「夢電車」「1ブックマーク」
心
地よい電車の振動に、つい居眠りをしていた私。
ふと気付くと、数年前付き合っていた元彼が、少し離れた席に座っている事に気付いた。
声をかけようとしたが、見知らぬ少女にすそを掴まれた。
「行っちゃヤダよぅ」
ふと気付くと、元彼はいなくなっていた。
スマホに着信があった。
私は、元彼に声をかけなくてよかったと思った。
一体何故?
*天童魔子さんから頂いたネタから再構築しました。
地よい電車の振動に、つい居眠りをしていた私。
ふと気付くと、数年前付き合っていた元彼が、少し離れた席に座っている事に気付いた。
声をかけようとしたが、見知らぬ少女にすそを掴まれた。
「行っちゃヤダよぅ」
ふと気付くと、元彼はいなくなっていた。
スマホに着信があった。
私は、元彼に声をかけなくてよかったと思った。
一体何故?
*天童魔子さんから頂いたネタから再構築しました。
15年08月13日 17:36
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
解説を見る
確
かに私は電車に乗ってウトウトしていた。
しかし、私が夢の中で乗った電車は、過去を巡る走馬灯のようなものだった。
停車すると、昔に出会った沢山の人々が当時の姿で乗ってきて、離れ離れになったときの姿に成長して降りて行く。
それに気づいた私は、思わず昔付き合っていた彼氏を探していた。
いわゆるマンネリと言うのだろうか、今の彼とはうまく行っておらず、別れようと思っていた矢先のことだった。
-もしかしたら、彼とやり直せるかもしれない。-
ようやく元彼を見つけた私が、声をかけようとしたその時、何かが引っ掛かっているような強い抵抗を感じた。
否、小さな少女が引っ張ったのだ。
「え?誰?」
過去の人物のはずなのに、全く覚えが無い。
「行っちゃヤダよぅ。行ったら、私いなくなるよ?」
「え、あっ…。」
元彼は一瞬少女に目を離した隙に、下りていってしまった。
「…ねえ、君は誰?」
「****」
名乗ったのだろうが、何故か私の耳には雑音しか聞こえない。
「え?」
「****だよ。…たぶん、きっとすぐわかるよ。」
そこで意識が途切れた。
否、目が覚めたのだ。
強い振動がカバン越しに感じられた。
スマホの着信だ。
今の彼からのもので、彼の写真が表示されている。
気付く。
あの彼女は今の恋人に良く似た眼をしていた。
そうか、私は、彼女の名前を知らなくて当然だ。
その少女はきっと私たちの娘で、これから二人でつけるのだから。
そして、あの時私は元彼に声をかけなくて良かったんだと思う。
声をかけていれば、あの少女に出会える日が永遠に来なくなるだろうから。
数ヵ月後、妊娠検査薬での簡易試験が陽性になったのは別のお話。
*過去の存在の中で、唯一未来から来たであろう「娘」に止められた。
その娘に会えなくならなくてよかった、と思った。
かに私は電車に乗ってウトウトしていた。
しかし、私が夢の中で乗った電車は、過去を巡る走馬灯のようなものだった。
停車すると、昔に出会った沢山の人々が当時の姿で乗ってきて、離れ離れになったときの姿に成長して降りて行く。
それに気づいた私は、思わず昔付き合っていた彼氏を探していた。
いわゆるマンネリと言うのだろうか、今の彼とはうまく行っておらず、別れようと思っていた矢先のことだった。
-もしかしたら、彼とやり直せるかもしれない。-
ようやく元彼を見つけた私が、声をかけようとしたその時、何かが引っ掛かっているような強い抵抗を感じた。
否、小さな少女が引っ張ったのだ。
「え?誰?」
過去の人物のはずなのに、全く覚えが無い。
「行っちゃヤダよぅ。行ったら、私いなくなるよ?」
「え、あっ…。」
元彼は一瞬少女に目を離した隙に、下りていってしまった。
「…ねえ、君は誰?」
「****」
名乗ったのだろうが、何故か私の耳には雑音しか聞こえない。
「え?」
「****だよ。…たぶん、きっとすぐわかるよ。」
そこで意識が途切れた。
否、目が覚めたのだ。
強い振動がカバン越しに感じられた。
スマホの着信だ。
今の彼からのもので、彼の写真が表示されている。
気付く。
あの彼女は今の恋人に良く似た眼をしていた。
そうか、私は、彼女の名前を知らなくて当然だ。
その少女はきっと私たちの娘で、これから二人でつけるのだから。
そして、あの時私は元彼に声をかけなくて良かったんだと思う。
声をかけていれば、あの少女に出会える日が永遠に来なくなるだろうから。
数ヵ月後、妊娠検査薬での簡易試験が陽性になったのは別のお話。
*過去の存在の中で、唯一未来から来たであろう「娘」に止められた。
その娘に会えなくならなくてよかった、と思った。
「数字当ての扉①」「1ブックマーク」
八桁の数字を当てて下さい。
見事、当てたら正解とします。
見事、当てたら正解とします。
15年08月08日 20:27
【20の扉】 [和菓子屋さん]
【20の扉】 [和菓子屋さん]
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一言コメント欄
解説を見る
質問者の真横に書いてある数字をピタリと当てたら正解でした
例:和菓子屋さん 後13回 04日16時47分
↓
13041647
例:和菓子屋さん 後13回 04日16時47分
↓
13041647
「ウミガメのスープをしよう3」「1ブックマーク」
AはBにウミガメのスープを出題した。
しかしBはウミガメのスープの初心者であり、解くことが難しかったようだ。
それを見かねたAはヒントを出す事にした。
A「こういう問題は水平思考で考える事が重要なんだよ」
そしてBはこのヒントによって問題が解きやすくなった。
何故?
