みんなのブックマーク

カメオは部屋でギャルゲーをやっていた。
ノゾミ「おにいちゃんだーいすき♡」
最後に残していた本命のヒロインを攻略した余韻を味わったあと、
日差しのピークが過ぎていたので散歩に行くことにした。
玄関で靴を履いていると、弟の嫁のカナエが声を掛けた。
カナエ「義兄さん、ついでにお醤油買ってきてくれますか？」
カメオはちゃっかり者の義妹に半ば感心し半ば呆れながら、頼まれた通り醤油を買ってきた。
夕食後、冷蔵庫を見るとプリンがあったので、醤油をプリンにかけてウニの味になるか実験したが、ウニの味はしなかった。
そこへ風呂上がりのタマエがやってきた。
タマエ「バカ兄貴、勝手に人のプリン食うんじゃねーよ。後で金払えな」
タマエは兄に向かって遠慮無く歯向かう。実妹はやはり可愛げがない。
カメオはゲームの世界に逃避することにした。
モモコ「にぃにぃ、朝だよー」
やはり朝は妹に起こしてもらうに限る……カメオはヘッドフォンから聞こえる新しい妹の声に癒やされながら、
目覚まし時計のセットを忘れていたことに気づき、現実との落差に打ちひしがれた。

発言に「醤油＋プリン＝ウニ」という連続性があるカナエとタマエで2択、
義妹は「義兄さん」と呼ぶこともあるが「義兄貴」とは呼ばないのでタマエに絞られる、
という問題でした。

藤男は口さみしくなってきた。

いつもそれを「口」を略して「さみしいな」という。

なので藤男を良く知る友人達は、家から出てつまみを買いに行った。

男はRPG（ロールプレイングゲーム）の主人公。

女はそのRPGにハマっており、レベル、ステータス、所持金がカンストするまでやり込んでいた。

しかし長時間のプレイが祟り、使用していたゲーム機の十字キーの上方向が壊れて反応しっぱなしになってしまった。

上を見つめ続ける主人公を再度振り向かせる（十字キーを直す）ために女はゲーム機のネジを外し、一度開けてみようと考えたが、女の部屋にドライバーなんて武骨なものは無い（ないったら無い）。

代用するためにヘアピンをL字型に広げ、細くなった先端をネジに差し込んだ。

女がゲーム機を修理できたかどうかはわからない。

ご参加の皆様お疲れ様でした。
完走オメデトウございます。お見事でした。
如何でしたか?楽しんで頂けましたでしょうか?

出題直後グダったり、まとメモが正確さを欠くなど
ちゃんと細部まで詰めきれずに申し訳ありませんでした。

ご意見・ご感想は随時受け付けていますのでお気軽にお寄せくださいませ。

簡単ではございますが、それでは皆様有難うございました。
2票獲得の味噌一択が今回のMVPですので正解を進呈させて頂きます。

おかあさんがね、うなずいてたよ。
おてらのあまさんなら、きっといつかまたあえるよね……？
おしえてくれてありがとう。




実話をもとにしています。
当時5才だった私は、いまでもぎゅーっとされた時の感触だけは覚えています。出家前の彼女に会った人は、私が最後だったのだそうです。