「見栄の代償」「1ブックマーク」
彼女と一緒に海の見えるレストランに訪れた田中。
田中は彼女にいいところを見せようと「この店で一番高いものを」と注文した。
そんな田中のにやけ顏を見てウェイターは注文をお断りした。
一体なぜだろう? そして田中かっこ悪い。
田中は彼女にいいところを見せようと「この店で一番高いものを」と注文した。
そんな田中のにやけ顏を見てウェイターは注文をお断りした。
一体なぜだろう? そして田中かっこ悪い。
14年11月25日 22:25
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
解説を見る
レストラン「ウミガミエール」
ここはレストランにしては珍しく大食いチャレンジなるものをやっている。
「シェフのイタズラ、特盛りメガスパゲティー」
5キロのスパゲティーにエビフライ、特大ハンバーグ、ウィンナー、餅、磯辺餅、安倍川餅が乗っかり、
その上に特製ミートソースをたっぷりかけた巨大な一品である。
その価格は8000円。もちろんこの店で一番高い。しかし30分以内に食べきるとタダ。
大食い自慢の田中は過去にこの大食いチャレンジに成功し、店内には写真が飾られている。
そして今日は彼女を連れてこの店にやってきた。
彼女にも俺の大食いの勇姿を見せてやろう。
田中はやってきたウェイターに「この店で一番高いものを頼む」と言って、
メニューの大食いチャレンジを指差した。
ウェイターは田中のにやけ顏を見つめ、メニューに書いてある注意書きを指差した。
※一度大食いチャレンジに成功した方は挑戦できません
「申し訳ありませんが、こちらのメニューを提供する事はできません」
丁寧に断られる田中。すごくかっこ悪かった。
ここはレストランにしては珍しく大食いチャレンジなるものをやっている。
「シェフのイタズラ、特盛りメガスパゲティー」
5キロのスパゲティーにエビフライ、特大ハンバーグ、ウィンナー、餅、磯辺餅、安倍川餅が乗っかり、
その上に特製ミートソースをたっぷりかけた巨大な一品である。
その価格は8000円。もちろんこの店で一番高い。しかし30分以内に食べきるとタダ。
大食い自慢の田中は過去にこの大食いチャレンジに成功し、店内には写真が飾られている。
そして今日は彼女を連れてこの店にやってきた。
彼女にも俺の大食いの勇姿を見せてやろう。
田中はやってきたウェイターに「この店で一番高いものを頼む」と言って、
メニューの大食いチャレンジを指差した。
ウェイターは田中のにやけ顏を見つめ、メニューに書いてある注意書きを指差した。
※一度大食いチャレンジに成功した方は挑戦できません
「申し訳ありませんが、こちらのメニューを提供する事はできません」
丁寧に断られる田中。すごくかっこ悪かった。
「おいしいカップラーメン」「1ブックマーク」
カメオは小さい頃からカップラーメン大好き。
毎日食べたって飽きないくらい大好き。昨日もおとといも食べました。
今日もカップラーメンが食べたくなったので、カメオはスーパーへ買い物に行きました。
でも、カップラーメンも水もポットも昨日あったものは全部ありました。
カメオは何を何のために買いに行ったのでしょうか。
毎日食べたって飽きないくらい大好き。昨日もおとといも食べました。
今日もカップラーメンが食べたくなったので、カメオはスーパーへ買い物に行きました。
でも、カップラーメンも水もポットも昨日あったものは全部ありました。
カメオは何を何のために買いに行ったのでしょうか。
16年09月08日 14:32
【ウミガメのスープ】 [とさきんぐ]
【ウミガメのスープ】 [とさきんぐ]
解説を見る
カメオは昨日から現在海外に出張中。
昨日もいつものようにホテルでお湯を沸かしてカップラーメンを食べたのですが、その夜お腹が痛くなったカメオ。
その国の水道水は硬水で慣れないカメオが沢山飲んだためお腹を壊したことが原因でした。
しかし、カップラーメン好きなカメオはスープもあますことなく飲みたい。
そのため今日は軟水を買いに近くのスーパーに買いに行くカメオでした。
#b#それから数カ月後、塩分のとりすぎで医者にカップラーメンを禁止され絶望するカメオの姿があったとか……#/b#
昨日もいつものようにホテルでお湯を沸かしてカップラーメンを食べたのですが、その夜お腹が痛くなったカメオ。
その国の水道水は硬水で慣れないカメオが沢山飲んだためお腹を壊したことが原因でした。
しかし、カップラーメン好きなカメオはスープもあますことなく飲みたい。
そのため今日は軟水を買いに近くのスーパーに買いに行くカメオでした。
#b#それから数カ月後、塩分のとりすぎで医者にカップラーメンを禁止され絶望するカメオの姿があったとか……#/b#
「ノータイムラグ」「1ブックマーク」
カメオは用事があったため、15時に自宅を出発し、15時30分に友達の家に到着した。そして16時に用事が済んだのだが、自宅に着いたのも16時であった。
一体どういうことか?
