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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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通り雨に惑わされて「1ブックマーク」

雨の日、男は唯一傘を持っていた。
大きいし、体が濡れにくい凄い傘。
男は可愛い子を見かけて、一緒に傘に入って帰らないかと誘ったのだが。

私じゃもう入りきれないからと断られてしまう。
何故だろう?
12年01月19日 23:42
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]



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会社帰りに駅を出ようとすると、入り口付近に人が立ち止まっていた。
どうやら外は雨のようだ。
天気予報では晴れだと言っていたのに。

しかし私は傘を持っていた。
新婚の嫁の勘はよく当たるのだ。
朝嫌がる私に無理やり傘をもたせたのだ。

全くうちの嫁さんは凄いぜ。

傘を差し帰宅しようとすると、とても可愛らしい子を見かけた。
キザな私は彼女に近寄り、優しくこう言った。
「お嬢さん、よければご一緒にどうですか?」

彼女は笑いながらこう言った。
「いいえやめときます。もう傘は満杯みたいですから」
訳が分からなかった私は軽く挨拶をして、その場を去った。

横殴りの雨だが、妙に体は濡れなかった。


そして帰宅してびっくり!
なんと傘の後ろに垂れ幕がついていたのだ。
嫁と私の相合傘が書かれている、まっピンクな垂れ幕が。
傘を開いた瞬間におりる仕掛けだったようだ。

嫁に問いただすとこう返された。
「あなたがちょっとした通り雨に濡れてしまうのは嫌だから、守ってあげたのよ」

嫁の勘は鋭い。
まったくどこまで本気なのやら。

は、雨が降っていることを確認すると、
スーツに着替え傘も差さずに外へと出て行った。
その結果、彼は大切なものを守ることに成功した。

一体、これはどういうことだろうか?
12年05月26日 22:30
【ウミガメのスープ】 [rena]

忘れていたから助かった。




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っかけは些細な事だった。
靴下を脱ぎっぱなしにするなとかそんな事から始まった夫婦喧嘩は、
30分後には大喧嘩に発展していた。

激怒した夫は2階に上がり、数分後スーツ姿で下りて来た。

「何その格好。バカじゃないの!?」

「出て行く。明日はこのまま会社に行く。こんな家にいられるか!!」

会社に向かう格好で、男は家を飛び出した。
午後8時。小雨がぱらついていたが気にせず歩いた。
駅前のビジネスホテルまで15分位だ。大丈夫さ。

10分後、土砂降りの中に男はいた。

全身ずぶ濡れのスーツ姿の男は、今朝の天気予報を思い出していた。
「夜には大雨になり、朝まで続くでしょう。」
笑顔のお天気お姉さんの顔を思い出し僅かに呪ってみたが、この格好では会社にもいけない。
仕方なく家に戻る事にした。

家の前まで戻ったものの、中に入るのはあまりにもバツが悪すぎる。
少し様子を見ようと庭に回り中の様子を伺う。

そこで信じられないものを目撃した。

妻がガムテープで縛り上げられ床に転がされている。

その奥では覆面姿の男たちが家の中を物色している。強盗だ!

夫は慌てて携帯電話を取り出し警察に通報した。
数分後パトカーが到着し、強盗は捕まり事なきを得た。
夫婦は泣きながら抱き合い、悪かったと謝り、
喧嘩して飛び出していったから助かったのだと笑いあった。

雨降って地固まる。



その後、強盗の「女が一人だから押し入った。男がいれば強盗などしなかった。」
という証言を知り、また新たな夫婦喧嘩が勃発するのだが、

それはまた、別のお話。
ワクワクした次の日はだいたい沈む「1ブックマーク」
木曜日の夜、たか君はニヤニヤしながら
「明日…明日…」とブツブツ言っていました
金曜日の朝、たか君は沈んだ顔で
「明日…明日…」とブツブツ言っていました

この子、どうしたのでしょうか?
12年09月30日 10:10
【ウミガメのスープ】 [エリザベス]



