「【ご中断、誠に遺憾に存じます】」「2ブックマーク」
女はある人物に水平思考問題を出した。
『私はブラウン氏を引っ越しさせたがっている。
心から安らげる居場所を見つけたからだ。
だがその居場所をブラウン氏が受け入れてくれるのかどうか、私にはまだわからない。
状況を推理してください。』
ある人物は幾つか質問をし、
状況を把握した。
そして今度は、ある人物の方から女に水平思考問題を出した。
『居場所はブラウン氏と、何よりも【私】を歓迎した。
状況を推理してください。』
女はひとつだけ質問をした。
『それは本当ですか?』
ある人物はYESと答え、
中途半端だが何故かそこで女とある人物の水平思考問題のやり取りは終わった。
全容を推理してください。
(この問題はのりっこ。さんの【中断された水平思考】http://sui-hei.net/mondai/show/6539をオマージュさせて頂きました。のりっこ。さん、二周年おめでとうございます!)
『私はブラウン氏を引っ越しさせたがっている。
心から安らげる居場所を見つけたからだ。
だがその居場所をブラウン氏が受け入れてくれるのかどうか、私にはまだわからない。
状況を推理してください。』
ある人物は幾つか質問をし、
状況を把握した。
そして今度は、ある人物の方から女に水平思考問題を出した。
『居場所はブラウン氏と、何よりも【私】を歓迎した。
状況を推理してください。』
女はひとつだけ質問をした。
『それは本当ですか?』
ある人物はYESと答え、
中途半端だが何故かそこで女とある人物の水平思考問題のやり取りは終わった。
全容を推理してください。
(この問題はのりっこ。さんの【中断された水平思考】http://sui-hei.net/mondai/show/6539をオマージュさせて頂きました。のりっこ。さん、二周年おめでとうございます!)
15年02月01日 13:28
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
のりっこ。さん、二周年、おめでとうございます!
解説を見る
これは、とある時代の、とある国の、とある王女の話。
「お呼びでございますか? シャロル王女」
私はこの国の王女の側近として長年仕えてきた。そして今日、突然その王女から呼び出されたのであった。
「ジャスティン。あなたには本当に感謝しているわ。幼い頃から仕えてくれて、いろいろなことも教えてくれたし、あの妹の面倒も見てくれて……」
「いえ、そんな……王女はもとより聡明でしたので、私も随分と楽をさせて頂き、こちらこそ感謝してもし尽くしませぬ」
「いいえ? あなたがいなければ、今の私がいなかったと言っても過言ではないわ」
「もったいなきお言葉」
「それでね、今日は今までの感謝の気持ちも含めて、あなたに出題したいの」
「は? 出題……といいますと」
「ほら。昔あなたがよく出題してくれた。ウミガメのスープ。それを私もあなたのために創ってみたのよ」
「おおう、そうなのですか!」
「ええ。それをあなたに出題してもいいかしら?」
「もちろんですとも。必ずや解いてごらんにいれましょう」
「ふふっ、期待してるわ♪ じゃあ……
『私はブラウン氏を引っ越しさせたがっている。
心から安らげる居場所を見つけたからだ。
だがその居場所がブラウン氏を受け入れてくれるのかどうか、私にはまだわからない。
状況を推理してください。』」
そのとき、私は心臓が飛び上がる思いであった。ブラウン……なぜその名が……いや、慌てるな。そんなの、よくある名前じゃないか。
「ふむ……ええと……その。犯罪は関係ありますかな?」
「Yes」
「居場所、の特定は必要ですかな?」
「まあYes」
「心から安らげる居場所とは、問題文の『私』が心から安らげる居場所、ということですか……?」
「Yes」
Yes。
その言葉を聞く度に、心臓の鼓動は早くなり、気づけば汗も滴り落ちていた。
ブラウン。それは私が計画を始めた、クーデターの主軸の一人の名前であった。
クーデターといっても、まだまだ計画したばかりでとても決起など起こせる状態ではない。
「それにしても……さすがね」
物凄い早さで働いていた思考が、彼女の言葉によって、断ち切られる。私は不意に、彼女の座る王座を見上げた。
「わずか数問で、ここまで謎の中心に攻め込むなんてね。ああ、すぐに解かれてしまいそうだわ。この感じ、そうね。まるで、この王宮を攻め込まれているみたい」
