「花は空に咲き、雨はかき氷を溶かす」「7ブックマーク」
幼馴染みのカメオとカメコが、ふたりで夏祭りへ行った。
カメコはお転婆な少女。
「ねぇ、かき氷買ってよ!かき氷!」
「次は金魚掬いしよう!ほら早く」
…と、やや強引にカメオを連れ回す。
はいはい、とカメオは苦笑しながら、後を付いて回った。
かき氷はどの味にするか揉めたが、結局カメコが意見を押し通した。
金魚掬いでは、1匹も掬えなくてつまらなそうなカメコに、カメオが掬った金魚を見せてやった。
そうしてしばらくは楽しく過ごしていたが、不意に夜空に大きな花が咲くと、カメオは泣き出してしまった。
何故だろう?
カメコはお転婆な少女。
「ねぇ、かき氷買ってよ!かき氷!」
「次は金魚掬いしよう!ほら早く」
…と、やや強引にカメオを連れ回す。
はいはい、とカメオは苦笑しながら、後を付いて回った。
かき氷はどの味にするか揉めたが、結局カメコが意見を押し通した。
金魚掬いでは、1匹も掬えなくてつまらなそうなカメコに、カメオが掬った金魚を見せてやった。
そうしてしばらくは楽しく過ごしていたが、不意に夜空に大きな花が咲くと、カメオは泣き出してしまった。
何故だろう?
16年06月25日 14:58
【ウミガメのスープ】 [水瓶のスープ]
【ウミガメのスープ】 [水瓶のスープ]
( ・ω・)o─━・*:・:・(※)`Д´)アヂィ!
解説を見る
今年の夏もまた、幼馴染みのカメコが帰ってきた。
ふたりで夏祭りへと出掛ける。
前を行くお転婆のカメコは、#b#未だあどけない少女の姿のまま。#/b#
「ねぇ、かき氷買ってよ!かき氷!」
「次は金魚掬いしよう!ほら早く」
はいはい、と、#b#今ではすっかりおじさんになったカメオ#/b#は苦笑しながら、後を付いて回った。
「かき氷はやっぱブルーハワイだよね〜!」
「いやぁ…ああいうのはちょっと。シンプルに霙がいいな」
「えー、ブルーハワイ!」
「いいや霙。ていうかお前が食べるんじゃないだろ」
「だからせめて見て楽しみたいんでしょ。分かってないなぁカメオは」
「ああもう、分かった分かった。ブルーハワイな」
金魚掬いでは、カメコがやろうと言ったくせに、案の定、つまらなそうにしていた。
「ほら、見てみな」
カメオが掬った金魚を見せてやった。
「うわぁ…綺麗」
提灯明かりの下、
透明な袋の中で小さな火のように煌めく金魚を見て、カメコはほうっとため息をついた。
#b#不意に、夜空に大きな光の花が咲いた。#/b#
一瞬あとには光は雨となり、闇の中へ消えていった。
祭りをしめくくる花火が、次々に空へあがる…
#b#「今年の盆も終わりか…」#/b#
#b#そう呟いた途端、視界が滲んだ。#/b#
夜空を埋め尽くす花々が、あまりに眩しく綺麗で。
ふたりがともに子どもだった昔が、懐かしくて愛おしくて。
「バカ、泣かないでよ。来年もちゃんと帰ってくるって。」
「ああ。ああ、分かってるさ」
「来年の今頃には、良い奥さん見つけておきなさいよね。いい加減トシなんだから」
「やかましい、お前に言われる筋合いはないよ」
目頭を指で拭ってカメオが顔を上げたとき、#b#既にカメコの姿は無かった。#/b#
花が散ったあとの空には、かすかにもう、涼しい秋の風が吹き始めているようだった。
#red#【要約】#/red#
カメオの幼馴染みのカメコは、かつて少女の頃に死んでおり、お盆になると霊として帰ってきて一緒に夏祭りへ行く。
花火があがると夏祭りが終わり(=お盆が終わり)、カメコはあちらの世界へ戻ってしまう。
ふたりで夏祭りへと出掛ける。
前を行くお転婆のカメコは、#b#未だあどけない少女の姿のまま。#/b#
「ねぇ、かき氷買ってよ!かき氷!」
「次は金魚掬いしよう!ほら早く」
はいはい、と、#b#今ではすっかりおじさんになったカメオ#/b#は苦笑しながら、後を付いて回った。
「かき氷はやっぱブルーハワイだよね〜!」
「いやぁ…ああいうのはちょっと。シンプルに霙がいいな」
