「箱の中のカブトムシ」「1ブックマーク」
カメオは空っぽの箱を指差して中にカブトムシがいると嘘をついた。
箱の中には本当にカブトムシがいた。
カメオは悲しんだ。
一体何故?
箱の中には本当にカブトムシがいた。
カメオは悲しんだ。
一体何故?
14年07月03日 19:09
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
解説を見る
カメオとカメタの両親はとうの昔に死んでおり二人で力を合わせて生きていました。
しかし貧しさは幼いカメタを蝕み栄養失調を引き起こし倒れてしまいました。
カメタはどうにかカメタを助けようと思いましたが何分お金がありません。
周りの人々も関わり合わないように避けていきました。
カメタはどんどん衰弱していき目が覚めている時間のほうが短くなりました。
カメオはそれでもカメタを救おうと時には盗みを働いてでも食料を調達して自分の食べる分もカメタのために回しました。
カメオ「これ食べて速く元気出せよ。」
カメタ「いいよ。僕お腹空いてない、お兄ちゃん食べていいよ」
カメオ「いいんだよ・・さっきたくさん食ったんだから・・・それよりなにか欲しいものないか?何でも兄ちゃんが用意してやるぞ。」
それはカメオの強がりでした。ただただカメタに元気になってほしくて付いた強がりでした。
カメタ「兄ちゃん・・・カブトムシが・・・いいな」
カメオ「カブトムシ?まかせろ!兄ちゃんがたくさん捕まえてきてやる。」
翌日カメオは山に登りカブトムシを探しましたが一匹も見つかりませんでした。
日が暮れて夜になっても探し続けましたがあんまり遅くなるとカメタが心配するのでしぶしぶ帰りました。
カメオ「ただいま~うっかり昼寝をしちゃって気付いたら夜だったよww」
カメタ「兄ちゃんお帰り~」
カメオはとっさに空き箱を拾い
カメオ「カブトムシ取って来たぞ。たくさん捕まえたんだぞ~
でも開けたら逃げちゃうからな!絶対開けるなよ!!」
カメオはまた嘘をつきました。
カメタにガッカリして欲しくはなかったのです。
カメオ「でも兄ちゃんと一緒のときならちらっとだけなら見てもいいぞ。
一瞬だけだぞ、逃げちゃうからな?」
カメタ「いいよ・・・・僕ね・・・もう目がぼんやりして兄ちゃんの顔も良く見えないんだ。
ねぇ兄ちゃん・・・知ってる?カブトムシってすごく高いんだって・・・高く売ればもう兄ちゃんが頑張らなくてもご飯が毎日食べれるね・・・
カメオがカメタを救いたかったように
カメタもカメオを救いたかったのでした。
カメタ「僕もね・・兄ちゃんが『お仕事』行ってる間に何か出来ないかってね・・・・
こっそり抜け出してカブトムシ捕まえに行ってたんだけどね・・・
やっぱり兄ちゃんには適わないな・・・・
でもね・・・僕もこの前一匹だけ捕まえて・・箱の中にしまっておいたんだ。
本当は僕が売って兄ちゃんを驚かせたかったんだけどね・・・
カメオがその箱を開けるとカブトムシが一匹干からびていました。
カメオは涙を零しました。
カメタの手は泥に塗れてボロボロでした。
カメタはもう喋りませんでした。
しかし貧しさは幼いカメタを蝕み栄養失調を引き起こし倒れてしまいました。
カメタはどうにかカメタを助けようと思いましたが何分お金がありません。
周りの人々も関わり合わないように避けていきました。
カメタはどんどん衰弱していき目が覚めている時間のほうが短くなりました。
カメオはそれでもカメタを救おうと時には盗みを働いてでも食料を調達して自分の食べる分もカメタのために回しました。
カメオ「これ食べて速く元気出せよ。」
カメタ「いいよ。僕お腹空いてない、お兄ちゃん食べていいよ」
カメオ「いいんだよ・・さっきたくさん食ったんだから・・・それよりなにか欲しいものないか?何でも兄ちゃんが用意してやるぞ。」
それはカメオの強がりでした。ただただカメタに元気になってほしくて付いた強がりでした。
カメタ「兄ちゃん・・・カブトムシが・・・いいな」
カメオ「カブトムシ?まかせろ!兄ちゃんがたくさん捕まえてきてやる。」
翌日カメオは山に登りカブトムシを探しましたが一匹も見つかりませんでした。