その時の彼女の目。
その目は全てを──私の心までをも見透かして。それでいてそれをこねくりまわして愉しんでいる──そう、まるでどこか無邪気な子供のように見えた。それが、たまらなく恐ろしい。
そうだ。私がクーデターを目論んだのは、彼女のこの目だ。この目が、怖かったのだ。
あまりに聡明であると、周りから嫌われる。だが、それを超えると、恐れを抱くものなのか。
ああ、敵わんな……
「王女。僭越ながら、私もお一つ問題を出題させて頂きます。──『居場所はブラウン氏と、何よりも【私】を歓迎した。
状況を推理してください。』」
彼女は、それを聞いて、ゆっくりと、口を開いた。
「それは本当ですか?」
「Yes」
私がそう言うと、彼女は小さく右手を上げて、その場で兵士に取り押さえられてしまった。
そして、問題文の居場所の答……監獄へと向かった。
〜〜〜〜
ジャスティンが連れて行かれるのを見送った後。私は一つ溜め息をついた。
「お疲れ、お姉ちゃん」
「あら、あなた……いつの間にいたの。あまり勝手な真似しちゃダメよ」
「はーい。それよりさあ。ジャスティンおじちゃん、捕まっちゃったねえ」
「残念だわ。気の許せる数少ない相手だったのに」
「えー、じゃあ許しちゃう?」
ふふっと笑って、我が妹はそう言った。
「──昔から言うでしょ?」
私は溜め息を一つついた後、笑みをこぼして続けた。
「罪には罰(×)って」
補足解説
(シャロルが)心から安らげる(ブラウン達の)場所=監獄、もしくは断頭台
つまり、シャロルの問題の意味は
「お前のやってること、全てお見通しだから。ブラウンが監獄を受け入れるかどうかは知らんけど」
で、それを察したジャスティンは観念して
「(私たちが監獄を受け入れようが受け入れまいが)監獄は私たちのことを歓迎しているのでしょう」
というある種の皮肉も込めた問題で観念したことを示した。
本当にタチが悪いw
「お呼びでございますか? シャロル王女」
私はこの国の王女の側近として長年仕えてきた。そして今日、突然その王女から呼び出されたのであった。
「ジャスティン。あなたには本当に感謝しているわ。幼い頃から仕えてくれて、いろいろなことも教えてくれたし、あの妹の面倒も見てくれて……」
「いえ、そんな……王女はもとより聡明でしたので、私も随分と楽をさせて頂き、こちらこそ感謝してもし尽くしませぬ」
「いいえ? あなたがいなければ、今の私がいなかったと言っても過言ではないわ」
「もったいなきお言葉」
「それでね、今日は今までの感謝の気持ちも含めて、あなたに出題したいの」
「は? 出題……といいますと」
「ほら。昔あなたがよく出題してくれた。ウミガメのスープ。それを私もあなたのために創ってみたのよ」
「おおう、そうなのですか!」
「ええ。それをあなたに出題してもいいかしら?」
「もちろんですとも。必ずや解いてごらんにいれましょう」
「ふふっ、期待してるわ♪ じゃあ……
『私はブラウン氏を引っ越しさせたがっている。
心から安らげる居場所を見つけたからだ。
だがその居場所がブラウン氏を受け入れてくれるのかどうか、私にはまだわからない。
状況を推理してください。』」
そのとき、私は心臓が飛び上がる思いであった。ブラウン……なぜその名が……いや、慌てるな。そんなの、よくある名前じゃないか。
「ふむ……ええと……その。犯罪は関係ありますかな?」
「Yes」
「居場所、の特定は必要ですかな?」
「まあYes」
「心から安らげる居場所とは、問題文の『私』が心から安らげる居場所、ということですか……?」
「Yes」
Yes。
その言葉を聞く度に、心臓の鼓動は早くなり、気づけば汗も滴り落ちていた。
ブラウン。それは私が計画を始めた、クーデターの主軸の一人の名前であった。
クーデターといっても、まだまだ計画したばかりでとても決起など起こせる状態ではない。
「それにしても……さすがね」
物凄い早さで働いていた思考が、彼女の言葉によって、断ち切られる。私は不意に、彼女の座る王座を見上げた。
「わずか数問で、ここまで謎の中心に攻め込むなんてね。ああ、すぐに解かれてしまいそうだわ。この感じ、そうね。まるで、この王宮を攻め込まれているみたい」
その時の彼女の目。
その目は全てを──私の心までをも見透かして。それでいてそれをこねくりまわして愉しんでいる──そう、まるでどこか無邪気な子供のように見えた。それが、たまらなく恐ろしい。
そうだ。私がクーデターを目論んだのは、彼女のこの目だ。この目が、怖かったのだ。
