彼女が腕を振ると、たくさんの車がやってきました。
彼女は後悔しました。
どうして?
【ウミガメ】
五作目です。勢い任せの馬鹿な妹って可愛いと思います。解説は【解説編】を参照してください。
腕を振ったのは車を呼ぶことが目的でしたか?
No!彼女は車がくるとは予想もしていませんでした。
腕を振った理由はお兄ちゃんが関係していますか?
Yes!兎美ちゃんはお兄ちゃん絡みで腕を振りました! [良い質問]
兎美ちゃんは、たくさんの車が来てしまったから後悔しましたか?
No!兎美ちゃんは車がきたことは何とも思っていません! [良い質問]
腕を振った向こう側にお兄ちゃんはいますか?
Yes!向こう側には大好きなお兄ちゃんがいます! [良い質問]
死人は出ますか?
No!死人はひとりも出ていません! [良い質問]
車はパトカーですか?
YesNo!パトカーも含まれていました! [良い質問]
腕を降ったことで亀夫くんに何か変化がありましたか?
YesNo!亀夫くん自身に変化はありませんでした…あ、お兄ちゃんは亀夫くんということでw
お兄ちゃんを呼ぶために腕を振りましたか?
No!お兄ちゃんは腕を振ったことにも気づいていません! [良い質問]
腕を振らなくてもたくさんの車はやって来ましたか?
No!腕を振ったことが車がくる原因となりました!
車にお兄ちゃんは乗っていましたか?
No!お兄ちゃんは歩いていました。
お兄ちゃんは妹にきずいていましたか? [編集済]
No!彼は兎美ちゃんに気付いていません!
ちょっと編集するので回答待ってね。 [編集済]
編集中に回答してしまったのでなかったことに! [編集済] [良い質問]
腕を降ったことで兎美ちゃんに変化はありましたか?
No!彼女は肉体的にも精神的にもまったくぶれませんでした。
お兄ちゃんは犯罪者ですか?
No!むしろいい人です!
確認です。腕を振るというのは、遠くにいる人におーい!、というような動きですか?
No!違います!いい所に目を付けました! [良い質問]
怪我人は出ますか?
No!けが人もひとりもいません!
2人以外に重要人物はいますか?
Yes!!重要人物がもう一人います!! [良い質問]
この問題で兎美ちゃんが腕を振ったことは警察が来てしまうほど大変な事でしたか?
YesNo!腕を振ること自体は問題ありませんでした、加減を間違えたのです。
兎美ちゃんとお兄ちゃんは人ですか?
Yes!人間です!
15より、腕を振るとは歩いている最中のような振り方ですか?
No!そういう振り方もありますね。
兎美は車に乗っていますか?
No!彼女もてこてこ歩いています。
腕は何か(誰か)に触っていましたか?
Yes!何かに触れていました! [良い質問]
兎美ちゃんは腕を振り回しましたか?
Yes!薙ぎ払え!的なあれです! [良い質問]
もう一人の重要人物は兎美ちゃんの腕に触れましたか?
No!兎美ちゃんと接触していません!
兎美ちゃんは泳いでいましたか?
No!彼女はカナヅチです!(不要な設定)
兎美ちゃんは何かを手に持っていましたか? [編集済]
Yes!彼女は何かを握っていました! [良い質問]
兎美は遊んでましたか?
No!子供の遊びじゃないんだよ!
もう一人の重要人物はお兄ちゃんの傍にいましたか?
Yes!お兄ちゃんの隣にいました! [良い質問]
場所は路上ですか?
Yes!路上、もしくは道沿いの店を想定しています! [良い質問]
兎美ちゃんは刃物を持っていましたか?
No!そんな怖いもの持てないもん!(>_<)
もう一人はお父さんですか?
No!お父さんは登場しません!
お兄ちゃんの傍に女の子が!離れろぉ!!的な感じで手を振りましたか?
