェ、いい出来だっぺ。大豊作だっぺ!」
「あんりゃまあ!そりゃあ助かるなあ!大儲けだぁ!(^^)」
(少女が次の週の休みには念願の紅葉狩りに行けてたいそう喜んだ……というのは、また別のお話です)
使われなくなった電話ボックスにおはぎを投げつけてる少女が一人
しかしこの行為が見知らぬ人物を救うこととなった。
一体なぜ?
※ラテクエ48選考会、天童 魔子さんの作品です。
※ラテクエ48 本戦は11月23日(土)、24日(日)開催です。
ラテクエ48の詳細については下記をご参照ください。
http://sui-hei.net/mondai/show/12740
14年11月21日 20:13
【ウミガメのスープ】 [オリオン]
【ウミガメのスープ】 [オリオン]

タイトルに書き忘れました!【ラテクエ48リサイクル】です!
解説を見る
「……ぐすん」
その少女は膝を抱えて泣いていました。
今日は本当は、お父さんとお母さんと家族三人で車で紅葉狩りに行く予定だったのですが……。
「ごめんね、急に仕事の予定が入っちゃったんだ!」
そう言ってお父さんとお母さんは、家の近くの使われなくなった公衆電話の前まで少女を送ると、そのまま二人で車で仕事へと行ってしまったのでした。
少女の手元に残されたのは、もみじを見ながら食べようと、せっかく朝早起きしてお母さんと作った重箱いっぱいのおはぎだけ。
「ぐすん!お父さんとお母さんのばかぁぁぁぁあ!」
そう叫びながら少女は腹いせに、重箱いっぱいのおはぎを電話ボックスへと投げつけました。
べったん。べった ん。
べったべた!
べたべたべたべたべたべた!!
こうしてたっぷりのあんこともち米で全体をコーティングされた、世にも稀なる美味しそうな電話ボックスが出来上がりました。
◆ ◆ ◆
「君たちは本当によく働くねぇ~」
遊び人のキリギリスさんが、せっせと働く蟻さんたちに言いました。
蟻たちは、すぐ近くにある果樹園目指して大行進の真っ最中です。
何せ今の季節は『実りの秋』!
果樹園にはリンゴやらブドウやら……蟻たちにとってのご馳走が目白押しなのです!
「そうだアリ!ぼくたち、たくさん食べないと死んじゃうんだあり!」
「アリアリ~」
「あそこの果樹園は毎年の餌場なんだアリ!今年も今から行くとこなん だアリ!」
「アリアリ~」
蟻たちが意気揚々と果樹園に突っ込んで行こうとした……そのときです。
先頭の蟻が叫びました。
「みっ、みんな~!あれを見るアリ~ッ!!」
「「「「「アリアリ?」」」」」
蟻たちが見つけたものは、
それはそれはそぉぉれは美味しそうな
……“電話ボックス”でした。
甘ぁくて美味しそぉうな香りがプンプンしてきます。
#b#「「「「「「「「アリ~~~~~~ッッ!!!!」」」」」」」」 #/b#
蟻たちは果樹園に行くことなどすっかり忘れて、電話ボックスへと群がりました。
何せいくら食べても食べつくせないくらいのご馳走が目の前にあるのです。
果樹園になど行く気になりません!
これからしば らくは、あんこ天国な日々を送れます!
◆ ◆ ◆
「……あれ?」
一方こちらは、毎年毎年、蟻による壊滅的な被害に悩まされていた果樹園です。
農家のおじさんが、しきりに首をかしげています。
それを見て、奥さんが話しかけました。
「どうしたん?なんか悪いことでもあったんけ?」
「いんや、悪いことなんかな~んもなか。ただ、去年まではあんだけあった蟻の被害が、今年はやけに少ないって思っただけだっぺ。見てくんろこれ。どの果物も傷一つネェ、いい出来だっぺ。大豊作だっぺ!」
「あんりゃまあ!そりゃあ助かるなあ!大儲けだぁ!(^^)」
(少女が次の週の休みには念願の紅葉狩りに行けてたいそう喜んだ……というのは、また別のお話です)
「日常」「1ブックマーク」
カメオが朝登校すると隣の席のカメコが花子と喋っていた。
声が大きいし注意しようか考えた瞬間
花子から声をかけられた。
カメオは戦慄した。
一体なぜ?
声が大きいし注意しようか考えた瞬間
花子から声をかけられた。
カメオは戦慄した。
一体なぜ?
14年11月21日 19:44
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
解説を見る
「あははは・・・本当にそうだね~花子もそう思うでしょ?
隣の席のカメコは携帯電話で花子と喋っているようだった。
いやしかし声がでかすぎだよ。
これじゃあクラス中に丸聞こえだよ。(´・ω・`)
カメオが注意しようとしたその時
花子から電話がかかってきた。
「ゴッホ・・ゴッホ・・・ごめん風邪気味。先生に休むって伝えといて・・・」
それだけ言うと切れてしまった。
「あははは・・そうだよね。あれはマジないよね!花子もそう思うでしょ?
