みんなのブックマーク

付き合い始めて1か月。
カニオはウニコ特製のウミガメのスープをごちそうになった。
ウミガメ肉とニンジン、ジャガイモ、タマネギなどが、ポタージュ風になっている。

（あれ・・・？）

カニオは食べている途中、違和感を覚えた。
確かウニコは、東ラテシンで生まれたはずだ。
東のウミガメのスープは、コンソメでウミガメだけをじっくり煮込んだもので、
ポタージュ風のスープは、西ラテシンでのやり方だ。
うん？西と東を聞き間違えたかなあ？

「ねえ、ウニコって、東ラテシンの生まれだよね・・・？」
「えっ・・・ああ！これ？お母さんが西の生まれなのよ！だからよく作ってくれたの！」
「そうだったのかー。」

2人は美味しく西式スープを食べたとさ。

異色画家、海野亀夫は色覚異常を患っており、世界がモノクロに見える「全色盲」の画家であった。

彼の作風は固定概念にとらわれない色使いで描かれた絵画で、見る者を独特な世界観に誘われるかのようだと正に「異色画家」として人気を博した。

しかし彼には疑惑がかけられる。

「彼は本当に色が分からないのか？」

こんなにも素晴らしい絵画を書くのだから特別な感性の持ち主であって本当は色が分かるのではないか？と。

しかし海野氏はこれを断固否定していたのだった。

そこで今回、この会食パーティで真相を突き止めようとした私は会場のトイレに細工を施したのだ。

男性トイレと女性トイレを見極めるためのトイレマークの色を赤青逆転させてみたのだ！

これで海野氏が本当にモノクロにしか見えないのであれば引っ掛かることはないはずなのだ。

海野「あぁちょっと、トイレに。少し席を外しますね。」

亀谷「あ、海野さん僕も御一緒致します。」

海野「おいおい、亀谷君！そっちは女子トイレだろうが！」

亀谷「え？男子ですよ？何をおっしゃって……うわっ！本当だ！」

海野「まったく……どうしたんだ亀谷君。って海沢さん！君は女性だろう！こっちは男子トイレですぞ！」

海沢「えっ？あっ、そんな！なんで！？」

晴れて海野氏の疑惑は晴れたが何も知らされていない方達からは相当なクレームであったとか。

海野「……？」

「お父さんがなんで妹にお金まで渡したのか分かったの。
私笑っちゃった！妹がメインクーン連れて帰ってくると思ったら、メイクイーンのジャガイモ買って帰ってきたんだもの！
まだ犬が飼いたいのは諦めないけど、コロッケもおいしかったし暫くは大人しくしてようかな？」
めでたしめでたし。

男は交通事故にあい、入院した。
事故を起こした車は、目撃者が少なく、特定することができなかった。
しかし、その男はその車を覚えていた。
その車はカメコの車と同じだったのだ。
男はカメコが事故を起こした人だと勘違いして、カメコを殺した。

問題で起こった事は全てある幼稚園の砂場で遊び時間に起きた出来事である。

カメコ「カメオくん！すなばでおっきなおやまつくろー！」
カメオ「うん！いいよー！」

そう、山とは#big5#砂山#/big5#の事である。
この山は二人の園児によって作られ、二人で力を合わせてドンネルを開通。

カメコ「できたー！このおやまのなまえはカメオざんにしましょー！」
カメオ「わーい！カメオざんかんせいー！」
先生「みんなー！お昼ごはんの時間ですよー！手を洗ってから教室に入りなさーい」
カメオ「あ、せんせいだ。はーい！いこ、カメコちゃん！」
カメコ「うん！――――キャッ」

ズシャ

カメオ「カメコちゃん！だいじょうぶ？」
カメコ「うー……おやまこわれちゃった……」
カメオ「あらら……またあとでいっしょにつくろ？」
カメコ「…………うん！」

土砂崩れは片方転んだ際に山の半分を踏んでしまったがために起きたことで、お昼ご飯の後、二人でまた山とトンネルを作り直したのだ。