日が暮れて夜になっても探し続けましたがあんまり遅くなるとカメタが心配するのでしぶしぶ帰りました。
カメオ「ただいま~うっかり昼寝をしちゃって気付いたら夜だったよww」
カメタ「兄ちゃんお帰り~」
カメオはとっさに空き箱を拾い
カメオ「カブトムシ取って来たぞ。たくさん捕まえたんだぞ~
でも開けたら逃げちゃうからな!絶対開けるなよ!!」
カメオはまた嘘をつきました。
カメタにガッカリして欲しくはなかったのです。
カメオ「でも兄ちゃんと一緒のときならちらっとだけなら見てもいいぞ。
一瞬だけだぞ、逃げちゃうからな?」
カメタ「いいよ・・・・僕ね・・・もう目がぼんやりして兄ちゃんの顔も良く見えないんだ。
ねぇ兄ちゃん・・・知ってる?カブトムシってすごく高いんだって・・・高く売ればもう兄ちゃんが頑張らなくてもご飯が毎日食べれるね・・・
カメオがカメタを救いたかったように
カメタもカメオを救いたかったのでした。
カメタ「僕もね・・兄ちゃんが『お仕事』行ってる間に何か出来ないかってね・・・・
こっそり抜け出してカブトムシ捕まえに行ってたんだけどね・・・
やっぱり兄ちゃんには適わないな・・・・
でもね・・・僕もこの前一匹だけ捕まえて・・箱の中にしまっておいたんだ。
本当は僕が売って兄ちゃんを驚かせたかったんだけどね・・・
カメオがその箱を開けるとカブトムシが一匹干からびていました。
カメオは涙を零しました。
カメタの手は泥に塗れてボロボロでした。
カメタはもう喋りませんでした。
「強欲は身を滅ぼす」「1ブックマーク」
男は湖で釣りをしていた
釣り糸を垂らし待っているあいだ一服しようと
ポケットからタバコを取り出そうとした時だ
チャリンと一枚の金貨がポケットから転がった
この後男は死んでしまった
もし男が強欲でなければ幸せになれただろう
男がなぜ死んだのか推理してください
釣り糸を垂らし待っているあいだ一服しようと
ポケットからタバコを取り出そうとした時だ
チャリンと一枚の金貨がポケットから転がった
この後男は死んでしまった
もし男が強欲でなければ幸せになれただろう
男がなぜ死んだのか推理してください
13年03月18日 22:40
【ウミガメのスープ】 [真央]
【ウミガメのスープ】 [真央]
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ほどほどのスープ
解説を見る
男は氷の張った湖に一つ穴を開け釣りをしていた
釣り糸を垂らし待っているあいだ一服しようと
ポケットからタバコを取り出そうとした時だ
チャリンと一枚の金貨がポケットから転がったと思うと
ポチャンと開けた穴へと落ちてしまった
これはもったいないことをしたと嘆くと
突如女神が目の前に現れた
女神『あなたが落としたのは金貨2枚ですか?それとも3枚ですか?』
男は最初は驚いたが、有名な金の斧の童話を思いだし正直に答えた
男「いいえ、私が落としたのは金貨1枚です」
男が正直に答えると落とした金貨と女神の持つ金貨を貰い金貨は6枚になった
喜ぶ男は考えた、また金貨を落とせば増えるのだろうか?
どうせ元は無くなるはずの金貨一枚だ、そう思い6枚全部投げ入れた
するとやはり女神が現れ金貨は19枚になった
大喜びした男はねずみ算式に増えていく金貨を見ながら次々と投げ入れた
男が一生遊んで暮らせるほどの金貨を手に入れたとき
足元でミシリと音がした
気がついたときにはもう遅く、男は金貨と一緒に凍った湖の底で眠りについた
釣り糸を垂らし待っているあいだ一服しようと
ポケットからタバコを取り出そうとした時だ
チャリンと一枚の金貨がポケットから転がったと思うと
ポチャンと開けた穴へと落ちてしまった
これはもったいないことをしたと嘆くと
突如女神が目の前に現れた
女神『あなたが落としたのは金貨2枚ですか?それとも3枚ですか?』
男は最初は驚いたが、有名な金の斧の童話を思いだし正直に答えた
男「いいえ、私が落としたのは金貨1枚です」
男が正直に答えると落とした金貨と女神の持つ金貨を貰い金貨は6枚になった
喜ぶ男は考えた、また金貨を落とせば増えるのだろうか?