Yes!感じとしてはそれで正しいです! [良い質問]
兎美ちゃんは交通整理をしていましたか?
No!10歳に交通整理は怖いと思うな!
持ってた何かをフリスビー的動きで、お兄ちゃんともう一人のいる方に投げようとして暴投しましたか? [編集済]
No!何も投げてないんですよこれが。
兎美ちゃんは手をつないでいましたか?
No!兎美ちゃんはひとり……ひとり?でした!
もうひとりはきらきーちゃんですか?
Yes!!やっぱりばれますねww [良い質問]
たくさんの車は、勘違いをしてやって来たのですか?
No!車が必要な事態が発生したからやってきました。
ランドセルは関係ありますか?
No!ランドセルは背負ってなくても成立します。
34より棒状の物をきらきーに向けて振り回そうとしたら、路面のお店の窓がちゃりーん!テロ!?ですか?
No!しかし少なくないお店が被害に遭いました! [良い質問]
兎美ちゃんは霊媒師ですか?
No!見えないお友達とは交信できません!
兎美ちゃんはお兄ちゃんに怒られましたか?
No!お兄ちゃんは兎美ちゃんに気付いていなかったのです。
兎美ちゃんは魔法使いですか?
Yes!!兎美ちゃんは魔法少女です!! [良い質問]
兎美ちゃん、特撮物の悪の幹部で、怪獣にヤってしまえ!と指示しますか?
No!それが路上だととんだゲリラショーです!
兎美ちゃんは魔法を使えますか?
Yes!魔法のステッキを所持しています! [良い質問]
兎美ちゃんは除霊師でしたか?
No!それ霊媒師とどう違うんですかw
お兄ちゃんの元にテレポーテーションしようと思ったら何か起こってしまいましたか?
No!一応言っておくと、テレポートは魔法ではなくサイキックです!
腕を降ったらうっかり風魔法が起きて店が吹っ飛びましたか?
No!そんなうっかり属性はありません!
お兄ちゃんが知らない女の子と歩いているのを見かけた魔法少女兎美ちゃんは、我を忘れて腕を振り回しながら魔法を唱えた。しかし、杖があっちこっちに向いているために魔法があっちこっち飛んでって大惨事に。ですか?
Yes!!細部違いますけど大体あってます! [正解][良い質問]
兎美ちゃんは空を飛べますか?
YesNo!彼女の柔軟さ次第では飛べると思いますが、今回は関係ありません。 「だって魔法少女って…飛ぶものでしょ?」 「人は…飛べません!」
たくさんの車は主に緊急時に出動するものばかりでしたか?
Yes!!パトカーを始め、消防車、救急車、および重機がやってきました。 [良い質問]
車は通報されてやってきましたか?
Yes!!大勢からの通報でやってきました! [良い質問]
兎美ちゃんは逮捕されますか?
No!兎美ちゃんがやったという証拠はあるのかね?動かぬ証拠が…ねぇ?
お兄ちゃんは怪我しそうになりましたか?
No!魔法のステッキは人に優しい親切設計でした! [良い質問]
兎美ちゃんは町をめちゃくちゃにしてしまったことを後悔しますか?
No! なんとも思っていませんw [良い質問]
返ってお兄ちゃんがきらきーと接近してしまったので(物理的に)、逆効果!ですか?
Yes!!その通りです!! [正解][良い質問]
連投ミス失礼しました。次ははずさないもん!スナイパーの如く、再度きらきーの眉間に焦点を狙い定めますか? [編集済]
No!どうせ殺せないし今回は見逃してやるぜ、とクールに去りますw [編集済] [良い質問]
きらきーは兎美ちゃんの存在にとっくに気付いていて、怖がるふりをしながらこの状況を楽しんでいますか?
