みんなのブックマーク

成人式。
彼女は家の貧乏さから一人だけスーツで参加した。
周りの女の子は華やかな着物に身を包んでいる中、
自分は灰色の平凡なスーツ。
恥ずかしさから、友達との交流だけを済まして、
さっさと帰ってしまった。
だから、親に買ってもらったネクタイを止めるタイピンを落としたことに気付かなかった。

--------------------------------------

『あ、タイピン落ちてるぞ？誰のだ？』
俺が見つけたとき、それは新成人が座る席の近くに落ちていた。
もしかして…。
俺は成人式に一人だけスーツを着て出席していた女の子を思い出した。
他の友達は、あり得ないとか、なんでだよとか言って笑っていたが、
俺は彼女が大人に見えてかっこいいと思っていた。
『…、明日持っていこう。』
そう決めたのだ。
----------------------------------------

次の日。
私はドアを開けてびっくりした。
そこには同級生のムードメーカー、エンケンの姿が。
「ど、どうしてエンケン君が？」
『昨日の成人式で、タイピン落としただろう？』
そういうと、エンケン君の手には大切なタイピンが握られていた。
「ありがとう、ずっと探してたんだ。」
良かった、と安心しているとエンケン君は気まずそうに言った。
『お前のスーツのこと、いろんな人がいろんなこと言ってたけど、
俺はかっこいいと思ったよ、お前のこと。』
「え？」
『ま、いいんだよ。式に着物じゃなくたって、
参加する意思とかお祝いする気持ちがあればいいんだから。』
そういうとエンケン君は照れたようにはにかんだ。

「ありがとう、エンケン君。」
そして、２人は中学生時代の思い出話を話しながら、
桜並木を散歩したのだった。

カメオは最近よく眠れないことに悩んでおり、それを聞いたカメコは、#red#リラックス効果のある安眠CD#/red#を貸した。
早速試したところ、聴いているうちに#red#眠りに落ちた#/red#ため、ちゃんと効いたと報告しカメコは喜んだ。

カメコが好きなのは、チョコケーキはチョコケーキでも、ミルクチョコよりも甘いホワイトチョコが使われたホワイトチョコケーキ。
しかし、ホワイトチョコケーキはカメコが前回店に来てから今回来るまでに製造を終了しており、元々ホワイトチョコケーキの乗っていたトレイに現在乗っているのは、新商品のミルクチョコレートのケーキだった。
「チョコケーキの色が違う！！」という異変に気付いたカメコは、店員に1つの質問をする。
「あの、ホワイトチョコレートケーキは…？」
「すみません、ホワイトチョコレートケーキは先週で製造を終了してしまいまして…」
その日以来カメコは、残念そうにホワイトチョコケーキの次に好きなショートケーキを買って帰って行くのだった。

ラテミとラテコは#b#ウミガメ#/b#の姉妹である。
彼女たちは、産卵のために生まれた浜辺へやって来た。
彼女たちは涙を流しながら卵を産み、やがて、
「もう、いいわ。」
「え？」
「もう(卵を産むことは)終わったもの、やることはやった。だから…
戻りましょ、私たちにできることはもうない。私たちの子供はあの時の私たちのように苦労して生きようとする。だから…信じましょ、私たちの自慢の子供を。」

「うん、そう…だね。」

そして彼女たちは闇となった海へと消えていった。
次の日、その近くのホテルでウミガメのスープが出た。
「お姉ちゃん、これ、美味しいよ！」

食物連鎖は厳しいなぁ。


#b#要約#/b#
・ラテミ、ラテコはウミガメ
・卵を産むために浜辺へ来た。
・次の日に料理になった。

男は、母親のお腹の中にいる胎児。胎盤を通じて母体から栄養を貰っているので、自分でものを食べなくても大丈夫。


……やっぱり単純すぎたかな。瞬殺は覚悟してましたが、まさか最初の質問とは……
ご参加ありがとうございました！次からはもうちょっと考えてきます。