「(25)三条右大臣 「賢い逢瀬をしようじゃないか」」「1ブックマーク」
男は女に問うた。
「どうにかして、さねかづらの蔦のように、誰にも邪魔をされずに、こっそりと君に会えないだろうか…?」
女は答えた。
「私に良い考えがあります。
今日の夜、私が目印を作っておきますから、それを辿って私の元まで来てくださいませ」
男は言われた通り、目印を辿ってやって来た。
そして、男は死んでしまった。
なぜだろう?
************************************
この問題は、以下の和歌に着想を得ています。
「名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな」(『後撰集』恋・701)
「どうにかして、さねかづらの蔦のように、誰にも邪魔をされずに、こっそりと君に会えないだろうか…?」
女は答えた。
「私に良い考えがあります。
今日の夜、私が目印を作っておきますから、それを辿って私の元まで来てくださいませ」
男は言われた通り、目印を辿ってやって来た。
そして、男は死んでしまった。
なぜだろう?
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この問題は、以下の和歌に着想を得ています。
「名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな」(『後撰集』恋・701)
16年06月10日 21:02
【ウミガメのスープ】 [愛莉@京都LOVE]
【ウミガメのスープ】 [愛莉@京都LOVE]
二十五首目。
解説を見る
「あなた様の熱意に心打たれましたわ…!
私の仕事場から近い場所に、廃ビルがありますから、そこでお会いしましょう。
仕事場からそこまで、目印を引いておきますわ」
女からのメールに、男は「やっと振り向いてくれたか」と喜んだ。
何ヵ月も想いを伝え続けた甲斐があった、と。
ストーキングして突き止めた、女の仕事場へ行くと、近くに水が漏れ出たような跡があった。
水源を探そうと辿っていくと、廃ビルの中へと繋がっていた。
「へへ、まったく、手の込んだことをしやがるぜ…」
男はその水の道を辿り、ある部屋の前へやって来た。
やっと女を自分のものにできる。
男は意を決して、ドアを開けた。
次の瞬間、バックドラフトが起き、男の身体は吹き飛んだ。
そう、それは水の道などではなく、その部屋から漏れ出たガソリンだったのである。
次の日の新聞には「男が廃ビルで焼身自殺」と出ることだろう。
その光景の一部始終を見ていた人物は、姉の携帯電話から一つの送信履歴を削除しながら、呟いた。
「姉さんのストーカーだなんて、百年早いな…」
私の仕事場から近い場所に、廃ビルがありますから、そこでお会いしましょう。
仕事場からそこまで、目印を引いておきますわ」
女からのメールに、男は「やっと振り向いてくれたか」と喜んだ。
何ヵ月も想いを伝え続けた甲斐があった、と。
ストーキングして突き止めた、女の仕事場へ行くと、近くに水が漏れ出たような跡があった。
水源を探そうと辿っていくと、廃ビルの中へと繋がっていた。
「へへ、まったく、手の込んだことをしやがるぜ…」
男はその水の道を辿り、ある部屋の前へやって来た。
やっと女を自分のものにできる。
男は意を決して、ドアを開けた。
次の瞬間、バックドラフトが起き、男の身体は吹き飛んだ。
そう、それは水の道などではなく、その部屋から漏れ出たガソリンだったのである。
次の日の新聞には「男が廃ビルで焼身自殺」と出ることだろう。
その光景の一部始終を見ていた人物は、姉の携帯電話から一つの送信履歴を削除しながら、呟いた。
「姉さんのストーカーだなんて、百年早いな…」
「好き嫌いすんなよ」「1ブックマーク」
男はずっと謝りたかった友人に会いに行った。
久しぶりの再開にも関わらず、友人は男をボロクソに叱りつけた。
その結果、今男は病院のベッドの上にいる。
一体男に何があった?
久しぶりの再開にも関わらず、友人は男をボロクソに叱りつけた。
その結果、今男は病院のベッドの上にいる。
一体男に何があった?
