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【総投票数 88票】
【納得感部門】『高い有田焼』
「「奇跡が起きた」というのだから、それは頻繁に起こるようなことではない。しかし問題として納得させるには、一般的な出来事でなくてはならない。問題文の状況を経験したことがある人は誰一人いないだろうが、誰もが容易にそのシーンを想像出来る、テーマ選択の妙です。「頑固親父」が見事に効いています。」
2015年12月16日21時
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【納得感部門】『【世界田中奇行】田中紀行』
「「田中奇行」シリーズだからこそ囚われる第一の先入観を抜けた先に、さらなる謎、と重厚な造りなのですが、問題文に一切の無駄がないクルーの配置によって、パズルのピースがはまるようにぴったりと謎が解き明かされています。挿絵も含めた解説の丁寧さもあり、人に楽しんで解いてもらい、そして納得してもらう、ということを強く意識されているのが分かる理想的な作品です。」
2015年12月14日19時
【letitia 投票一覧】
【チャーム部門】『サクラトレードオフ』
「このトリックを使った問題文のパターンは、無限の組み合わせがあるはずですが、このトリックを最も美しく生かす「原因」と「結果」の対比により、見事なチャームを生み出しています。どんな事象を選択すれば短い問題文でチャームを作れるのか、お手本になる名作だと思います。」
2015年12月14日19時
【letitia 投票一覧】
【トリック部門】『【ウミガメ 1on1】ある雨の日のこと』
「問題文がフェアで文句のつけようがなく、あまり良くない表現かもしれませんが、「屁理屈」というのがぴったりのトリックだからこそ、やられた!感がすごいです。巧妙なブラフも自然に状況に馴染んでいで高いセンスを感じます。先入観による因果関係が脳内で逆転する快感を、多くの人に感じてもらいたい問題です。」
2015年12月13日21時
【letitia 投票一覧】
【納得感部門】『勘解由小路マリアの失態』
「非常にフェアな問題文で、解説の状況も自然に想像できるものにも関わらず、些細な先入観を解くことが難しいとよく分かる問題。先入観を解いた先にも、登場人物の感情から論理的に導ける謎が残されており、単なる先入観問題に留まらない二重構造です。」
2015年12月13日20時
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【納得感部門】『ウミガメのスープ ~Ratter版ver2~』
「自殺や殺人の動機を解くべき謎にすることは、「感情」が因果関係に介在してしまうために、納得感の面でリスクが高いことです。しかしこの問題では、料理人のとるべき最善策が間違いなく自殺だったと言える鉄壁の論理構造があり、見事なクルーと合わせて納得感が非常に高いです。」
2015年12月13日20時
【letitia 投票一覧】
【伏線・洗練さ部門】『ウミガメのスープ ~Ratter版ver2~』
「少しベールをかけすぎただけで停滞してヒントを出すことになり、一つクルーを入れすぎただけて瞬殺される。問題文の難易度調整はおそらく永遠の課題でしょうが、この問題の言語化されていないクルーによる繊細で高度な調整は、一つの完成型だと思います。」
2015年12月13日20時
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【伏線・洗練さ部門】『KとAと…あとなんだっけ?』
「問題文には実は解説に必要ではない要素が多いのですが、そこに最重要のキーワードを紛れ込ませる、と言うよりもキーワードそのもので問題文の雰囲気を構築する、という大胆かつ鮮やかなトリックです。「無駄の多い問題文」よりも「無駄のない問題文」が優れている、という境地を越えて、「見事な無駄の多い問題文」になっています。」
2015年12月13日20時
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