「えー、ブルーハワイ!」
「いいや霙。ていうかお前が食べるんじゃないだろ」
「だからせめて見て楽しみたいんでしょ。分かってないなぁカメオは」
「ああもう、分かった分かった。ブルーハワイな」
金魚掬いでは、カメコがやろうと言ったくせに、案の定、つまらなそうにしていた。
「ほら、見てみな」
カメオが掬った金魚を見せてやった。
「うわぁ…綺麗」
提灯明かりの下、
透明な袋の中で小さな火のように煌めく金魚を見て、カメコはほうっとため息をついた。
#b#不意に、夜空に大きな光の花が咲いた。#/b#
一瞬あとには光は雨となり、闇の中へ消えていった。
祭りをしめくくる花火が、次々に空へあがる…
#b#「今年の盆も終わりか…」#/b#
#b#そう呟いた途端、視界が滲んだ。#/b#
夜空を埋め尽くす花々が、あまりに眩しく綺麗で。
ふたりがともに子どもだった昔が、懐かしくて愛おしくて。
「バカ、泣かないでよ。来年もちゃんと帰ってくるって。」
「ああ。ああ、分かってるさ」
「来年の今頃には、良い奥さん見つけておきなさいよね。いい加減トシなんだから」
「やかましい、お前に言われる筋合いはないよ」
目頭を指で拭ってカメオが顔を上げたとき、#b#既にカメコの姿は無かった。#/b#
花が散ったあとの空には、かすかにもう、涼しい秋の風が吹き始めているようだった。
#red#【要約】#/red#
カメオの幼馴染みのカメコは、かつて少女の頃に死んでおり、お盆になると霊として帰ってきて一緒に夏祭りへ行く。
花火があがると夏祭りが終わり(=お盆が終わり)、カメコはあちらの世界へ戻ってしまう。
「違和感のない会話」「7ブックマーク」
1階の廊下でばったりと会ったユズキ先輩とヒロ君
「よぉ」
「こんにちは」
「……音楽の教科書か。次、移動教室か?」
「はい。4階まで行くの大変なんですよね……」
「音楽室遠いよな……」
「そういう先輩も次、移動でしょう?」
「あぁ、理科の実験だ。」
「理科室は3階ですよね。やっぱり遠いですね……」
「そうだな。お前は4階だろはやく行かなくていいのか?」
「あっ!それじゃあ失礼します!」
会話を終えたユズキ先輩は4階へ、ヒロ君は3階へ行きました。
いったいどういうことでしょう。
「よぉ」
「こんにちは」
「……音楽の教科書か。次、移動教室か?」
「はい。4階まで行くの大変なんですよね……」
「音楽室遠いよな……」
「そういう先輩も次、移動でしょう?」
「あぁ、理科の実験だ。」
「理科室は3階ですよね。やっぱり遠いですね……」
「そうだな。お前は4階だろはやく行かなくていいのか?」
「あっ!それじゃあ失礼します!」
会話を終えたユズキ先輩は4階へ、ヒロ君は3階へ行きました。
いったいどういうことでしょう。
15年06月29日 00:46
【ウミガメのスープ】 [灰音]
【ウミガメのスープ】 [灰音]
解説を見る
俺はコウ。中学一年生だ。
1階の廊下を歩いていると、いつも部活でお世話になっている2年のユズキ先輩と、俺の幼なじみの3年のヒロ君がいた。前に敬語&先輩付けで話しかけたら何故か怒られたので、それっきり君付けだ。
ユズキ先輩とヒロ君は、少し会話を交わした後、それぞれの移動教室の場所へ向かった。
1階の廊下を歩いていると、いつも部活でお世話になっている2年のユズキ先輩と、俺の幼なじみの3年のヒロ君がいた。前に敬語&先輩付けで話しかけたら何故か怒られたので、それっきり君付けだ。
ユズキ先輩とヒロ君は、少し会話を交わした後、それぞれの移動教室の場所へ向かった。
「【世界田中奇行?】成田中離婚 【コラボ企画】」「7ブックマーク」
愛
するカメヨと、ちょうど一年の交際を経てゴールインすることになった田中。
ところが、幸せいっぱいにカメヨと書き上げた婚姻届を、折り目でもなんでもない所で唐突に折りはじめた。
もちろん意図的に。そりゃもう迷いなく。
一体なぜ?どうした田中!?これは夢じゃないぞ田中!
