「教えて、オオカミさん」「3ブックマーク」
*
「どうしてそんなに目が大きいの?」
「耳も大きく見えるね」
「口も大きい気がするよ」
質問攻めにされたオオカミさん。
明らかに偽者と疑われているので、成功の手ごたえを感じた。
一体なぜ?
「どうしてそんなに目が大きいの?」
「耳も大きく見えるね」
「口も大きい気がするよ」
質問攻めにされたオオカミさん。
明らかに偽者と疑われているので、成功の手ごたえを感じた。
一体なぜ?
15年05月31日 11:10
【ウミガメのスープ】 [みん]
【ウミガメのスープ】 [みん]
解説を見る
*
オオカミカメコさんは、帰国時の税関で呼び止められた。
パスポートの写真と顔が全く違うので、本人かどうか疑われたのだ。
オオカミさんは、整形証明書を見せて詳しく説明した。
二重を作って目頭切開をし、ぱっちりとした目に。
頬のえらを削り脂肪を溶解して小顔になり、耳が大きく見えるようになった。
薄い唇もヒアルロン酸を注入してふっくらさせた。
本人だと信じてもらうのは大変だったが、それだけ別人のように綺麗になったんだ。
そう実感して、オオカミさんは嬉しくなった。
※補足
整形大国韓国では、整形ツアーで来る海外旅行者も多いそうです。
こういったトラブルの対策として、韓国の美容整形病院では、
希望者に「整形証明書」を発行しているのだと聞きました。
オオカミカメコさんは、帰国時の税関で呼び止められた。
パスポートの写真と顔が全く違うので、本人かどうか疑われたのだ。
オオカミさんは、整形証明書を見せて詳しく説明した。
二重を作って目頭切開をし、ぱっちりとした目に。
頬のえらを削り脂肪を溶解して小顔になり、耳が大きく見えるようになった。
薄い唇もヒアルロン酸を注入してふっくらさせた。
本人だと信じてもらうのは大変だったが、それだけ別人のように綺麗になったんだ。
そう実感して、オオカミさんは嬉しくなった。
※補足
整形大国韓国では、整形ツアーで来る海外旅行者も多いそうです。
こういったトラブルの対策として、韓国の美容整形病院では、
希望者に「整形証明書」を発行しているのだと聞きました。
「【怪談】消すな」「3ブックマーク」
彼の祖父の家では、ある部屋の電気だけは消してはいけないと言われている。
いったい何故だろう。
いったい何故だろう。
15年05月02日 20:42
【ウミガメのスープ】 [KUZUHARA]
【ウミガメのスープ】 [KUZUHARA]
解説を見る
(怪談版)
祖父の家の突き当りの部屋では、朝昼晩拘らず、絶対に電気を消すなと言われている。
ところが、夏休み初日、私はうっかり実家にいる感覚で電気を消してしまった。
光源不明の光球が高速で飛び回り、その軌道はSOSを描いていた。
(解説版)
正体不明の光が飛び回っていて気味が悪いので、それを隠すために光を点けっぱなしにする。
祖父の家の突き当りの部屋では、朝昼晩拘らず、絶対に電気を消すなと言われている。
ところが、夏休み初日、私はうっかり実家にいる感覚で電気を消してしまった。
光源不明の光球が高速で飛び回り、その軌道はSOSを描いていた。
(解説版)
正体不明の光が飛び回っていて気味が悪いので、それを隠すために光を点けっぱなしにする。
「ウミガメのスープ」「3ブックマーク」
男は海の見えるレストランでウミガメのスープを頼んだ。
スープを一口飲むと、男はそのまま店を出て行った。
その夜、男は自殺した。
なぜか?
スープを一口飲むと、男はそのまま店を出て行った。
その夜、男は自殺した。
なぜか?
