動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

夏休みの宿題「2ブックマーク」
海亀高校の2-3クラスの生徒は全員、とてもまじめだった。
宿題はしっかりとやり、提出物は翌日にすぐさま提出していた。

さて、海亀高校の夏休みの前日、ホームルームで1-3クラスの先生はこういった。
「お前ら! 夏休みの宿題は3日前からやれ! 頼む!」と。

なぜでしょう?
17年05月07日 18:10
【ウミガメのスープ】 [あとずき]



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1-3クラスの生徒たちはまじめだったが、なぜか記憶力が良くなかった。
そのため、いつも通り夏休み初日から宿題を一気にやって、そのあとはまるで勉強しない、となると一学期にやった内容が二学期が始まるころにはすべて忘れてしまう。
しかし、夏休みが終わるころにやれば、一学期の内容を忘れることなく二学期に入り、授業がスムーズになる。
だから先生は「3日前」といったのだ。
(先生は、生徒たちはまじめなため宿題を提出しないことはないだろう、という考えがあったためこんなことを言った)

ちなみに、皆さんは夏休みの宿題はどのように終わらせていましたか?

忘れ物「2ブックマーク」
ある物を電車の中に忘れてしまったことに気付いたカメオは、それがすぐに受け取れないと分かると、ビジネスホテルに泊まることを決めた。
家では妻が帰りを待っているのに、どうして?

17年04月17日 20:54
【ウミガメのスープ】 [あらい]



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なんで結婚指輪を電車の中で落とすの?
外してたの?
外してなにを、していたの?

ねぇ、答えてよカメオくん……
陰謀に立ち向かえ!「2ブックマーク」
カメコは不思議そうにカメオの行動を見ている。
「なんで詰め替え用じゃないのにわざわざ詰め替えてるの?」
「陰謀に立ち向かうためさ…」
「???」

Q1よくわからないカメオの理由に代わって「何故」を説明して下さい。
Q2その陰謀とは?
16年04月06日 12:03
【ウミガメのスープ】 [アーバンホームズ]



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カメオは詰め替え用ではないシャンプーを景品でもらって来た。
ポンプがついているやつだったのでそのまま使えるのだが、
自分愛用の#red#透明でメモリのあるポンプ#/red#に入れ替えていた。

 そもそもシャンプーの容器は透明であった方が残りの分量がわかるので便利な
はずだが、残りの分量がわかると「しばらく買いに行けないから節約しよう」
「明日の分がなくなっちゃうから半分にしておこう」などの理由で消費量が
減ってしまう。
 なので、シャンプーのメーカーは消費者の利便性を犠牲にしても消費量を
減らされないように#red#透明の容器を使わないようにしている#/red#と
言われており、現実に主要メーカーのシャンプーボトルは不透明なものが
ほとんどである。

 カメオはこれを「シャンプーメーカーの陰謀」(笑)と考えており、詰め替え用で
なくてもあえて透明の容器に移し、残量を気にしながらシャンプーを使うように
していたのであった。
あいてます「2ブックマーク」
カメオは

古本屋でやっと見つけたプレミア本を
読むことができなかったので

ロー○ンでマンガを買った。

なぜだろう。
16年02月15日 20:01
【ウミガメのスープ】 [がいまえ]



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買ってきたプレミア本。

早く読みたいのに………電気が停められてるー!

コンビニで支払って、夜間工事が来るまでの間、

時間をつぶそうとついでにマンガを買ったのだ。


いまどき、停められる人、いないのかなー。
そんなの、あたしが許さない「2ブックマーク」
兎美ちゃんはとっても仕事の早い社会人。
他の人が一つ仕事をこなす間に、三つも四つも仕上げてしまう。
加えて仕事の質も上々。当然、仕事仲間からの信頼も厚い。
けれどある日、兎美ちゃんは仕事を溜め込むようになった。
溜め込んだ仕事が片付いた時、兎美ちゃんは皆から絶賛された。

どうして?
16年02月09日 21:39
【ウミガメのスープ】 [彩蓮燈]

