みんなのブックマーク

カメオは古本屋に漫画を買いに来た。
そこで一冊の漫画の背表紙についていたシミに見覚えがあったカメオは、
それを手に取ってみる。

間違いない。これは以前幼馴染のキャメル子に貸した漫画だ。
つまりキャメル子はカメオから借りた漫画を売り、
同じものの新品を買って返したのだ。
なぜだろう？

その漫画をパラパラとめくっていると、何かを書いて消そうとした痕がある。
カメオはその漫画に落書きをした覚えはない。
鉛筆のあとをよく見てみると...

カメオ好きだよ。
カメオ君、好きです。
カメオきゅーん♥♥ちゅきだよ♥♥

などなど。
キャメル子は漫画にカメオへの思いを書いて返そうとしたのだが、
恥ずかしくなり、返すに返せなくなって古本屋に売ったのだった。

これは人目に触れる前に回収しておこう、とカメオは思った。

僕は卑怯者だ。友達が死地に向かったというのにただ帰りを待っていることしかできない。
相手は県下一の喧嘩の強さを誇るラテシン高校。いくらカメコ達といえど無事に帰ってくるかどうか……


「帰ったぜ」
！ きっかり一時間。カメコ達が帰ってきた。
どうやら無事相手校を退けたらしい。

けれどもそこで僕はあることに気付く。
カメオがカメコに背負われ、カメコのシャツの袖の部分が引きちぎられていたのだ。

僕は包帯代わりにシャツの袖を使ったのだろうと考え、カメコの背に負ぶわれているカメオが出血するほどの大怪我をしているのではないかと、怪我の程度を心配したのだ。

カメオは御年80歳。近所からは#b#元気なおじいちゃん#/b#だと有名である。

今日は来週来る孫のためにごちそうを作ろうと重そうな買い物袋を抱えて家を目指していた。
そんなカメオの姿を認めた女学生カメコ。

「荷物、お持ちしましょうか？」
「ああ、すまないねえ。ありがとう」
カメオの家を聞くとすぐ近くとのこと。優しいカメコはカメオの荷物を持ってあげることにした。


「荷物はここでいいですか？」
「ああ、ありがとう……あれ？ 電気がつかないな」
電気のスイッチをぱちぱちと操作するカメオ。
どうやら#red#電球が切れている#/red#ようだ。

「困ったのお。ワシでは電球に手が届かんし」
「……あのお。よろしければ私が取り替えましょうか？」
「おお、ありがとう。助かるよ」
カメコの申し出にカメオは新しい電球と、#red#立て付けの悪い椅子#/red#を持ってくる。

「もう少ししっかりした椅子はありませんか？」
「すまんのお。一人暮らしゆえ、椅子はこの一脚だけじゃ。揺れるようならワシが支えておこう」
こわごわと椅子に上るカメコ。カメオから電球を受け取ると何とか取り換えに成功する。

「ふう、終わりました」
カメコが下を向くとそこには椅子を押さえながらカメコの#red#スカートの中を仰ぎ見る#/red#カメオの姿が。






「綺麗な縞パンじゃな」
「きゃああああああああああああああああああああ」
老いてますます元気。カメオの日常である。

ある暑い日のこと。
マンションの自分の部屋でガンガンとクーラーを効かせて涼んでいたブルジョワな#big5#君達は#/big5#、突然の揺れに驚いた。

「地震！？」

かなり大きい揺れだ。慌てて机の下に隠れて頭を守る。
しばらくすると、揺れがおさまった。
部屋の中は物が散乱してしまい、酷い有様だったが、そんな事を気にしている余裕はない。
揺れが収まっているうちに外へ避難しようと、扉へ手をかけた#big5#君達は#/big5#焦った。

「あ、#red#開かない#/red#……！？」

大きな揺れの影響で#b#ドア枠が歪んでしまったため、扉が開かない#/b#のだ。
慌てて外部と連絡を取ろうとするが、災害発生のため#b#回線が混み合い、なかなか電話が通じない#/b#。

YOUSUN「セブルス・・・頼む・・・」
風木守人「僕を食べても美味しくないよ。もっと横長でふっくらした蛙の方がおいしいよ」
桃子ちゃん「わたちは神など信じない！でも誰か助けて～！」
天童　魔子「ohhhhhhh~来いよォオオオオ!!真里亞が込めてくれた銃弾を食らいたいヤツから前へ出ろよォオオオオ~(ﾉ´°д°`)ﾉ 　私の前で真里亞に指一本触れてみろ。元来た地獄が生温かったことを教えてやるよ」
ﾋﾟｺﾋﾟｺ「あっちの楓さんの方が美味しいよ・・・。」

運の悪いことに今日は真夏日。
クーラーを効かせていた君達は当然、窓も閉め切ってしまっている。
窓枠も歪んでいるので、逃げ出すにはなんとかして窓ガラスを割るほかない。

そんな中、ケチな風木守人は#b#電気代を惜しんでクーラーを使わずに過ごしていた#/b#。
クーラーを使わない代わりに、風通しを良くするために#b#窓を開け放していた#/b#のだ。

風木守人「窓からなら、なんとか出られるぞ！」

こうして風木守人……通称楓さんは、無事に避難場所まで避難することができたのだった。


※参加者様の名前は敬称略とさせていただきました。

==========要約解説==========
#b#窓を閉め切ってクーラーを効かせていた#/b#君達だったが、大地震の発生で#b#ドア枠が歪み、扉が開かなくなってしまった#/b#。
電気代をケチってクーラーを使わずに#b#窓から風を入れ込んでいた#/b#住人は、開いている窓からいち早く避難することができた。

カメオがいつものように海日新聞で昨日のシンカーズの試合結果を確認しようとしたところ、部屋にゴキブリが出現しました。

大の虫嫌いであるカメオは、咄嗟に持っていた海日新聞を丸め、ゴキブリを叩いて仕留めましたが、ゴキブリを潰した面は不運にもスポーツ欄でした。
これをそのまま読むことに嫌悪感を覚えたカメオは、海日新聞をゴミ箱に捨て、試合結果はネットニュースでチェックすることにしたのです。