あれは絶対あいつが悪いよねー。うん。今度花子からも言ってやって・・・
やっぱ花子もそうだよねーあ、うんうん。そうそう・・・
花子から電話がかかってきたっということはカメコの電話は・・・繋がっていないはず
なのにさも花子と話しているように振舞っている。
これが日常なのか・・
カメオは身震いした。
隣の席のカメコは携帯電話で花子と喋っているようだった。
いやしかし声がでかすぎだよ。
これじゃあクラス中に丸聞こえだよ。(´・ω・`)
カメオが注意しようとしたその時
花子から電話がかかってきた。
「ゴッホ・・ゴッホ・・・ごめん風邪気味。先生に休むって伝えといて・・・」
それだけ言うと切れてしまった。
「あははは・・そうだよね。あれはマジないよね!花子もそう思うでしょ?
あれは絶対あいつが悪いよねー。うん。今度花子からも言ってやって・・・
やっぱ花子もそうだよねーあ、うんうん。そうそう・・・
花子から電話がかかってきたっということはカメコの電話は・・・繋がっていないはず
なのにさも花子と話しているように振舞っている。
これが日常なのか・・
カメオは身震いした。
「少女は生まれながらの…」「1ブックマーク」
日曜日の昼下がり。
女の子らしい遊びをしていた少女。
その様子を見ていた父親は思わず末恐ろしい物を感じたという…
状況を補完してください。
女の子らしい遊びをしていた少女。
その様子を見ていた父親は思わず末恐ろしい物を感じたという…
状況を補完してください。
14年11月20日 19:53
【ウミガメのスープ】 [鼈汁]
【ウミガメのスープ】 [鼈汁]
解説を見る
いつもの日曜日。
父親はリビングの片隅でノートにお絵描きをする娘…少女を見つめていた。女の子らしい瞳を大きく描いた絵は同じ幼稚園に通う友達と自分が並んで立っている場面のようだ。
最近、覚えてきているひらがなを用いて「⚪️⚪️ちゃん、だいすき」と書いている。明日、その友達に渡すそうで、いわゆる、交換日記ならぬ交換お絵描き帳といった感じであろうか。
さて、そんな絵と文字を用いて友達との親愛を表現している娘であるが、近くでしっかり見てみると私の背中に冷たいものが走った。
その二人…、娘とお友達が並んでいる絵であるが、友達の子は普通の姿なのに対し、私の娘は服装はドレス、髪にはリボン、指輪やネックレスはこれでもかというくらいに身に付けてまるでどこかのお姫様のよう。
文字でこそ大好きとあるが、あからさまにお友達より自分を上に描いている娘…まだ年端もいかないあどけない少女、いやむしろ幼女にさえ「女」の本能めいた物が備わっている事に末恐ろしさを感じたのだった。
父親はリビングの片隅でノートにお絵描きをする娘…少女を見つめていた。女の子らしい瞳を大きく描いた絵は同じ幼稚園に通う友達と自分が並んで立っている場面のようだ。
最近、覚えてきているひらがなを用いて「⚪️⚪️ちゃん、だいすき」と書いている。明日、その友達に渡すそうで、いわゆる、交換日記ならぬ交換お絵描き帳といった感じであろうか。
さて、そんな絵と文字を用いて友達との親愛を表現している娘であるが、近くでしっかり見てみると私の背中に冷たいものが走った。
その二人…、娘とお友達が並んでいる絵であるが、友達の子は普通の姿なのに対し、私の娘は服装はドレス、髪にはリボン、指輪やネックレスはこれでもかというくらいに身に付けてまるでどこかのお姫様のよう。
文字でこそ大好きとあるが、あからさまにお友達より自分を上に描いている娘…まだ年端もいかないあどけない少女、いやむしろ幼女にさえ「女」の本能めいた物が備わっている事に末恐ろしさを感じたのだった。
「【レストランLateThin】人気料理はV字回復!」「1ブックマーク」
よう!お前ら、毎日ニコニコしてっか?
あ、間違えた。これは某動画サイトに使うセリフだった。
ここはラテシンだから・・・
よう!お前ら、毎日水平思考してっか?
レストランLateThinの店長兼オーナー、#b#羅寺瑠 慎三#/b#だ。
今日はヒマだから、俺が問題を出すぜ!
え、いつもヒマじゃないかって?何を失礼な!!
さて、店を開いてからしばらく経ったが、最近の売り上げは中々だ。
おい、うそじゃねぇぞ!!マジだって!!!
一番の人気は「ウミガメのスープ」だな。まあ、この店の顔みたいなもんだ。
え?なんだよ!!ちゃんと亀の肉使ってるぞ!!