※ ディダムズさんにコラボして頂きました!
問題文・解説案・推敲: ディダムズさん、原案・解説文・推敲: ムク
するカメヨと、ちょうど一年の交際を経てゴールインすることになった田中。
ところが、幸せいっぱいにカメヨと書き上げた婚姻届を、折り目でもなんでもない所で唐突に折りはじめた。
もちろん意図的に。そりゃもう迷いなく。
一体なぜ?どうした田中!?これは夢じゃないぞ田中!
※ ディダムズさんにコラボして頂きました!
問題文・解説案・推敲: ディダムズさん、原案・解説文・推敲: ムク
14年07月08日 00:09
【ウミガメのスープ】 [ムク]
【ウミガメのスープ】 [ムク]
一周年記念でディダムズさんにコラボして頂きました。
解説を見る
一言解説: #big5#挿絵参照。#/big5#
田中とカメヨは、交際一周年記念日の今日7月7日に婚姻届を提出することに決めた。
緊張し過ぎて何度も書き直したものの夜には書き上げ、最後の印を押すばかりになった。
ところが、震える手から落ちた印鑑が机の角にぶつかり、印面の右側が欠けてしまった!
「え、もう文房具屋もデパートも閉まってるよ。どうするの?」
「ど、どうしよ(; ̄O ̄)」
窓口は24時間受付だが、記念日に入籍するには0時前に出さなくてはいけない。
どうする!?田中!?
田中は閃いた。
吾輩は田中である。つまり縦書きで左右対称の字面である。
いらない紙を右側に挟んで左側だけ押して、乾く前に真ん中で折れば、綺麗な「◯ 田中」略してマルタの完成だ。
印鑑が欠けてたってどうにかなるのさ。そう、田中ならね☆
窓口係員 「印鑑の種類は何でもいいですが、この印影はゆがみ過ぎてますねー 。再提出してください」
ーーーーー
今日は多くの方に盛大にお祝いして頂けて、本当にありがとうございました。
ラテシンを始めて、皆さんとお会い出来て良かったと心から思えた一日でした。
この先も色々と変わることはあると思いますが、どんな時でも楽しむ気持ちと
思いやりを持って続けていけたらいいなあ。
やっと一年、まだまだ新米ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。
あ、田中は証人のタカくん(許可取ってない^ ^;)に泣きついたら、パティシエの本領で見事な飾りきり芋版を作ってくれたので、
無事記念日に入籍、芋版マルタは家宝になって今日も冷凍庫で眠っていますとさ。
おしまい。
田中とカメヨは、交際一周年記念日の今日7月7日に婚姻届を提出することに決めた。
緊張し過ぎて何度も書き直したものの夜には書き上げ、最後の印を押すばかりになった。
ところが、震える手から落ちた印鑑が机の角にぶつかり、印面の右側が欠けてしまった!
「え、もう文房具屋もデパートも閉まってるよ。どうするの?」
「ど、どうしよ(; ̄O ̄)」
窓口は24時間受付だが、記念日に入籍するには0時前に出さなくてはいけない。
どうする!?田中!?