あまりに聡明であると、周りから嫌われる。だが、それを超えると、恐れを抱くものなのか。
ああ、敵わんな……
「王女。僭越ながら、私もお一つ問題を出題させて頂きます。──『居場所はブラウン氏と、何よりも【私】を歓迎した。
状況を推理してください。』」
彼女は、それを聞いて、ゆっくりと、口を開いた。
「それは本当ですか?」
「Yes」
私がそう言うと、彼女は小さく右手を上げて、その場で兵士に取り押さえられてしまった。
そして、問題文の居場所の答……監獄へと向かった。
〜〜〜〜
ジャスティンが連れて行かれるのを見送った後。私は一つ溜め息をついた。
「お疲れ、お姉ちゃん」
「あら、あなた……いつの間にいたの。あまり勝手な真似しちゃダメよ」
「はーい。それよりさあ。ジャスティンおじちゃん、捕まっちゃったねえ」
「残念だわ。気の許せる数少ない相手だったのに」
「えー、じゃあ許しちゃう?」
ふふっと笑って、我が妹はそう言った。
「──昔から言うでしょ?」
私は溜め息を一つついた後、笑みをこぼして続けた。
「罪には罰(×)って」
補足解説
(シャロルが)心から安らげる(ブラウン達の)場所=監獄、もしくは断頭台
つまり、シャロルの問題の意味は
「お前のやってること、全てお見通しだから。ブラウンが監獄を受け入れるかどうかは知らんけど」
で、それを察したジャスティンは観念して
「(私たちが監獄を受け入れようが受け入れまいが)監獄は私たちのことを歓迎しているのでしょう」
というある種の皮肉も込めた問題で観念したことを示した。
本当にタチが悪いw
「真実と虚構の狭間」「2ブックマーク」
皆さんにご相談があります。
実は私のカメオに何か悩み事があるようなのですが、
どうしたのと聞いても答えてくれないのです。
「真実を暴き書くことが、果たして正しい事なのか…」とか
ブツブツ言っているのは聞こえたのですが・・・。
私の自信作の美味しい食事も喜んでくれないし。
最近よく聞くうつ病とか、そんなのだったら心配です。
カメオが何に悩んでいるのかを知りたいのです。
力を貸して下さい。
※ この問題は【亀夫君問題】です。
・出題者が登場人物を演じ、参加者の質問・指示で進めます。
・物語の登場人物が知らない事は、出題者も回答できません。
・その代わり、YES/NOで答えられない質問も可能です。
・さらに、人物に指示して情報を集めさせる事もできます。
*期限を超えておりますが、耳たぶ犬さんご指定の罰ゲーム(´・ω・`)
実は私のカメオに何か悩み事があるようなのですが、
どうしたのと聞いても答えてくれないのです。
「真実を暴き書くことが、果たして正しい事なのか…」とか
ブツブツ言っているのは聞こえたのですが・・・。
私の自信作の美味しい食事も喜んでくれないし。
最近よく聞くうつ病とか、そんなのだったら心配です。
カメオが何に悩んでいるのかを知りたいのです。
力を貸して下さい。
※ この問題は【亀夫君問題】です。
・出題者が登場人物を演じ、参加者の質問・指示で進めます。
・物語の登場人物が知らない事は、出題者も回答できません。
・その代わり、YES/NOで答えられない質問も可能です。
・さらに、人物に指示して情報を集めさせる事もできます。
*期限を超えておりますが、耳たぶ犬さんご指定の罰ゲーム(´・ω・`)
14年09月29日 23:11
【亀夫君問題】 [さしゃ]
【亀夫君問題】 [さしゃ]
耳たぶ犬さんご指定の罰ゲーム。魔子さんテストプレイありがとうございました。
解説を見る
以下、カメオの告白。
俺はジャーナリストになるのが夢だ。でも…
「真実を暴き書くことが、果たして正しい事なのか…。
俺はジャーナリストには向いていないのかもしれない…。」
カメオは、宿題の日記を前に、悩んでいた。
課題は、「うちの晩御飯」
家には父親がいない。母さんが働きながら俺を育ててくれている。
女手一つでも、できるだけ不自由しないようにと
仕事も家事も頑張ってくれているし
俺が肩身の狭い想いをしないようにと、ゲーム機や自転車や、
普通の子供達が持っているものは、ちゃんと俺にも買ってくれる。
そんなに無理しなくても、俺、そんなガキじゃねぇのに。
・・・俺は、母さんを心から尊敬している。本当に。
だけど。
母さんは致命的に料理が下手だ。料理が大好きなのに。
下手というか、不器用というか。味は美味しいんだ。けど見た目が。。。
冷奴を握りつぶして失敗できる人なんて、そう多くはないんじゃないか?
