「【無茶振り三題噺5】傘のお忘れ物にご注意ください。」「3ブックマーク」
晴
れの日に傘を貸し、雨の日には傘を取り上げる。
銀行が、企業が経営好調で収益が見込める場合は融資するが、経営難になると返済を迫る事を揶揄する言葉である。
農家を営む亀山海男は、天候不順による大赤字で断崖絶壁の縁に追いつめられ、ある雨の日に借入先の銀行を訪れた。
しかし必死で頼み込んだ追加の資金調達も、手のひらを返すように断られてしまう。
帰り際、皮肉のつもりで出口から貸し傘を持ち去ったのだが、その傘が彼の苦境を救うこととなった。
一体どういうことだろう?
--------------------------------
※この問題は「雨の日」、「断崖絶壁」、「シュー(シュウでも可)」
のお題をもとに作られた三題噺です。
~無茶振り三題噺とは?~
「三つのキーワードから問題を作ろう」という企画です。
詳しくは、チャット『三題噺』(ルームキー:三題噺)をご覧ください。
--------------------------------
「雨の日」祭ということで、解説に「雨の日」を14個仕込んでいます。
謎解きに必要な「雨の日」は一つだけですが、残りを当てられた方にももれなく[良い質問]を進呈致します。
よろしく、どうぞ!
れの日に傘を貸し、雨の日には傘を取り上げる。
銀行が、企業が経営好調で収益が見込める場合は融資するが、経営難になると返済を迫る事を揶揄する言葉である。
農家を営む亀山海男は、天候不順による大赤字で断崖絶壁の縁に追いつめられ、ある雨の日に借入先の銀行を訪れた。
しかし必死で頼み込んだ追加の資金調達も、手のひらを返すように断られてしまう。
帰り際、皮肉のつもりで出口から貸し傘を持ち去ったのだが、その傘が彼の苦境を救うこととなった。
一体どういうことだろう?
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※この問題は「雨の日」、「断崖絶壁」、「シュー(シュウでも可)」
のお題をもとに作られた三題噺です。
~無茶振り三題噺とは?~
「三つのキーワードから問題を作ろう」という企画です。
詳しくは、チャット『三題噺』(ルームキー:三題噺)をご覧ください。
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「雨の日」祭ということで、解説に「雨の日」を14個仕込んでいます。
謎解きに必要な「雨の日」は一つだけですが、残りを当てられた方にももれなく[良い質問]を進呈致します。
よろしく、どうぞ!
13年11月19日 22:15
【ウミガメのスープ】 [ムク]
【ウミガメのスープ】 [ムク]

「雨の日」祭り!
解説を見る
簡#big5#易版#/big5#
海男は持ち帰った傘を、趣味でやっていた椎茸栽培の原木の横に立てかけておいた。
その晩傘に落雷があり、電気刺激が伝わって椎茸が大増殖、海男は椎茸農家として見事復興を遂げたのだった。
※落雷が発生するとその周囲できのこが異常増殖することが、古代ギリシャの時代から経験則として知られ、電気刺激を活かした椎茸栽培は実用化されている。
理由は解明されていないが、危機を感じた菌糸が遺伝子を残すため活発に生育するのではないかと考えられている。
(「稲妻」の語源も、稲妻が多く見られると稲穂の実りが良い事から来ているが、これは雷が多い時は降水量や日照、気温等が稲の生育に都合が良く、また空中放電により大気中の窒素が分解されて土中に固定される為とのこと。)
・
・
・
では。
長いですよ? もうめっちゃくちゃ長いですよ?
・
・
・
…ほんっと長〜〜いです。お暇な時に読んでください!