田中は閃いた。
吾輩は田中である。つまり縦書きで左右対称の字面である。
いらない紙を右側に挟んで左側だけ押して、乾く前に真ん中で折れば、綺麗な「◯ 田中」略してマルタの完成だ。
印鑑が欠けてたってどうにかなるのさ。そう、田中ならね☆
窓口係員 「印鑑の種類は何でもいいですが、この印影はゆがみ過ぎてますねー 。再提出してください」
ーーーーー
今日は多くの方に盛大にお祝いして頂けて、本当にありがとうございました。
ラテシンを始めて、皆さんとお会い出来て良かったと心から思えた一日でした。
この先も色々と変わることはあると思いますが、どんな時でも楽しむ気持ちと
思いやりを持って続けていけたらいいなあ。
やっと一年、まだまだ新米ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。
あ、田中は証人のタカくん(許可取ってない^ ^;)に泣きついたら、パティシエの本領で見事な飾りきり芋版を作ってくれたので、
無事記念日に入籍、芋版マルタは家宝になって今日も冷凍庫で眠っていますとさ。
おしまい。
「バンドやろうぜ!」「7ブックマーク」
シチテンバットーは歌うのが好きだ。
よくバンドグループを結成するのだが、中々長続きしない。
初めに結成したバンドは、三年目に解散した。
その後すぐに結成したバンドも、三年目に解散。
またその後すぐに結成したバンドは、四年目に解散した。
解散した理由は、いずれも「方向性の不一致」であった。
彼らが解散した詳しい理由を説明してください。
よくバンドグループを結成するのだが、中々長続きしない。
初めに結成したバンドは、三年目に解散した。
その後すぐに結成したバンドも、三年目に解散。
またその後すぐに結成したバンドは、四年目に解散した。
解散した理由は、いずれも「方向性の不一致」であった。
彼らが解散した詳しい理由を説明してください。
15年02月24日 17:38
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]
参加ありがとうございました。どうしてこうなった。いや、マジで。
解説を見る
シチテンバットーは音楽が大好きだった。
恐らくは、小学生の時に見た「X Netherlands」の影響だろう。
中学の頃、いてもたってもいられなくなり、同級生数名に声をかけた。
シチテンバットー「バンドやろうぜ!」
黒井由紀「え!?」
えねこー☆「だにぃ!?」
こうして、「Hakata LateThinkers」は結成された。
シチテンバットーの太鼓、黒井由紀の並外れたラップとたまに入れる合いの手、えねこー☆の奏でるハーモニー(正直花びらは邪魔)によってによって、市内では知らない人はいないほどになった。
しかし、彼らは中学生。三年目になると進路を考えねばならない。
メンバー全員、進路が違っていた・・・
シチテンバットー「・・・というわけで、本日をもってHakata LateThinkersは解散します!」
黒井由紀「びぇぇぇぇん!!」
えねこー☆「さーくらーひらーひらー」
シチテンバットー「ちょ、やめ、花びらやめぃ!!」
高校に入学したが、バンドの禁断症状は抑えられず・・・
かつての仲間に許可を取ってから、
シチテンバットー「バンドやろうぜ!」
TTR「なに!?」
はやて「うん?」
灯多「ぬえ?」
こうして、「Tyukyou LateThinkers」は結成された。
シチテンバットーの太鼓、TTRの蟹を豪快に食べ、その甲羅で三味線を作って弾き、ドラムを叩くという異様さと、はやての裏方の努力、灯多のバックダンス(もはやこっちメイン)あって、その地方では知らない人はいないほどになった。
しかし、彼らは高校生。三年目になると進路を考えねばならない。
メンバー全員、進路が違っていた・・・
シチテンバットー「・・・というわけで、Tyukyou LateThinkersは、本日をもって解散します!」
TTR「うぐっ、ぎっ」
灯多「フーッフーッセーイ フーッフーッ」
トマト屋「我が人生に、一片の悔いなし!」
シチテンバットー「死ぬな死ぬな」
大学に入学したが、バンドの禁断症状は抑えられず・・・
かつての仲間に許可を取ってから、
シチテンバットー「バンドやろうぜ!」
トマト屋「おろ?」
悠々私的「あり?」
牛削り「うに?」
こうして、「East LateThinkers」は結成された。
シチテンバットーの太鼓、トマト屋のプロデュース、悠々私的の自作Tシャツの販売による宣伝効果、もあって、東日本では知らない人はいないほどになった(ファイナンシャルプランナーってよく分からない)。
