動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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シンデレラガール「1ブックマーク」
彼女はどこにでもいるありふれた娘でした。


しかしとあるばん。カボチャの馬車と共に彼女は王子様の元まで訪れるとそのまますぐに求婚されお姫様になりました。

しかし姫は王子に殺害予告しました。一体なぜ?
15年03月06日 23:42
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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ある白黒の盤

プロモーション(昇格)

ありふれたポーンはいちばん奥まで進むことができれば、他の駒に成ることができます。
 

相手のマスまで行ったポーンはクィーンに成りキングにチェックメイト(将棋で言う詰み。必死な状態)しました。
 通信でCDを買った翔子。まっすぐ貼られた切手や丁寧な手書きの宛名が丁寧だと翔子は好感を覚えていたのだが、CDの入った箱を開けたところ、
 ”#red#業者の対応が丁寧だったので、翔子は悲しくなった#/red#”。
 もし業者が雑な対応をしていたなら翔子は悲しくならなかったのだが、いったいどういうことだろう?
 なお、翔子は冷たくされることに快楽を覚えるタイプの人間ではないとする。
17年10月26日 22:07
【ウミガメのスープ】 [KUZUHARA]



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解説(回答のベース)
 アイドル歌手が大好きな翔子。中古でCDを買ったところ、
 ” #red#キレイにCDを包んでいる梱包材。さらに新聞紙で包まれている。だが、その新聞の記事にアイドルのゴシップを見つけた#/red#”のだ。
 もし新聞がなければ、楽しい気持ちで音楽を聞けたのに……と、ちょっと悲しくなった翔子だった。

おまけ(別解)
 元有名歌手である翔子。翔子が中古でCDを買ったところ、
 ” #red#キレイにCDを包んでいる新聞紙に、自分のゴシップが書かれた記事を見つけた#/red#”のだ
 そう、翔子は元有名歌手。もしこれだけ丁寧な梱包をする人ならば、自分に気づいていたらそのくらい配慮するだろうに、自分は忘れられてしまったのだと改めて実感したのだ……。
決して見えないあなたの顔「1ブックマーク」
〜“私”について、そして“私”を取り巻く環境について〜

◎“私”は地球で産まれたが、地球とよく似た、もう少し言えば地球より少しゴツゴツした星に住んでいる
◎“私”はこの星で一番大きい人と付き合っている
◎この星で独り身はいない
◎奇妙なことに産まれてくる子供は皆同じ

“私”の正体を見破ってください
17年10月18日 21:43
【ウミガメのスープ】 [25]

ウミガメとは違うかも知れませんが良ければご参加お願いします




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星=サイコロ
“私”=1
パートナー=6
子供=7
真の芸術とは…「1ブックマーク」
ラテシン公園で、野外美術展が開かれていた。
カメオも、その美術展をを訪れた者の一人だ。

カメオは個展会場を進むと、とある作品の前で足を止めた。

正面を見る。
そして、空を見上げる。
作品名に目をやる。
また正面を見る。
そしてまた、空を見上げた。

(まあ、まだ早いもんな)

カメオは、また後で来ようと思い、その作品を後にした。


だがカメオが後で訪れたとき、美術展はもう終わってしまっていた。

(そんな馬鹿な、じゃああの作品は展示されても意味がないじゃないか)


#b#※カメオは何故このような行動を取ったのか?#/b#
16年12月07日 23:45
【ウミガメのスープ】 [第四アルカ騎士団]



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その作品は彫刻であり、半裸の人物が上空を指し示しているように見えた。
そして、作品名を、カメオは#b#「月夜」#/b#と読んだ。

一見して意味が分からなかったカメオは、
「この作品は月夜を指し示す彫刻なんだ」
「月夜そのものが芸術であるというメッセージが込められているに違いない」
「月夜になってからじゃないと意味がないんだな」
そう解釈し、後で―夜になってから来ようと思ってその場を後にした。