どうせ元は無くなるはずの金貨一枚だ、そう思い6枚全部投げ入れた
するとやはり女神が現れ金貨は19枚になった
大喜びした男はねずみ算式に増えていく金貨を見ながら次々と投げ入れた
男が一生遊んで暮らせるほどの金貨を手に入れたとき
足元でミシリと音がした
気がついたときにはもう遅く、男は金貨と一緒に凍った湖の底で眠りについた
「【隠された上履き】」「1ブックマーク」
カメオの上履きを隠したカメタは、
翌朝一番乗りで登校した。
いじめの標的となったカメオはその日、
何食わぬ顔をしていた。
一体なぜ?
翌朝一番乗りで登校した。
いじめの標的となったカメオはその日、
何食わぬ顔をしていた。
一体なぜ?
14年05月29日 19:03
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
解説を見る
カメオのクラスメイトの何人かがコソコソ話しているのを聞いたカメタ。
『カメオって影薄いし暗いし、なんかムカつくよな。』
『なぁ、カメオの上履き隠さねぇ?www』
『いいなそれwww 明日どんなリアクションするか楽しみだなwww』
………そんな悪質で陰湿な声を聞き、
カメタは許せなかった。
そんなイジメをして、何が楽しいんだ。
カメオが下校した後、
そいつらがカメオの上履きを隠そうとする前に、
そいつらに触れられない様にカメオの上履きを先に隠したカメタ。
こうしておけば、イジメによってカメオの上履きが隠される事はない。
そしてカメタは翌朝、一番乗りで登校し、カメオの上履きをカメオの下駄箱に戻してあげた。
陰でいじめの標的となっていたカメオはそんな事など知る由もなく、
何食わぬ顔をしていた。
気にくわないイジメっ子達はまた何かを企てるだろう。
人間の特異性が生み出す、世の哀しい連鎖だ。
だが、カメタの様に、そういった陰湿な行為を哀しみ、
自分に出来る事を何かしらしようとする人間も少なからずいる。
人を想いやる気持ちは、
いつまでも持ち続けたいものだ。
『カメオって影薄いし暗いし、なんかムカつくよな。』
『なぁ、カメオの上履き隠さねぇ?www』
『いいなそれwww 明日どんなリアクションするか楽しみだなwww』
………そんな悪質で陰湿な声を聞き、
カメタは許せなかった。
そんなイジメをして、何が楽しいんだ。
カメオが下校した後、
そいつらがカメオの上履きを隠そうとする前に、
そいつらに触れられない様にカメオの上履きを先に隠したカメタ。
こうしておけば、イジメによってカメオの上履きが隠される事はない。
そしてカメタは翌朝、一番乗りで登校し、カメオの上履きをカメオの下駄箱に戻してあげた。
陰でいじめの標的となっていたカメオはそんな事など知る由もなく、
何食わぬ顔をしていた。
気にくわないイジメっ子達はまた何かを企てるだろう。
人間の特異性が生み出す、世の哀しい連鎖だ。
だが、カメタの様に、そういった陰湿な行為を哀しみ、
自分に出来る事を何かしらしようとする人間も少なからずいる。
人を想いやる気持ちは、
いつまでも持ち続けたいものだ。
「ダメダメ」「1ブックマーク」
カメオとカメコの会話
「カメコく〜ん、いいじゃないのぉ〜」
『ダメよ〜、ダメダメ』
「カメコくんのために、もう女房とも別れるからさぁ〜、
だから、ね? いいじゃないのぉ〜」
『ダメよ〜、ダメダメ』
そんなやり取りの後、カメオは会社に電話をかけた。
すると、カメオは激しく怒り出し
その後、とてつもない恐怖に包まれた。
いったい、何があったのだろう?
