動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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竜の試練「3ブックマーク」
ヤツの身体はさながら竜のよう。
オレは今日、ヤツに挑むためにここへ来た。
いざ尋常に勝負!

と思ったら番人に止められてしまった。
オレには資格がなかったようだ。

どういうことだろうか
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以前出題でミスをして非公開にしてしまった問題を少し直したものです。
その時はご迷惑をお掛けしました。お付き合いください。
15年06月07日 22:53
【ウミガメのスープ】 [黒幕]



解説を見る
ここはラテシン遊園地。
最近出来た超高速ジェットコースター目当てにやってくる客で満杯さ。
実はオレもその一人。
さぁ、この行列に並ぶぜ!

と思ったら係員のお姉さんに呼び止められた。

「ボク。このジェットコースターは身長が130cmより高くないと乗れないの。
ちょっと身長を測らせてもらえるかな?」

なんとオレの身長は128cm。2cm足りなかった。

「ごめんね。また大きくなったら来てね!」

申し訳なさそうな笑顔を背に、オレは去った。
泣いてなんかないさ。
教えて、オオカミさん「3ブックマーク」
*

「どうしてそんなに目が大きいの?」

「耳も大きく見えるね」

「口も大きい気がするよ」

質問攻めにされたオオカミさん。
明らかに偽者と疑われているので、成功の手ごたえを感じた。

一体なぜ?
15年05月31日 11:10
【ウミガメのスープ】 [みん]



解説を見る
*

オオカミカメコさんは、帰国時の税関で呼び止められた。
パスポートの写真と顔が全く違うので、本人かどうか疑われたのだ。
オオカミさんは、整形証明書を見せて詳しく説明した。

二重を作って目頭切開をし、ぱっちりとした目に。
頬のえらを削り脂肪を溶解して小顔になり、耳が大きく見えるようになった。
薄い唇もヒアルロン酸を注入してふっくらさせた。

本人だと信じてもらうのは大変だったが、それだけ別人のように綺麗になったんだ。
そう実感して、オオカミさんは嬉しくなった。



※補足
整形大国韓国では、整形ツアーで来る海外旅行者も多いそうです。
こういったトラブルの対策として、韓国の美容整形病院では、
希望者に「整形証明書」を発行しているのだと聞きました。
【怪談】消すな「3ブックマーク」
彼の祖父の家では、ある部屋の電気だけは消してはいけないと言われている。
いったい何故だろう。
15年05月02日 20:42
【ウミガメのスープ】 [KUZUHARA]



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(怪談版)
祖父の家の突き当りの部屋では、朝昼晩拘らず、絶対に電気を消すなと言われている。
ところが、夏休み初日、私はうっかり実家にいる感覚で電気を消してしまった。
光源不明の光球が高速で飛び回り、その軌道はSOSを描いていた。


(解説版)
 正体不明の光が飛び回っていて気味が悪いので、それを隠すために光を点けっぱなしにする。
ウミガメのスープ「3ブックマーク」
男は海の見えるレストランでウミガメのスープを頼んだ。
スープを一口飲むと、男はそのまま店を出て行った。
その夜、男は自殺した。
なぜか?
15年04月02日 15:16
【ウミガメのスープ】 [touma@06]



解説を見る
男は本家“ウミガメのスープ”の主人公(以下、カメオ)の親友であり、一緒に遭難した仲間でもあった。
遭難した時、男が衰弱死した仲間の肉を食べたことは確かであった。
そして、カメオは人肉を食べることを断固として拒否して衰弱していったために、ウミガメの肉だと偽って人肉を食べさせようと考えたのも事実だった。
だが、カメオに偽って人肉を食べさせようとしたあの日、奇跡的にウミガメが獲れたのだった。
男は急いでウミガメを調理して、ウミガメのスープを作った。
そして、カメオにウミガメのスープだと言って食べさせた。
そのおかげでカメオは助かった。
それから数年後、カメオが自殺した。
理由は遺書に書いてあった。
「あの時、僕が飲んだのは人肉のスープだったんですね。」
男はカメオがなぜそんなことを書いたのか分からなかった。
カメオの遺書を読んだ男は急いで、あのレストランに行きウミガメのスープを頼んだ。
スープを一口飲んで男は気付いた。
あれはウミガメのスープだった。
愕然とした。
あの時、ウミガメのスープを作るとき、一緒に人肉のスープも作った。
ウミガメのスープはカメオのために、人肉のスープは自分たちのために。
カメオは人肉が食べれないから、ウミガメはカメオのために自分たちは食べないでおこうと思ったため。
だけど、男は急いで作ったために間違えて人肉のスープをカメオに渡してしまった。
そして、男はウミガメのスープを飲んだ。
男はいつもと味が違う気がしたが、いつもはスープにして飲んだわけではなかったので、それをウミガメのスープだとは疑わなかった。
それが、あのレストランで男はウミガメのスープを飲んで、あの時自分が飲んだのはウミガメのスープだったと知った。
カメオが死んだのは自分のせいだ。
男は自責の念に駆られて、その夜、自殺した。
ウミガメのスープ(トマト味)「3ブックマーク」
海が見えるレストラン「ラテシン」
三か月前にオープンしたばかりのこの店は、看板メニューのウミガメのスープの人気も相まって予約待ちが続いている。
なんとか予約をとれた男は、予約の時間ギリギリに店に飛び込み、なんとか店を困らせずに済んだことにホッとした。

