「【ラテクエししち】何に?」「1ブックマーク」
海亀第三中学校に通う洋子は、ホワイトデーに不思議な経験をした。
さして親しくもない男子生徒が次々とやって来ては、
「これ、バレンタインのお返し。」
と言って、お菓子や小物をくれるのだ。
洋子がバレンタインにチョコをあげたのは父だけだし、人の不興を買った記憶もない。
一体なぜ、彼らは洋子にプレゼントを渡すのだろうか?
さして親しくもない男子生徒が次々とやって来ては、
「これ、バレンタインのお返し。」
と言って、お菓子や小物をくれるのだ。
洋子がバレンタインにチョコをあげたのは父だけだし、人の不興を買った記憶もない。
一体なぜ、彼らは洋子にプレゼントを渡すのだろうか?
13年03月23日 21:01
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
解説を見る
2月14日、朝の通学時間に起きた暴走運転による交通事故。
運転手の持病である低血糖症で、運転手の意識が失われたことが原因だった。
被害者は、全治3ヶ月の大怪我を負った海亀第三中学校の生徒である洋子、ただ一人だった。
当日、洋子は暴走車両が赤信号を無視して横断歩歩道に向かっていることに気が付き、ゆっくり歩いていた男子生徒数名をおもいっきり突き飛ばした。
彼らの身代わりになったのだ。
全身骨折など、重体だったが奇跡的に、命には別状無かった。
3月14日、ホワイトデーのこの日、ようやく面会謝絶が解禁された。
何人かの中学生たちが、お見舞いに訪れ、お菓子や小物、花を洋子に持っていった。
助けられた一人、海斗が言った。
「洋子ちゃんのお陰で助かったよ、これはあのバレンタインのお返し。」
リハビリ器具で歩行訓練をしながら、洋子は答える。
「あたし何にもあげてないよ?でも、ありがとう。」
「リハビリ手伝うよ!」
運転手の持病である低血糖症で、運転手の意識が失われたことが原因だった。
被害者は、全治3ヶ月の大怪我を負った海亀第三中学校の生徒である洋子、ただ一人だった。
当日、洋子は暴走車両が赤信号を無視して横断歩歩道に向かっていることに気が付き、ゆっくり歩いていた男子生徒数名をおもいっきり突き飛ばした。
彼らの身代わりになったのだ。
全身骨折など、重体だったが奇跡的に、命には別状無かった。
3月14日、ホワイトデーのこの日、ようやく面会謝絶が解禁された。
何人かの中学生たちが、お見舞いに訪れ、お菓子や小物、花を洋子に持っていった。
助けられた一人、海斗が言った。
「洋子ちゃんのお陰で助かったよ、これはあのバレンタインのお返し。」
リハビリ器具で歩行訓練をしながら、洋子は答える。
「あたし何にもあげてないよ?でも、ありがとう。」
「リハビリ手伝うよ!」
「【ラテクエ通夜】プレゼント?私何かした?」「1ブックマーク」
海亀第三中学校に通う洋子は、ホワイトデーに不思議な経験をした。
さして親しくもない男子生徒が次々とやって来ては、
「これ、バレンタインのお返し。」
と言って、お菓子や小物をくれるのだ。
洋子がバレンタインにチョコをあげたのは父だけだし、人の不興を買った記憶もない。
一体なぜ、彼らは洋子にプレゼントを渡すのだろうか?
さして親しくもない男子生徒が次々とやって来ては、
「これ、バレンタインのお返し。」
と言って、お菓子や小物をくれるのだ。
洋子がバレンタインにチョコをあげたのは父だけだし、人の不興を買った記憶もない。
一体なぜ、彼らは洋子にプレゼントを渡すのだろうか?
