「賑やか家族4」「1ブックマーク」
テレビのニュースで野球選手が取り上げられているのを,
カメコは父と弟と一緒に見ていた.
カメコがその内容に感想を漏らすと弟がズレた同意をしてきた.
一方父親は2人とは全く正反対の見解を述べた.
一体彼らはどうしたのだろう?
カメコは父と弟と一緒に見ていた.
カメコがその内容に感想を漏らすと弟がズレた同意をしてきた.
一方父親は2人とは全く正反対の見解を述べた.
一体彼らはどうしたのだろう?
16年06月18日 22:06
【ウミガメのスープ】 [QQS]
【ウミガメのスープ】 [QQS]
解説を見る
「ウミノ選手,契約#red#更改#/red#して年俸1億円だって.凄いね!」
一億円という夢みたいな言葉を聞いて,私は感嘆してしまった.
すると弟のカメオが目を輝かせて言った.
「そんなにたくさんお金貰えたら,嬉しくって契約#red#公開#/red#しちゃうね!」
我が弟よ,お前はあんまり大金を持たない方がいいタイプだ.
お姉ちゃん心配だよ.お小遣い預かってあげようか♪
だけど今度はお父さんが真逆のことを言った.
「いや,アイツはショボい金額で書類にサインしてしまって,契約#red#後悔#/red#してるんだよ」
・・・うん,私達を養ってくれてることはすごく感謝してる.
でもお父さんのお給料,その十分の一も無いよね?
あーウソウソ,お小遣い減らすとか言わないで!
御願いお父さん!
いや,御願いしますダンディでカッコイイお父様!
一億円という夢みたいな言葉を聞いて,私は感嘆してしまった.
すると弟のカメオが目を輝かせて言った.
「そんなにたくさんお金貰えたら,嬉しくって契約#red#公開#/red#しちゃうね!」
我が弟よ,お前はあんまり大金を持たない方がいいタイプだ.
お姉ちゃん心配だよ.お小遣い預かってあげようか♪
だけど今度はお父さんが真逆のことを言った.
「いや,アイツはショボい金額で書類にサインしてしまって,契約#red#後悔#/red#してるんだよ」
・・・うん,私達を養ってくれてることはすごく感謝してる.
でもお父さんのお給料,その十分の一も無いよね?
あーウソウソ,お小遣い減らすとか言わないで!
御願いお父さん!
いや,御願いしますダンディでカッコイイお父様!
「賑やか家族3」「1ブックマーク」
カメコは鍛錬により少しだけ察しが良くなった.
そのことを家族に話すと,
幼い弟は姉が超能力に目覚めたと思って驚いた.
一方父親は娘の将来を憐れんだ.
一体彼らはどうしたのだろう?
そのことを家族に話すと,
幼い弟は姉が超能力に目覚めたと思って驚いた.
一方父親は娘の将来を憐れんだ.
一体彼らはどうしたのだろう?
16年06月12日 17:55
【ウミガメのスープ】 [QQS]
【ウミガメのスープ】 [QQS]
解説を見る
私,最近#red#読唇術#/red#を使えるようになったの.
相手の口唇の動きを遠くから見て,
何を言ったのか当てるってヤツ.
まぁ部分的にしか分からないんだけど.
それを家族に話したら,弟のカメオが興味津々で訊いてきた.
「#red#読心術#/red#!?凄い!今僕が考えてること当ててみて!」
我が弟よ,それはエスパーだよ.
お姉ちゃん,ボストンバッグに入れないよ.
さらに今度はお父さんが茶化してくる.
「#red#独身術#/red#?お前,その歳で結婚諦めて一人で生きる術を身に付けるとは悲しいなぁ」
いやいや,これからイケメン捕まえるし!結婚するし!
・・・いやホントするし!
相手の口唇の動きを遠くから見て,
何を言ったのか当てるってヤツ.
まぁ部分的にしか分からないんだけど.
それを家族に話したら,弟のカメオが興味津々で訊いてきた.
「#red#読心術#/red#!?凄い!今僕が考えてること当ててみて!」
我が弟よ,それはエスパーだよ.