15年04月02日 15:16
【ウミガメのスープ】 [touma@06]
【ウミガメのスープ】 [touma@06]
解説を見る
男は本家“ウミガメのスープ”の主人公(以下、カメオ)の親友であり、一緒に遭難した仲間でもあった。
遭難した時、男が衰弱死した仲間の肉を食べたことは確かであった。
そして、カメオは人肉を食べることを断固として拒否して衰弱していったために、ウミガメの肉だと偽って人肉を食べさせようと考えたのも事実だった。
だが、カメオに偽って人肉を食べさせようとしたあの日、奇跡的にウミガメが獲れたのだった。
男は急いでウミガメを調理して、ウミガメのスープを作った。
そして、カメオにウミガメのスープだと言って食べさせた。
そのおかげでカメオは助かった。
それから数年後、カメオが自殺した。
理由は遺書に書いてあった。
「あの時、僕が飲んだのは人肉のスープだったんですね。」
男はカメオがなぜそんなことを書いたのか分からなかった。
カメオの遺書を読んだ男は急いで、あのレストランに行きウミガメのスープを頼んだ。
スープを一口飲んで男は気付いた。
あれはウミガメのスープだった。
愕然とした。
あの時、ウミガメのスープを作るとき、一緒に人肉のスープも作った。
ウミガメのスープはカメオのために、人肉のスープは自分たちのために。
カメオは人肉が食べれないから、ウミガメはカメオのために自分たちは食べないでおこうと思ったため。
だけど、男は急いで作ったために間違えて人肉のスープをカメオに渡してしまった。
そして、男はウミガメのスープを飲んだ。
男はいつもと味が違う気がしたが、いつもはスープにして飲んだわけではなかったので、それをウミガメのスープだとは疑わなかった。
それが、あのレストランで男はウミガメのスープを飲んで、あの時自分が飲んだのはウミガメのスープだったと知った。
カメオが死んだのは自分のせいだ。
男は自責の念に駆られて、その夜、自殺した。
遭難した時、男が衰弱死した仲間の肉を食べたことは確かであった。
そして、カメオは人肉を食べることを断固として拒否して衰弱していったために、ウミガメの肉だと偽って人肉を食べさせようと考えたのも事実だった。
だが、カメオに偽って人肉を食べさせようとしたあの日、奇跡的にウミガメが獲れたのだった。
男は急いでウミガメを調理して、ウミガメのスープを作った。
そして、カメオにウミガメのスープだと言って食べさせた。
そのおかげでカメオは助かった。
それから数年後、カメオが自殺した。
理由は遺書に書いてあった。
「あの時、僕が飲んだのは人肉のスープだったんですね。」
男はカメオがなぜそんなことを書いたのか分からなかった。
カメオの遺書を読んだ男は急いで、あのレストランに行きウミガメのスープを頼んだ。
スープを一口飲んで男は気付いた。
あれはウミガメのスープだった。
愕然とした。
あの時、ウミガメのスープを作るとき、一緒に人肉のスープも作った。
ウミガメのスープはカメオのために、人肉のスープは自分たちのために。
カメオは人肉が食べれないから、ウミガメはカメオのために自分たちは食べないでおこうと思ったため。
だけど、男は急いで作ったために間違えて人肉のスープをカメオに渡してしまった。
そして、男はウミガメのスープを飲んだ。
男はいつもと味が違う気がしたが、いつもはスープにして飲んだわけではなかったので、それをウミガメのスープだとは疑わなかった。
それが、あのレストランで男はウミガメのスープを飲んで、あの時自分が飲んだのはウミガメのスープだったと知った。
カメオが死んだのは自分のせいだ。
男は自責の念に駆られて、その夜、自殺した。
「私とタルト」「3ブックマーク」
タルトを見ながら嗚咽を漏らして泣いているまゆ
大丈夫…怖くない…
まゆは鋏を喉につきつけ自殺した
一体どういうことだろうか?
大丈夫…怖くない…
まゆは鋏を喉につきつけ自殺した
一体どういうことだろうか?
15年03月21日 21:35
【ウミガメのスープ】 [まぴばゆ]
【ウミガメのスープ】 [まぴばゆ]
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美しい海、澄み切った青空、そして活気のある人々。私はここが大好きだった。
でもそれは少し前までの話。
今、美しい海には大量の軍艦が居座り、空は暗雲が立ちこめ、人々は恐怖にとりつかれたように逃げ惑っていた。
そして、それらすべてから逃げるように私は走り続けた。
どうして私から家を奪ったの?どうして私から夢を奪ったの?どうして私の大切な人を奪ったの?どうして戦争なんか始めたの?
私の中でぐるぐると回り続ける思考。でもそれももうおしまいだった。
目の前には鬼畜米英。男はなにやら私にアメリカ語で言った。
“Calm down…Don't be afraid of me…”
ほぼ丸腰の女が屈強な兵士に勝てるはずがないのはわかっている。でもこんな奴に惨たらしく殺されるくらいなら私は…。
灰色の空を染めるかのように赤が舞った。
簡易説明
舞台は沖縄戦。まゆは米兵(タルト)に追い詰められた。
タルトは怖がらなくても大丈夫という意味の事を言ったがまゆにはそれが分からず、まゆはタルトに惨たらしく殺される前に自分で死ぬことを選んだ。
因みに挿絵はサーターアンダギー(沖縄ヒント)でした。
でもそれは少し前までの話。
今、美しい海には大量の軍艦が居座り、空は暗雲が立ちこめ、人々は恐怖にとりつかれたように逃げ惑っていた。
そして、それらすべてから逃げるように私は走り続けた。
どうして私から家を奪ったの?どうして私から夢を奪ったの?どうして私の大切な人を奪ったの?どうして戦争なんか始めたの?