13年03月23日 22:03
【ウミガメのスープ】 [ゲッシュ]
【ウミガメのスープ】 [ゲッシュ]
解説を見る
洋子は海亀第三中学校という男子校に勤める女教師。女子と話す機会の少ない生徒からすると、洋子は数少ない女性であるせいか人気の教師だ。
ある日、洋子は自分の担当クラスの生徒皆にバレンタインチョコを配ることを約束した。当然生徒は大喜びだ。洋子も張り切って全員分準備した。だがバレンタインデーの数日前、洋子は交通事故に遭ってしまった。気づいた時、洋子は病室のベッドに寝ていた。
しばらくして事故の怪我はだいぶ良くなった。家族をはじめ、様々な人がお見舞に来てくれた。バレンタインデーには、いつも来てくれる父に事故前に準備していたチョコレートを渡した。ただ、見覚えのない人もお見舞に来てくれたことが少し不思議に感じた。
実は見覚えのない人の中には洋子の担当しているクラスの生徒達もいたのだが、洋子にはわからなかった。洋子は海亀第三中学校に関しての記憶を失くしてしまっていたのだ。だから、生徒達にわたすはずだったチョコレートの事も忘れ、全部父に渡してしまった。
さらに数日が経過した。怪我はもうすっかり良くなったので退院したがまだ記憶が戻らない。ある日、父親は提案した。
「洋子、一度海亀第三中学校に行ってみたらどうだ。私から教頭には話を通しておくから。多分覚えてないだろうが、父さんは海亀第三中学校の校長をしてるんだ。」
洋子は言われるがまま久しぶりに出勤した。校長である父親に案内され、洋子の担当クラスの教室に入った。やっぱり知らない子だらけ・・・。そう思った時だった。見知らぬ男子生徒達が洋子に集まった。そして
「洋子先生お帰りなさい!これ、バレンタインのお返し。」
そう言って次々にお菓子や小物を渡してくる。
(ああ、今日はホワイトデーだったっけ。そういえば私が事故に遭ったのはバレンタインだったかな・・・。そうか、私あの日に約束してたんだ。チョコレートを渡すって。そうだこの子達に渡すはずで・・・。そうだよ、私はこの子達の先生なんだ・・・!)
ようやく生徒達の事を思い出した洋子の顔には笑顔で満ち足りていた。
PS:ホワイトデーの日に出勤させたのも、生徒達に洋子のつくったチョコレートを渡したのも、生徒達から洋子にお返しとしてのプレゼントを贈るのも、全部校長である父親の計らいだったそうで。
ある日、洋子は自分の担当クラスの生徒皆にバレンタインチョコを配ることを約束した。当然生徒は大喜びだ。洋子も張り切って全員分準備した。だがバレンタインデーの数日前、洋子は交通事故に遭ってしまった。気づいた時、洋子は病室のベッドに寝ていた。
しばらくして事故の怪我はだいぶ良くなった。家族をはじめ、様々な人がお見舞に来てくれた。バレンタインデーには、いつも来てくれる父に事故前に準備していたチョコレートを渡した。ただ、見覚えのない人もお見舞に来てくれたことが少し不思議に感じた。
実は見覚えのない人の中には洋子の担当しているクラスの生徒達もいたのだが、洋子にはわからなかった。洋子は海亀第三中学校に関しての記憶を失くしてしまっていたのだ。だから、生徒達にわたすはずだったチョコレートの事も忘れ、全部父に渡してしまった。
さらに数日が経過した。怪我はもうすっかり良くなったので退院したがまだ記憶が戻らない。ある日、父親は提案した。
「洋子、一度海亀第三中学校に行ってみたらどうだ。私から教頭には話を通しておくから。多分覚えてないだろうが、父さんは海亀第三中学校の校長をしてるんだ。」
洋子は言われるがまま久しぶりに出勤した。校長である父親に案内され、洋子の担当クラスの教室に入った。やっぱり知らない子だらけ・・・。そう思った時だった。見知らぬ男子生徒達が洋子に集まった。そして
「洋子先生お帰りなさい!これ、バレンタインのお返し。」
そう言って次々にお菓子や小物を渡してくる。
(ああ、今日はホワイトデーだったっけ。そういえば私が事故に遭ったのはバレンタインだったかな・・・。そうか、私あの日に約束してたんだ。チョコレートを渡すって。そうだこの子達に渡すはずで・・・。そうだよ、私はこの子達の先生なんだ・・・!)
ようやく生徒達の事を思い出した洋子の顔には笑顔で満ち足りていた。
PS:ホワイトデーの日に出勤させたのも、生徒達に洋子のつくったチョコレートを渡したのも、生徒達から洋子にお返しとしてのプレゼントを贈るのも、全部校長である父親の計らいだったそうで。
「ロシアン電話帳」「1ブックマーク」
無
作為に、スマホの電話帳から一人のデータを開いた私。
踏切に行かなきゃ。
そう思った。
なぜ?
*お題『踏切』『無作為』『連絡』より
作為に、スマホの電話帳から一人のデータを開いた私。
踏切に行かなきゃ。
そう思った。
なぜ?