お久しぶりです。仕事の出来る女って憧れます。




解説を見る
水平兎美。25歳。
ペンネーム、水神亀夫。
職業、小説家。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

子供の頃から、物語を考えることが好きだった。
自分ではよく覚えていないけど、父が言うにはあたしは幼稚園に通っていた時分から、お絵かき帳を自家製の絵本にしていたらしい。
それだけなら、割とよくある夢見がちな少女だったんだろうけど…初めてサンタに頼んだクリスマスプレゼントが『原稿用紙』というのだから笑えない。
叶うならその時の父の顔を、是非ともみてみたいものだ。さぞやいいネタになる、味のある笑みだったのだろう。
そんなあたしは当然のように物語を書き続け、当然のように投稿を続け、当然のように作家になった。
特に疑問もなく、葛藤もなく、作家として食べていけなくなったら、それは死ぬ時だと腹をくくって。
思うにあたしにとって物語を書くというのは、肉食獣が肉を食べるようなものなんだろう。

自然なことで。
当然のことで。
生きることで。
尽くすことだ。

稀に、あたしみたいな作家は現れるらしい。
尤もその多くは才能に恵まれた代わりに、どこか変人気質なところがある。というのが編集の弁なのだけど。
ちなみにこの話、勿論あたしもその例にもれず、なかなかの変人だとぬかすオチがつく。失礼な。知ってるわよ。

まあ、ともあれ。
あたしの小説は幸か不幸かそれなりに人気を博し、その分野では水神亀夫の名前も、有名なものになった。
これからも思いつくままに、生きるままに、書き続けると…そんな風に、思ってた。
あの手紙を見るまでは。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

それがあたしの手元に届いたのは、全くの偶然だった。
多くのファンレターに紛れ込んだ一通の手紙。
…いや、こういうと編集部の怠慢みたいに聞こえてしまうだろうから弁護をしておくと、それも確かにあたしに…水神亀夫に充てたファンレターだった。
ただ、送り主のファンというのが、あたしにとっては問題だった。

「この名前って…まさか…」

それはあたしにとっては忘れられない名前だった。
かつて大規模テロを引き起こし、何十人という犠牲者を生み出した女……乙姫兎美。
奇しくも、あたしの本名と同じ名前のテロリスト。
そして――あたしの親友を殺した、憎き仇。
でも、あいつは既に死刑が確定されて、刑務所に収監されている。こんな手紙を出せるわけがない。
そんな疑問はすぐに氷解した。どうやらこの手紙、文面を考えたのこそは他ならぬ乙姫兎美だが、実際に書いて投函したのは母親らしい。
社会的には大量殺人鬼のテロリストでも、親にとっては守るべき娘ということなのだろう。
十数枚に及ぶ文面を逐一記憶して、書きだして、そこまでする価値があの女にあるのだろうか。

決して絆されたわけではない。
だけど…あたしはこのまま手紙を破り捨てるよりも、目を通すことを選んだ。
それは作家としての好奇心も否定できない。だけど…僅かな期待もあったから。
もしかしたらあの女が、水神亀夫の正体に気づいて…あたしに、水平兎美に、一言でも謝罪を述べたいのではないかと。
そのために、不自由な獄中からこんな手段で手紙を出したのではないかと。
あたしは、期待して。そして。

――裏切られた。

#red#『亀夫先生、初めまして!私は先生の大ファンです!いつも新作を楽しみにしてるんですよ』#/red#

――なんだ、これは。

#red#『私、今は警察に捕まってるんですよ。悪いこと何にもしてないのに、理不尽ですよね。あ、でもここでも先生の作品は読めるし、別にいいかなって』#/red#

――なんでこの女は、こんな――。

#red#『私はもうすぐ死刑になっちゃうんですけど、先生の作品を思い出に天国に行きますね。そうだ。私の事件とか、小説に使ってくれてもいいですよ』#/red#

――何もなかったかのように、平然と――!

