みんなのブックマーク

朝寝坊をしたカメオ。ニュース番組の左上に表示されている天気予報を支度の合間に確認するが、何度見ても表示されているのは東京である。
いざ家を出ようとして、最後に確認してもまた東京。
自分の地域が映るまで待つ時間も無いので、仕方なく雨が降っても良いように傘を持ち、家を飛び出して行った。

女は独身だが、妻子ある男と不倫していた。

最近つけられているのはストーカーかもしれないが、探偵かもしれない。
私が誰かにつけられているなんて言ったら、彼は奥さんに不倫がバレている可能性を疑って別れようと言い出しすかもしれない。

大好きなんだもん、絶対に言うもんか。

ウミコは体重計を絶叫マシンだと思っており、体重が増えることを怖がっている。そして体重が増えると騒いでいる。

特に健診では体重計に無理やり乗せられるのでビクビクしている。

（同級生が体重計は絶叫マシンってよく言ってたので、出題してみました）

カメオは古本屋に漫画を買いに来た。
そこで一冊の漫画の背表紙についていたシミに見覚えがあったカメオは、
それを手に取ってみる。

間違いない。これは以前幼馴染のキャメル子に貸した漫画だ。
つまりキャメル子はカメオから借りた漫画を売り、
同じものの新品を買って返したのだ。
なぜだろう？

その漫画をパラパラとめくっていると、何かを書いて消そうとした痕がある。
カメオはその漫画に落書きをした覚えはない。
鉛筆のあとをよく見てみると...

カメオ好きだよ。
カメオ君、好きです。
カメオきゅーん♥♥ちゅきだよ♥♥

などなど。
キャメル子は漫画にカメオへの思いを書いて返そうとしたのだが、
恥ずかしくなり、返すに返せなくなって古本屋に売ったのだった。

これは人目に触れる前に回収しておこう、とカメオは思った。

僕は卑怯者だ。友達が死地に向かったというのにただ帰りを待っていることしかできない。
相手は県下一の喧嘩の強さを誇るラテシン高校。いくらカメコ達といえど無事に帰ってくるかどうか……


「帰ったぜ」
！ きっかり一時間。カメコ達が帰ってきた。
どうやら無事相手校を退けたらしい。

けれどもそこで僕はあることに気付く。
カメオがカメコに背負われ、カメコのシャツの袖の部分が引きちぎられていたのだ。

僕は包帯代わりにシャツの袖を使ったのだろうと考え、カメコの背に負ぶわれているカメオが出血するほどの大怪我をしているのではないかと、怪我の程度を心配したのだ。