*お題『踏切』『無作為』『連絡』より
16年03月18日 22:36
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
解説を見る
な
んとなく開いたデータは自殺した友人のものだった。
彼が亡くなったのは、踏切へ飛び込んだからだった。
自殺の理由は誰も知らない。
ただ、自殺する前夜、私にだけメールを送ってきていた。
「さようなら、ありがとう」とだけ。
何で逝ってしまったのだろう。
わからなかった。
怖くていけなかった。
この日は彼の四十九日。
行ってあげなきゃ行けない気がした。
「何かの、意味があるのかな…」
んとなく開いたデータは自殺した友人のものだった。
彼が亡くなったのは、踏切へ飛び込んだからだった。
自殺の理由は誰も知らない。
ただ、自殺する前夜、私にだけメールを送ってきていた。
「さようなら、ありがとう」とだけ。
何で逝ってしまったのだろう。
わからなかった。
怖くていけなかった。
この日は彼の四十九日。
行ってあげなきゃ行けない気がした。
「何かの、意味があるのかな…」
「悪魔のノート」「1ブックマーク」
君
はとある魔力を持ったノートを手に入れた(取説付き)
#big5#君#/big5#はノートに名前を書き込む事で悪人を殺し続けた
《略》
世界的名探偵『エロ』に正体を見破られ追い詰められた#big5#君#/big5#はノートに自らの名前を書き込んだのだった
ノートの魔力とは?
【参加テーマ・正体を見破られた時の台詞(解説に反映します)】
はとある魔力を持ったノートを手に入れた(取説付き)
#big5#君#/big5#はノートに名前を書き込む事で悪人を殺し続けた
《略》
世界的名探偵『エロ』に正体を見破られ追い詰められた#big5#君#/big5#はノートに自らの名前を書き込んだのだった
ノートの魔力とは?
【参加テーマ・正体を見破られた時の台詞(解説に反映します)】
16年03月10日 12:27
【20の扉】 [アザゼル]
【20の扉】 [アザゼル]
解説を見る
悪
魔のノートの魔力は#red#名前を書かれた人間を殺した者が死ぬ#/red#だった
この力を使って葵は未解決の残虐事件の犯人から始まり未だ生きている死刑囚をこの世から#red#処分#/red#した(魔力の特性上冤罪で死なせる可能性はない)
そしてこの力をネットを使って知らしめた(勿論匿名)
葵はどんどん殺人者を殺していく。心神喪失?なにそれ美味しいの?未成年?だからなに?(ちゃんと罪を償っていたりどうしょうもない事件は見逃した)
更には行方不明の人の名前、自殺したと思われている人の名前を片っ端から書き込んでいった(書いた人が生きていたり 死んでいても自殺や事故死なら効果は無い)
しかし闇社会が雇った名探偵に追い詰められてしまう
葵「なぜわかった?……その根拠を10文字以内で述べてみよ…」
そう言いながら葵は悪魔のノートに自らの名前を書き込んだ。経験上集団で一人の人間を殺した場合その全員が死ぬ筈だ。これでこいつらは私に何も出来ない筈
確かに#red#殺されはしないだろうね?#/red#
魔のノートの魔力は#red#名前を書かれた人間を殺した者が死ぬ#/red#だった
この力を使って葵は未解決の残虐事件の犯人から始まり未だ生きている死刑囚をこの世から#red#処分#/red#した(魔力の特性上冤罪で死なせる可能性はない)
そしてこの力をネットを使って知らしめた(勿論匿名)
葵はどんどん殺人者を殺していく。心神喪失?なにそれ美味しいの?未成年?だからなに?(ちゃんと罪を償っていたりどうしょうもない事件は見逃した)
更には行方不明の人の名前、自殺したと思われている人の名前を片っ端から書き込んでいった(書いた人が生きていたり 死んでいても自殺や事故死なら効果は無い)
しかし闇社会が雇った名探偵に追い詰められてしまう
葵「なぜわかった?……その根拠を10文字以内で述べてみよ…」
そう言いながら葵は悪魔のノートに自らの名前を書き込んだ。経験上集団で一人の人間を殺した場合その全員が死ぬ筈だ。これでこいつらは私に何も出来ない筈
確かに#red#殺されはしないだろうね?#/red#
「TWiD ( The Word is dream )」「1ブックマーク」
彼は言葉をなくしました。
このような光景を見ることができるとは、夢にも思っていませんでした。
彼は足を一歩踏み出しました。
それは、無駄な事でした。
なぜ?