「う…ぐ、ぇ…!」

吐いた。
こみ上げる不快感に耐え切れずに、何度も喉を震わせて。
強烈な臭気が部屋を満たす。頭がガンガンする。体中を虫が這いまわるような悪寒。
吐き出すものが胃酸だけになって、訳も分からず涙がこぼれはじめて…ようやく、まともに思考が動き始めた。

「…こんな、奴が」

あたしの親友を、殺したのか。
なんの後悔も、罪悪感もなく、自分の命もどうでもよく思う、こんな頭のおかしい奴が。
許せなかった。

こんな奴がまだ生きている事実が。

こんな奴が親友を殺した事実が。

そして何より――こんな奴に、少しでも喜びを与えていたあたし自身が許せなかった。

「なにが…作品を思い出に天国に…よ…!」

手紙を握りつぶし、吐瀉物の海に叩き付けようと振り上げ――。
その時だった。
あたしの中でまた…ひとつの物語が生まれた。

「……作品を、思い出に……」

それは、あたしにしか書けない復讐の物語。
一度生み出されたそれは、もう私の手を離れて勝手に成長し始める。
どうすれば、どう動くのか。どの因果がどう絡むのか。
どうすれば登場人物のこの女に、最高の絶望をくれてやれるのか。

「…いいわ。楽しみにしてるっていうのなら、私の作品をそんなに大事に思っているのなら、書いてあげようじゃない。貴女の為の物語を――!」

永遠に終わらない物語。
たっぷり楽しみなさい、乙姫兎美。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

時は流れて、ある番組でのインタビュー。

司会「いやー、しかし高名な水神先生が女性だったとは、驚きましたね」
兎美「ふふ。よく言われます。亀夫なんてペンネームですから、仕方ないんですけどね」

――本名は、二度と使いたくなかったから。

司会「そんな水神先生ですが、先日にはロングセラー作品である海亀探偵シリーズの完結作を発表されたました。世間では最高傑作と評判ですが、先生はいかがお考えですか?」
兎美「いえ、そんな…まだまだ未熟な作品です。精進を重ねていかなければ、と気持ちを新たにしているところですよ。〆切も過ぎて、随分お待たせしてしまいましたし」

――あの女の、死刑が終えられるまで。

司会「そういえば先生は速筆で有名ですが…今作に限っては、随分と難産だったとか。上巻が出てから1年以上でしたか?」
兎美「はい。編集さんや出版に携わる沢山の人に迷惑をかけてしまって…本当に、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

――どれだけ迷惑をかけても、これだけは譲れなかった。

司会「しかしその甲斐はあって、素晴らしいものに仕上がりましたね。実は私も先生の作品のファンなのですが…上巻が本当にいい所で終わってしまっただけに生殺しでしたよ。下巻を読むまで死ねない!って、一年待ち侘びていました」
兎美「それは…司会者さんにも、悪いことをしてしまいましたね」

――そう思ってくれたなら、この物語は大団円。

司会「ところで先生。この作品は特別な人にあてたものだ…という噂が一部で流れているのですが、その辺について一言お願いしてもいいでしょうか?」
兎美「特別な人に…ですか。そうですね、確かにこの作品は、特別な人のために書いたものです」

――そう。馬鹿な女へのプレゼント。幸せなまま死のうなんて――。

司会「おお!これはすごい発言が飛び出してきましたね」
兎美「そんな色っぽいものじゃないですよ。一人のファンに充てた作品です」

#red#――そんなの、あたしが許さない。#/red#

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【簡易解説】
兎美ちゃんは有名な小説家。
ある日、自分のファンである元テロリストの死刑囚からファンレターを受け取る。
かつて彼女の起こしたテロで親友を亡くしていた兎美ちゃんは、まるで後悔の念を感じない手紙に怒り、復讐を決意。
『作品が最高の盛り上げたところで、彼女の死刑が執行されるまで執筆を止める』という、ファンにとっては絶望的な放置プレイを実行した。
その後、兎美ちゃんは何事もなく執筆を再開し、過去最高傑作と呼ばれる作品を書き上げた。

※この作品は過去作の『R.O.D』のリンク作品として作成しました。
細部で矛盾があるのは平行世界的なものということで勘弁してください。m(_ _)m