その一人が、ゲンロク爺だ。
私が毎日そのお店に訪れると、彼もまたカウンター席に頑張って腰掛けている。
コーヒーが美味しいことで結構有名なのだが、彼が頼むのはいつもウーロン茶。
私はそれを不思議そうに眺めながら、コーヒーを注文していた。
あるときを境に彼はそこからいなくなってしまった。
何故?
【ウミガメ】

爺さん死にますか?

No! [良い質問]

問題文の「そこ」は喫茶店の事ですか?

No! [良い質問]

私と一緒に仲良くテーブル席でお茶しますか?

No! ですが... [良い質問]

ウーロン茶をオレンジジュースに変えても成立しますか?

Yes

本来カウンター席に座れないくらい小さいですか?

Yes! [良い質問]

ゲンロクお爺様の注文は今もウーロン茶ですか?

Yes! [良い質問]

「そこ」からいなくなった後も、ゲンロク爺は喫茶店に来ていますか?

Yes! [良い質問]

そもそもゲンロク爺は喫茶店を利用していますか

Yes

重要人物は私とゲンロク爺以外にも登場しますか?

Yes! [良い質問]

ゲンロク爺は店員になりましたか?

No

マスターの粋な計らいでお爺様用の小さいサイズの座席が設けられますか?

No

登場人物は全員人間ですか?

Yes

ゲンロク爺は今でも喫茶店には来ますか? [編集済]

Yes 7参照

ゲンロク爺は席を替えただけですか?

Yes! 言ってしまえばそうなります [良い質問]

テイクアウトは重要ですか?

No

テーブル席に座っていますか?

Yes! [良い質問]

テラス席にいますか?

YesNo この場合でも成り立ちます

ゲンロクお爺様は今、1人で来ていますか?

No! [良い質問]

ゲンロク爺に彼女ができたのでカウンター席ではなくテーブル席に座るようになりましたか?

No! ですが... [良い質問]

ゲンロク爺は店員と話すためにカウンター席に座っていましたか?

Yes! [良い質問]

20より、仲の良い店員さんがお店をやめて客として来るようになり、一緒にテーブル席に座るようになりましたか?

Yes! [正解]
彼の正面に座っていたのは、ついこの間まで爺にコーヒーを淹れていたマスターだった。継いだ息子夫婦の話によると、引退したらしい。
彼らは楽しそうに会話をしている。
前々から心の隅にあった疑問の答えを見つけた気がした。彼はマスターとの会話をするために此処に来ていたのだ。
ゲンロク爺はいつもその御老体に負荷をかけながら、注文していたのはウーロン茶だったから。コーヒーが美味しいから無理して来ている私と違い、彼は何のために此処へ訪れているのか。それがお店に来るようになって、少し疑問に思っていたことだ。
でも、そんなことのために毎日...いや、「そんなこと」ではない。彼にとって会話というのはとても価値あるものなのだ。少なくとも、名物コーヒーを超える程度には。
考え事がひと段落すると、私はコーヒーを注文した。
私も名物客の一人になっているのだろうか。なら歓迎だ。このお店を愛している証拠なんだから。
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