まあ、定休日ではないときは、ほとんどこのオーダーが入るな。
でも、一ヶ月に一日だけ、この料理のオーダーがほとんどなくなるんだ。
当然、その前日もその翌日もオーダーはいつもどおりたくさん入るのに、だ。
どうしてだか分かるか?
あ、間違えた。これは某動画サイトに使うセリフだった。
ここはラテシンだから・・・
よう!お前ら、毎日水平思考してっか?
レストランLateThinの店長兼オーナー、#b#羅寺瑠 慎三#/b#だ。
今日はヒマだから、俺が問題を出すぜ!
え、いつもヒマじゃないかって?何を失礼な!!
さて、店を開いてからしばらく経ったが、最近の売り上げは中々だ。
おい、うそじゃねぇぞ!!マジだって!!!
一番の人気は「ウミガメのスープ」だな。まあ、この店の顔みたいなもんだ。
え?なんだよ!!ちゃんと亀の肉使ってるぞ!!
まあ、定休日ではないときは、ほとんどこのオーダーが入るな。
でも、一ヶ月に一日だけ、この料理のオーダーがほとんどなくなるんだ。
当然、その前日もその翌日もオーダーはいつもどおりたくさん入るのに、だ。
どうしてだか分かるか?
14年11月19日 20:52
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]

参加ありがとうございました。コンビニをうろついてて気がついた。
解説を見る
俺はこの前、お客様に感謝、というわけで新しく新料理を作ったんだ。
その名も「#b#プレミアムウミガメのスープ#/b#」!!
最高級の素材を使い、67時間をかけてじっくりと煮込んだんだ。
まあ・・・手間暇かかってるし、素材も高いし、値段はメッサ高いんだ・・・
一般の「ウミガメのスープ」が950円なのに対し、これは2850円・・・3倍だぜ。
まあ、よっぽどじゃない限り売れないわな、これが。
どちらかというと庶民層をターゲットにしてるしな。
まあ、せっかく作ったんだし、どうしても売りたかったからさぁ、最近こんな日を作ったのよ。
えーと、「お客様感謝デー」ってやつ。
毎月27日が対象だ。
で、その日は何と!!「プレミアムウミガメのスープ」が「ウミガメのスープ」と#b#同じ値段#/b#で食えるんだぜ!!
・・・そりゃ、プレミアムをオーダーするわな。同じ値段で豪華なほうが食えるんだし。
で、それに反比例するようにウミガメのスープのオーダーも激減するんだ。
翌日は値段も元通り、だからオーダーの量も元通りさ。
・・・あれ?これって経営成り立ってるの?
その名も「#b#プレミアムウミガメのスープ#/b#」!!
最高級の素材を使い、67時間をかけてじっくりと煮込んだんだ。
まあ・・・手間暇かかってるし、素材も高いし、値段はメッサ高いんだ・・・
一般の「ウミガメのスープ」が950円なのに対し、これは2850円・・・3倍だぜ。
まあ、よっぽどじゃない限り売れないわな、これが。
どちらかというと庶民層をターゲットにしてるしな。
まあ、せっかく作ったんだし、どうしても売りたかったからさぁ、最近こんな日を作ったのよ。
えーと、「お客様感謝デー」ってやつ。
毎月27日が対象だ。
で、その日は何と!!「プレミアムウミガメのスープ」が「ウミガメのスープ」と#b#同じ値段#/b#で食えるんだぜ!!
・・・そりゃ、プレミアムをオーダーするわな。同じ値段で豪華なほうが食えるんだし。
で、それに反比例するようにウミガメのスープのオーダーも激減するんだ。
翌日は値段も元通り、だからオーダーの量も元通りさ。
・・・あれ?これって経営成り立ってるの?
「当たらない懸賞」「1ブックマーク」
男は今まで懸賞など応募したことがなかった。
しかし一人暮らしを始めたことをきっかけに男は応募シールを集め出した。
しかし実際に応募することはなかったらしい。
いったい何故だろう?
しかし一人暮らしを始めたことをきっかけに男は応募シールを集め出した。
しかし実際に応募することはなかったらしい。
いったい何故だろう?
13年03月27日 20:45
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
解説を見る
男はかなり几帳面だ。
一人暮らしを始めるとゴミの分別を行うようになり、飲み物のペットボトルや缶、果てはパンの袋についている応募シールをキチンと剥がし、燃えるゴミとしてゴミ箱に捨てた。
ゴミ箱にはいろんな応募シールが集まったが、もちろんそれを応募することはなかった。
一人暮らしを始めるとゴミの分別を行うようになり、飲み物のペットボトルや缶、果てはパンの袋についている応募シールをキチンと剥がし、燃えるゴミとしてゴミ箱に捨てた。
ゴミ箱にはいろんな応募シールが集まったが、もちろんそれを応募することはなかった。