No!この世界のきらきーは不思議なことに普通の女の子だったりしますw [良い質問]
兎美「お兄ちゃんに悪い虫が!!えい、炎魔法!!!」ゴォォ(フッ 兎美「なっ!消えた・・・・」きらきー「甘いな、残像だ」兎美(こいつ・・・!いつの間に背後に!!!)ですか?
Yes!将来的にはそうなります。 [正解][良い質問]
破壊した損害は亀夫に請求され金持ちのきらきーが肩代わりし、亀夫はきらきーの言いなりですか?
No!金持ちはあってますけど損害は国が頑張ります。ていうかあんたらノーヒントでいろいろ当てますね!? [良い質問]
私は水平兎美、10歳。実は魔法少女なの!
あ、ちょ、待って!引かないで!本当なの!拾った杖が魔法のステッキで、魔法少女になっちゃったの!
そう、あれは今から一か月前……
(回想中)
…というわけで、今の私は学校の勉強と魔獣退治の二重生活を満喫しているんだ。不本意だけど…。
そして!今まさに、私の魔法少女の勘が、奴を敵だと言っている!
「ねぇ、亀夫くん。これとか…どう?似合うかな?」
「うん、きらきーは何でもよく似合うね…こっちはどうかな?」
似合ってないよ!
豚に真珠だよお兄ちゃん!
むしろそいつが豚だよっ!!
そんな言葉を必死で堪える私の手の中で、握りしめた壁の破片がブレイクアウト。
魔法少女の握力×スピード×体重=破壊力は洒落にならない威力を生むらしい。でもそんなことは今は関係ない!
あの女はきらきー。
お兄ちゃんのクラスに二日前にやってきた転校生。
頭脳明晰で運動神経抜群の超人。
以前は都内の学校に通いテニス部のエースで生徒会長。
今までの人生で告白を受けた回数は118回。相手の男は全て玉砕。
尊敬する人は両親。将来の夢は愛する人のお嫁さん。
身長162㎝、体重46kg(2kgマイナスで学校には申請)、スリーサイズは87/56/85。
スリーサイズは87\/56\/85!(大事なことなので2回言いました)
アニメキャラか!!
2日間、自前の情報網でかき集めたプロフィールを叩きつける。
なにこれふざけてるの?馬鹿なの?死ぬの?
特にこのスリーサイズとかなに?なんでウエストはほとんど私と変わらないのにバストは20cmオーバー?
おまけにお兄ちゃんを見るあの目だ。
「ちょっと派手じゃないかな…?」
「そんなことないって。すごく綺麗だよ、きらきー」
「あ、ありがとう…(///)」
……。
………。
…………雌の目をしている。
私は魔法のステッキを構えた。
同時に犬と猫を足して2で割り損ねたみたいな生物が飛びだして叫びをあげる。(魔法少女のマスコットらしい)
「兎美ちゃん、ダメだよ!一般人に故意に魔法を使うのは禁止させてるんだ!」
「大丈夫。これ誤射だから」
躊躇うことなく、ステッキを握る腕を振る。
彼女への精一杯の思い(サツイ)を込めて。
大破壊。
そうとしか言えない嵐が吹き荒れた。
岩盤が裏返り、吹き荒れる風がプラズマ化し、割れた大地からマグマが噴き出す。
私を中心に半径15キロ圏内全てが、神々の怒りに触れて粛清を受けたかのような暴虐に晒された。
「……」(←私)
「……」(←マスコット)
「………」
「………」
「あっちゃー」
「えええ!?それだけ!?」
それだけ、って言われても。
これだけの大惨事だと逆に笑えてくるというか。
「それよりあの女は?死んだ?」
「死んでないよ!魔法少女のステッキは人間に優しい素敵仕様だから、人には被害を出せないよ!」
「チッ、使えないなぁ…」
「魔法少女にあるまじき発言だよ!?」
まあいいや。
少なくともこれで、今日はお兄ちゃんとデートを続けようなんて考えは起きないだろうし。
魔法を使ったらお腹も減ったし、今日はお家に帰ろう。
「兎美ちゃん!街は魔法で戻さないの!?」
「行政にやらせればいいよ。癒着してる土建屋が喜ぶし」
「相方の変更を要求したい!」
その夜、テレビは昼間の事件で一色だった。
現場を映した番組は、【死傷者0の奇跡!】と銘打って大々的に取り上げていた。
映像の中ではパトカーや消防車、建築車両が数多く駆けつけて作業に従事している。
感謝してね。その仕事は私のおかげなんだよ。
そんな歪んだ優越感に浸っていると、お兄ちゃんが帰ってきた。
「お兄ちゃん遅いよ!こんな時間まで連絡もしないでー!」
「ごめんごめん、なんかすごいことがあって…携帯も壊れてさ。心配かけたのは謝るよ」
「それでも遅すぎるよ!こんな時間まで…何してたの?」
「うん。ほら、昼過ぎに謎の大災害があっただろ?その時クラスの女の子と一緒にいたんだけど…一人じゃ不安だからって、さっきまでその子の家に行ってたんだ」
………は?
