「食べ残し『て』ません」「2ブックマーク」
子供の頃の懐かしい物が入った宝箱(タイムカプセル)が出て来たのです。
その中に一つ、見知らぬ人が使っていた手袋が片方あったのですが
一体なぜ私はそんなものを入れたのでしょう?
その中に一つ、見知らぬ人が使っていた手袋が片方あったのですが
一体なぜ私はそんなものを入れたのでしょう?
17年06月28日 19:22
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
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幼稚園の先生が誰かが使っていた手袋をリサイクルして人形劇をしていたのです。
(目球を貼って狐やワニのぬいぐるみを演じたり家族の顔を貼って指人形にしたり)
当時それがすごく欲しくてどうにか入手しては人形劇をして遊んだのです。
きっと私の創造性はこの手袋のおかげで育まれたのでしょうね~~
他の子(先生を含む)に取られるのが嫌でこの大事な箱にしまっていたのです。(*゚д゚)っ oh~!
それって泥棒じゃ・・(´・ω・`) 時効なのです! (゚д゚#)
(目球を貼って狐やワニのぬいぐるみを演じたり家族の顔を貼って指人形にしたり)
当時それがすごく欲しくてどうにか入手しては人形劇をして遊んだのです。
きっと私の創造性はこの手袋のおかげで育まれたのでしょうね~~
他の子(先生を含む)に取られるのが嫌でこの大事な箱にしまっていたのです。(*゚д゚)っ oh~!
それって泥棒じゃ・・(´・ω・`) 時効なのです! (゚д゚#)
「グラッディーシェイクハンド」「2ブックマーク」
カメコのことが大嫌いだったカメミだったが、カメコが握手をしに来てくれたことにひどく感動した。
別に仲直りとかそういうことではなのだが……一体何故だろう?
別に仲直りとかそういうことではなのだが……一体何故だろう?
17年09月25日 00:41
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]
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カメミはカメコのことが大嫌いだった。成績優秀で運動も出来て、そのうえ美人だ。何をするにもカメミより先、成績も常にカメミの上を行っていた。
カメミも別に性格や容姿が悪いわけではない。それなりに友達もいたし、告白をされることもあった。でも、カメコへの劣等感は、小学生の頃からずっと抱いて離れない。
何とか自信を取り戻そうと目に留まったのが、中学時代にファッション雑誌のアイドルの姿だった。いつもカメコはみんなの注目の的。アイドルになれば、私もみんなの注目を集められるだろうか。そう考え、思い切ってオーディションに参加することにした。
やれることはやった。スタイルをよくするためにダイエットをしたり、健康的な体にするために食事にも気を使った。しかし、受けたオーディションでは不合格。そして、カメコが同じオーディションで合格をしたという知らせを聞いた。またもや、先を越されてしまった。
とはいっても、アイドルへのあこがれはまだ残っていた。みんなに注目されたい。カメコみたいに。
高校へ進学してからも、勉強の傍ら、アイドルになるための活動をつづけた。いろんなライブの前座をさせてもらったり、時間をもらって歌を披露したり、時にはストリートミュージシャンのようなこともした。努力の甲斐あって、小さなライブを開かせてもらうことになったが、やっぱりお客は少ない。基本的なことができていないためか、体力不足で途中で息が上がったり、歌詞を間違えたりしてライブもあまり成功しなかった。
一方カメコは、既にテレビにも出演している。CDデビューも果たし、アイドルとしての成功の道を進んでいた。
なんとか活動しているうちに、数人ばかりファンが付いた。とはいえ、そのファンも毎回来てくれるわけではない。