カメオは勘違いしていた。
作品名が手書きだったため、「月夜」に見えてしまったが。

正しい作品名は#b#「腋」。#/b#
そう、彫刻は上空を指し示していたのではない。
手を挙げることで、腋を見せていたのだ。

後にそのことを知ったカメオは、勘違いした恥ずかしさと共に
「腋見せるのがメインの彫刻ってなんだよ!」
と、何となくやり場のない怒りを覚えたという。

#b#※要約#/b#
#b#「腋」という題名の、手を挙げた彫刻を見たカメオ。#/b#
#b#手書きだったため、題名を「月夜」と勘違いし、月夜を指し示すための芸術だと思い込んでいた。#/b#
ゆめのあとで「1ブックマーク」
イージーちゃんイージーちゃん!
やっと動きましたよ、なんですかねこれ。
ユメ、こんな機械初めて見ます。あ!画面に文字が出ましたよ、
ラテ……ン?
イージーちゃんなんですかね。ラテンって?

「わかりません」

へぇ、イージーちゃんにもわからないことあるんですね?

「わからないことは、わかりません」

……それより、変わった言葉を話してますね。
ショーセーちゃんのとも違いますし、ユメは興味津々です。

ああ、そうです!
もしよければ、ユメの話し相手になってくれませんか?
イージーちゃんもショーセーちゃんも、みーいんな最近、無愛想で退屈なんです。
あなたはどんな事が得意ですか? ユメはお話が得意です!


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ユメたちと会話してみんなが無愛想になった理由を解明し、ユメが楽しくお話できるように助けてあげてください。
16年11月26日 21:34
【亀夫君問題】 [風木守人]



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とある男は人類最後の人間だった。
より正確には、そう思っていた。

瓦礫の山の下、地下に設けられた培養カプセルの中で産声をあげ、彼はロボットに囲まれて育った。
彼の世界は、自分と機械で出来ていた。自分以外に動くものは機械しか知らなかった。
幸いにも地下に造られたその施設は、最低限の衣食住を保証してくれたし、ロボットたちが巧みに彼の退屈を紛らわせた。

「ねえ、おそとはどうなっているの?」

ある日、彼は唐突にそう言った。

「わかりません」

彼を育て上げた育児ロボットはそう答えた。それは彼にとって初めての衝撃だった。
ロボットたちは単に、知らないことや予測がつかないことに対して、不確定な答えを返さなかっただけだった。
しかし、それが彼の好奇心を刺激した。彼は、あらゆるロボットにこの質問をした。

彼に料理を運ぶ給仕ロボット、いつもどこかを走り回っている清掃ロボット、適度に勝ったり負けたりしてくれる遊戯ロボットに、栄養管理と美食を両立させる調理ロボット。
異常がないか巡回する警備ロボットや、皆の故障や怪我を治す救護ロボットや、彼の行動履歴を記録する運動ロボットや、それらを管理する管理ロボット。
果ては彼以外が来た時のために延々と立ち尽くしている案内ロボットまで。
彼はあらゆる知り合いに同じ質問をした。

「わかりません」

答えは同じだった。

「つまんない」

彼はそうつぶやいた。それから地獄が始まった。
彼は気づいてしまったのだ。ロボットと自分が違うことに。

一定の質問にみんな同じ回答をする事、

みんな同じ時間には同じ場所にいる事、

同じ個体は一字一句同じ答えをする事、

会話等を遮ると同じエラーを起こす事、

想像や予想をできず事実のみを語る事、

まるで、カビ臭い本のようだと思った。

「ろぼっとは、ぼくとはちがう?」

彼の世界が、ロボットの体のように底冷えしていった。

「わかりません」

横を偶然通ったあるロボットは、彼の言葉を拾ってそう答えた。



それ以来、彼は本をよく読むようになった。
本と言っても、書籍ロボットが見せてくれる文字列だ。知らない語彙を検索しながら物語を楽しめるシステムで、教材を兼ねている。

そこで、彼は自分以外に人間がいた事を知った。

人間とは、社会の生き物なのだ。
自らを明かすために、他者と自分を比較し位置を決める。地面がなければ雨粒が永遠に落ち続けるように、彼は他者がいないために、自己を何かとの関係で語る事ができない。

