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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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最後の名作「14ブックマーク」
とある貧しい画家はいつまで経っても完成しない絵に頭を悩ませていた。

ある日、その画家が家に帰ってくると、真っ直ぐに自分の絵に向き合い、最後の仕上げを行った。
そして、絵が完成すると画家は自ら命を絶った。

一体何があったのだろうか?
13年09月12日 07:40
【ウミガメのスープ】 [こびー]

皆様ありがとうございました!!




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とある村に、とても美しい女性がいた。

彼女はいつも自分の目を包帯で覆い、杖を突いて歩いていた。
彼女はメデューサの末裔だった。
「あの女と目を合わせると石になってしまう」
そんな噂が流れみんなから忌み嫌われた少女は孤独にも、自ら目を塞ぐことで村で暮らしていた。

「美しいお嬢さん、あなたをモデルに一枚絵を描いてもいいかな?」
そんな彼女に一人の貧しい画家が声をかけた。
久しぶりに人から声をかけられ、少女は戸惑ったが、優しい画家の言葉に安心し、頷いた。

それから、少女が画家の前を通りかかるたびに、画家は声をかけ、彼女の絵を少しずつ描いていった。
たわいのないことを話しながら二人は惹かれあい、恋におちていった。

二人はやがて結婚し、村のはずれの画家の小さな家で静かに暮らした。

「うーん、どうしてもここが描けないな・・・」
「まだ悩んでるの?どういう絵なのかしら?」
「ん~、まだ君には見せられないんだ。でもこれは自信作だから、完成したら見せるよ!」

画家の絵は売れず、二人は貧しかったが幸せだった。

そんなある日、画家が市場で買い物をしていると、張り紙を目にした。
男は驚き、家に急いだ。
政府が魔女狩りを行うことを発表したのだ。

男の帰宅は少しだけ遅かった。
そこには無残にも槍で貫かれた彼女の姿があった。
「どうして・・・こんなことに・・・」
男が彼女を抱き起こすとわずかだが息があった。
彼女は今にも途絶えそうな声で言った。

「ごめんなさい、あなたの絵、夜中にこっそりと見てしまったの。とっても素敵だったわ。ありがとう、私のために。・・・これでやっと完成するのね。」

目を覆っていた包帯がするすると解け、彼女はゆっくりと目を開けた。

男は石になることはなかった。目を開けた彼女はもう息絶えていたのだ。
とても綺麗な瑠璃色の瞳が男を優しく見つめていた。

男は彼女の墓を庭に立てた。
そしてすぐに未完成の絵に向き合い、瑠璃色の瞳をその絵に描き足した。

そして完成すると、男は自ら命を絶った。

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とある画家が残した最後の名作。
それは美しい女性の絵だった。

特に瞳の瑠璃色はあまりに美しく、その女性の絵を見たものはまるで石になったように、その場に立ち尽くし魅了されるのだった。


この料理を作ったのは誰だ!?「14ブックマーク」
久しぶりに家に帰ってきた私は
妻の手料理を食べてその味が自分の好きな味であったことに驚いた。

妻の料理の腕が上がったわけでも、味が変わったわけでもないのに一体何故?
16年08月17日 22:34
【ウミガメのスープ】 [松神]

ちょっと挑戦作。いつかはこういうのをスルッとキメたいです。




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私はつい先日まで入院していた。理由は重度の高血圧。
普段からあまりにも偏った食生活をしすぎたとのことだ。
私自身はさほど自覚していなかったが妻の手料理が悪いらしい。

まあそれを本当の意味で理解したのは今妻の手料理を食べてからなのだが。

この異様なほどしょっぱい料理の数々を。


入院中に病院食ばかりを食べていたおかげで舌が正常になったようで
今まで好んでいた食べ物の異常さがきちんと認識出来るようになったらしい。

まったく、今までこんなしょっぱいものを美味い美味いといって食っていたのだから笑える。

私は妻に入院中に言われたことをすべて話して、これからはちゃんとした料理を二人で作ろうと提案した。

取り敢えずあの塩分の塊は処理しておこう。


ああ、それと。

妻も病院に連れていって検査してもらった方が良さそうだ。
世界「14ブックマーク」
う~ん・・・(゚Д゚)ハッ
あれ?ここはどこ?(;´・ω・`)

あっ!?ラテシンの皆さん!?
え、えと、どうもこんにちは、#b#セルス#/b#です(;・ω・)

・・・何だかいっぺんに色々な事が起こりすぎて混乱しています。
ちょっと整理させて下さい。





ええと、とりあえず、私は見知らぬ世界に迷い込んでしまったようです。
そうしたら、こうして皆さんとラテシンを通じてお話ができるようになったのですが・・・
これ、もしかして私が亀夫君問題における亀夫君状態になっているのでしょうか(´・ω・)?