そしてとある日、もう少しファンとの交流を深めようと、握手会をすることにした。無理をして場所も抑えた。しかし、#red#この日に限って誰も握手会に来なかった#/red#。ファンと言っても社会人や学生。それに、そこまで熱心なファンでもない。与えられた時間は刻一刻と過ぎていく。
「やっぱり……私じゃダメなのかな……」
自分なりに努力してきたつもりでも、結果が出ない。この握手会、誰も来なかったら、もうアイドルを目指すのはやめよう。そう思っていた時だった。
「あら、そんな暗い顔、ファンの前で見せていいわけ?」
目の前に現れたのは、アイドルの活動で忙しいはずのカメコだった。
「か、カメコ!? 一体どうして……」
「ちょっとね。なんとかカメミと話をしたくて」
「話って……今更何の話を……」
「アイドルの活動が行き詰っているって聞いたからね。何か力になれないかって」
「そんな……ど、どうせ、自分が成功しているから、笑いに来たんでしょ?」
「そんなことないわよ。私、知ってるんだから」
「え?」
「本当は、ずっと話をしたいと思っていたの。でも……なんていうか、他の友達とずっと一緒だったし、なんとなく話しづらくなっちゃって。でも、いろんなことに頑張っているの、知っているから」
「……」
「私、あんまり頑張らなくても成功しちゃってるから、ちょっと行き詰っちゃうと、どうすればいいか分かんなくなるのよ。努力の仕方が分からないって言うか。そんな時に、カメミの頑張っている姿を思い出すと、自分も頑張らなきゃって思うのよ」
「そんな、私なんか……」
「今は結果が出てないだけ。だから、これからもちゃんと頑張るのよ」
そう言うと、カメコはカメミの前に手を差し出す。
「え?」
「あら、ここは何の会場なのかしら? ファンにはサービスするものよ」
カメコの一言に、カメミは涙を流しながら手を握り返した。
「あ……ありがとう……ございます……」
「ファンの前で泣いてどうするの。ほら、笑いなさい」
カメコの激励で、カメミはもう一度アイドルの道を目指し、努力を重ねるのであった。
#b#要約:(誰も来てくれない)カメミの握手会に、唯一ファンとして来てくれたから#/b#
カメミも別に性格や容姿が悪いわけではない。それなりに友達もいたし、告白をされることもあった。でも、カメコへの劣等感は、小学生の頃からずっと抱いて離れない。
何とか自信を取り戻そうと目に留まったのが、中学時代にファッション雑誌のアイドルの姿だった。いつもカメコはみんなの注目の的。アイドルになれば、私もみんなの注目を集められるだろうか。そう考え、思い切ってオーディションに参加することにした。
やれることはやった。スタイルをよくするためにダイエットをしたり、健康的な体にするために食事にも気を使った。しかし、受けたオーディションでは不合格。そして、カメコが同じオーディションで合格をしたという知らせを聞いた。またもや、先を越されてしまった。
とはいっても、アイドルへのあこがれはまだ残っていた。みんなに注目されたい。カメコみたいに。
高校へ進学してからも、勉強の傍ら、アイドルになるための活動をつづけた。いろんなライブの前座をさせてもらったり、時間をもらって歌を披露したり、時にはストリートミュージシャンのようなこともした。努力の甲斐あって、小さなライブを開かせてもらうことになったが、やっぱりお客は少ない。基本的なことができていないためか、体力不足で途中で息が上がったり、歌詞を間違えたりしてライブもあまり成功しなかった。
一方カメコは、既にテレビにも出演している。CDデビューも果たし、アイドルとしての成功の道を進んでいた。
なんとか活動しているうちに、数人ばかりファンが付いた。とはいえ、そのファンも毎回来てくれるわけではない。
そしてとある日、もう少しファンとの交流を深めようと、握手会をすることにした。無理をして場所も抑えた。しかし、#red#この日に限って誰も握手会に来なかった#/red#。ファンと言っても社会人や学生。それに、そこまで熱心なファンでもない。与えられた時間は刻一刻と過ぎていく。
「やっぱり……私じゃダメなのかな……」