一体どういうことか?
16年08月31日 10:53
【ウミガメのスープ】 [ホルス]
【ウミガメのスープ】 [ホルス]
解説を見る
カメオの用事とは友達を自宅に連れて来るというものだった。
よって用事を終えた時刻と自宅に戻った時刻が同じなのは当然である。
よって用事を終えた時刻と自宅に戻った時刻が同じなのは当然である。
「後悔ヌードル」「1ブックマーク」
諸兄の中には、お盆に旅行に出かけた者もいるだろう。
旅の楽しみの一つが、ローカルグルメである。
私はつい食べ過ぎてしまうのだが、ここで1問。
カメオは旅行中、うどんではなくラーメンを食べたらよかったと後悔した。
なぜだろう。
旅の楽しみの一つが、ローカルグルメである。
私はつい食べ過ぎてしまうのだが、ここで1問。
カメオは旅行中、うどんではなくラーメンを食べたらよかったと後悔した。
なぜだろう。
16年08月16日 19:31
【ウミガメのスープ】 [クアッド]
【ウミガメのスープ】 [クアッド]
解説を見る
カメオは低予算旅行に出かけた。
低予算なので、昼食もコンビニでカップ麺である。
コンビニでは、「ラテシンラーメン」と「うみがめうどん」という
二つのローカルなカップ麺が売っていた。
カメオはうみがめうどんを選び、5分待って食べたのである。
さて、うどんを食べ駅を目指したのだが、カメオがホームに入ると同時に
電車が出て行ってしまった。次の電車が来るのは30分後である。
(たしかラーメンのほうは3分だったな、あっちにしとけば間に合ったか?)
後悔先に立たず。カメオはおとなしくホームで待つことにした。
低予算なので、昼食もコンビニでカップ麺である。
コンビニでは、「ラテシンラーメン」と「うみがめうどん」という
二つのローカルなカップ麺が売っていた。
カメオはうみがめうどんを選び、5分待って食べたのである。
さて、うどんを食べ駅を目指したのだが、カメオがホームに入ると同時に
電車が出て行ってしまった。次の電車が来るのは30分後である。
(たしかラーメンのほうは3分だったな、あっちにしとけば間に合ったか?)
後悔先に立たず。カメオはおとなしくホームで待つことにした。
「満願成就」「1ブックマーク」
願いが叶った男は、自分が人間扱いされていないことを知って憤慨した。
なぜだろうか?
なぜだろうか?
16年05月01日 23:39
【ウミガメのスープ】 [屋上]
【ウミガメのスープ】 [屋上]
解説を見る
暗い部屋。
何もかもに疲れていた俺の口から、思わぬ言葉が漏れた。
「…神よ」
そんなものは居ないとしか思えぬことばかりがもう長いこと続いて、なんでよりにもよって神の名を呼んだのか。俺は苦笑するより他なかった。
その時、ドアを叩く音がした。
こんな真夜中に新聞の勧誘かよ、と苛立ちながらドアを開けると、そこには―
昔コントで見たような、神様然とした男が立っていた。
俺はあまりにも悪い冗談に厭気が差し、「何の用だ」と訊ねる。
それこそあの日のコントのように「あなたは神様ですか」とでも訊いてやろうかと思ったが、そんな気分にはとてもなれなかった。
「お前はわしの名を呼んだ100正人目(注:1正=10の40乗)の人間じゃ。記念にひとつお前の願いを叶えてやろう」
お決まりのパターン…だがそんな理由か。冗談にしてももうちょっとなかったのか。
どうせこのあと芸人だか何だかが出てきてドッキリだって言うんだろう。
そんなことを思いながら、どうせ冗談ならとんでもないことを言ってやれ、俺が願っているのは間違いではないのだから、と…こう吐き捨てた。
「人類を、滅亡させてくれ」
その刹那。
街中の灯りが消え、見たこともないような光が包んだ。
「きょうは大サービスじゃ。面白いものを見せてやろう」
神様然とした男に促されて俺が外を見上げると―
人間という人間が、空に向かって浮かび上がっていた。
「同じことが、世界中で起きておるぞ」
俺には、神様然とした男が、よくぞやっと言ってくれた、と喜んだ顔をしているように見えた。