このような光景を見ることができるとは、夢にも思っていませんでした。
彼は足を一歩踏み出しました。
それは、無駄な事でした。
なぜ?
16年01月23日 09:57
【ウミガメのスープ】 [TTR]
【ウミガメのスープ】 [TTR]
TWiD ( The world is dead )
解説を見る
【要約】
彼は不老不死でした。
彼以外の人類は全て死滅しました。
長い間会話をすることもなくなり、彼は言葉を思い出せなくなりました。
ある日彼が街にたどり着くと、そこは廃墟となっていました。
世界に一人取り残された彼は、近くの建物から飛び降りましたが、死ぬことはありませんでした。
~以下、長いほうの解説。お時間ある方はお読みください~
彼はとある国の権力者。
怖いものもありませんでした。
ただ恐れるのは『死』のみでした。
彼はあらゆる方法を試し、不老不死を手に入れました。
死をも恐れなくなった彼は、あらゆる物を手に入れました。
また、気にいらない物はすべて消していきました。
ある時、世界規模で謎の病気が発生しました。
どのような薬も、手術も、魔法も効きはしない恐ろしい病気でした。
世界中の人がその病気により死んでいきました。
彼はただそれを笑って見ていました。
いつか収まるであろう、自分は死なないのだから…と。
彼の周りには、不老不死の力を与えてほしい、死にたくない、と言う人が来ましたが、
彼は、それを叶えてあげませんでした。
自身の地位を守るため、対抗勢力を作らせないようにでした。
ある日、彼が目を覚ますと、国民すべて死んでいました。
初めはその国に残っていましたが、孤独を感じ国の外で出て行きました。
しかし彼が向かう先、向かう先で生きている人はいませんでした。
何十年、何百年と彼が歩き続けたどり着いたのは、自身の国でした。
そこにはすべての建物が風化し、温かさなど皆無な街でした。
彼は家臣にどのような命令をしていたのか、それどころか、言葉とは何だったのか、自身の名前すら分からなくなっていました。
彼が考えられたのは、孤独、絶望だけでした。
かつての自身の城に登り、手すりすら無くなったベランダから何もない空間に足を踏み出しました。
彼は目を覚ましました。
彼には『死』が訪れませんでした。
彼は咆哮しました。
ただ獣のように…
帰ってくる返事もなく、風だけが吹き抜けて行きました。
彼は不老不死でした。
彼以外の人類は全て死滅しました。
長い間会話をすることもなくなり、彼は言葉を思い出せなくなりました。
ある日彼が街にたどり着くと、そこは廃墟となっていました。
世界に一人取り残された彼は、近くの建物から飛び降りましたが、死ぬことはありませんでした。
~以下、長いほうの解説。お時間ある方はお読みください~
彼はとある国の権力者。
怖いものもありませんでした。
ただ恐れるのは『死』のみでした。
彼はあらゆる方法を試し、不老不死を手に入れました。
死をも恐れなくなった彼は、あらゆる物を手に入れました。
また、気にいらない物はすべて消していきました。
ある時、世界規模で謎の病気が発生しました。
どのような薬も、手術も、魔法も効きはしない恐ろしい病気でした。
世界中の人がその病気により死んでいきました。
彼はただそれを笑って見ていました。
いつか収まるであろう、自分は死なないのだから…と。
彼の周りには、不老不死の力を与えてほしい、死にたくない、と言う人が来ましたが、
彼は、それを叶えてあげませんでした。
自身の地位を守るため、対抗勢力を作らせないようにでした。
ある日、彼が目を覚ますと、国民すべて死んでいました。
初めはその国に残っていましたが、孤独を感じ国の外で出て行きました。
しかし彼が向かう先、向かう先で生きている人はいませんでした。
何十年、何百年と彼が歩き続けたどり着いたのは、自身の国でした。
そこにはすべての建物が風化し、温かさなど皆無な街でした。
彼は家臣にどのような命令をしていたのか、それどころか、言葉とは何だったのか、自身の名前すら分からなくなっていました。
彼が考えられたのは、孤独、絶望だけでした。
かつての自身の城に登り、手すりすら無くなったベランダから何もない空間に足を踏み出しました。
彼は目を覚ましました。
彼には『死』が訪れませんでした。
彼は咆哮しました。
ただ獣のように…
帰ってくる返事もなく、風だけが吹き抜けて行きました。