#big5#〈 祭り版〉#/big5#
昭和中期。
日本全土が特#red#需の景#/red#気と続く高度経済成長に湧き、自由競争の名の元でしのぎを削った争#red#霸の時#/red#代。
米農家の海男は、大型台風で田んぼの土手(#red#bank#/red#)が崩れ、稲が全滅して真っ青になっていた。
先行投資で購入した田植え機とコンバインのローンは丸々残っている。
融資元のラテ信バンクに追加を申し込みに行ったが、冷たく断られた上に来年の返済を念押しされる始末。
貸金庫(#red#キンコ#/red#)の中身もてん(#red#「、」#/red#)で足りない。
折しも#red#秋雨#/red#が降り出して銀行の出口には貸し傘が用意され、
(「何だ、雨の日にも貸す傘はあるじゃないか…」)
皮肉な思いで一本抜き取った。
(「#red#零細#/red#農業にさっさと見切りをつけて、流行りのサラリーマン農家へ転職しておけばよかった…」)
そう思っても、今さら一般企業に雇ってもらえる気もしない。
海男は#red#霧の晩#/red#秋の中、とぼとぼと帰っていった。
自宅の裏山に向かった海男は、おまけで栽培している椎茸の原木を見て回った。
あちこち芽は出ているものの、売り物にするにはあまりに小さい。
さらに落胆して家に入った海男は、作業中、近くの木の上に引っ掛けておいた傘のことはすっかり忘れていた。
その晩、裏山に大きな落#red#雷 #/red#(雨ノ日) があった。
海男は#red#露の乾#/red#く間もない明け方に確認したが、傘と立木が真っ黒に焦げていただけで特に被害もなく、すぐに忘れてしまった。
それからの日々が地獄だった、と後に海男は語る。
日雇いのかたわら、親戚知人、妻の水代の実家にも援助を頼み回ったが、助けはない。
#red#断崖絶壁#/red#から身を投げようかそうすればオマエに保険金が残る、
いいえ最後までアナタと一緒よ(加入したての自殺じゃ保険金は免責で下りないわ)、
そんな悪夢のような毎日が続いた。
落雷から一カ月。海男は再び裏山に入った。
崖へ向かっていたのかもしれないし、枝ぶりのいい木を探していたのかもしれない。
だが、海男は椎茸の原木のそばを通りかかった。上から下までびっしりと見事な椎茸が生った原木の。
(「まさか!? 短期間でこんなに大きくなるなんて聞いたことも…… 雷…そういえば種菌業者が、雷が近くに落ちるとキノコが異常成長すると。
生産者の常識と言っていたが、本当だったのか!」)
目を疑うような光景と向き合う内に、海男は心を決めた。
この椎茸に全てを賭ける。起死回生の大博打だ!
それから海男は、椎茸の栽培に全身全#red#霊,智#/red#恵と体力を注ぎこんだ。
#red#霜の朝#/red#、#red#霙の昼#/red#、#red#雲の星#/red#を隠す暗い夜も厭わずに。
避雷針はさすがに建てられないので、古い#red#バイク#/red#のイグニッションコイルから放電させた。
冬の終わる頃、海男の椎茸は、肉厚の#red#傘#/red#を持つ最高級の冬茹として
「これは椎茸であって椎茸でない。眠っていた味#red#蕾#/red#を開く新たな種である」
と絶賛され、高値で買い取られた。
海男は賭けに勝ったのだ。
花#red#霞の春#/red#、海男は水代と寄り添って桜の下を歩く。
「いやあ、銀行から断られた時にはお終いだと思ったが、#red#資金#/red#調達の掌を返されて#red#菌糸#/red#が増えたとはな!ははっ!」
「……ええ、本当によかったわね( ̄ー ̄)」
それからも海男は椎茸栽培法の改良を重ね、生椎茸だけでなく、乾物、さらに粉末加工品も展開し、
中でも「亀山の #red#霰の昆#/red#布しいたけ味」はロングセラーとなった。
ーー
今、海男は新たに、本格的な太陽光発#red#電の原#/red#木栽培に取り組んでいる。
椎茸に救われた人生を、これからも椎茸のために使い続けたいのだと言う。
(終)
※この話はフィクションであり、実在する人物、団体等とは関係ありません。
海男は持ち帰った傘を、趣味でやっていた椎茸栽培の原木の横に立てかけておいた。
その晩傘に落雷があり、電気刺激が伝わって椎茸が大増殖、海男は椎茸農家として見事復興を遂げたのだった。
※落雷が発生するとその周囲できのこが異常増殖することが、古代ギリシャの時代から経験則として知られ、電気刺激を活かした椎茸栽培は実用化されている。
理由は解明されていないが、危機を感じた菌糸が遺伝子を残すため活発に生育するのではないかと考えられている。
(「稲妻」の語源も、稲妻が多く見られると稲穂の実りが良い事から来ているが、これは雷が多い時は降水量や日照、気温等が稲の生育に都合が良く、また空中放電により大気中の窒素が分解されて土中に固定される為とのこと。)
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では。
長いですよ? もうめっちゃくちゃ長いですよ?
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…ほんっと長〜〜いです。お暇な時に読んでください!