ウミガメのスープをオーダーし、待つ間に男は何気なく新聞を手にしたが、嫌なニュースばかりで早々に新聞を新聞スタンドに戻した。
やがてスープが運ばれてくると、男はいきなりシェフを呼んで訊いた。

「これは、本当にウミガメのスープなんですか?」
「はい、正真正銘、ウミガメのスープです」

その後、男は死んでしまった。
なにがあった?
15年03月30日 20:22
【ウミガメのスープ】 [トマト屋]

とうとう本家に手を出してしまった。終わったら感想やご意見ください。




解説を見る
男はレストランに行く前に歯医者に寄った。
付き合い始めたばかりの恋人を迎えにいったのだ。なんでも急に治療が必要になったとかで、予約の時間に遅れそうなのを彼女は何度も謝った。

レストランに着くと女はお手洗いに席を立ち、男は注文を済ませると、新聞を手にした。女が戻ってくるまで手持ち無沙汰だったのだが、三か月前から頻発している児童失踪事件の一面を見てすぐに戻した。折角のデートで、嫌な事件記事を読みたくなどなかった。

やがて戻ってきた女は、席に着くと悪戯っぽく笑って言った。

「ねえ、ウミガメのスープって知ってる?」
「? この店の看板メニューだろう?」
「そうじゃなくて、水平思考の問題のウミガメのスープ」

女は話し始めた。有名な水平思考問題、ウミガメのスープを。
ウミガメのスープだと言われて食べたスープが、実は死んだ息子の肉だった、というアレだ。
女は最後に、やはり悪戯っぽく笑った。

「この店は大丈夫なのかしらね?」

女に悪意はなかった。看板メニューがウミガメのスープだと知って、水平思考の問題を思い出し、ちょっとした悪戯心で話題にしただけだったのだ。しかし、男の表情を見て女は驚いた。
男は顔色を無くし、ダラダラと嫌な汗をかいているではないか。実は男は非常に気が弱く、少しでも怖い話を聞くと、すぐに悪い想像を働かせ、そうだと思い込んでしまう悪いクセがあった。付き合い始めたばかりの女には、そんな男の悪いクセは知りようもなかったのだ。
女が男の気の弱さに気づいて自分の不注意を気にしているところに、ウミガメのスープが運ばれてきた。男はすぐに店員に言ってシェフを呼ばせた。そしてやってきたシェフに訊いた。

「これは、本当にウミガメのスープなんですか?」
「はい、正真正銘、ウミガメのスープです」

別にやましいことはない。
シェフは胸を張って答え、厨房に戻って行った。
しかし、男の顔色は悪いままだ。

「変な話をしてごめんなさい。ほら、ここのスープは大丈夫よ!」

男を安心させようと、女はスープを口にした。が、次の瞬間、異物感を感じて吐き出した。
皿の上で乾いた音をたてたそれは、差し歯だった。当然、女のだ。ディナー直前に抜けてしまったので、緊急でつけ直してもらったのだが、歯医者の腕が悪かったのか、つけ直したばかだからか、それが抜けてしまったのだ。

「うわああああああああっ!」

男はイキナリ悲鳴をあげてレストランから飛び出した。
いくつかの情報が男の頭の中で渦巻いていた。
実は人肉だった、ウミガメのスープの話。
三か月前にオープンしたレストラン。
三か月前から続く児童の失踪事件。
そしてトドメは、女が吐き出した歯だ。
悪い想像で精神が限界にきていた男には、女が吐き出した差し歯が、「スープの材料にされた子供の歯が入っていた」としか思えなかったのだ。

男は走った。とにかく走ってあの人肉スープのレストランから離れたかった。それしか頭になかった男は、車道に飛び出したことにも気づかなかった。
クラクションとブレーキ音、そしてドンッという音と衝撃が、男が最後に感知したものだった。