お姉ちゃん,ボストンバッグに入れないよ.
さらに今度はお父さんが茶化してくる.
「#red#独身術#/red#?お前,その歳で結婚諦めて一人で生きる術を身に付けるとは悲しいなぁ」
いやいや,これからイケメン捕まえるし!結婚するし!
・・・いやホントするし!
「カラフルミラクルパラソル」「1ブックマーク」
店
先に並ぶ色とりどりの傘。
行きつけの店での雨宿りを強いられていた女(Aとする)は、その傘の中から一本、気に入ったものを手に取ると、「やっと見つけた!!」と声を上げた。
Aはウキウキとした足取りで傘を差して帰った。
そのせいで損をした女(Bとする)がいたが、誰もBには同情しなかった。
いったいなぜ?
先に並ぶ色とりどりの傘。
行きつけの店での雨宿りを強いられていた女(Aとする)は、その傘の中から一本、気に入ったものを手に取ると、「やっと見つけた!!」と声を上げた。
Aはウキウキとした足取りで傘を差して帰った。
そのせいで損をした女(Bとする)がいたが、誰もBには同情しなかった。
いったいなぜ?
16年06月12日 21:16
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
解説を見る
行
きつけのコンビニで雨宿りをしていたA。
実は最近#red#お気に入りの傘をこのコンビニで盗まれてしまった#/red#のだ。
オーダーメイドで名前の刺繍入りの傘がそれが2ヶ月ぶりにここで見つかった。
「この傘よ!やっと見つけた!」
ちょうど雨が降っている。
Aは喜んで傘を差して帰った。
そこに、傘を使っていたBがやってきた。
「嘘、私の傘がない!!」
連れ立ってきた友人に、傘がないことを告げたが、取り合ってもらえない。
「アンタそれ盗んだ傘でしょ?前に言ってた。自業自得じゃない。」
「でも!今は私が使ってるのよ!?私のものじゃない。」
「持ち主の刺繍入ってたし、もともとアンタが勝手に盗んだんだから、文句言える立場でもないでしょ。」
「じゃあ私が濡れるの?!」
「傘買えば?」
「イヤよもったいない!ちょっと入れてくれない?」
「私だっていやよ。あんなみたいな狡い泥棒と一緒に傘入りたくないし、帰る方向逆だから。さようなら。」
友人に見捨てられたBは、怒鳴り散らしながら雨の中を帰っていった。
翌日の夜からひどい風邪を引いた。
自業自得である。
*盗んだ傘を取り返されたから。
きつけのコンビニで雨宿りをしていたA。
実は最近#red#お気に入りの傘をこのコンビニで盗まれてしまった#/red#のだ。
オーダーメイドで名前の刺繍入りの傘がそれが2ヶ月ぶりにここで見つかった。
「この傘よ!やっと見つけた!」
ちょうど雨が降っている。
Aは喜んで傘を差して帰った。
そこに、傘を使っていたBがやってきた。
「嘘、私の傘がない!!」
連れ立ってきた友人に、傘がないことを告げたが、取り合ってもらえない。
「アンタそれ盗んだ傘でしょ?前に言ってた。自業自得じゃない。」
「でも!今は私が使ってるのよ!?私のものじゃない。」
「持ち主の刺繍入ってたし、もともとアンタが勝手に盗んだんだから、文句言える立場でもないでしょ。」
「じゃあ私が濡れるの?!」
「傘買えば?」
「イヤよもったいない!ちょっと入れてくれない?」
「私だっていやよ。あんなみたいな狡い泥棒と一緒に傘入りたくないし、帰る方向逆だから。さようなら。」
友人に見捨てられたBは、怒鳴り散らしながら雨の中を帰っていった。
翌日の夜からひどい風邪を引いた。
自業自得である。
*盗んだ傘を取り返されたから。
「(25)三条右大臣 「賢い逢瀬をしようじゃないか」」「1ブックマーク」
男は女に問うた。
「どうにかして、さねかづらの蔦のように、誰にも邪魔をされずに、こっそりと君に会えないだろうか…?」
女は答えた。
「私に良い考えがあります。
今日の夜、私が目印を作っておきますから、それを辿って私の元まで来てくださいませ」
男は言われた通り、目印を辿ってやって来た。
そして、男は死んでしまった。
なぜだろう?