#big5#〈 祭り版〉#/big5#
昭和中期。
日本全土が特#red#需の景#/red#気と続く高度経済成長に湧き、自由競争の名の元でしのぎを削った争#red#霸の時#/red#代。
米農家の海男は、大型台風で田んぼの土手(#red#bank#/red#)が崩れ、稲が全滅して真っ青になっていた。
先行投資で購入した田植え機とコンバインのローンは丸々残っている。
融資元のラテ信バンクに追加を申し込みに行ったが、冷たく断られた上に来年の返済を念押しされる始末。
貸金庫(#red#キンコ#/red#)の中身もてん(#red#「、」#/red#)で足りない。
折しも#red#秋雨#/red#が降り出して銀行の出口には貸し傘が用意され、
(「何だ、雨の日にも貸す傘はあるじゃないか…」)
皮肉な思いで一本抜き取った。
(「#red#零細#/red#農業にさっさと見切りをつけて、流行りのサラリーマン農家へ転職しておけばよかった…」)
そう思っても、今さら一般企業に雇ってもらえる気もしない。
海男は#red#霧の晩#/red#秋の中、とぼとぼと帰っていった。
自宅の裏山に向かった海男は、おまけで栽培している椎茸の原木を見て回った。
あちこち芽は出ているものの、売り物にするにはあまりに小さい。
さらに落胆して家に入った海男は、作業中、近くの木の上に引っ掛けておいた傘のことはすっかり忘れていた。
その晩、裏山に大きな落#red#雷 #/red#(雨ノ日) があった。
海男は#red#露の乾#/red#く間もない明け方に確認したが、傘と立木が真っ黒に焦げていただけで特に被害もなく、すぐに忘れてしまった。
それからの日々が地獄だった、と後に海男は語る。
日雇いのかたわら、親戚知人、妻の水代の実家にも援助を頼み回ったが、助けはない。
#red#断崖絶壁#/red#から身を投げようかそうすればオマエに保険金が残る、
いいえ最後までアナタと一緒よ(加入したての自殺じゃ保険金は免責で下りないわ)、
そんな悪夢のような毎日が続いた。
落雷から一カ月。海男は再び裏山に入った。
崖へ向かっていたのかもしれないし、枝ぶりのいい木を探していたのかもしれない。
だが、海男は椎茸の原木のそばを通りかかった。上から下までびっしりと見事な椎茸が生った原木の。
(「まさか!? 短期間でこんなに大きくなるなんて聞いたことも…… 雷…そういえば種菌業者が、雷が近くに落ちるとキノコが異常成長すると。
生産者の常識と言っていたが、本当だったのか!」)
目を疑うような光景と向き合う内に、海男は心を決めた。
この椎茸に全てを賭ける。起死回生の大博打だ!
それから海男は、椎茸の栽培に全身全#red#霊,智#/red#恵と体力を注ぎこんだ。
#red#霜の朝#/red#、#red#霙の昼#/red#、#red#雲の星#/red#を隠す暗い夜も厭わずに。
避雷針はさすがに建てられないので、古い#red#バイク#/red#のイグニッションコイルから放電させた。
冬の終わる頃、海男の椎茸は、肉厚の#red#傘#/red#を持つ最高級の冬茹として
「これは椎茸であって椎茸でない。眠っていた味#red#蕾#/red#を開く新たな種である」
と絶賛され、高値で買い取られた。
海男は賭けに勝ったのだ。
花#red#霞の春#/red#、海男は水代と寄り添って桜の下を歩く。
「いやあ、銀行から断られた時にはお終いだと思ったが、#red#資金#/red#調達の掌を返されて#red#菌糸#/red#が増えたとはな!ははっ!」
「……ええ、本当によかったわね( ̄ー ̄)」
それからも海男は椎茸栽培法の改良を重ね、生椎茸だけでなく、乾物、さらに粉末加工品も展開し、
中でも「亀山の #red#霰の昆#/red#布しいたけ味」はロングセラーとなった。
ーー
今、海男は新たに、本格的な太陽光発#red#電の原#/red#木栽培に取り組んでいる。
椎茸に救われた人生を、これからも椎茸のために使い続けたいのだと言う。
(終)
※この話はフィクションであり、実在する人物、団体等とは関係ありません。
「IFの世界」「3ブックマーク」
「三角関係」「3ブックマーク」
AはCを求めて、あることをして、職を失う。
BはAによって、職を得るが、命を失う。
CはBによって、住まい(と食)を得て、
Aが属していた組織に資産を与える。
A、B、Cが何者か説明せよ。
BはAによって、職を得るが、命を失う。
CはBによって、住まい(と食)を得て、
Aが属していた組織に資産を与える。
A、B、Cが何者か説明せよ。
10年10月04日 19:08
【ウミガメのスープ】 [しろうと]
【ウミガメのスープ】 [しろうと]
解説を見る
大統領は、水産資源を求めて戦争を起こし、地位を失う。
軍人は、戦争に参加して、軍内の地位を得た。
しかし、従軍中に軍艦が沈没して、命を失う。
魚は沈没した軍艦を魚礁に移り住み、
大統領の国に水産資源を与えた。
A、B、Cの正体は、大統領、軍人、魚。
軍人は、戦争に参加して、軍内の地位を得た。
しかし、従軍中に軍艦が沈没して、命を失う。
魚は沈没した軍艦を魚礁に移り住み、
大統領の国に水産資源を与えた。
A、B、Cの正体は、大統領、軍人、魚。
「ラブレターの行方」「3ブックマーク」
俊介はユキの事が好きだった。
けれど内気でシャイな彼はなかなか自分の想いを伝える事が出来ない。
考えた末に俊介は、自分の書いたラブレターを友人のナオキに渡してもらうように頼んだのだった。
次の日、俊介はとんでもない現場に遭遇してしまう事となる。
一体、何があったのだろうか?