そんな母さんの自信料理は、トマトと海藻のサラダ。
もずくとプチトマトを洗って器に入れるだけ。
素材の味と素材の栄養を最大限に生かすためだってさ。
わかってる、何かすると失敗するもんね。
『今日、母さんが夕飯の冷奴を失敗しました。』
なんて、書けない。可哀そうすぎるもん。
ごめんね、またやっちゃったー、って笑ってるけど、悲しそうなんだ。
『今日は素材の味を大切にした、切らない煮ない炒めないおかずでした。』
これって料理!?
そもそも素材がそのままで美味しいって、それ、トマト作った人のお手柄だと思う。
でも、嘘は書きたくない。それこそジャーナリズムに反することだ。
考えた末に、俺は『今日の日記は書きません。書けるけど書けません。』と書いた。
真実を書く事が、必ずしもいい事じゃない。そう思った。
そして今日、母さんが俺を心配してくれていたことを知って、文章を追加した。
『だけど、僕は母さんも、母さんの料理も大好きです。』
そうだ!ジャーナリズムで大事なのは、きっとハートなんだ!
一日遅れたけど、明日、先生に提出する。
みなさん、ありがとう。
*ジャーナリストを目指す小学生のカメオは
宿題のテーマ「うちの晩御飯」に、料理下手な母親の失敗談や手抜き料理のことを
母親の名誉を傷つけずに書くことができなくて、
宿題をボイコットせざるをえず、悩んでいた。
俺はジャーナリストになるのが夢だ。でも…
「真実を暴き書くことが、果たして正しい事なのか…。
俺はジャーナリストには向いていないのかもしれない…。」
カメオは、宿題の日記を前に、悩んでいた。
課題は、「うちの晩御飯」
家には父親がいない。母さんが働きながら俺を育ててくれている。
女手一つでも、できるだけ不自由しないようにと
仕事も家事も頑張ってくれているし
俺が肩身の狭い想いをしないようにと、ゲーム機や自転車や、
普通の子供達が持っているものは、ちゃんと俺にも買ってくれる。
そんなに無理しなくても、俺、そんなガキじゃねぇのに。
・・・俺は、母さんを心から尊敬している。本当に。
だけど。
母さんは致命的に料理が下手だ。料理が大好きなのに。
下手というか、不器用というか。味は美味しいんだ。けど見た目が。。。
冷奴を握りつぶして失敗できる人なんて、そう多くはないんじゃないか?
そんな母さんの自信料理は、トマトと海藻のサラダ。
もずくとプチトマトを洗って器に入れるだけ。
素材の味と素材の栄養を最大限に生かすためだってさ。
わかってる、何かすると失敗するもんね。
『今日、母さんが夕飯の冷奴を失敗しました。』
なんて、書けない。可哀そうすぎるもん。
ごめんね、またやっちゃったー、って笑ってるけど、悲しそうなんだ。
『今日は素材の味を大切にした、切らない煮ない炒めないおかずでした。』
これって料理!?
そもそも素材がそのままで美味しいって、それ、トマト作った人のお手柄だと思う。
でも、嘘は書きたくない。それこそジャーナリズムに反することだ。
考えた末に、俺は『今日の日記は書きません。書けるけど書けません。』と書いた。
真実を書く事が、必ずしもいい事じゃない。そう思った。
そして今日、母さんが俺を心配してくれていたことを知って、文章を追加した。
『だけど、僕は母さんも、母さんの料理も大好きです。』
そうだ!ジャーナリズムで大事なのは、きっとハートなんだ!
一日遅れたけど、明日、先生に提出する。
みなさん、ありがとう。
*ジャーナリストを目指す小学生のカメオは
宿題のテーマ「うちの晩御飯」に、料理下手な母親の失敗談や手抜き料理のことを
母親の名誉を傷つけずに書くことができなくて、
宿題をボイコットせざるをえず、悩んでいた。
「さぷら~いず☆」「2ブックマーク」
『
ゆりり、今からうちに来ないか?』誕生日にラテ夫から誘いの電話が入った。
『待ってたよ!ほら見て♪』
笑顔でゆりりを迎えたラテ夫が指差す方を見ると、テーブルには沢山の料理が並べられている。
『ゆりりの好きな物ばかりだからね♪ほら、早く食べてみて!』とラテ夫。
『…お、おいしい!!』
涙を浮かべてラテ夫を見つめるゆりりに、ラテ夫はこう言った。
『ゆりり、誕生日おめでとう。今日から俺と二人、ここで一緒に暮らそう』
その言葉を聞いたゆりりはバスルームに駆け込むと、服も脱がずに浴槽へとダイブした。
一体どうして?
