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【総投票数 88票】
【納得感部門】『二択問題』
「このネタで問題を作るにあたって、これ以上の題材選びはちょっと出来そうにないです。ネタだけでも十分に面白い問題ですが、妥協のない題材選びで比類ない名作にまで押し上げていると思います。参加者の思考の対象を強制的にずらすことで、水平思考抜きでは絶対に解けないようになっており、どうあがいても思考が出題者のコントロール下に置かれてしまうパワーのある問題です。」
2016年02月06日08時
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【20の扉部門】『【high & good】』
「なんと表現すればいいのか…異次元の完成度の問題です。解答の美しさ。問題文と回答合わせて過不足なく真相にたどり着けるシステム。そして何よりこのシステムが、出題者が勝手に設けた自分ルールではなく、「そのシステムを用いる必然性が問題文で示されている」こと。卵が先か鶏が先なのか?この問題を一体どんな過程を経て生み出せるものなのか、想像することも出来ないです。あまりにも美しすぎて、この「解答」は、この問題のためにこの世に生まれたのではないかと思ってしまうほどです。」
2016年02月06日08時
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【納得感部門】『見栄っ張りラヴァーズ』
「山村カナエちゃんの推理力が光る見栄っ張りラヴァーズシリーズ第1作。この作品のカナエちゃんの推理過程をたどると、「君は見ているだけで観察していないんだよ」というホームズからワトソンへの台詞が聞こえてきます。目の前の情報を見るだけでなく観察し、仮定を立てて、推測する。もちろんカナエちゃんの推測は推測にすぎず、真実としては別解が考えられますが、「探偵がこう推理した理由はなぜか?」という問いの前に瑣末な可能性は必要なし。積極的に真似するべき手法です。」
2016年02月06日08時
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【伏線・洗練さ部門】『彷徨うオトメチック』
「日常的なありふれた行動がいとも簡単に(見えてしまうほど、)自然な問題文になっています。良いネタほど味付けはシンプルに、でもピリッと効かせて。「ちょっと言葉は抜けているけど、別に騙そうとしてるわけではないですよ?」とでも言いそうな、しれっとした問題文がお見事です。初めて見たときから「洗練」部門に入れようと決めていました。」
2016年02月06日08時
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【20の扉部門】『みんなが持っているものは?』
「登録を迷っている人や、登録したばかりの新しい参加者の方に是非見ていただきたい作品です。優しくて暖かくてほっこりして、大好きです。出題者さんご本人は、ご自分を厳しいと評されることがありますが、「5」に溢れた方なんだってことがよくわかります。あと、こんなに素敵なトリックと笑ってしまう問題文を生み出せる「9」も素晴らしいです。」
2016年02月03日05時
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【チャーム部門】『寿死』
「いくらでも難解な問題文にすることは出来るでしょうが(ただしチャームやフェアさや納得感を失いながら)、短い問題文の中にきっちりとクルーと推理の方向性を示す表現に溢れています。タイトル含めどこかコミカルながらブラックなチャームに溢れる問題です。」
2016年02月03日05時
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【伏線・洗練さ部門】『人事に物申す』
「問題文の表現には裏に含む意味があり、問題文を正確に解釈しない限りは、全く見当違いの推理をすることになるでしょう。しかし問題文があまりにも自然すぎて、「ありのまま」受け取るしかないのが恐ろしいところ。暗号なら解こうとしますが、そもそも「暗号」と認識することもできないとどうしようもありません。」
2016年02月03日05時
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【チャーム部門】『人事に物申す』
「ある一つの情報を隠し、その前後を因果で結んで問題文を構成する。よくあるパターンだからこそ、「前後の出来事のチョイス」によって、チャームが0~100まで変わるでしょう。「目を見て話す」というコミュニケーションに秀でる証のような行動が、「営業に向いていない」と判断されるという明確な矛盾は、まさにチャーム満点のお手本です。」
2016年02月03日05時
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【亀夫君部門】『お宅は誰?』
「良質な短編ミステリの中に入って解けるなんて、参加された方が羨ましくて仕方ないです。単に謎を用意するだけでなく、過不足ない情報と、解決に至る一本道のルートが用意されていて、「完璧」という他ない作品。私にとって亀夫君の「理想」ですが、軽々しく「目指す」とは言えません。一生亀夫君が出せなくなってしまうので。登録前にこの問題を読んで、ラテシンが無料であることを疑いました。むしろ出題者に振り込みたいので口座番号を教えてください(冗談です)。」
2016年02月03日05時
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【新ジャンル部門】『【亀夫君のような20の扉】そうだ!田中に聞いてみよう。』
「まさにこれこそ「コペルニクス的転回」と言うべき発想。人類の想像力の進化を一問で辿っているかのようです。また、アイデアを問題にするときには、ここまで練って形にするんだという理想形でもあります。紛れもなく【亀夫君のような20の扉】という、新形式です。」
2016年01月28日10時
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【伏線・洗練さ部門】『MOTHER』
「隠された事実はたった一つだけ。決して複雑な謎ではないはずなのに、解説を知ってから何度も問題文と見比べなくては、真実の物語が消化できない。目の前に答えがあるのに3D映像のようにつかむことができない、大胆でいて緻密な表現に感服です。」
2016年01月13日19時
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【チャーム部門】『MOTHER』
「多くの人が問題文を一目見て「あのトリックかな」と予想がつき、事実解説もその通りなのだが、その予想こそが先入観になる。「解けそう」なのに「しっくりとくる答えがなぜか掴めない」というこの絶妙な感覚。」
2016年01月13日19時
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【納得感部門】『壺』
「事実、こういった話はたまに耳にする。出題者はチェスタトンのある作品をチャット欄で挙げているが、まさにあの作品の通り、先入観によって人の目には”見えない”ものは世に溢れている。金子みすゞ「星とたんぽぽ」の一節が頭をよぎる。」
2016年01月13日15時
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【チャーム部門】『壺』
「「富豪の所有する曰く付きの壺」これだけで、血塗られた一族?呪い?相続争い?と、漂うミステリーの香りにクラクラ。「正解にたどり着くための要素」が問題文からぽっこり抜け落ちているのだが、重厚さと魅力で覆い隠し不自然さに気づかせもしない。見事です。」
2016年01月13日15時
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【納得感部門】『愛さえあれば』
「現在においては納得感抜群のすぐに解決する良問だが、一昔前には誰にも理解できない・納得できない「非現実問題」だったのではないだろうか?この問題文が、「水平思考問題」として成り立つ、と思いつく出題者の、社会を見つめる鋭い視線が光る。この問題を瞬殺できない自分の中には、未だ先入観ではなく”偏見”があるのだという自戒も込めて、タイトルを噛み締めたい。」
2016年01月13日15時
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【伏線・洗練さ部門】『魔法の言葉』
「先入観と叙述のために、すべての構成要素に罠を仕込む徹底ぶり。解説を読めばすべての文章が見事にひっくり返ると同時に、その手の込みように舌を巻きます。「先入観を使うなら、ここまでやり込んでこそ!」と言わんばかり。よくある出来事を、ここまでの問題に妥協なく仕上げる姿勢を見習いたいです。」
2015年12月31日19時
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【伏線・洗練さ部門】『学園天国♪』
「こんなことを、こんな風に問題にされたら、お手上げです。まさに、「人を食ったような問題」。要約すれば「どういうことだろう?」「そういうことです」というだけで、問題文の謎を追えば追うほどしてやられることでしょう。この見事さには、笑うことしかできません。」
2015年12月31日19時
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