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木曜日の夜、たか君のテンションはMAXでした
なぜかって?
それは…
「明日、台風が来るんだってさ!!暴風警報がでたら、学校休みだよ!!」
しかし、金曜日の朝、天気予報を見たたか君はいっきにテンションが低くなります
なぜかって?
それは…
「台風は明日にずれたんだってさ…明日は土曜日なんだから、どうせ休みじゃん…」

この話、学生にはあるあるなのでは?
確かに。「1ブックマーク」
陽平と雛子が散歩から帰って来た
陽平はずぶ濡れで、
雛子は雨ガッパの準備を始めた

どういうことだろう?
12年10月17日 15:41
【ウミガメのスープ】 [十露盤]

今回も父娘の話です 多いなあ




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色々と理由が気になったので、話を聞いてみた

どうして貴方は全身ずぶ濡れなのかと陽平に聞くと
「いやあ、雛子が明日の天気を占うっていって靴飛ばしをしたんだよ。それがまっすぐ池に落ちてね、取ってやったらこの通りさ。あー寒ッ」

なるほど。

では雛子はどうして雨ガッパを出してるのかと本人に聞くと
「あーした天気になーあれ、で池の中だよ?すごく雨降りそうでしょ?」

確かに。


天気予報を見て、明日は晴れるそうだと伝えると、雛子はうれしそうに笑った



以上です、お疲れ様でした!
(ちなみに、解説は陽平さんの奥様にお願いしました)
風邪ひくよ「1ブックマーク」

空の元で濡れている女がいた。
女は私を見るとすぐに逃げ出してしまったが、特に気にしない。
女のいたところに行ってみると、壊れたカメラがぽつんと残っていた。
それを見た途端、私は後悔に苛まれた。

私はなぜ後悔したのだろう?

【問題制作:hypnos 解説制作:Taka 】
12年12月25日 19:47
【ウミガメのスープ】 [Taka]



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る寒い日、カメラ屋を営んでいる男が道を歩いていると罠にかかったキツネがいた。心優しい男は、冷たい罠を一生懸命外す。かじかむ手など気にはしなかった。
ようやく罠が外れ、自由になったキツネは走り出し、少し遠くまで行くと男の方を振り返り、おじぎをすると山の中に消えて行った。

ある日、男の家に女が訪ねて来た。その女はとても美人で二人が恋に落ちるのに時間はかからなかった。女はとても働くよい妻になり、心優しい男も女の頑張りに刺激され頑張っていた。

女は男にカメラ作りを教えて欲しいと頼んで来た。男は一生懸命教えた。自分の全てを教え込んだ。

ある日、女はこう言った。
女「カメラを作りたいので庭の片隅を貸してください。」
男が、何故庭なのか?部屋の中ですればいいではないか。と言うと、
女「いえいえ、あなたの邪魔になりますので。私は庭で結構です。大したモノも作れませんし。ですから恥ずかしいので作業中は決して見ないでくださいね。」
男は、なんていい妻を持ったんだと思い、了承した。

その日は天気予報でも快晴だった。しかし、青空の中、パラパラと雨が降り始める。

男は見るなと言われたものの、風邪をひくといけないと思い、タオルを持って庭に出た。

そこには雨に濡れたキツネの姿があった。妻はいない。キツネは男を見ると悲しい顔を浮かべ足早に逃げてしまった。

キツネなどどうでもいい。妻はどこだ。探しても見つからない。さっきのキツネがいた場所、そこには完成されてはいるが、雨に濡れ壊れてしまっているカメラがあった。そのカメラを見て男は全てを理解した。

女はあの時助けたキツネだったのだ。その恩返しに男の妻になり、仕事も手伝ってくれようとしていた。しかし、キツネだということを知られたくなかったのか。男は女がキツネだとわかっても女の事が好きだった。自分の当たり前の行動で妻をなくし、男は後悔するほかなかった。

後にこの話が「キツネの嫁入り」と言われるかは定かではない。