しかし、彼らは大学生。四年目になると就職先を決めねばならない。
さすがに就活とバンドを両立させるのは厳しい・・・
シチテンバットー「・・・というわけで、East LateThinkersは、本日をもって解散します!」
トマト屋「な、なんだってー!」
牛削り「ほとんど出番なかった」
悠々私的「そこの方いかがですか!!あのシチテンバットーのサイン入りTシャツが¥600だよ!!」
シチテンバットー「こんなときまで販売してんじゃねぇよ!!!」
五年後・・・
シチテンバットー「『Japan LateThinkers』!メンバー紹介だ!!」
観客「うぇーい!!」
シチテンバットー「まず、蟹を食べてそれで三味線を作って弾き、ついでにドラムを叩く、TTR!!!」
TTR「バリバリ!」
シチテンバットー「次に、もはやバックじゃないバックダンサー、灯多!!!」
灯多「フーッフーッセーイ フーッフーッ」
シチテンバットー「次に、ラップと合いの手担当の黒井由紀!!!」
黒井由紀「(ボイパ)」
シチテンバットー「次に、ハーモニカと花びら担当のえねこー☆!!!」
えねこー☆「(ハーモニカで革命のエチュードを弾く)」
シチテンバットー「そして、太鼓担当の俺、シチテンバットー!!!」ドンドコドン
シチテンバットー「次に、Tシャツ販売担当の悠々私的!!!」
悠々私的「いかがですか!!結成記念に今だけ70%OFFですよ!!!」
シチテンバットー「そして、裏方のはやて!!!」
はやて「今日もスポットライト頑張ります。よろしくお願いします」
シチテンバットー「次に、ファイナンシャルプランナーの牛削り!!!」
牛削り「今度は出番ちょーだい」
シチテンバットー「最後に、うちのプロデューサー、トマト屋!!!」
トマト屋「今度は解散しないでくださいよ?」
シチテンバットー「以上のやつらで、派手に盛り上がっていくぜぇ!!!」
観客「うぇーい!!」
皆(なんだこのカオス)
シチテンバットー「まず一曲目は、あ・・・」
TTR「どうした?」
シチテンバットー「そういえば、ボーカルいなかった」
皆「な、なんだってー!!!」
恐らくは、小学生の時に見た「X Netherlands」の影響だろう。
中学の頃、いてもたってもいられなくなり、同級生数名に声をかけた。
シチテンバットー「バンドやろうぜ!」
黒井由紀「え!?」
えねこー☆「だにぃ!?」
こうして、「Hakata LateThinkers」は結成された。
シチテンバットーの太鼓、黒井由紀の並外れたラップとたまに入れる合いの手、えねこー☆の奏でるハーモニー(正直花びらは邪魔)によってによって、市内では知らない人はいないほどになった。
しかし、彼らは中学生。三年目になると進路を考えねばならない。
メンバー全員、進路が違っていた・・・
シチテンバットー「・・・というわけで、本日をもってHakata LateThinkersは解散します!」
黒井由紀「びぇぇぇぇん!!」
えねこー☆「さーくらーひらーひらー」
シチテンバットー「ちょ、やめ、花びらやめぃ!!」
高校に入学したが、バンドの禁断症状は抑えられず・・・
かつての仲間に許可を取ってから、
シチテンバットー「バンドやろうぜ!」
TTR「なに!?」
はやて「うん?」
灯多「ぬえ?」
こうして、「Tyukyou LateThinkers」は結成された。
シチテンバットーの太鼓、TTRの蟹を豪快に食べ、その甲羅で三味線を作って弾き、ドラムを叩くという異様さと、はやての裏方の努力、灯多のバックダンス(もはやこっちメイン)あって、その地方では知らない人はいないほどになった。
しかし、彼らは高校生。三年目になると進路を考えねばならない。
メンバー全員、進路が違っていた・・・
シチテンバットー「・・・というわけで、Tyukyou LateThinkersは、本日をもって解散します!」
TTR「うぐっ、ぎっ」
灯多「フーッフーッセーイ フーッフーッ」
トマト屋「我が人生に、一片の悔いなし!」
シチテンバットー「死ぬな死ぬな」
大学に入学したが、バンドの禁断症状は抑えられず・・・
かつての仲間に許可を取ってから、
シチテンバットー「バンドやろうぜ!」
トマト屋「おろ?」
悠々私的「あり?」
牛削り「うに?」
こうして、「East LateThinkers」は結成された。
シチテンバットーの太鼓、トマト屋のプロデュース、悠々私的の自作Tシャツの販売による宣伝効果、もあって、東日本では知らない人はいないほどになった(ファイナンシャルプランナーってよく分からない)。
しかし、彼らは大学生。四年目になると就職先を決めねばならない。
さすがに就活とバンドを両立させるのは厳しい・・・
