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「こ、これは……サスペンスですね。具体的に語られていないところが逆に怖いです。」

「「問い合わせ」のトリック。というか1行目は全部トリックです。」

「納得の真相です。「残業したくない」の気持ちが高じているうちに、いつの間にか「あいつに会いたくない」という表現に変わる、こういうことってありますよね。だから問題文の表現はごく自然なのです。」

「きっと誰でも最初は騙される。おそらく、何が問われているのか？のミスリードはラテシンの問題でもレアな部類（苔色調べ）。問いの内容に気がついても、これまた一見理不尽な場所あてにしか見えませんが、解説を理解した瞬間それが圧倒的な納得感に変わります。同じことを連呼しているように見えて、しっかり役割を果たしているヒントもいい味を出しています。」

「風船でも成立します。しかし浮き輪にした構成、それこそが物語性だと私は思います。」

「浮輪の空気が漏れてはいけない意外な理由とは。思考の隙間を縫うような発想に脱帽です。」

「問題文からは明らかな矛盾を感じるのに、解説でそれが完全に解消されます。その上、全く不自然さがありません。男の叶えた願いとは？…これは納得です。」

「もしあなたが「どんな願いでも1つだけ叶う」なら悪魔に何を願いますか?」　これは思わずなるほどと思う良い問題なのです」

「『死を無駄にしたくない』のトリックもさることながら、フェアな記述でミスリードを誘う1, 2行目がまたすばらしいです。」

「普通一家揃ってするはずの無理心中に含まれない人物の事情とは？これだけ短い問題文で、問題を解くのに十分な手がかりが揃っているというのが素晴らしい洗練度です。」

「問題文の段階で明らかになっている情報も、質問によって暴かれる事実も、全てはつながっています。これらが芋づる式に現れ、参加者や閲覧者がその全貌を見るとき、絶句する他ありません。少し詳しめに書いてみます。以下、本当に【！！ネタバレ注意！！】です。まず問題文より、腕時計が遅れていること、「奴」の存在（「奴」という呼び方もポイントです）、「奴」を殺そうという意志（強い敵意と言い換えて良いでしょう）から、腕時計は「奴」に壊されたことがうかがえます。身につけている腕時計が壊されたということは、それ相応の被害を私が受けたことがうかがえます。被害を受けた私がそれでも「奴」を殺せるということは、「奴」を殺す手段は直接的ではないということがうかがえます。遅れた時計を進めて正しい時刻にすることと「正しい」という言葉のダブルミーニングが、法による裁きを連想させます。……どうすればこんな論理が作れるのでしょうか。推薦文を書きながら恐ろしい気分になってきました。」

「納得の真相です。男の配慮だったのですね。確かに同じ立場だったら、男と同じようにしたでしょう……同じ立場になりたくないけど。」

「「全員」でなく、「半分か。もっとか」というところに、強いリアリティーと説得力を感じさせます。これが「全員」だったら、出来すぎていて、逆に納得感が弱まってしまったかもしれません。細かいですが、こうしたところにも作者の強い意志が感じられ、主人公の強い感動への納得感を高める効果が出ています。」

「ラテシンのサービスが終わっても、残るものは本当にたくさんある。恥ずかしながら私が今一番欲しかった言葉かもしれません。物語に絡めているぶん感動もひとしお（ ; ; ）」

「この思い届いてほしいのです」