…もしかすると、だ。記念だのなんだのというのは方便で、この言葉が聞きたくて、そう思ってそうな奴の前に現れることを繰り返してきたのだろう。そして裏切られて、くだらぬ願いを叶えさせられてきたのだろう。
そうして、七十何億だかの厄介者が空を埋め尽くしたのを見届けると。
「ほれ」
神様風の男―いや、神―は指を鳴らす。
空の上の「それ」が一斉に爆ぜ…綺麗な花火となった。
あんな汚いものがこんな美しい景色になるのか、と思わず笑いが漏れるくらいの、二度と忘れることのできない絶景だった。
「じゃ、わしはこれで」
俺が見惚れている間に、神はどこかへ消えていった。
くだらぬ支配者気取りの終焉にはお似合いのショーが終わって、俺は一息ついた…
そして気づいてしまった。
神はたしかに俺の願いどおり#b#人類を滅亡させた。#/b#
だが、#b#俺はここにいる。#/b#
どうせいずれ俺も死ぬから、これでいいのかもしれないが。
まさか、神は待ち望んでいた注文通りのオーダーがいきなり来て浮かれてしまい、俺のことを忘れたのか。
あるいは―俺は、人間ではないとでも云うのか。
※要約:人類滅亡を願った結果、自分一人だけ生き残ってしまったから
何もかもに疲れていた俺の口から、思わぬ言葉が漏れた。
「…神よ」
そんなものは居ないとしか思えぬことばかりがもう長いこと続いて、なんでよりにもよって神の名を呼んだのか。俺は苦笑するより他なかった。
その時、ドアを叩く音がした。
こんな真夜中に新聞の勧誘かよ、と苛立ちながらドアを開けると、そこには―
昔コントで見たような、神様然とした男が立っていた。
俺はあまりにも悪い冗談に厭気が差し、「何の用だ」と訊ねる。
それこそあの日のコントのように「あなたは神様ですか」とでも訊いてやろうかと思ったが、そんな気分にはとてもなれなかった。
「お前はわしの名を呼んだ100正人目(注:1正=10の40乗)の人間じゃ。記念にひとつお前の願いを叶えてやろう」
お決まりのパターン…だがそんな理由か。冗談にしてももうちょっとなかったのか。
どうせこのあと芸人だか何だかが出てきてドッキリだって言うんだろう。
そんなことを思いながら、どうせ冗談ならとんでもないことを言ってやれ、俺が願っているのは間違いではないのだから、と…こう吐き捨てた。
「人類を、滅亡させてくれ」
その刹那。
街中の灯りが消え、見たこともないような光が包んだ。
「きょうは大サービスじゃ。面白いものを見せてやろう」
神様然とした男に促されて俺が外を見上げると―
人間という人間が、空に向かって浮かび上がっていた。
「同じことが、世界中で起きておるぞ」
俺には、神様然とした男が、よくぞやっと言ってくれた、と喜んだ顔をしているように見えた。
…もしかすると、だ。記念だのなんだのというのは方便で、この言葉が聞きたくて、そう思ってそうな奴の前に現れることを繰り返してきたのだろう。そして裏切られて、くだらぬ願いを叶えさせられてきたのだろう。
そうして、七十何億だかの厄介者が空を埋め尽くしたのを見届けると。
「ほれ」
神様風の男―いや、神―は指を鳴らす。
空の上の「それ」が一斉に爆ぜ…綺麗な花火となった。
あんな汚いものがこんな美しい景色になるのか、と思わず笑いが漏れるくらいの、二度と忘れることのできない絶景だった。
「じゃ、わしはこれで」
俺が見惚れている間に、神はどこかへ消えていった。
くだらぬ支配者気取りの終焉にはお似合いのショーが終わって、俺は一息ついた…
そして気づいてしまった。
神はたしかに俺の願いどおり#b#人類を滅亡させた。#/b#
だが、#b#俺はここにいる。#/b#
どうせいずれ俺も死ぬから、これでいいのかもしれないが。
まさか、神は待ち望んでいた注文通りのオーダーがいきなり来て浮かれてしまい、俺のことを忘れたのか。
あるいは―俺は、人間ではないとでも云うのか。
※要約:人類滅亡を願った結果、自分一人だけ生き残ってしまったから