「展覧会の舞台裏にて」「1ブックマーク」
こんにちは!
私、香菜っていいます。あ、呼ぶときはカナでいいですよ。
イベント企画会社に勤めてて、今は「大沢美佳子 人形展」準備の真っ最中なんです。
有名な人形作家さんで、カワイイ人形ばっかり!テンション上がる!
それに。
大沢美佳子さんは、私の上司でこの展覧会を企画した大沢チーフのお母さんなんです!母娘コラボって、ステキですよね!
でもちょっと不思議なことがあるんです。
以前からチーフに「お母さんの展覧会を企画したら」って声はあったんですけど、
「あの人、私の企画なんてイヤだって絶対言うから」ってチーフが言って実現しなかったんです。
でも、このイベントホールでの企画を考えているときに、チーフのほうからこの展覧会を申し出てきたんです。
どうして急に心変わりしたんでしょうか?
大したことじゃないっちゃないんですけど……ちょっと気になります。
私、香菜っていいます。あ、呼ぶときはカナでいいですよ。
イベント企画会社に勤めてて、今は「大沢美佳子 人形展」準備の真っ最中なんです。
有名な人形作家さんで、カワイイ人形ばっかり!テンション上がる!
それに。
大沢美佳子さんは、私の上司でこの展覧会を企画した大沢チーフのお母さんなんです!母娘コラボって、ステキですよね!
でもちょっと不思議なことがあるんです。
以前からチーフに「お母さんの展覧会を企画したら」って声はあったんですけど、
「あの人、私の企画なんてイヤだって絶対言うから」ってチーフが言って実現しなかったんです。
でも、このイベントホールでの企画を考えているときに、チーフのほうからこの展覧会を申し出てきたんです。
どうして急に心変わりしたんでしょうか?
大したことじゃないっちゃないんですけど……ちょっと気になります。
16年09月25日 21:58
【亀夫君問題】 [ゴトーレーベル]
【亀夫君問題】 [ゴトーレーベル]

初亀夫君。33問目。
解説を見る
こんにちは。展覧会の責任者の大沢です。
カナちゃんがそんなことを言ってたんですか……お騒がせして申し訳ありません。
はい。大沢美佳子は私の母で、このイベントホールを設計した大沢祐司は私の父です。
母は展覧会の開催中に亡くなりました。
葬儀やなにやらで大わらわで、今日が展覧会の最終日です。
母はホントに頑固者でしたね。そのせいで父と離婚することになったんだと信じてますけど。
母に言わせると、「お父さんが頑固だから離婚したのよ」と、こうでした。
どの口が言うんだと思ったもんですけど、
それでも、離婚した後、私は母に引き取られたんですけど、定期的に父とも会うわけです。
そうしたら、父が頑固というのもまんざら嘘じゃないかな、と思うときもありました。
要するに、似たもの夫婦だったんだろうな、と思います。
そんな二人なんですけど。
ときどき父に会ったときに必ず聞かれるのは「母さんは元気にしてるか?」
父に会って帰ってきたとき母に必ず聞かれるのは「父さんは元気にしてた?」
二人とも、死ぬまで独身でした。
本当に、似たもの夫婦だったんでしょうね。
私もその血を引いてると思います。あんまり、認めたくはないんですけど。
え?カナちゃんが私が意地っ張りだって?
ハア……そうですか。
まあ……そうなんでしょうね。
母と顔を合わせればケンカばかりでした。
だからあまり顔を合わせる機会はありませんでした。
それでも。
母が長くないとは前から知っていました。
そんなとき、このイベントホールでの企画を検討することになったんです。
何か運命みたいなものを感じました。
私たち家族3人、意地っ張りのバカばっかりだったですけど……
最期くらいはこういうことをしてもいいんじゃないかって。
母に企画の相談をしました。このホールでやりたいから、って。
母も何もいいませんでした。きっと、このイベントホールは父が設計したと知っていたんでしょうね。
母が亡くなって。最期にいいことしてあげられたかな、って思います。
このイベントホール。
白が基調で、ガラスを多く使ったスタイルに特徴があって。
同じ人が設計したから当たり前かもしれませんが――
昔三人で住んでいた家と、ちょっと似ている気がします。
【簡易解説】
母親の先が長くないと知ったとき、父親が設計したイベントホールでの企画が持ち上がった。
両親は互いの性格ゆえに離婚したとはいえ、本当は愛し合っていたのであろうと思っていたチーフは、
最期に親子三人が一堂に会する展覧会を企画した。
カナちゃんがそんなことを言ってたんですか……お騒がせして申し訳ありません。
はい。大沢美佳子は私の母で、このイベントホールを設計した大沢祐司は私の父です。
母は展覧会の開催中に亡くなりました。
葬儀やなにやらで大わらわで、今日が展覧会の最終日です。
母はホントに頑固者でしたね。そのせいで父と離婚することになったんだと信じてますけど。
母に言わせると、「お父さんが頑固だから離婚したのよ」と、こうでした。
どの口が言うんだと思ったもんですけど、
それでも、離婚した後、私は母に引き取られたんですけど、定期的に父とも会うわけです。
そうしたら、父が頑固というのもまんざら嘘じゃないかな、と思うときもありました。
要するに、似たもの夫婦だったんだろうな、と思います。
そんな二人なんですけど。
ときどき父に会ったときに必ず聞かれるのは「母さんは元気にしてるか?」
父に会って帰ってきたとき母に必ず聞かれるのは「父さんは元気にしてた?」
二人とも、死ぬまで独身でした。
本当に、似たもの夫婦だったんでしょうね。
私もその血を引いてると思います。あんまり、認めたくはないんですけど。
え?カナちゃんが私が意地っ張りだって?