「カメコく〜ん、いいじゃないのぉ〜」
『ダメよ〜、ダメダメ』
「カメコくんのために、もう女房とも別れるからさぁ〜、
だから、ね? いいじゃないのぉ〜」
『ダメよ〜、ダメダメ』
そんなやり取りの後、カメオは会社に電話をかけた。
すると、カメオは激しく怒り出し
その後、とてつもない恐怖に包まれた。
いったい、何があったのだろう?
14年05月14日 20:13
【ウミガメのスープ】 [ビル・ワトソン]
【ウミガメのスープ】 [ビル・ワトソン]
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初の(?)ホラー作品
解説を見る
40年間、彼女無し。寂しい一人暮らしを送っていたカメオは
ついに『おしゃべりワイフシリーズ 未亡人カメコちゃん』を購入した。
『ダメよ〜、ダメダメ』としか言葉を発さない彼女だが、
色々なシチュエーションを想像しては、カメコとの会話を楽しんでいた。
ある日のこと、カメコが暴走を始めた。
一定の間隔で発するはずの言葉が連続して発するようになり、
しまいには止まらなくなってしまったのだ。
カメオはカメコと並んで座っていたソファから立ち上がりメーカーに電話した。
「あのね〜、おたくで購入した『おしゃべりワイフシリーズ 未亡人カメコちゃん』なんか調子がおかしいのよ。」
それに対してメーカーの担当は
『コンセントはささってますでしょうか?』
と、この状況において人をバカにしたような返答をしてきた。
カメオは憤慨し
「あのね〜、そんなのささってるに決まってるでしょ!
大体、コンセントささってなきゃ喋るわけないじゃない!
これ外部電源でしか動かない仕様じゃないの!」
と、メーカーの担当者を罵倒しながら、何気なくコンセントの方に目を向けると
なんとコンセントがハズれているではないか!!
カメオは震える声でメーカーの担当者に質問した
「あのぉ・・・、確認だけどね?カメコちゃん、コンセントささってないと動かないよね?」
『はい。我が社の『おしゃべりワイフシリーズ』はすべて外部電源でのみ動く仕様となっておりますので、
コンセントがささっておりませんと動くことも喋ることも出来ません。』
カメオは恐怖のあまり思わず電話を落としてしまった。
すると、背後に気配を感じそっと振り向いた。
そこには、さっきまでソファに座らせていたはずのカメコが立っていた。
『ダメよぉ〜、ダメダメ〜!!』
ついに『おしゃべりワイフシリーズ 未亡人カメコちゃん』を購入した。
『ダメよ〜、ダメダメ』としか言葉を発さない彼女だが、
色々なシチュエーションを想像しては、カメコとの会話を楽しんでいた。
ある日のこと、カメコが暴走を始めた。
一定の間隔で発するはずの言葉が連続して発するようになり、
しまいには止まらなくなってしまったのだ。
カメオはカメコと並んで座っていたソファから立ち上がりメーカーに電話した。
「あのね〜、おたくで購入した『おしゃべりワイフシリーズ 未亡人カメコちゃん』なんか調子がおかしいのよ。」
それに対してメーカーの担当は
『コンセントはささってますでしょうか?』
と、この状況において人をバカにしたような返答をしてきた。
カメオは憤慨し
「あのね〜、そんなのささってるに決まってるでしょ!
大体、コンセントささってなきゃ喋るわけないじゃない!
これ外部電源でしか動かない仕様じゃないの!」
と、メーカーの担当者を罵倒しながら、何気なくコンセントの方に目を向けると
なんとコンセントがハズれているではないか!!