13年03月24日 22:43
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
解説を見る
ウミガメのスープ アナザーアフター
男は#b#本物#/b#のウミガメのスープを飲み終え、帰宅した後、自殺を考えた。
どうせ死ぬなら、仲間の近くで死のうと思い直し、男は海岸まで移動し、海の中へと入っていった。
冷たい海の中。
苦しみが消え、遠くなる意識。
男は不可抗力とはいえ、自分が食べてしまった仲間に対して謝りたい、あの世でなら会えるかなと考えたところで男の意識はブラックアウトしていった。
・・・
男は川べりを歩いている。
目的地はわからないが、自分の足がその場所を知っているかのように自然に動いている感じだ。
しばらく歩くと、ポツポツと人が現れてきた。
その中に懐かしい顔を見つけた。
船乗り仲間で、男がスープにして食べたと思われる男だ。
男は謝るためにそいつに声を掛けた。
「久しぶりだな」
「そうだな。だいぶ久しぶりだ」
「俺はあの時のことを謝りたい。お前を食べてまで生きながらえた醜い俺に罰を与えてくれないか?」
「そうだ。お前は俺の肉を食って生きながらえた。なら何故ここにいる?まだまだお前の寿命は長いはずだ」
「お前らに悪くて…お前らに会いたくて、俺は自殺をしてここにやってきたんだ」
「俺たちが頑張ってお前に残した命を捨ててきたってのか?お前は俺たちをバカにしているのか?俺たちに悪いと思うなら生きて償え!お前はここにくるには早すぎるんだ!甘えてんじゃねえっこの馬鹿野郎がっ!」
そう怒鳴った仲間は男の顔を力任せにぶん殴った。
男の意識はまたブラックアウトしていった。
・・・
目を覚ましたら病院のベッドの上だった。
近くの浜辺で倒れていたところを、偶然散歩で通りかかった人が見つけ、病院に運び込まれたそうだ。
男は仲間に殴られた頬を抑える。ジンジンと痛み、それが生きているということを強く実感させた。
通りかかった看護婦が、頬を抑えている男を見てこう尋ねた。
「どうも流されている時に岩場にぶつけたみたいですね。痛みますか?」
男は言った。
「ええ… とても… とても痛いです…」
男は#b#本物#/b#のウミガメのスープを飲み終え、帰宅した後、自殺を考えた。
どうせ死ぬなら、仲間の近くで死のうと思い直し、男は海岸まで移動し、海の中へと入っていった。
冷たい海の中。
苦しみが消え、遠くなる意識。
男は不可抗力とはいえ、自分が食べてしまった仲間に対して謝りたい、あの世でなら会えるかなと考えたところで男の意識はブラックアウトしていった。
・・・
男は川べりを歩いている。
目的地はわからないが、自分の足がその場所を知っているかのように自然に動いている感じだ。
しばらく歩くと、ポツポツと人が現れてきた。
その中に懐かしい顔を見つけた。
船乗り仲間で、男がスープにして食べたと思われる男だ。
男は謝るためにそいつに声を掛けた。
「久しぶりだな」
「そうだな。だいぶ久しぶりだ」
「俺はあの時のことを謝りたい。お前を食べてまで生きながらえた醜い俺に罰を与えてくれないか?」
「そうだ。お前は俺の肉を食って生きながらえた。なら何故ここにいる?まだまだお前の寿命は長いはずだ」
「お前らに悪くて…お前らに会いたくて、俺は自殺をしてここにやってきたんだ」
「俺たちが頑張ってお前に残した命を捨ててきたってのか?お前は俺たちをバカにしているのか?俺たちに悪いと思うなら生きて償え!お前はここにくるには早すぎるんだ!甘えてんじゃねえっこの馬鹿野郎がっ!」
そう怒鳴った仲間は男の顔を力任せにぶん殴った。
男の意識はまたブラックアウトしていった。
・・・
目を覚ましたら病院のベッドの上だった。
近くの浜辺で倒れていたところを、偶然散歩で通りかかった人が見つけ、病院に運び込まれたそうだ。
男は仲間に殴られた頬を抑える。ジンジンと痛み、それが生きているということを強く実感させた。
通りかかった看護婦が、頬を抑えている男を見てこう尋ねた。
「どうも流されている時に岩場にぶつけたみたいですね。痛みますか?」
男は言った。
「ええ… とても… とても痛いです…」
「ねばーまいんど」「1ブックマーク」
A子は不正を憎んでいた。
A子はその男を泳がせ、不正を犯す決定的瞬間をとらえたのだが、逆にA子が消されてしまった。
一体なぜ?
