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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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黄ばみ「1ブックマーク」
赤と青と黄色の食器がある。

どれもみな同じ値段なのに

黄色ばかりが良く売れている。

一体なぜ?
16年01月01日 21:53
【20の扉】 [天童 魔子]



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回転寿司屋のお皿は色が違うだけで全部同じ値段であるが

#red#売っているお寿司の値段が違うのでした。#/red#
高評価な受け売り「1ブックマーク」
小学生のカメオは知識が豊富で、ことあるごとに友達にいろいろと教えていた。
一方、同じクラスのカメタはお調子者でおしゃべりなのだが、友達に披露する知識といえばその大半がカメオの受け売りだ。

しかし、カメコは#red#カメオよりもカメタの方を高く評価している#/red#という。

一体何故?
15年12月28日 02:17
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]



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カメオはとにかく知識が豊富で、何かあるごとに友達にその理由や由来、困った時に役に立つ知識を披露していた。

「水蒸気は気体だけど、ゆげは目に見えるから液体なんだ」
「霧ともやは視界の良さで決まるんだ」
「道に迷った時は、アナログ時計と何か棒があれば大まかな方向が分かるよ」
「怪我をしたときは、この草を擦りつけると早く治るよ」
「この足跡がある時は注意してね。近くに熊がいるかもしれないから」

真面目なカメタは、カメオの言葉をメモしながら、一生懸命に覚えていた。

ある時、山で遊んでいたカメタとカメコが、友達とはぐれてしまった。一生懸命声をあげるが、どこにいるか分からない。
「カメコちゃん、腕時計持ってる?」
「え、うん」
「ちょうど晴れていてよかった。えっと、マッチ棒を立てると……こっちが北だね。たしか北の方には大きな道があるから、そっちを目指そう」
「へぇ、よく知っているわね」
「うん、カメオ君から教えてもらったんだ」
もはや獣道すらない場所で必死に歩くカメタとカメコ。しかし、カメコが途中で転んでしまった。
「カメコちゃん、大丈夫? あ、ちょうど川があった。これで傷口を綺麗に洗って……あ、この草、これを傷口に塗ると怪我の治りが早くなるんだ。それで布を……ハンカチで巻いておけばいいかな」
「へぇ、そうなんだ。こっちの草は?」
「あ、それはダメだよ。よく似ているけれど、毒草だから当たっちゃダメ!」
「あっ、そ、そうなの?」
「うん、カメオ君がよく言ってたよ。この草は傷の治りを早くするけれど、間違ってこっちの草を使って大変なことになる人が多いんだって」
「そうなの、知らなかったわ」
「あー、でもここら辺、何か危なそうだね」
「どうして?」
「だって、動物の足跡があるんだもん。この足跡にこの糞は……早くここから離れた方がいいよ。カメコちゃん、歩ける?」
「ええ、なんとか。それにしても、カメタ君、随分と詳しいのね」
「うん、これもカメオ君が……」
そう言いかけて、カメタは肩を落とした。
「カメオ君、凄いよね。なんでも知っていて。僕なんて、そんなに頭がよくないから……」
「そんなことないわよ」
「え?」
「#red#知識は使って初めて役に立つものなの。#/red#いくら知識を持っていても、その場になって使えないのなら意味が無いわ。今のカメタ君は、私にとって最高のお医者さんよ」
「え、あ、えっと……」
思わず照れて下を向いてしまったカメタ。その時、遠くから何やら嫌な鳴き声が聞こえてきた。
「ま、まずい、早くここから離れよう!」
カメコの肩を抱いて、必死に走るカメタ。
しばらくすると、広い場所に出た。辺りにはキノコがたくさん生えている。
「あら、おいしそうなキノコね。食べられるのかしら?」
「いや、待って、これは毒キノコだよ。食べたら体調崩しちゃう。この赤いのもヤバいし、これも……あれ、毒キノコだらけだ。ってことは……やった! 助かった! ……って、これもカメオ君が……」
「これはウシオ君から教えてもらったんじゃないかしら? 私も聞いたことあるわよ」
「あ、そうだったっけ。とにかく、もう少し頑張ってね」
カメコを抱えて必死に山を下り、何とか友達と合流出来たカメタだった。