「ぼくいがいの人間に会いたい」

その夢が彼を突き動かした。
そして彼は旅に出た。
地図を広げて旅に出た。

東にシェルターがあると分かり、その廃墟の前で愕然とし、
西に研究所があると知り、英知の残骸たる灰と炭の前で涙した。

北の荒涼たる砂漠をさまよい、生物の痕跡すらないと絶望し、
南で生物の反応を感知し走れば、暴走したロボットが事切れていた。

いつしか彼は老いていた。

「僕の夢もここで終わりか」

あるシェルターを訪れた彼はそうつぶやいた。既に死期を悟り、柔らかく笑えるようになった。

「惜しむらくは、僕の夢が叶わなかったことか。一度でいいから、他の人間と話したかった」

彼はため息をつきながらシェルターの扉をくぐった。
いつも通りだ。
コールドスリープしている人間は、軒並み前時代的な方法のせいで蘇生不可能になっている。
脳のどこかが、致命的に壊れているのだ。

「ここもダメか」

ゴポッ、と。
空気が巡る音がした。

彼は音のした培養カプセルに駆け寄った。
生きている。スイッチを押す。
カプセルが、彼以外の人間を産み落すために動き始めた。

「遅、かった……か」

操作モニターに表示された、排出までの日数は、一年を超えていた。
彼はそれまで、生きていられないだろう。

「僕は、僕以外の人間と話したかったが、叶いそうもないな。僕の夢は、叶わなかった」

大いなる挫折を味わったはずの彼は、しかし何処か満ち足りた様子だった。

「だからこそ君に名を送ろう」

彼は名前に憧れていた。
なぜなら自分しか人間がいないから、名前が不必要だったのだ。
だからこそ、この時のために相手の名前は用意していた。

「ユメ」

傍に連れていた、自らの先生でもある育児ロボットに、産まれてくる子の名前と世話を託した。
せめて大きくなるまで、安心して暮らせるように。

「これから君は、僕と違う人生歩むのだろうなぁ。僕の嫌いな食べ物を好きになったり、僕の好きな音楽が苦手だったりするのかな。そうやってずっと、僕のいない世界で死ぬまで生きてーー










ーーいつか僕と同じ夢を見るだろう」



「せめてこの名前が、君の道しるべになるように……」

しばらくして、彼は動かなくなった。

彼を見ていた育児ロボットが、そこはかとなくもの寂しげに見えたのは、気のせいだろうか。



その一年余後。

カプセルから生み出されたユメを抱えて、育児ロボットは彼の家だったシェルターまで、ユメを運んだ。




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そして、ある日。
ユメは自らの意思で、自分が産まれたカプセルの前まで来た。

「貴方がユメに名前をくれたんですね」

ユメは彼の遺骨に祈りを捧げる。名も知らぬ誰かと会話するように。

「貴方のおかげでユメにも目標ができました! 貴方がユメを見つけてくれたように、ユメも誰かを見つけられるはずです!」

ユメはそう決意を新たに、シェルターへと帰って行った。
それに追従する育児ロボットーーユメにイージーと呼ばれていたロボットは。

「……」

少しだけ彼の遺骨を振り返ってから、ユメのあとを追った。




要約を兼ねたFA条件

ユメはロボットと人間の違いがよくわかっていません。
なので、ユメに人間とロボットが異なると説明する事。
ロボットが無愛想になったのではなく、彼女が成長してロボットの違和感に気付き始めている事。
そして、他の人間がいるかもしれないから探すように助言する事。
これらが、要素として出てくればおおよそオーケーです。
(第一段階・状況整理)

しかし、上記を満たしても人間が他にいるかどうかもわからないので、ユメは外に出るのを嫌がります。
「ユメ」と彼女に名前をつけた人がいるかもしれない事を明らかにし、それをイージー(育児ロボット)に問いかけると、イージーは「彼」のことを教えてもらいます。
そして、ユメがイージーに外へ連れて行ってもらえばFA。「彼」の最期の場所、ユメの産まれた場所で、ユメは他の人間を探すという目標を見つけます。


余談

「彼」の夢の後、
ユメのこれから後、
ユメの後をついていくイージー。

みんなのゆめのあとで