A子はその男を泳がせ、不正を犯す決定的瞬間をとらえたのだが、逆にA子が消されてしまった。
一体なぜ?
16年06月02日 21:15
【ウミガメのスープ】 [鳴子]
【ウミガメのスープ】 [鳴子]
解説を見る
A子は銭湯で子どもが泳ぐのが我慢できなかった。
子どもに注意しても知らんぷり、親に言っても逆ギレされる始末。
こうなったら証拠を押さえた上で番台のおばちゃんに直談判するしかないと思い立ったA子は、スマホのカメラを構えて子どもが泳ぐ姿を写真に収めたが、周りの入浴客は非常識なA子に怒り、画像を消させた上で番台に突き出して、入店禁止にさせた。
子どもに注意しても知らんぷり、親に言っても逆ギレされる始末。
こうなったら証拠を押さえた上で番台のおばちゃんに直談判するしかないと思い立ったA子は、スマホのカメラを構えて子どもが泳ぐ姿を写真に収めたが、周りの入浴客は非常識なA子に怒り、画像を消させた上で番台に突き出して、入店禁止にさせた。
「彼女の姿」「1ブックマーク」
どこまでも無限に続く青空、ぎらつく太陽。
1本の木を発見して私は、彼女の姿を脳裏に描いた。
よし、これで何とかなりそうだ。
Q.解説せよ
1本の木を発見して私は、彼女の姿を脳裏に描いた。
よし、これで何とかなりそうだ。
Q.解説せよ
16年05月29日 21:08
【ウミガメのスープ】 [まきや]
【ウミガメのスープ】 [まきや]
解説を見る
私は船旅の途中嵐に巻き込まれ、無人島に投げ出された。
幸い船も同じ島に漂着していたが、破損しており、『修理しなければ島から脱出できない』。
私は『修理のための材木』を探し歩いた。そしてしばらく後に、材木にできそうな木を発見した。
『船の破損箇所の大きさを脳裏に描いても』、ちょうどよさそうな木の太さ、長さ。
私はこれで島から脱出できると喜んだ。
【豆知識】船は一般に「女性」とされ、英語などでもsheで表現されます
幸い船も同じ島に漂着していたが、破損しており、『修理しなければ島から脱出できない』。
私は『修理のための材木』を探し歩いた。そしてしばらく後に、材木にできそうな木を発見した。
『船の破損箇所の大きさを脳裏に描いても』、ちょうどよさそうな木の太さ、長さ。
私はこれで島から脱出できると喜んだ。
【豆知識】船は一般に「女性」とされ、英語などでもsheで表現されます
「わたしは誰に殺された?」「1ブックマーク」
わたしは、有名になってしまった。
「待ってくれ! 」
わたしの願いを彼は聞き届けた。
「やるよ、やらせてくれ!」
わたしの願いを彼は聞き届けた。
「殺さないでくれ!」
わたしは彼に殺された。
わたしは誰に殺された?
「待ってくれ! 」
わたしの願いを彼は聞き届けた。
「やるよ、やらせてくれ!」
わたしの願いを彼は聞き届けた。
「殺さないでくれ!」
わたしは彼に殺された。
わたしは誰に殺された?
16年05月29日 19:45
【ウミガメのスープ】 [風木守人]
【ウミガメのスープ】 [風木守人]
解説を見る
鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス
鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス
鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス
そう、わたしはホトトギスである。
つまり、わたしを殺したのは、殺してしまえと言った、織田信長である。
鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス
鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス
そう、わたしはホトトギスである。
つまり、わたしを殺したのは、殺してしまえと言った、織田信長である。