それならば丁度いいです。
どうか皆さん、お願いです。私を助けてください(´;ω;`)
15年03月03日 22:52
【亀夫君問題】 [セルス]



解説を見る
ふぉっふぉっふぉ。無事にセルスとやらを助けることができたようじゃな。
ん?儂か?
儂は#b#マルク・アヌ#/b#と言う者じゃ。
普段は”岬の隠れ庵”に住んどる。
儂はこの”世界”の外側のことに興味があってな。
庵の中にランプがあったじゃろ?
あれは万物を見通す力を持っておるのじゃ。
ランプを通じて”世界”の外を眺めているうちに、
セルスとやらがアルカナの力を借りて面白そうな事をやっておるのを見つけてな。
どうやら、次の問題で最後を迎えるようであったからの。
折角だから儂がエンディングの演出に一役買ってやろうと思うたんじゃ。

ま、言わばセルスとやらをこの”世界”に閉じ込めた黒幕という訳じゃ。
あんた方の協力を得て、”世界”から脱出するまでの一連を観させてもらっておった。
老いぼれの暇つぶしに付き合ってくれてありがとうな。
今回の趣向は楽しんでもらえたかの?儂は楽しかったがの。ふぉっふぉっふぉ。

さて、儂はそろそろ元の”世界”に戻ろうか。
それではさらばじゃ。
また何かの気まぐれであんた方と会う事もあるかもしれんの。ふぉっふぉっふぉ。

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セルスの歩んだ#b#21の軌跡-タロットカードにヒントを得た問題たち#/b#は、
セルスの知らぬ内に#b#一言コメント#/b#を呟いていた。
一言コメントは、#b#この世界の様々な場所に誘い、また不思議な力を与えた。#/b#

一言コメントに導かれるまま、行く先々で様々な出来事、様々な人々に出会った。
不思議な力を駆使して道を拓いていくうち、見出した脱出口-”岬の隠れ庵”。
ランプをかざして星の力を使うと、#b#一際輝きを増した星の光に呑み込まれた#/b#。

セルスを呑み込んだ光の内-#b#「星」の問題ページの中#/b#。
その#b#雑談欄で、セルスは自らの名前を忘れた名無しさんの状態で見つかった#/b#。
「#b#セルスさんですか?#/b#」
#b#オリオンさんの声で自らの名前を思い出し#/b#、セルスは無事に救出された。

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ふー、やっと戻ってこれました(´ω`)=3
全く酷い目に遭いました。
まぁ、なかなかできないような体験もできてちょっと楽しかったですけど。

これまでのタロット問題に参加していただいた皆さん。
そして、今回私を救出するのに協力していただいた皆さん。
本当にありがとうございましたヾ(゚ω゚)ノ゛

軽い気持ちでタロットカードを参考にして問題を作り始めて、
気が付けば一年以上も経っちゃいました。
これまで作って来た21問。そして今回の事件。
得られた経験を活かして、今後とも邁進していきたいと思います。

これにてタロットシリーズは終了となりますが、
皆さん、今後ともよろしくお願い致しますm(__)m
使われないプレゼント「14ブックマーク」
カメオは普段から家事を頑張っている母親に、米とぎ機をプレゼントした。
これを使うととても米が楽に洗える上に、美味しく炊けるらしい。

しかし、母親はこの米とぎ機を使わなかった。

一体何故?
15年05月28日 00:03
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]

深夜のあっさりスープ




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カメオ「母さん、いつも家事が大変そうだから、便利なのを買ってきたよ!」

母「ん、何?」

カメオ「これ。万能米とぎ機! これを使うとすんごい米が楽にとげる上においしいごはんになるんだって」

母「ふぅん。#red#じゃあ今日からあんたが米をといで#/red#」

カメオ「え?」

母「いや、だって楽に米がとげるんでしょ? だからあんたが私の代わりに米をといで」

カメオ「いや、あの……」

母「家事が大変そうに見えるんでしょ? だから手伝ってよ」

カメオ「」

その日からカメオが米とぎ当番になった。
カメオの心「14ブックマーク」
「カメオ…また引きこもってしまったのか…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カメオの引きこもりを解決してあげてください。