私の中でぐるぐると回り続ける思考。でもそれももうおしまいだった。
目の前には鬼畜米英。男はなにやら私にアメリカ語で言った。
“Calm down…Don't be afraid of me…”
ほぼ丸腰の女が屈強な兵士に勝てるはずがないのはわかっている。でもこんな奴に惨たらしく殺されるくらいなら私は…。
灰色の空を染めるかのように赤が舞った。
簡易説明
舞台は沖縄戦。まゆは米兵(タルト)に追い詰められた。
タルトは怖がらなくても大丈夫という意味の事を言ったがまゆにはそれが分からず、まゆはタルトに惨たらしく殺される前に自分で死ぬことを選んだ。
因みに挿絵はサーターアンダギー(沖縄ヒント)でした。
「消せない違和感」「3ブックマーク」
ある日、ユウトが学校へ行くと、話したこともない男子が親しげに話しかけてきた。
彼はユウトに対し、妙に馴れ馴れしかった。
また別の日、ある女子がユウトによくわからないことを言ってきた。
このような出来事がユウトの身に頻繁に起きたが、ある日を境になくなった。
そして後日、ユウトはトロフィを見て笑みを浮かべていた。
どういうことだろう?
ある小学校の合唱部で#red#臨時講師をしていた勇気#/red#は、次回のコンクールで優勝しよう、
と児童たち共々意気込み、日々の指導に当たっていた。
しかしある日、人間ドックを受けた勇気は、早期癌が発見されたと告げられる。
近日中の#red#手術と入院が決定してしまった勇気#/red#は、自分が指導している合唱部が気がかりで仕方なかった。
コンクールは約1カ月後にまで迫っている。
自分が最後まで責任もって指導するつもりでいたのだ、今更別の誰かに指導をたくすというのも納得がいかない。
かといって手術を送らせるわけにもいかない。
散々頭を悩ませた末、勇気はある妥協案に思い至った。
『ユウトになら任せられる』 そう勇気は思った。
#red#ユウトは勇気の双子の兄#/red#である。勇気とユウトは同じ音大で声楽を専攻していた。
勇気と同じく、ユウトもまた社会人の合唱団などで指導にあたっている。
兄弟ながら、同じ学び舎で共にライバルとして競い合った仲だ、実力も指導力も十分に信頼できる。
そう考えた勇気は#red#ユウトに指導の代理を依頼#/red#した。
勇気の申し出を快諾したユウトは、小学校へと向かった。
合唱部の部室へ行くと、わらわらと寄って来た#red#児童たち#/red#から口々に「勇気さん」と名を呼ばれた。
#red#自分を勇気と思いこんでいる#/red#のか、自己紹介をする間もなく次々に「勇気」として話しをふられてしまう。
ユウトとしては、初めて顔を合わせた子供たちが、
まるでユウトがとても親しい人であるかのように話しかけてくるという奇妙な状況であった。
「自分は、勇気の双子の兄弟で“ユウト”だ」と切り出すタイミングが掴めなかった#red#ユウト#/red#は、
段々と#red#これはこれで面白い#/red#かと思い始めていた。
寧ろ、新たにやって来た指導者としてまた一から信頼関係を築き合うより、
はじめから“ここに居た人間”として子供たちに受け入れてもらった方がスムーズに指導できるんじゃないだろうか。
そう考えた#red#ユウトは、彼を勇気と信じて疑わない子供たちを前に「勇気」として振る舞うことに決めた#/red#。
ずっと一緒にいたのだ。ライバルとしても、誰より勇気を意識していた。
だから、勇気の考え方も指導の仕方も熟知している。
指導期間中に、ユウトにしてみれば身に覚えのないこと(本物の勇気がしたこと)を子供たちが話題に上げることも少なくなかったが、
うまく「勇気」としてやりすごした。
元来勇気と性格の似ていたユウトは、子供たちに疑われることもなく数週間を「勇気」として過ごすことに成功したのである。
そして、手術を終えた#red#勇気が#/red#数週間の入院生活を経て、無事に#red#退院#/red#した。
#red#ユウト#/red#に礼を言い、彼#red#と入れ替わりに学校へと行った勇気#/red#は、
子供たちがまるで勇気が昨日もここへ来たかのようにふるまっているのを見て不思議に思った。
しかしすぐに、あの兄のことだから、
自分を「勇気」と勘違いしている子供たちが面白くなって「勇気」として振る舞っていたに違いない、と思いあたり、
それでうまくいったのなら別段問題もないだろう、と子供たちには真相を伏せておくことにした。
コンクール当日。
勇気と、そしてユウトが熱心に指導にあたった#red#合唱部は見事優勝#/red#を果たした。
ユウトは、勇気が送って来たメールを読み、添付された#red#トロフィ#/red#の写真を見て、
勇気たちがしただろうそれと同じように満面の笑みを浮かべた。
彼はユウトに対し、妙に馴れ馴れしかった。
また別の日、ある女子がユウトによくわからないことを言ってきた。
このような出来事がユウトの身に頻繁に起きたが、ある日を境になくなった。
そして後日、ユウトはトロフィを見て笑みを浮かべていた。
どういうことだろう?