ハア……そうですか。
まあ……そうなんでしょうね。
母と顔を合わせればケンカばかりでした。
だからあまり顔を合わせる機会はありませんでした。
それでも。
母が長くないとは前から知っていました。
そんなとき、このイベントホールでの企画を検討することになったんです。
何か運命みたいなものを感じました。
私たち家族3人、意地っ張りのバカばっかりだったですけど……
最期くらいはこういうことをしてもいいんじゃないかって。
母に企画の相談をしました。このホールでやりたいから、って。
母も何もいいませんでした。きっと、このイベントホールは父が設計したと知っていたんでしょうね。
母が亡くなって。最期にいいことしてあげられたかな、って思います。
このイベントホール。
白が基調で、ガラスを多く使ったスタイルに特徴があって。
同じ人が設計したから当たり前かもしれませんが――
昔三人で住んでいた家と、ちょっと似ている気がします。
【簡易解説】
母親の先が長くないと知ったとき、父親が設計したイベントホールでの企画が持ち上がった。
両親は互いの性格ゆえに離婚したとはいえ、本当は愛し合っていたのであろうと思っていたチーフは、
最期に親子三人が一堂に会する展覧会を企画した。
「【失敗の日曜大工】」「1ブックマーク」
いつもの様に黒く汚れて帰宅した太郎がTVを見ながら
『花子お姉ちゃんの上の階段、上手じゃなかったの?』
と言ったので、台所にいた母の足は床から離れた。
一体なぜ?
『花子お姉ちゃんの上の階段、上手じゃなかったの?』
と言ったので、台所にいた母の足は床から離れた。
一体なぜ?
16年01月28日 16:50
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
解説を見る
行きつけの習字教室から帰宅した幼い太郎がTVをつけると
柔道のトーナメント制大会の生中継が映し出され、ちょうど
そこに出場している姉の花子が見事な一本背負いで1回戦突破を決めた場面だった。
トーナメント表に記載されている花子の名前の上部に書かれている黒線は係員により赤くなぞられ、
その光景を見ていた太郎の一言により、
生中継がなされる娘の試合時刻をうっかり忘れて家事をしていた母は娘の1回戦突破を知ると舞い上がったのである。
柔道のトーナメント制大会の生中継が映し出され、ちょうど
そこに出場している姉の花子が見事な一本背負いで1回戦突破を決めた場面だった。
トーナメント表に記載されている花子の名前の上部に書かれている黒線は係員により赤くなぞられ、
その光景を見ていた太郎の一言により、
生中継がなされる娘の試合時刻をうっかり忘れて家事をしていた母は娘の1回戦突破を知ると舞い上がったのである。
「(;一_一)<スナイプしてほしいです」「1ブックマーク」
問題
◎ ――――――◎◎◎◎〇◎◎◎◎①◎◎◎◎〇◎◎◎◎―――――― ◎
船乗りがレストランで海亀のスープを注文した。スープを一口飲んだ船乗りは驚いた
表情を浮かべ、それ以上スープを飲むことなく店を出て行ってしまった。
その晩、その船乗りは自殺をしてしまったという。
一体なぜ?
◎ ――――――◎◎〇◎◎◎◎①◎◎◎◎〇◎◎◎◎―――――― ◎
カメオのクラスではラテシンを授業でする時間があった。
先生がこの上の問題を配った時、カメオのクラスの生徒はそろって
(・∀・)ニヤニヤした。いったいなぜ?
◎ ――――――◎◎◎◎〇◎◎◎◎①◎◎◎◎〇◎◎◎◎―――――― ◎
船乗りがレストランで海亀のスープを注文した。スープを一口飲んだ船乗りは驚いた
表情を浮かべ、それ以上スープを飲むことなく店を出て行ってしまった。
その晩、その船乗りは自殺をしてしまったという。
一体なぜ?
◎ ――――――◎◎〇◎◎◎◎①◎◎◎◎〇◎◎◎◎―――――― ◎
カメオのクラスではラテシンを授業でする時間があった。
先生がこの上の問題を配った時、カメオのクラスの生徒はそろって
(・∀・)ニヤニヤした。いったいなぜ?
