動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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占い対決「3ブックマーク」
カメオはとても優秀な占い師とし知れ渡っていた。

ある日カメキチと名乗る占い師がカメオの下を訪れてこう言った。

「世界で一番優れている占い師はこの俺だ。どちらが本当に優れた占い師か勝負をしないか?」

カメオはその勝負を受け入れた。

勝負の方法はごく簡単。厚い布の向こう側に審判がある物を置き、それを両者が見抜くというもの。

そして勝負が始まった。

カメオは言った。
「それは動物でしょう」

カメキチは言った。
「それは果物だ」

布が取り払われ、その向こうにある物がリンゴであることが明かされた。

勝ち誇るカメキチにカメオがそっと近づき何かを囁いた。
すると突然カメキチはその場で泣き崩れてしまった。

その後カメオの占い師としての名はより高まることになったのだが、さてカメオは何を囁いたのか?
17年09月16日 19:56
【ウミガメのスープ】 [雨師]

元になったのはある占い師同士の対決です。




解説を見る
「私はもう十分占い師として稼ぎました。この勝負であなたもより有名になるでしょう。これで治療費を稼いで病気のご家族を治してあげてください」

そう、カメオはなぜカメキチが勝負を挑んで来たのかまで見抜き、あえて勝ちを譲ったのだ。
自分が病気の家族のために治療費を稼ごうとしていることまで見抜かれ、感動のあまり泣き崩れたカメキチはもちろん「世界で一番優れた占い師はカメオだ!」とあちこちで広めてくれたのだった。
ピザは飲み物「3ブックマーク」
私は今日まで毎日、宅配ピザを注文していた。
しかし明日からはもうピザを注文することなんてないだろう。

なぜ?
17年09月16日 12:35
【ウミガメのスープ】 [らいち]



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私には憎む男がいた。
名前はA。
数か月前、Aが宅配ピザ店の店長であることを偶然知った私はある復讐を思いついた。
電話でAの店に偽の注文をしまくるのだ。
電話帳で適当に調べた住所にピザを届けさせる。
もちろん受け取りなんてされるわけがないからピザは廃棄処分、調理、配達時間も無駄になる。
1回程度じゃ意味がなくても、毎日何度も注文すれば現場は混乱、経営は悪化するって寸法だ。
非通知設定の携帯電話とボイスチェンジャーを使えばばれる心配は何もない。

今日、最終目的は達成された。Aの店は跡形もなくつぶれていた。
私はついにやり遂げたのだ。
明日以降ピザを注文することなんてないだろう。
そもそも俺はピザなんて好きでも何でもないのだから。
浪漫の自爆スイッチ「3ブックマーク」
男が自爆して死んだ。
自分で作った爆弾を自分の部屋で爆発させて死んだ。

決して男は死ぬ気などなかったし、
もし死に顔を見られたとするならばとても安らかだったという。
(実際は爆散していて見ることはできない)

さて男は何故自爆した?
17年09月06日 09:45
【ウミガメのスープ】 [有機リン凛]

ゆるゆると




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寝坊癖のある男は妙案を思いついた。

「目覚まし時計を爆弾にしたら流石に起きられるのでは?」
信ずるは己のみ「3ブックマーク」
『鬼』の正体を見破ってください。

ただし、「『鬼』を守る鬼」もいるのでお気をつけて。


*闇スープですが、相談okです!
17年09月02日 17:04
【新・形式】 [垂直思考2]

反省点多い…でも楽しかった!




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#b#A.神子さん#/b#



鬼…残り質問数ゼロ、制限時間終了、全員が鬼になった時点で、最初から鬼だった方は勝ち(正解)。「『鬼』を守る鬼」と『鬼』とがあり、「『鬼』を守る鬼」は最初は2人。黒幕的存在は『鬼』。


「『鬼』を守る鬼」…『鬼』を知ることができ、『鬼』を守ることが目的。質問は5回まで。ただし、自分の正体がバレたら質問できない。

『鬼』…最後まで逃げ切れば勝ち(正解)。自分を守る鬼を知ることはできない。質問は5回まで。#red#←単純に一番最初の人を#/red##red#鬼にしてしまったのが反省点。#/red#

*鬼は、ヒント欄での出題者の指示に従わなければならない。指示を表すマークは「*」#red#←[出題者のみに表示]機能が盲#/red##red#点だった。そしてなぜか鬼宣言は流行ってた。#/red#


…………………………………………………


一般人(鬼以外の参加者の皆様)…『鬼』の正体を暴いたら勝ち(正解)。鬼の特定(リスト聞きの場合そのうち鬼以外の人が含まれていたら)に失敗した場合、「『鬼』を守る鬼」になる。#red#←参加時間絞りは禁止にしたのに初期の段階で登録日絞るのを許してた#/red##red#のがバカだった。#/red#

*鬼の正体を1人暴くごとに、暴いた人には「〇〇さんは鬼か、そうでないか。」という質問をペナルティ無しでできる権利を得る。出題者はYESかNOで回答する。

れの日に傘を貸し、雨の日には傘を取り上げる。
銀行が、企業が経営好調で収益が見込める場合は融資するが、経営難になると返済を迫る事を揶揄する言葉である。

農家を営む亀山海男は、天候不順による大赤字で断崖絶壁の縁に追いつめられ、ある雨の日に借入先の銀行を訪れた。
しかし必死で頼み込んだ追加の資金調達も、手のひらを返すように断られてしまう。
帰り際、皮肉のつもりで出口から貸し傘を持ち去ったのだが、その傘が彼の苦境を救うこととなった。

一体どういうことだろう?