************************************
この問題は、以下の和歌に着想を得ています。
「名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな」(『後撰集』恋・701)
「どうにかして、さねかづらの蔦のように、誰にも邪魔をされずに、こっそりと君に会えないだろうか…?」
女は答えた。
「私に良い考えがあります。
今日の夜、私が目印を作っておきますから、それを辿って私の元まで来てくださいませ」
男は言われた通り、目印を辿ってやって来た。
そして、男は死んでしまった。
なぜだろう?
************************************
この問題は、以下の和歌に着想を得ています。
「名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな」(『後撰集』恋・701)
16年06月10日 21:02
【ウミガメのスープ】 [愛莉@京都LOVE]
【ウミガメのスープ】 [愛莉@京都LOVE]

二十五首目。
解説を見る
「あなた様の熱意に心打たれましたわ…!
私の仕事場から近い場所に、廃ビルがありますから、そこでお会いしましょう。
仕事場からそこまで、目印を引いておきますわ」
女からのメールに、男は「やっと振り向いてくれたか」と喜んだ。
何ヵ月も想いを伝え続けた甲斐があった、と。
ストーキングして突き止めた、女の仕事場へ行くと、近くに水が漏れ出たような跡があった。
水源を探そうと辿っていくと、廃ビルの中へと繋がっていた。
「へへ、まったく、手の込んだことをしやがるぜ…」
男はその水の道を辿り、ある部屋の前へやって来た。
やっと女を自分のものにできる。
男は意を決して、ドアを開けた。
次の瞬間、バックドラフトが起き、男の身体は吹き飛んだ。
そう、それは水の道などではなく、その部屋から漏れ出たガソリンだったのである。
次の日の新聞には「男が廃ビルで焼身自殺」と出ることだろう。
その光景の一部始終を見ていた人物は、姉の携帯電話から一つの送信履歴を削除しながら、呟いた。
「姉さんのストーカーだなんて、百年早いな…」
私の仕事場から近い場所に、廃ビルがありますから、そこでお会いしましょう。
仕事場からそこまで、目印を引いておきますわ」
女からのメールに、男は「やっと振り向いてくれたか」と喜んだ。
何ヵ月も想いを伝え続けた甲斐があった、と。
ストーキングして突き止めた、女の仕事場へ行くと、近くに水が漏れ出たような跡があった。
水源を探そうと辿っていくと、廃ビルの中へと繋がっていた。
「へへ、まったく、手の込んだことをしやがるぜ…」
男はその水の道を辿り、ある部屋の前へやって来た。
やっと女を自分のものにできる。
男は意を決して、ドアを開けた。
次の瞬間、バックドラフトが起き、男の身体は吹き飛んだ。
そう、それは水の道などではなく、その部屋から漏れ出たガソリンだったのである。
次の日の新聞には「男が廃ビルで焼身自殺」と出ることだろう。
その光景の一部始終を見ていた人物は、姉の携帯電話から一つの送信履歴を削除しながら、呟いた。
「姉さんのストーカーだなんて、百年早いな…」
「好き嫌いすんなよ」「1ブックマーク」
男はずっと謝りたかった友人に会いに行った。
久しぶりの再開にも関わらず、友人は男をボロクソに叱りつけた。
その結果、今男は病院のベッドの上にいる。
一体男に何があった?
久しぶりの再開にも関わらず、友人は男をボロクソに叱りつけた。
その結果、今男は病院のベッドの上にいる。
一体男に何があった?