自分なりに努力してきたつもりでも、結果が出ない。この握手会、誰も来なかったら、もうアイドルを目指すのはやめよう。そう思っていた時だった。
「あら、そんな暗い顔、ファンの前で見せていいわけ?」
目の前に現れたのは、アイドルの活動で忙しいはずのカメコだった。
「か、カメコ!? 一体どうして……」
「ちょっとね。なんとかカメミと話をしたくて」
「話って……今更何の話を……」
「アイドルの活動が行き詰っているって聞いたからね。何か力になれないかって」
「そんな……ど、どうせ、自分が成功しているから、笑いに来たんでしょ?」
「そんなことないわよ。私、知ってるんだから」
「え?」
「本当は、ずっと話をしたいと思っていたの。でも……なんていうか、他の友達とずっと一緒だったし、なんとなく話しづらくなっちゃって。でも、いろんなことに頑張っているの、知っているから」
「……」
「私、あんまり頑張らなくても成功しちゃってるから、ちょっと行き詰っちゃうと、どうすればいいか分かんなくなるのよ。努力の仕方が分からないって言うか。そんな時に、カメミの頑張っている姿を思い出すと、自分も頑張らなきゃって思うのよ」
「そんな、私なんか……」
「今は結果が出てないだけ。だから、これからもちゃんと頑張るのよ」
そう言うと、カメコはカメミの前に手を差し出す。
「え?」
「あら、ここは何の会場なのかしら? ファンにはサービスするものよ」
カメコの一言に、カメミは涙を流しながら手を握り返した。
「あ……ありがとう……ございます……」
「ファンの前で泣いてどうするの。ほら、笑いなさい」
カメコの激励で、カメミはもう一度アイドルの道を目指し、努力を重ねるのであった。
#b#要約:(誰も来てくれない)カメミの握手会に、唯一ファンとして来てくれたから#/b#
「愛を込めて花束を」「2ブックマーク」
両手いっぱいの花を抱えて帰路につく男。
家族や友人の誰もが知っているほどの幸福が待っているとわかっていたはずなのに、
男の足取りはひどく重かった。
なぜ?
家族や友人の誰もが知っているほどの幸福が待っているとわかっていたはずなのに、
男の足取りはひどく重かった。
なぜ?
17年09月24日 20:24
【ウミガメのスープ】 [からん]
【ウミガメのスープ】 [からん]
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今日は終業式。
明日から、楽しい楽しい夏休み。
そうわかっていたはずなのに計画的に物を持ち帰らなかったカメオ6歳は、
絵の具セット、体操服に上履き、ピアニカ…
荷物に埋もれながら、両手で学校の授業で育てた朝顔の鉢を抱えて下校中なのでした。
明日から、楽しい楽しい夏休み。
そうわかっていたはずなのに計画的に物を持ち帰らなかったカメオ6歳は、
絵の具セット、体操服に上履き、ピアニカ…
荷物に埋もれながら、両手で学校の授業で育てた朝顔の鉢を抱えて下校中なのでした。
「一緒にディナーでもいかが?」「2ブックマーク」
今日は彼女と初デート。
待ちに待ったディナータイム、
しかしカメオは彼女を恨むこととなった。
状況を説明してください。
待ちに待ったディナータイム、
しかしカメオは彼女を恨むこととなった。
状況を説明してください。
17年08月16日 16:38
【ウミガメのスープ】 [垂直思考2]
【ウミガメのスープ】 [垂直思考2]
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〜数時間前〜
カメコ「これいんじゃない?似合ってるよ!」
洋服屋にて、カメオがカメコに勧められたのは、シンプルな白のTシャツ。
カメオは今日1日、これを着て過ごすことにした。
〜現在〜
カメコ「どう?私の行きつけの味は?ここのカレーうどんは絶品なのよ」
カメオ「う、うーん。おいしいよ、ハハッ(カメコが選んでくれた服…汚すわけには…!」
カメコ「あれ、あんまり食が進まないわね。もしかして嫌いだった?」