13年04月01日 21:59
【ウミガメのスープ】 [ヒジリ]
【ウミガメのスープ】 [ヒジリ]

3皿目は懐疑的な味(SP:タンクさん)
解説を見る
ある小学校の合唱部で#red#臨時講師をしていた勇気#/red#は、次回のコンクールで優勝しよう、
と児童たち共々意気込み、日々の指導に当たっていた。
しかしある日、人間ドックを受けた勇気は、早期癌が発見されたと告げられる。
近日中の#red#手術と入院が決定してしまった勇気#/red#は、自分が指導している合唱部が気がかりで仕方なかった。
コンクールは約1カ月後にまで迫っている。
自分が最後まで責任もって指導するつもりでいたのだ、今更別の誰かに指導をたくすというのも納得がいかない。
かといって手術を送らせるわけにもいかない。
散々頭を悩ませた末、勇気はある妥協案に思い至った。
『ユウトになら任せられる』 そう勇気は思った。
#red#ユウトは勇気の双子の兄#/red#である。勇気とユウトは同じ音大で声楽を専攻していた。
勇気と同じく、ユウトもまた社会人の合唱団などで指導にあたっている。
兄弟ながら、同じ学び舎で共にライバルとして競い合った仲だ、実力も指導力も十分に信頼できる。
そう考えた勇気は#red#ユウトに指導の代理を依頼#/red#した。
勇気の申し出を快諾したユウトは、小学校へと向かった。
合唱部の部室へ行くと、わらわらと寄って来た#red#児童たち#/red#から口々に「勇気さん」と名を呼ばれた。
#red#自分を勇気と思いこんでいる#/red#のか、自己紹介をする間もなく次々に「勇気」として話しをふられてしまう。
ユウトとしては、初めて顔を合わせた子供たちが、
まるでユウトがとても親しい人であるかのように話しかけてくるという奇妙な状況であった。
「自分は、勇気の双子の兄弟で“ユウト”だ」と切り出すタイミングが掴めなかった#red#ユウト#/red#は、
段々と#red#これはこれで面白い#/red#かと思い始めていた。
寧ろ、新たにやって来た指導者としてまた一から信頼関係を築き合うより、
はじめから“ここに居た人間”として子供たちに受け入れてもらった方がスムーズに指導できるんじゃないだろうか。
そう考えた#red#ユウトは、彼を勇気と信じて疑わない子供たちを前に「勇気」として振る舞うことに決めた#/red#。
ずっと一緒にいたのだ。ライバルとしても、誰より勇気を意識していた。
だから、勇気の考え方も指導の仕方も熟知している。
指導期間中に、ユウトにしてみれば身に覚えのないこと(本物の勇気がしたこと)を子供たちが話題に上げることも少なくなかったが、
うまく「勇気」としてやりすごした。
元来勇気と性格の似ていたユウトは、子供たちに疑われることもなく数週間を「勇気」として過ごすことに成功したのである。
そして、手術を終えた#red#勇気が#/red#数週間の入院生活を経て、無事に#red#退院#/red#した。
#red#ユウト#/red#に礼を言い、彼#red#と入れ替わりに学校へと行った勇気#/red#は、
子供たちがまるで勇気が昨日もここへ来たかのようにふるまっているのを見て不思議に思った。
しかしすぐに、あの兄のことだから、
自分を「勇気」と勘違いしている子供たちが面白くなって「勇気」として振る舞っていたに違いない、と思いあたり、
それでうまくいったのなら別段問題もないだろう、と子供たちには真相を伏せておくことにした。
コンクール当日。
勇気と、そしてユウトが熱心に指導にあたった#red#合唱部は見事優勝#/red#を果たした。
ユウトは、勇気が送って来たメールを読み、添付された#red#トロフィ#/red#の写真を見て、
勇気たちがしただろうそれと同じように満面の笑みを浮かべた。