けれど内気でシャイな彼はなかなか自分の想いを伝える事が出来ない。
考えた末に俊介は、自分の書いたラブレターを友人のナオキに渡してもらうように頼んだのだった。
次の日、俊介はとんでもない現場に遭遇してしまう事となる。
一体、何があったのだろうか?
10年10月03日 21:13
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
解説を見る
ある日の放課後のこと。
俊介は決死の思いで書いたユキへのラブレターを四つ折りにしてナオキの元へ。
「ナオキ!これ、ユキに渡してきてくれないかな…(こそこそ)」
「あ?別にいーけど」
ナオキは何の疑いもなくそれを受け取り、玄関で靴を履き替えて外へ出たばかりのユキを追おうとしました。
しかしその時、担任の教師から「ちょっと来てくれ」とお呼び出しがかかったのです。素直にそれに従うナオキですが、ふと手元の四つ折りの紙を見て…
「あ、コレどうすっかな。…おーいタカシ、これユキに渡しといて」
「ユキ?あぁ、りょーかい」
俊介の決死の思いが詰まったラブレターはナオキからタカシの元へ。
そしてタカシはユキを追いかけ、ナオキに言われたまま素直にそれを渡します。
「ユキ、何かこれナオキからだって」
「え?何だろ。ありがとう」
ユキはタカシと別れた後、渡された紙をその場で開きます。
そこには…
『ユキの事がずっとずっと好きでした。良かったら返事を聞かせてほしい』
差出人の名前すら書かれていないシンプルなラブレター。
短いストレートな告白にユキの心は奪われてしまったようです。
そして次の日…
「ナオキ!あの…昨日、ありがとう。あたしもね、ナオキの事好きになっちゃった…」
「………はぁ?」
頬を染めてはにかむユキ。何が何だかわけのわからないナオキ。
ユキの手には昨日の四つ折りの紙、もとい俊介からのラブレター。
そしてその現場に運悪く鉢合わせてしまった俊介。
暫しその場は大混乱の渦に巻き込まれたのでした。
俊介は決死の思いで書いたユキへのラブレターを四つ折りにしてナオキの元へ。
「ナオキ!これ、ユキに渡してきてくれないかな…(こそこそ)」
「あ?別にいーけど」
ナオキは何の疑いもなくそれを受け取り、玄関で靴を履き替えて外へ出たばかりのユキを追おうとしました。
しかしその時、担任の教師から「ちょっと来てくれ」とお呼び出しがかかったのです。素直にそれに従うナオキですが、ふと手元の四つ折りの紙を見て…
「あ、コレどうすっかな。…おーいタカシ、これユキに渡しといて」
「ユキ?あぁ、りょーかい」
俊介の決死の思いが詰まったラブレターはナオキからタカシの元へ。
そしてタカシはユキを追いかけ、ナオキに言われたまま素直にそれを渡します。
「ユキ、何かこれナオキからだって」
「え?何だろ。ありがとう」
ユキはタカシと別れた後、渡された紙をその場で開きます。
そこには…
『ユキの事がずっとずっと好きでした。良かったら返事を聞かせてほしい』
差出人の名前すら書かれていないシンプルなラブレター。
短いストレートな告白にユキの心は奪われてしまったようです。
そして次の日…
「ナオキ!あの…昨日、ありがとう。あたしもね、ナオキの事好きになっちゃった…」
「………はぁ?」
頬を染めてはにかむユキ。何が何だかわけのわからないナオキ。
ユキの手には昨日の四つ折りの紙、もとい俊介からのラブレター。
そしてその現場に運悪く鉢合わせてしまった俊介。
暫しその場は大混乱の渦に巻き込まれたのでした。
「harem」「3ブックマーク」
問
彼が女性2人に挟まれたので、私は彼が汗かきだということがわかった。いったいどうして?
彼が女性2人に挟まれたので、私は彼が汗かきだということがわかった。いったいどうして?
16年07月14日 16:41
【ウミガメのスープ】 [KUZUHARA]
【ウミガメのスープ】 [KUZUHARA]
解説を見る
解
あまり暑くない雨の日、男が通行人の女性に挟まれて、傘を上げて通行を妨げないようにしたとき、脇が湿っていたのに気がついたから。
あまり暑くない雨の日、男が通行人の女性に挟まれて、傘を上げて通行を妨げないようにしたとき、脇が湿っていたのに気がついたから。