カメオ(白T選んだのてめぇだろうが)
この時ばかりは、カメオはカメコを恨んだ。
カメコ「これいんじゃない?似合ってるよ!」
洋服屋にて、カメオがカメコに勧められたのは、シンプルな白のTシャツ。
カメオは今日1日、これを着て過ごすことにした。
〜現在〜
カメコ「どう?私の行きつけの味は?ここのカレーうどんは絶品なのよ」
カメオ「う、うーん。おいしいよ、ハハッ(カメコが選んでくれた服…汚すわけには…!」
カメコ「あれ、あんまり食が進まないわね。もしかして嫌いだった?」
カメオ(白T選んだのてめぇだろうが)
この時ばかりは、カメオはカメコを恨んだ。
「いつかなら、そんな日だってくるかもしれない」「2ブックマーク」
せっかくの誕生日。カメオは一人で買い物をしてから、カメコに会いに行き、レストランで食事をした。
なぜだろう。
※この問題は、物語設定に元ネタがあります。
なぜだろう。
※この問題は、物語設定に元ネタがあります。
16年06月26日 19:56
【ウミガメのスープ】 [揚羽]
【ウミガメのスープ】 [揚羽]
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その日カメオは、息子のウミオに黙って、こっそり会社を休んだ。平日の午前中。ウミオは、学校へ行く支度をしている。
カメオは、スーツを着て、革靴を履いた。いつも通り、会社に行くときの格好。ドアを開けながら、いつも通りにウミオに声をかける。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
ウミオに送り出されたカメオは、そのまま会社とは逆方面行きの電車に乗りこんだ。
何度か電車を乗り換えた後、バスに乗る。平日の昼間ということもあり、バス内はほどよく閑散としていた。
一時間ほどバスに揺られて降り立ったのは、懐かしい地。のどかな田舎道は、一年前に来たときと少しも変わっていなかった。
バス停近くの花屋で花を買い、その隣の和菓子屋でカメコが好きだった菓子を買う。
花と菓子を持ち、また少し歩く。しばらくして、カメオが足を止めた場所。そこには、
「久しぶりだなカメコ」
十年前に亡くなったカメオの最愛の妻、カメコの墓があった。
もともと、カメコは身体が弱かった。病気がちで、長くは生きられないと言われていた。カメオもそれを承知で結婚した。
それでも、結婚してしばらくは、穏やかで幸せな結婚生活が続いていた。事実、カメオと結婚してからのカメコは見違えるほど元気になり、病気など完治したかに思われていた。
やがて、カメコは新しい命を授かった。諦めていた二人の子。カメオとカメコは、涙を流して幸せを噛み締めた。
そんな時だった。もう、完治したかに思われたカメコの病気が再発した。
医師からは、今のカメコの身体では、出産は難しいと言われた。母子ともに無事に出産をすることは不可能だと。それでも、カメコは諦めなかった。そして、カメオも、そんなカメコの気持ちを尊重した。
出産直前。一筋の涙を流しながら、カメコは微笑んで言った
「カメオさん。私、とても幸せよ」
それが、カメコと交わした最後の言葉となった。
カメコは、自分の命と引き換えにウミオを産んだ。最愛の息子の誕生日。皮肉なことに、その日が最愛の妻の命日となった。
あれから十年。
カメオは、カメコの分までウミオに愛情を注いだ。男一人に子一人。男手ひとつでの育児は決して楽なものじゃなかったけど、なんとか十歳までウミオを育て上げた。父子関係だって極めて良好だ。隠し事だってほとんどない。ただ、ひとつを除いては。
カメオは、ウミオにカメコの命日を伝えていなかった。せっかくの誕生日。ウミオには、心から自分の誕生日を楽しんで欲しい。そんな思いから、カメオは嘘をついた。カメコの命日を一週間ずらして伝えたのだ。だから、毎年、カメオは一週間後の今日に、ウミオとカメコの墓参りをしていた。
だけど、いつかなら。いつか、ウミオが全てを受け入れることができるくらい大きくなったなら。
全てを打ち明けて、本当の命日に、ウミオとふたりでカメコの墓参りに来よう。