「その子の両親が帰ってきたから、挨拶だけして戻ってきたんだ。ちょっと誤解されたり大変だったけど…」
…ゴリョウシンニゴアイサツ?
「お礼にまた食事でもって言われてるんだけど…そうだ。兎美も一緒にどうかな?すごく大きな家で、びっくりするぞ」
「……ウン、ソウダネ」
…デートから一足飛びで行っちゃったよ!?
もう笑うしかなかった。
私は虚空を見つめて空笑いをしながら、あの女の家に行くまでに、大量破壊魔法を習得することを堅く決意するのだった。
兎美ちゃん
属性:小学生、魔法少女、お馬鹿、ブラコン、ころしてでもうばいとる
ちょっぴりお馬鹿な10歳児。お兄ちゃんのことが大好き。
走るのは早いけど泳ぐのは苦手。浮き輪がないと水に入れないビビり。
個人競技は強いけど、集団競技になるとエキセントリックなプレイが目立ってほとんど退場になる。
好みのタイプはお兄ちゃん。
座右の銘は【恋は戦争】【証拠がなければ犯罪じゃない】
好きなライトノベルは【お兄ちゃんだけど愛さえあれば問題ないよねっ!】
【兄至上主義過激派】というヤンデレ予備軍の派閥に属する妹。恋敵への物理的攻撃も認められている。
お兄ちゃんときらきーちゃんが歩いているのを見て魔法をぶっ放し、大量破壊。パトカー、消防車、救急車、重機などがたくさんやってきた。
そのことで死人、怪我人はひとりも出ておらず、車が来たことに関しても何ら気にしていない。
なお、魔法のステッキは人を傷つけない親切設計。
お兄ちゃんときらきーが自分の行動で前進してしまって後悔。
現在の目標は人を攻撃できる方法を見つけること。
お兄ちゃん
亀夫くん。いい人。朴念仁。
王子系ギャルゲー主人公。優しければいいと思うなよ。
転校生相手でもすぐに優しく出来る中性的な男子。むしろ忠誠的な男子。
きらきーちゃんとの放課後デート中に兎美ちゃんから嫉妬に満ちた攻撃を受けるが、「あーびっくりした」で済む大物。
きらきーちゃんとは現在好感度30%くらい。近々個別ルートに入ると噂。
今回、自宅デートとご両親への挨拶を済ませた。
きらきーちゃん
属性:転校生、お嬢様、メインヒロイン、黒魔法少女
みんな大好ききらきーちゃん。
満を持してまともな形で登場。なんとヤンデレ要素なし。
親の都合で転校を繰り返している設定。
自分と普通に接してくれる亀夫くんに惹かれている。
#big5#実は悪の魔法少女の幹部で、最終的には兎美ちゃんと雌雄を決することになる。#/big5#
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。