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※この問題は「雨の日」、「断崖絶壁」、「シュー(シュウでも可)」
のお題をもとに作られた三題噺です。

~無茶振り三題噺とは?~

「三つのキーワードから問題を作ろう」という企画です。
詳しくは、チャット『三題噺』(ルームキー:三題噺)をご覧ください。
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「雨の日」祭ということで、解説に「雨の日」を14個仕込んでいます。
謎解きに必要な「雨の日」は一つだけですが、残りを当てられた方にももれなく[良い質問]を進呈致します。
よろしく、どうぞ!
13年11月19日 22:15
【ウミガメのスープ】 [ムク]

「雨の日」祭り!




解説を見る
簡#big5#易版#/big5#
海男は持ち帰った傘を、趣味でやっていた椎茸栽培の原木の横に立てかけておいた。
その晩傘に落雷があり、電気刺激が伝わって椎茸が大増殖、海男は椎茸農家として見事復興を遂げたのだった。

※落雷が発生するとその周囲できのこが異常増殖することが、古代ギリシャの時代から経験則として知られ、電気刺激を活かした椎茸栽培は実用化されている。
理由は解明されていないが、危機を感じた菌糸が遺伝子を残すため活発に生育するのではないかと考えられている。
(「稲妻」の語源も、稲妻が多く見られると稲穂の実りが良い事から来ているが、これは雷が多い時は降水量や日照、気温等が稲の生育に都合が良く、また空中放電により大気中の窒素が分解されて土中に固定される為とのこと。)




では。
長いですよ? もうめっちゃくちゃ長いですよ?





…ほんっと長〜〜いです。お暇な時に読んでください!


#big5#〈 祭り版〉#/big5#

昭和中期。
日本全土が特#red#需の景#/red#気と続く高度経済成長に湧き、自由競争の名の元でしのぎを削った争#red#霸の時#/red#代。

米農家の海男は、大型台風で田んぼの土手(#red#bank#/red#)が崩れ、稲が全滅して真っ青になっていた。
先行投資で購入した田植え機とコンバインのローンは丸々残っている。
融資元のラテ信バンクに追加を申し込みに行ったが、冷たく断られた上に来年の返済を念押しされる始末。
貸金庫(#red#キンコ#/red#)の中身もてん(#red#「、」#/red#)で足りない。
折しも#red#秋雨#/red#が降り出して銀行の出口には貸し傘が用意され、
(「何だ、雨の日にも貸す傘はあるじゃないか…」)
皮肉な思いで一本抜き取った。

(「#red#零細#/red#農業にさっさと見切りをつけて、流行りのサラリーマン農家へ転職しておけばよかった…」)
そう思っても、今さら一般企業に雇ってもらえる気もしない。
海男は#red#霧の晩#/red#秋の中、とぼとぼと帰っていった。

自宅の裏山に向かった海男は、おまけで栽培している椎茸の原木を見て回った。
あちこち芽は出ているものの、売り物にするにはあまりに小さい。
さらに落胆して家に入った海男は、作業中、近くの木の上に引っ掛けておいた傘のことはすっかり忘れていた。
その晩、裏山に大きな落#red#雷 #/red#(雨ノ日) があった。
海男は#red#露の乾#/red#く間もない明け方に確認したが、傘と立木が真っ黒に焦げていただけで特に被害もなく、すぐに忘れてしまった。


それからの日々が地獄だった、と後に海男は語る。
日雇いのかたわら、親戚知人、妻の水代の実家にも援助を頼み回ったが、助けはない。
#red#断崖絶壁#/red#から身を投げようかそうすればオマエに保険金が残る、
いいえ最後までアナタと一緒よ(加入したての自殺じゃ保険金は免責で下りないわ)、
そんな悪夢のような毎日が続いた。

落雷から一カ月。海男は再び裏山に入った。
崖へ向かっていたのかもしれないし、枝ぶりのいい木を探していたのかもしれない。
だが、海男は椎茸の原木のそばを通りかかった。上から下までびっしりと見事な椎茸が生った原木の。
(「まさか!? 短期間でこんなに大きくなるなんて聞いたことも…… 雷…そういえば種菌業者が、雷が近くに落ちるとキノコが異常成長すると。
生産者の常識と言っていたが、本当だったのか!」)

目を疑うような光景と向き合う内に、海男は心を決めた。
この椎茸に全てを賭ける。起死回生の大博打だ!
それから海男は、椎茸の栽培に全身全#red#霊,智#/red#恵と体力を注ぎこんだ。
#red#霜の朝#/red#、#red#霙の昼#/red#、#red#雲の星#/red#を隠す暗い夜も厭わずに。
避雷針はさすがに建てられないので、古い#red#バイク#/red#のイグニッションコイルから放電させた。
冬の終わる頃、海男の椎茸は、肉厚の#red#傘#/red#を持つ最高級の冬茹として
「これは椎茸であって椎茸でない。眠っていた味#red#蕾#/red#を開く新たな種である」
と絶賛され、高値で買い取られた。
海男は賭けに勝ったのだ。

花#red#霞の春#/red#、海男は水代と寄り添って桜の下を歩く。
「いやあ、銀行から断られた時にはお終いだと思ったが、#red#資金#/red#調達の掌を返されて#red#菌糸#/red#が増えたとはな!ははっ!」
「……ええ、本当によかったわね( ̄ー ̄)」

それからも海男は椎茸栽培法の改良を重ね、生椎茸だけでなく、乾物、さらに粉末加工品も展開し、
中でも「亀山の #red#霰の昆#/red#布しいたけ味」はロングセラーとなった。

ーー
今、海男は新たに、本格的な太陽光発#red#電の原#/red#木栽培に取り組んでいる。
椎茸に救われた人生を、これからも椎茸のために使い続けたいのだと言う。

(終)

※この話はフィクションであり、実在する人物、団体等とは関係ありません。