「それまで待っててくれよ。カメコ」
そして、カメオは、ウミオの誕生日を祝うために、予約していたレストランに向かって歩き出した。
【要約】
・カメオの妻は、息子を産むと同時に亡くなった。そのため、息子の誕生日=妻の命日。
・カメオは、息子がショックを受けたり罪悪感を抱いたりしないように、妻の命日を内緒にしている。せっかくの誕生日を心から幸せな日だと思ってもらいたい。
・だから、一人でこっそりと墓参りをしたあと、レストランで息子の誕生日を祝う。
※息子の誕生日と母親の命日が一緒という設定の元ネタは、『こどものおもちゃ』という少女漫画です。
カメオは、スーツを着て、革靴を履いた。いつも通り、会社に行くときの格好。ドアを開けながら、いつも通りにウミオに声をかける。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
ウミオに送り出されたカメオは、そのまま会社とは逆方面行きの電車に乗りこんだ。
何度か電車を乗り換えた後、バスに乗る。平日の昼間ということもあり、バス内はほどよく閑散としていた。
一時間ほどバスに揺られて降り立ったのは、懐かしい地。のどかな田舎道は、一年前に来たときと少しも変わっていなかった。
バス停近くの花屋で花を買い、その隣の和菓子屋でカメコが好きだった菓子を買う。
花と菓子を持ち、また少し歩く。しばらくして、カメオが足を止めた場所。そこには、
「久しぶりだなカメコ」
十年前に亡くなったカメオの最愛の妻、カメコの墓があった。
もともと、カメコは身体が弱かった。病気がちで、長くは生きられないと言われていた。カメオもそれを承知で結婚した。
それでも、結婚してしばらくは、穏やかで幸せな結婚生活が続いていた。事実、カメオと結婚してからのカメコは見違えるほど元気になり、病気など完治したかに思われていた。
やがて、カメコは新しい命を授かった。諦めていた二人の子。カメオとカメコは、涙を流して幸せを噛み締めた。
そんな時だった。もう、完治したかに思われたカメコの病気が再発した。
医師からは、今のカメコの身体では、出産は難しいと言われた。母子ともに無事に出産をすることは不可能だと。それでも、カメコは諦めなかった。そして、カメオも、そんなカメコの気持ちを尊重した。
出産直前。一筋の涙を流しながら、カメコは微笑んで言った
「カメオさん。私、とても幸せよ」
それが、カメコと交わした最後の言葉となった。
カメコは、自分の命と引き換えにウミオを産んだ。最愛の息子の誕生日。皮肉なことに、その日が最愛の妻の命日となった。
あれから十年。
カメオは、カメコの分までウミオに愛情を注いだ。男一人に子一人。男手ひとつでの育児は決して楽なものじゃなかったけど、なんとか十歳までウミオを育て上げた。父子関係だって極めて良好だ。隠し事だってほとんどない。ただ、ひとつを除いては。
カメオは、ウミオにカメコの命日を伝えていなかった。せっかくの誕生日。ウミオには、心から自分の誕生日を楽しんで欲しい。そんな思いから、カメオは嘘をついた。カメコの命日を一週間ずらして伝えたのだ。だから、毎年、カメオは一週間後の今日に、ウミオとカメコの墓参りをしていた。
だけど、いつかなら。いつか、ウミオが全てを受け入れることができるくらい大きくなったなら。
全てを打ち明けて、本当の命日に、ウミオとふたりでカメコの墓参りに来よう。
「それまで待っててくれよ。カメコ」
そして、カメオは、ウミオの誕生日を祝うために、予約していたレストランに向かって歩き出した。
【要約】
・カメオの妻は、息子を産むと同時に亡くなった。そのため、息子の誕生日=妻の命日。
・カメオは、息子がショックを受けたり罪悪感を抱いたりしないように、妻の命日を内緒にしている。せっかくの誕生日を心から幸せな日だと思ってもらいたい。
・だから、一人でこっそりと墓参りをしたあと、レストランで息子の誕生日を祝う。
※息子の誕生日と母親の命日が一緒という設定の元ネタは、『こどものおもちゃ』という少女漫画です。