ちなみに、毒キノコだらけなのを見て何故助かったと思ったのかは、ウシオ君に聞いてもらいたい。

#b#要約:受け売りの知識とはいえ、それをちゃんと実践し役立てていたから。#/b#
カーテンを開けよう「1ブックマーク」
言い逃れも出来ないほどの完全な寝坊をしてしまった男は
会社に電話をかけると「すみません。今日は台風が酷いので...」と話し始めた。
天気は快晴、全国的に心地よい気候だというのに
いったい何故そんなことを言ったのだろうか?
15年12月26日 22:33
【亀夫君問題】 [3000才]

ラテクエ59




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朝、起きると、リビングに行って、
弟がつけたであろうTV番組を見ていた。
ご飯を食べながら、バラエティに情報番組、ニュース番組を見る。

父親があわてて電話をかけてる。
どうやら寝坊したらしい。
「すみません。今日は台風が酷いので...」

あれ、さっきニュースで「天気は快晴、全国的に心地よい気候」って言ってなかったっけ?
何言ってんのこの人?
私は、私の脳内のいろんな人格に聞いてみる。

「今周りを見渡すと何が見える 」「部屋で電話をかけている父がいる・・・」
「カーテンを開けてみて 」「・・・台風だ!!」
「台風じゃないと思ってたのは、勘違いじゃない? 」「そうだ・・・。どうしてそんな勘違いしたんだろう?」
「今日気象情報を見た?」「うん。ニュースで快晴って言ってた!」
「それって録画じゃね?」


・・・あ、そうか、このテレビ、録画かあ。

私はカーテンをあけて、外は台風だと確認した。



※FA条件
聞き手(回答者)は録画したテレビ番組をリアルタイムで放送していると勘違いしているため、
外が晴れていると思い込んでいることを気付かせる。

※※この問題は亀夫君問題。亀夫君問題では聞き手(回答者)が状況を勘違いしていてもよい。
この出題文は、聞き手が勘違いして、状況についての疑問を表している。

※※※この問題の参加者の質問は、聞き手の疑問に対し、聞き手の脳内で浮かんだ自問自答という設定。
テレビ番組が録画であることに気付くまでは、聞き手は外の気候を勘違いしている。
言い逃れも出来ないほどの完全な寝坊をしてしまった男は

会社に電話をかけると

「すみません。今日は台風が酷いので...」と話し始めた。

天気は快晴、全国的に心地よい気候だというのに

いったい何故そんなことを言ったのだろうか?
15年12月26日 21:46
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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惑星探査に宇宙へ放り込まれた男。


目的の星に到着するとすぐに帰還命令が来た。


コールドスリープの不具合で今までずっと寝ていたらしい。


このままでは帰る分の燃料も酸素も尽きてしまう。


男は命がけで惑星探査に志願したのだ。


それを何の成果も無く帰れだと!!


男が抗議すると相手は困った声で「すみません。今日は台風が酷いので...プープー」


通話を切りやがった。


しかし #red#火星から見た地球は#/red#雲一つない快晴であった。

る大きな陸上大会で行われた100m走で、新記録が出た。

その記録を達成した加勢カメオ選手はインタビューで、
#b#「向かい風のおかげです」#/b#
と語った。

本来、向かい風が吹くと、走る速度は遅くなるものなのだが……加勢カメオ選手は何故そんなことを言ったのだろう?

黒井由紀さん
15年12月24日 20:14
【ウミガメのスープ】 [ツォン]



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かい風とは批判の比喩である。

最下位予測という不名誉な下馬評を耳にしたカメオは奮起し、高校生新記録を大きく超えて世界代表クラスの記録をたたき出した。

「いやあ、無名だからといってボロ負けするだろうという不名誉な#red#向かい風#/red#には負けたくなかったんでね。そのおかげですよ。」