ゆりり、今からうちに来ないか?』誕生日にラテ夫から誘いの電話が入った。
『待ってたよ!ほら見て♪』
笑顔でゆりりを迎えたラテ夫が指差す方を見ると、テーブルには沢山の料理が並べられている。
『ゆりりの好きな物ばかりだからね♪ほら、早く食べてみて!』とラテ夫。
『…お、おいしい!!』
涙を浮かべてラテ夫を見つめるゆりりに、ラテ夫はこう言った。
『ゆりり、誕生日おめでとう。今日から俺と二人、ここで一緒に暮らそう』
その言葉を聞いたゆりりはバスルームに駆け込むと、服も脱がずに浴槽へとダイブした。
一体どうして?
14年08月26日 22:12
【ウミガメのスープ】 [ゆりり]
【ウミガメのスープ】 [ゆりり]
解説を見る
ゆりりの携帯が鳴った。
ゆりりの就職を機に離れて住む事になり、今ではお互い1人暮らしをしている母からの電話だ。
『もしもし、お母さん?どうしたの?』
しかしそれに答えたのは母ではなく、元カレのラテ夫だった。
『ゆりり、今からうちに来ないか?』
『どうしてラテ夫がそこにいるの?お母さんは?』
しかしラテ夫はそれには答えない。
以前付き合っていたラテ夫、別れてからも付きまとわれたり電話やメールが絶えなかった。
ゆりりに新しい彼が出来てからは姿を見せなくなり、もう大丈夫かと安心していたのに…
ゆりりは急いで母の元へと向った。
『待ってたよ、ほら見て!』
笑顔でゆりりを迎えたラテ夫、母の姿はどこにもない。
キッチンと1部屋だけの狭いアパート、母はラテ夫が来た時留守だったのだろうか、それとも…
ラテ夫が指差したテーブルには、ゆりりが子供の頃から大好きだった物ばかりが並んでいる。
『ゆりりの好きな物ばかりだからね。ほら、早く食べてみて!』とラテ夫。
(もしかして、これは…)ゆりりは不安な気持ちにかられながら、一口食べてみた。
『…お、おいしい!』
やっぱりそうだ、これは大好きなお母さんの手料理だ!
どれもまだ温かい、ついさっきまでここに母がいた証拠だ。
『お母さんは?お母さんはどこよ!』
泣きながら叫ぶゆりりの言葉を遮るようにラテ夫は言った。
『ゆりり、誕生日おめでとう。今日から俺と2人、ここで一緒に暮らそう』
ここで2人?2人って。。。
『2人で暮らすんだから…お母さんはいらないだろ』
『ラテ夫、お母さんに何をしたの!!!』
部屋にいないとなると、後はあそこしかない。
祈るような気持ちでバスルームに駆け込むと、浴槽の蓋の上にいくつもの大きな石が置かれていた。
急いでそれらをどかすと、水を張った浴槽に手足を縛られた母が沈められていた。
『お母さん!!!』
ゆりりは急いで浴槽に飛び込むと、硬く縛られた縄を必死にほどくのだった。
その背後に、ラテ夫が近づいてくる足音を聞きながら…
*数分後警察が到着した時、そこにはモリモリ食事しているゆりり親子と気絶ているラテ夫の姿があった。
ラテ夫はすっかり忘れていた、ゆりりの母が海女ちゃんでいくらでも水に潜っていられるという事と、
ゆりりが学生時代女相撲部のキャプテンで男子学生をバンバン投げ飛ばしていたという事を。。。
ゆりりの就職を機に離れて住む事になり、今ではお互い1人暮らしをしている母からの電話だ。
『もしもし、お母さん?どうしたの?』
しかしそれに答えたのは母ではなく、元カレのラテ夫だった。
『ゆりり、今からうちに来ないか?』
『どうしてラテ夫がそこにいるの?お母さんは?』
しかしラテ夫はそれには答えない。
以前付き合っていたラテ夫、別れてからも付きまとわれたり電話やメールが絶えなかった。
ゆりりに新しい彼が出来てからは姿を見せなくなり、もう大丈夫かと安心していたのに…
ゆりりは急いで母の元へと向った。
『待ってたよ、ほら見て!』
笑顔でゆりりを迎えたラテ夫、母の姿はどこにもない。
キッチンと1部屋だけの狭いアパート、母はラテ夫が来た時留守だったのだろうか、それとも…
ラテ夫が指差したテーブルには、ゆりりが子供の頃から大好きだった物ばかりが並んでいる。
『ゆりりの好きな物ばかりだからね。ほら、早く食べてみて!』とラテ夫。
(もしかして、これは…)ゆりりは不安な気持ちにかられながら、一口食べてみた。
『…お、おいしい!』
やっぱりそうだ、これは大好きなお母さんの手料理だ!