しかしBはウミガメのスープの初心者であり、解くことが難しかったようだ。
それを見かねたAはヒントを出す事にした。
A「こういう問題は水平思考で考える事が重要なんだよ」
そしてBはこのヒントによって問題が解きやすくなった。
何故?
15年08月06日 23:33
【ウミガメのスープ】 [和菓子屋さん]
【ウミガメのスープ】 [和菓子屋さん]
解説を見る
A「こういう問題は水平思考で考える事が重要なんだよ」
B「なるほど、#b#水兵#/b#の思考で考えるのか・・・」
A「そう、水平思考ね」
B「スープを飲んだ男は水兵だったんですね?」
A「ん、yesかな?何か誤解してn・・・」
B「となると、船は関係ありますか?」
A「yesです・・・」
B「なら、遭難は関係ありますか?」
Bはヒントにより問題が解きやすくなった。
B「なるほど、#b#水兵#/b#の思考で考えるのか・・・」
A「そう、水平思考ね」
B「スープを飲んだ男は水兵だったんですね?」
A「ん、yesかな?何か誤解してn・・・」
B「となると、船は関係ありますか?」
A「yesです・・・」
B「なら、遭難は関係ありますか?」
Bはヒントにより問題が解きやすくなった。
「Time is English.」「1ブックマーク」
#big5#問題#/big5#
「時は金なり、1分たりとも無駄にしたくない」と公言してはばからないカメミは、暖かくなってくると、出勤にバスよりも電車を使うことが多くなる。
バス停よりも駅のほうが1分遠く、電車・バスの出発時刻、到着時間、料金が同じだとしたらいったい何故か。
「時は金なり、1分たりとも無駄にしたくない」と公言してはばからないカメミは、暖かくなってくると、出勤にバスよりも電車を使うことが多くなる。
バス停よりも駅のほうが1分遠く、電車・バスの出発時刻、到着時間、料金が同じだとしたらいったい何故か。
15年08月01日 16:26
【ウミガメのスープ】 [KUZUHARA]
【ウミガメのスープ】 [KUZUHARA]
解説を見る
#big5#解説#/big5#
カメミは花粉症。わざわざ店に入ると時間を食う。駅前で配られているティッシュをもらえばコンビニでレジを通して買うよりも安くつくし、早い。
時は金なり……カメミは吝嗇家でもあったのだ。
カメミは花粉症。わざわざ店に入ると時間を食う。駅前で配られているティッシュをもらえばコンビニでレジを通して買うよりも安くつくし、早い。
時は金なり……カメミは吝嗇家でもあったのだ。
「また争いが自然の猛威が」「1ブックマーク」
大
きな大きな熊に包まれるようにして、目を閉じた少女。
目を開いたら、真っ赤に染まっていた。
一人ぼっちの世界が、終わった。
一体どういうこと?
*「包み込むようにhttp://sui-hei.net/mondai/show/17688」の続きです
きな大きな熊に包まれるようにして、目を閉じた少女。
目を開いたら、真っ赤に染まっていた。
一人ぼっちの世界が、終わった。
一体どういうこと?