15年11月06日 22:10
【ウミガメのスープ】 [花鳥]
【ウミガメのスープ】 [花鳥]

度々失敗して申し訳ありませんでした
解説を見る
この〇←穴あけパンチで空いた穴だから
これが、下にもあるということは、
ニヤニヤ(・∀・)<先生!プリントの穴あけ失敗しているよ!!
(;一_一)<・・・・・・・・それは問題に関係ありません
これが、下にもあるということは、
ニヤニヤ(・∀・)<先生!プリントの穴あけ失敗しているよ!!
(;一_一)<・・・・・・・・それは問題に関係ありません
「圧倒的紅茶派」「1ブックマーク」
昨年オープンしたコーヒー専門店。
落ち着いた雰囲気が魅力でテラス席がある至って普通のお店である。
しかし一つだけ奇妙なことがある。
それは、店の前で一人紅茶を飲む男だ。
その男はどんなにテラス席が混んでいてもそれを気にする素振りも見せず店の前の一角を陣取って黙々と紅茶を飲み続ける。
店には紅茶なんて売っていないのに、一体何故男はコーヒーではなく紅茶を飲んでいるのだろうか。
落ち着いた雰囲気が魅力でテラス席がある至って普通のお店である。
しかし一つだけ奇妙なことがある。
それは、店の前で一人紅茶を飲む男だ。
その男はどんなにテラス席が混んでいてもそれを気にする素振りも見せず店の前の一角を陣取って黙々と紅茶を飲み続ける。
店には紅茶なんて売っていないのに、一体何故男はコーヒーではなく紅茶を飲んでいるのだろうか。
16年09月01日 21:24
【ウミガメのスープ】 [入れ子]
【ウミガメのスープ】 [入れ子]

シャルロッテさんにSPをしていただきました!
解説を見る
コーヒー専門店が出来る前はここは紅茶専門店であった。
そして紅茶を飲む男というのはその紅茶専門店の立て看板に描かれたイラストだったのだ。
昨年紅茶専門店がなくなり新しくコーヒー専門店ができた際に、紅茶の店主が紅茶を飲む男の看板をコーヒーの店主に譲渡した。
それを今でもそのまま使っているのが事の真相である。
紅茶屋の看板をそのまま使っているのはおかしくないのか。
これに関してはコーヒーの店主曰く、
「別にあの看板を、コーヒーを飲んでいる男って解釈しても問題ないだろ?」
そして紅茶を飲む男というのはその紅茶専門店の立て看板に描かれたイラストだったのだ。
昨年紅茶専門店がなくなり新しくコーヒー専門店ができた際に、紅茶の店主が紅茶を飲む男の看板をコーヒーの店主に譲渡した。
それを今でもそのまま使っているのが事の真相である。
紅茶屋の看板をそのまま使っているのはおかしくないのか。
これに関してはコーヒーの店主曰く、
「別にあの看板を、コーヒーを飲んでいる男って解釈しても問題ないだろ?」
「火の用心」「1ブックマーク」
夫のカメオが吸っていたタバコの火がじゅうたんに落ち、ボヤが起きたとき、
妻のカメコは離婚を覚悟した。
なぜだろうか?
妻のカメコは離婚を覚悟した。
なぜだろうか?
15年02月18日 22:53
【ウミガメのスープ】 [低空飛行便]
【ウミガメのスープ】 [低空飛行便]

51杯目を用心しつつ提供。
解説を見る
夫のカメオが吸っていたタバコの火がじゅうたんに落ち、燃え出した。
カメオはスリッパを履いた足で踏んで火を消そうとするが、
火の勢いは思ったより強い。
そこでカメオは、空気を確実に遮断するために必要な、
部屋のカーテンを引きはがした。
カーテンの裏には#red#カメコの間男(不倫相手)#/red#が隠れていた。
間男「ど……、どうも」
カメオ「………………」
妻のカメコは間もなく訪れる修羅場と、やがてやってくる離婚を覚悟した。
#red#ひの~よ~じん。マッチ一本、火事のもと~。#/red#
#red#ひの~よ~じん。マッチ一本、不和のもと~。#/red#
カメオはスリッパを履いた足で踏んで火を消そうとするが、
火の勢いは思ったより強い。
そこでカメオは、空気を確実に遮断するために必要な、
部屋のカーテンを引きはがした。
カーテンの裏には#red#カメコの間男(不倫相手)#/red#が隠れていた。
間男「ど……、どうも」
カメオ「………………」
妻のカメコは間もなく訪れる修羅場と、やがてやってくる離婚を覚悟した。
#red#ひの~よ~じん。マッチ一本、火事のもと~。#/red#
#red#ひの~よ~じん。マッチ一本、不和のもと~。#/red#