回答スピードゆっくりです。
至らない点が多いと思いますが、よろしくお願いいたします。
17年07月02日 01:43
【亀夫君問題】 [とむわん]

ぜひ、参加者目線でじっくりとお読みください。




解説を見る
きっかけは、幼い頃受けたいじめ。
理由もわからず友人からいじめられ、それを親に訴えてもまともに相手をされなかった。
味方がいない事に気づいた僕は、ある時無意識に自分の中に味方を生み出した。

それが、トミー。

この日以降、心なしかいじめられる回数が減っていった。
実際は回数が減ったのではなく、僕がいじめに耐えられなくなる回数が増えてその度にトミーが役目を交代してくれていただけだったんだ。
トミーは自分の役目をよく理解していたのか、僕をずっと守ってくれた。

その次に出てきたのはメアリー。
親が離婚する事になった上、2人とも僕を引き取ろうとしてくれず、なにもかもがわからなくなって頭が真っ白になった時に生み出した。
メアリーは何も知らない赤ちゃんのような人格で、目の前の
楽しい事を見つけてはそれに夢中になり、嫌な事を忘れようとしていた。

その次はゴン。
なんでも拳で片付けようとする危なっかしい人格。
両親に見放された僕を鼻で笑う高校の先生に対し、
ゴンは有無を言わさず思いっきり殴りかかった。らしい。

そうやって僕は、自分が知らない内にどんどん色んな人格を生み出し、
嫌な事があるたびに誰かに役目を交代してもらっていた。
自分ではそんな感覚はなかった。
ただただ、何をしていたか思い出せない事が多い。それだけだった。


20歳を過ぎた頃だろうか。段々、"記憶にない行動"は少なくなっていった。
どうやら、トミーがこのままではいけないと思い、
他の人格を1人ずつ説得し眠らせていったようだ。
きっかけは病院だったみたい。僕自身病院に行った覚えはなくて
その時も自分達の事を知られない方がいい、とトミー達が診察を受けたようだけど。


そして月日は立ち、人格が僕とトミーだけになった頃。
#b#僕は初めて僕自身の人格の状態で、過去の自分を撮ったビデオを見せられた。#/b#
そこには明らかに口調が違う"僕じゃない僕"がいた。
ここで初めて知った。

#b#僕は………多重人格?#/b#


その瞬間、僕の人格はまた心の奥に引きこもってしまった。
僕は何をしてたんだ?
僕は精神をきたしていたのか?
僕は…誰だ?

そうやって引きこもった僕を見ながらトミーは途方にくれてしまった。
カメオはこのままでいるわけにはいかない。
でも、もう打つ手が…。

そんな時にあらわれたのが#b#"多重人格という人格を持つ"、そうそこの君だ。#/b#


トミーも最初は驚いたみたい。せっかく今までの人格達を全て眠らせ、後は僕に現実を理解してもらって自分が眠るだけという段階までやってきたのに、さらに人格が生まれたのだから。


しかし僕とトミーは、君と話し合いをする中で理解する。

僕が最後に生み出した君は、
#b#"自分自信を客観的に見つめ直す為の人格"#/b#
だったんだと。



トミーは他の人格達とやってきたように、君と「おやすみ」の言葉を交わす。
そして君は、僕と「おやすみ」の言葉を交わす。
全ての人格は眠りにつき、そこにはまぎれもない僕だけが残った。

そして、僕は目を覚ますーーー



トミー。僕は君の事をずっと知らなかったけれど、
こんなに心の弱い僕がここまで生きてこれたのは君のおかげだ。
今まで…本当にありがとう。

そして、最後に生まれた多重人格という人格の君。
僕に現実を気づかせてくれてありがとう。


僕はこれから、本当の意味で1人で立てるように頑張っていくね。


■FA条件
・カメオが多重人格だと気づく
・参加者自身が「カメオの中の人格の1人」さらに「多重人格という1つの人格」だと気づく
・「多重人格という人格」が生まれたのは「カメオが自身を見つめ直そうとしているからではないか」と説得する
・「おやすみ」で、トミーと参加者が眠る