*「包み込むようにhttp://sui-hei.net/mondai/show/17688」の続きです
15年07月28日 22:30
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
解説を見る
*ショート解説
「包み込むようにhttp://sui-hei.net/mondai/show/17688」の続きです。
戦争が終わった後のお話。
いつものようにクマのヌイグルミにもたれかかってうたた寝をしていた。
気付くと、カーテンも開けっ放しだったので#red#夕焼け#/red#に染まっていた。
が、一筋の影に気付く。
「…ただいま」
戦場に行っていた彼が、少女の下へ帰ってきたのだ。
こうして、彼女の「一人ぼっちの世界」はやっと終わりを告げた。
-------
少女は思う。
戦争は、無数の人間の幸福を奪っていった。
幾つもの別れを経験した少女。
幾つもの詩を思い出し、ふと思う。
「私だけがこんな思いをしているとは、思えない。」
彼女は、相続した広大な土地と家を開放した。
孤児、難民、けが人。
生きることが難しくなった人間達を受け入れた。
そして、いつか迎えに来るであろう人を待つための家とさせた。
いつしか彼女が開放した土地は、祈りの園と呼ばれる施設になっていた。
その頃には、世界中を包んでいた戦火は消え去っていた。
幾つもの再会、幾つもの出会い、幾つもの別れを見てきた。
ことごとくが、優しい日常であった。
数十年経っただろうか。
彼女が最後に愛しく想った少年から貰ったあのヌイグルミは、何度も手直しをしながらまだ残っていた。
あの地獄のような日々は、優しい日常を見ながらも、彼女の中では終わっていなかった。
孤独感を払拭できずに居た。
唯一彼女が手離さなかったこのクマのヌイグルミに、あの頃のように寄り添って一人の時間を過ごす。
この日、彼女は珍しくうたた寝をしてしまった。
西日が顔に当たり眩しさで目をあけた。
施設で働く職員が、彼女を起こさないようにそっと毛布を翔けてくれていたようだ。
ふと人気を感じる。
「やあ、起きたね。…ただいま。」
目の前には、見覚えのある優しげな男性が座っていた。
名乗らなくてもわかる。
数十年の時を経てなお面影が残っている。
「…ジャック?」
「そうだよ、エイミィ。」
「…ああ、待っていたわ。この子(クマ)のおかげで頑張ってこれたけど、いい加減我慢の限界よ。これから、愛してもらってもいいかしら?」
「当然さ。時間はかかったけど、やっと戻って来れたんだから。」
ROOT3 #b#HAPPY END#/b#
「包み込むようにhttp://sui-hei.net/mondai/show/17688」の続きです。
戦争が終わった後のお話。
いつものようにクマのヌイグルミにもたれかかってうたた寝をしていた。
気付くと、カーテンも開けっ放しだったので#red#夕焼け#/red#に染まっていた。
が、一筋の影に気付く。
「…ただいま」
戦場に行っていた彼が、少女の下へ帰ってきたのだ。
こうして、彼女の「一人ぼっちの世界」はやっと終わりを告げた。
-------
少女は思う。
戦争は、無数の人間の幸福を奪っていった。
幾つもの別れを経験した少女。
幾つもの詩を思い出し、ふと思う。
「私だけがこんな思いをしているとは、思えない。」
彼女は、相続した広大な土地と家を開放した。
孤児、難民、けが人。
生きることが難しくなった人間達を受け入れた。
そして、いつか迎えに来るであろう人を待つための家とさせた。
いつしか彼女が開放した土地は、祈りの園と呼ばれる施設になっていた。
その頃には、世界中を包んでいた戦火は消え去っていた。
幾つもの再会、幾つもの出会い、幾つもの別れを見てきた。
ことごとくが、優しい日常であった。
数十年経っただろうか。
彼女が最後に愛しく想った少年から貰ったあのヌイグルミは、何度も手直しをしながらまだ残っていた。
あの地獄のような日々は、優しい日常を見ながらも、彼女の中では終わっていなかった。
孤独感を払拭できずに居た。
唯一彼女が手離さなかったこのクマのヌイグルミに、あの頃のように寄り添って一人の時間を過ごす。
この日、彼女は珍しくうたた寝をしてしまった。
西日が顔に当たり眩しさで目をあけた。
施設で働く職員が、彼女を起こさないようにそっと毛布を翔けてくれていたようだ。
ふと人気を感じる。
「やあ、起きたね。…ただいま。」
目の前には、見覚えのある優しげな男性が座っていた。
名乗らなくてもわかる。
数十年の時を経てなお面影が残っている。
「…ジャック?」
「そうだよ、エイミィ。」
「…ああ、待っていたわ。この子(クマ)のおかげで頑張ってこれたけど、いい加減我慢の限界よ。これから、愛してもらってもいいかしら?」
「当然さ。時間はかかったけど、やっと戻って来れたんだから。」
ROOT3 #b#HAPPY END#/b#