どれもまだ温かい、ついさっきまでここに母がいた証拠だ。
『お母さんは?お母さんはどこよ!』
泣きながら叫ぶゆりりの言葉を遮るようにラテ夫は言った。
『ゆりり、誕生日おめでとう。今日から俺と2人、ここで一緒に暮らそう』
ここで2人?2人って。。。
『2人で暮らすんだから…お母さんはいらないだろ』
『ラテ夫、お母さんに何をしたの!!!』
部屋にいないとなると、後はあそこしかない。
祈るような気持ちでバスルームに駆け込むと、浴槽の蓋の上にいくつもの大きな石が置かれていた。
急いでそれらをどかすと、水を張った浴槽に手足を縛られた母が沈められていた。
『お母さん!!!』
ゆりりは急いで浴槽に飛び込むと、硬く縛られた縄を必死にほどくのだった。
その背後に、ラテ夫が近づいてくる足音を聞きながら…
*数分後警察が到着した時、そこにはモリモリ食事しているゆりり親子と気絶ているラテ夫の姿があった。
ラテ夫はすっかり忘れていた、ゆりりの母が海女ちゃんでいくらでも水に潜っていられるという事と、
ゆりりが学生時代女相撲部のキャプテンで男子学生をバンバン投げ飛ばしていたという事を。。。
「車動かすのたりぃなあ」「2ブックマーク」
ケイタが心臓発作で倒れたので、ナオヤは救急車を呼びつつ、息子のナオユキに命じた。
「おい、お前の車、表に出しとけ」
ナオヤは何がしたかったの?
「おい、お前の車、表に出しとけ」
ナオヤは何がしたかったの?
14年08月18日 00:17
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
解説を見る
本間ナオヤは#red#「本間寿司」の三代目店主#/red#である。
ある日店内で常連客のケイタが倒れた。
ナオヤはすぐに119番したが、そこで少し不安になる。
(店の前に救急車が停まったりしたら、事情を知らない人からは#red#食中毒を出したと疑われる#/red#のでは?)
そこでナオヤは2階でゲームをしている息子のナオユキ#red#(32)#/red#を呼び、こう命じた。
「おい、お前の車、表に出しとけ」
ナオユキ#red#(32)#/red#は渋々駐車場へ出て、#red#所々ぶつけて傷だらけになった自動車#/red#を店の前に停めた。
この日、本間寿司の前を通りかかった人の目には、
#red#店の前で交通事故が起き、救急車が来たように見えた#/red#という。
ある日店内で常連客のケイタが倒れた。
ナオヤはすぐに119番したが、そこで少し不安になる。
(店の前に救急車が停まったりしたら、事情を知らない人からは#red#食中毒を出したと疑われる#/red#のでは?)
そこでナオヤは2階でゲームをしている息子のナオユキ#red#(32)#/red#を呼び、こう命じた。
「おい、お前の車、表に出しとけ」
ナオユキ#red#(32)#/red#は渋々駐車場へ出て、#red#所々ぶつけて傷だらけになった自動車#/red#を店の前に停めた。
この日、本間寿司の前を通りかかった人の目には、
#red#店の前で交通事故が起き、救急車が来たように見えた#/red#という。
「夫夫夫」「2ブックマーク」
亀子は言った
イカとタコとエビはね、食べられるの
僕はきいた
サケは?
亀子は考えたが
食べられない
と答えた
なんで?
イカとタコとエビはね、食べられるの
僕はきいた
サケは?
亀子は考えたが
食べられない
と答えた
なんで?
14年05月16日 19:09
【ウミガメのスープ】 [たくと]
【ウミガメのスープ】 [たくと]
これはスナイプできるかも?
解説を見る
おっとっとの具にサケはないでござる