シチテンバットー「・・・というわけで、East LateThinkersは、本日をもって解散します!」
トマト屋「な、なんだってー!」
牛削り「ほとんど出番なかった」
悠々私的「そこの方いかがですか!!あのシチテンバットーのサイン入りTシャツが¥600だよ!!」
シチテンバットー「こんなときまで販売してんじゃねぇよ!!!」
五年後・・・
シチテンバットー「『Japan LateThinkers』!メンバー紹介だ!!」
観客「うぇーい!!」
シチテンバットー「まず、蟹を食べてそれで三味線を作って弾き、ついでにドラムを叩く、TTR!!!」
TTR「バリバリ!」
シチテンバットー「次に、もはやバックじゃないバックダンサー、灯多!!!」
灯多「フーッフーッセーイ フーッフーッ」
シチテンバットー「次に、ラップと合いの手担当の黒井由紀!!!」
黒井由紀「(ボイパ)」
シチテンバットー「次に、ハーモニカと花びら担当のえねこー☆!!!」
えねこー☆「(ハーモニカで革命のエチュードを弾く)」
シチテンバットー「そして、太鼓担当の俺、シチテンバットー!!!」ドンドコドン
シチテンバットー「次に、Tシャツ販売担当の悠々私的!!!」
悠々私的「いかがですか!!結成記念に今だけ70%OFFですよ!!!」
シチテンバットー「そして、裏方のはやて!!!」
はやて「今日もスポットライト頑張ります。よろしくお願いします」
シチテンバットー「次に、ファイナンシャルプランナーの牛削り!!!」
牛削り「今度は出番ちょーだい」
シチテンバットー「最後に、うちのプロデューサー、トマト屋!!!」
トマト屋「今度は解散しないでくださいよ?」
シチテンバットー「以上のやつらで、派手に盛り上がっていくぜぇ!!!」
観客「うぇーい!!」
皆(なんだこのカオス)
シチテンバットー「まず一曲目は、あ・・・」
TTR「どうした?」
シチテンバットー「そういえば、ボーカルいなかった」
皆「な、なんだってー!!!」
「裏目電話」「7ブックマーク」
カメコは、自宅の一部を利用して料理屋を営んでいる。
カメコの料理は美味しいことで評判で、いつも店の外には行列が出来ているほどだ。
ある時、その評判を聞きつけた雑誌に取り上げられ、カメコの店はますます繁盛した。
だが、彼女の家は、閑静な住宅街にあったため、行列が騒がしくなったり、長くなったりすることについて、近隣の住民から苦情の電話が多くかかってくるようになった。
それに悩まされたカメコは、整理券を配ることで、行列を無くすことに成功した。
ところが、整理券を配ってからの方が、その前よりもカメコにかかってくる電話の量は増えてしまったのだという。
一体なぜ?
カメコの料理は美味しいことで評判で、いつも店の外には行列が出来ているほどだ。
ある時、その評判を聞きつけた雑誌に取り上げられ、カメコの店はますます繁盛した。
だが、彼女の家は、閑静な住宅街にあったため、行列が騒がしくなったり、長くなったりすることについて、近隣の住民から苦情の電話が多くかかってくるようになった。
それに悩まされたカメコは、整理券を配ることで、行列を無くすことに成功した。
ところが、整理券を配ってからの方が、その前よりもカメコにかかってくる電話の量は増えてしまったのだという。
一体なぜ?
17年10月14日 16:48
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]
解説を見る
カメコの家は、閑静な住宅街にある。それも、少し入り組んでいるだけでなく、近所に並んでいる家同士の形が良く似通ってもいるような。常連や近隣に住んでいる人ならともかく、一見さんは間違いなく迷うだろう。
行列があるうちは、それに付いていけば必ずカメコの店に着けたが、整理券で行列を無くしてしまった後は、近くまで行けても、どれがカメコの店かが分からなくなりがちなのだ。
そこで、店がどれか分からない客は、カメコに電話をかける。
「どれがあなたのお店ですか?」
行列に対する苦情はなくなったものの、それ以上に場所の問い合わせが増えてしまい、カメコは困ったという。
後日、家の前に看板を立てたら電話が減りました(*^_^*)
行列があるうちは、それに付いていけば必ずカメコの店に着けたが、整理券で行列を無くしてしまった後は、近くまで行けても、どれがカメコの店かが分からなくなりがちなのだ。
そこで、店がどれか分からない客は、カメコに電話をかける。
「どれがあなたのお店ですか?」
行列に対する苦情はなくなったものの、それ以上に場所の問い合わせが増えてしまい、カメコは困ったという。
後日、家の前に看板を立てたら電話が減りました(*^_^*)