13年03月24日 22:43
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
解説を見る
ウミガメのスープ アナザーアフター
男は#b#本物#/b#のウミガメのスープを飲み終え、帰宅した後、自殺を考えた。
どうせ死ぬなら、仲間の近くで死のうと思い直し、男は海岸まで移動し、海の中へと入っていった。
冷たい海の中。
苦しみが消え、遠くなる意識。
男は不可抗力とはいえ、自分が食べてしまった仲間に対して謝りたい、あの世でなら会えるかなと考えたところで男の意識はブラックアウトしていった。
・・・
男は川べりを歩いている。
目的地はわからないが、自分の足がその場所を知っているかのように自然に動いている感じだ。
しばらく歩くと、ポツポツと人が現れてきた。
その中に懐かしい顔を見つけた。
船乗り仲間で、男がスープにして食べたと思われる男だ。
男は謝るためにそいつに声を掛けた。
「久しぶりだな」
「そうだな。だいぶ久しぶりだ」
「俺はあの時のことを謝りたい。お前を食べてまで生きながらえた醜い俺に罰を与えてくれないか?」
「そうだ。お前は俺の肉を食って生きながらえた。なら何故ここにいる?まだまだお前の寿命は長いはずだ」
「お前らに悪くて…お前らに会いたくて、俺は自殺をしてここにやってきたんだ」
「俺たちが頑張ってお前に残した命を捨ててきたってのか?お前は俺たちをバカにしているのか?俺たちに悪いと思うなら生きて償え!お前はここにくるには早すぎるんだ!甘えてんじゃねえっこの馬鹿野郎がっ!」
そう怒鳴った仲間は男の顔を力任せにぶん殴った。
男の意識はまたブラックアウトしていった。
・・・
目を覚ましたら病院のベッドの上だった。
近くの浜辺で倒れていたところを、偶然散歩で通りかかった人が見つけ、病院に運び込まれたそうだ。
男は仲間に殴られた頬を抑える。ジンジンと痛み、それが生きているということを強く実感させた。
通りかかった看護婦が、頬を抑えている男を見てこう尋ねた。
「どうも流されている時に岩場にぶつけたみたいですね。痛みますか?」
男は言った。
「ええ… とても… とても痛いです…」
男は#b#本物#/b#のウミガメのスープを飲み終え、帰宅した後、自殺を考えた。
どうせ死ぬなら、仲間の近くで死のうと思い直し、男は海岸まで移動し、海の中へと入っていった。
冷たい海の中。
苦しみが消え、遠くなる意識。
男は不可抗力とはいえ、自分が食べてしまった仲間に対して謝りたい、あの世でなら会えるかなと考えたところで男の意識はブラックアウトしていった。
・・・
男は川べりを歩いている。
目的地はわからないが、自分の足がその場所を知っているかのように自然に動いている感じだ。
しばらく歩くと、ポツポツと人が現れてきた。
その中に懐かしい顔を見つけた。
船乗り仲間で、男がスープにして食べたと思われる男だ。
男は謝るためにそいつに声を掛けた。
「久しぶりだな」
「そうだな。だいぶ久しぶりだ」
「俺はあの時のことを謝りたい。お前を食べてまで生きながらえた醜い俺に罰を与えてくれないか?」
「そうだ。お前は俺の肉を食って生きながらえた。なら何故ここにいる?まだまだお前の寿命は長いはずだ」
「お前らに悪くて…お前らに会いたくて、俺は自殺をしてここにやってきたんだ」
「俺たちが頑張ってお前に残した命を捨ててきたってのか?お前は俺たちをバカにしているのか?俺たちに悪いと思うなら生きて償え!お前はここにくるには早すぎるんだ!甘えてんじゃねえっこの馬鹿野郎がっ!」
そう怒鳴った仲間は男の顔を力任せにぶん殴った。
男の意識はまたブラックアウトしていった。
・・・
目を覚ましたら病院のベッドの上だった。
近くの浜辺で倒れていたところを、偶然散歩で通りかかった人が見つけ、病院に運び込まれたそうだ。
男は仲間に殴られた頬を抑える。ジンジンと痛み、それが生きているということを強く実感させた。
通りかかった看護婦が、頬を抑えている男を見てこう尋ねた。
「どうも流されている時に岩場にぶつけたみたいですね。痛みますか?」
男は言った。
「ええ… とても… とても痛いです…」