カメオは震える声でメーカーの担当者に質問した
「あのぉ・・・、確認だけどね?カメコちゃん、コンセントささってないと動かないよね?」
『はい。我が社の『おしゃべりワイフシリーズ』はすべて外部電源でのみ動く仕様となっておりますので、
コンセントがささっておりませんと動くことも喋ることも出来ません。』
カメオは恐怖のあまり思わず電話を落としてしまった。
すると、背後に気配を感じそっと振り向いた。
そこには、さっきまでソファに座らせていたはずのカメコが立っていた。
『ダメよぉ〜、ダメダメ〜!!』
「気を使いすぎる彼女」「1ブックマーク」
今日のデートでは途中、おいしい回転寿司屋にいったんだ
給料も入ったから、たまには彼女にかっこいいとこ見せようと思って、「僕が奢るよ」と言ったんだ。
彼女、最初は遠慮してたけど、最後は僕にお礼を言って店の中に入ったんだ。
だけど・・・
彼女は玉子、納豆巻き、カッパ巻き、お味噌汁・・・など、比較的安いものしか頼まないんだ。
お刺身だったらマグロやえびも普通に食べるのに・・・
僕に遠慮してるのかな・・・?
彼女の行動の真意を説明してください
給料も入ったから、たまには彼女にかっこいいとこ見せようと思って、「僕が奢るよ」と言ったんだ。
彼女、最初は遠慮してたけど、最後は僕にお礼を言って店の中に入ったんだ。
だけど・・・
彼女は玉子、納豆巻き、カッパ巻き、お味噌汁・・・など、比較的安いものしか頼まないんだ。
お刺身だったらマグロやえびも普通に食べるのに・・・
僕に遠慮してるのかな・・・?
彼女の行動の真意を説明してください
13年03月20日 22:23
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
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ラテシン彼女5
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彼「ねえ、なんでいつもそればっかり食べてるの?」
彼女「え?」
彼「お刺身だとマグロとかも普通に食べてるのに、おすし屋に来るといつも、玉子、納豆巻き、カッパ巻き、イクラぐらいしか食べないじゃん」
彼女「それは・・・その・・・」
彼「大丈夫。お金は給料入ったから充分にあるよ。もっと遠慮しないで・・・」
彼女「違うの・・・」
彼「え? じゃあ、どうして?」
彼女「───だって・・・」
彼「だって・・・?」
彼女「マグロだと、入ってるじゃない、わさびが・・・」
彼「え? あ・・・もしかして、わさびNG!?」
(彼女、顔が真っ赤に)
彼女「だって・・・あのピリピリが、どうしてもいやで・・・トラウマで・・・」
彼「・・・・なるほど、ここの回転寿司、さび抜きにはお子様用の旗がついてるもんね。でも、だからといって、店員に直接頼むのは僕がいて恥ずかしいってところかな?」
彼女「うん・・・あの、ごめんね? 気を使わせちゃって」
彼「・・・すいません、大トロのわさび抜きください!」
店員「はい、大トロ抜きいっちょー!」
彼女「え・・・?」
彼「ほら、何にも恥ずかしがることなんてないよ? さび抜きもおいしいしねー」
彼女「うん・・・うん・・・・・・そうだね。ありがとう・・・」
ナニコレ大☆団☆円なの?
彼女「え?」
彼「お刺身だとマグロとかも普通に食べてるのに、おすし屋に来るといつも、玉子、納豆巻き、カッパ巻き、イクラぐらいしか食べないじゃん」
彼女「それは・・・その・・・」
彼「大丈夫。お金は給料入ったから充分にあるよ。もっと遠慮しないで・・・」
彼女「違うの・・・」
彼「え? じゃあ、どうして?」
彼女「───だって・・・」
彼「だって・・・?」
彼女「マグロだと、入ってるじゃない、わさびが・・・」
彼「え? あ・・・もしかして、わさびNG!?」
(彼女、顔が真っ赤に)
彼女「だって・・・あのピリピリが、どうしてもいやで・・・トラウマで・・・」
彼「・・・・なるほど、ここの回転寿司、さび抜きにはお子様用の旗がついてるもんね。でも、だからといって、店員に直接頼むのは僕がいて恥ずかしいってところかな?」
彼女「うん・・・あの、ごめんね? 気を使わせちゃって」
彼「・・・すいません、大トロのわさび抜きください!」
店員「はい、大トロ抜きいっちょー!」
彼女「え・・・?」
彼「ほら、何にも恥ずかしがることなんてないよ? さび抜きもおいしいしねー」
彼女「うん・・・うん・・・・・・そうだね。ありがとう・・・」
ナニコレ大☆団☆円なの?