「ひねくれてるのは」「1ブックマーク」
男「カメコ、太ったんだな…」
イスの足が曲がっている。
カメコのせいなんだろう。
でも、彼女はそのイスに一度も触れていない。
そう知らされても、男は考えを変えなかった。
なぜ?
イスの足が曲がっている。
カメコのせいなんだろう。
でも、彼女はそのイスに一度も触れていない。
そう知らされても、男は考えを変えなかった。
なぜ?
16年06月28日 21:53
【ウミガメのスープ】 [ひゅー]
【ウミガメのスープ】 [ひゅー]
解説を見る
笑顔のカメコ。
ありえない方向にぐにゃりと曲がるイス。
曲がったイスの横には、不自然に細い足。
現実だとどれくらい太ってるんだろう…
メールで送られてきた#red#できそこないの加工写真#/red#には、
昔は痩せていた彼女の見栄と自己顕示欲が溢れていた。
※ 挿絵写真:ドアが曲がる参考画像
ありえない方向にぐにゃりと曲がるイス。
曲がったイスの横には、不自然に細い足。
現実だとどれくらい太ってるんだろう…
メールで送られてきた#red#できそこないの加工写真#/red#には、
昔は痩せていた彼女の見栄と自己顕示欲が溢れていた。
※ 挿絵写真:ドアが曲がる参考画像
「マジで良薬口に苦し」「1ブックマーク」
ある胃薬Aは、効き目がいいが、すごく苦いという
しかし同じ成分の薬Bより、人気があるという
一体なぜだろう?
しかし同じ成分の薬Bより、人気があるという
一体なぜだろう?
16年10月28日 20:53
【ウミガメのスープ】 [しおまる]
【ウミガメのスープ】 [しおまる]
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薬Bは、昔から胃薬として重宝されていた
しかしその成分は非常に苦く、飲みやすくするために多量の添加物が混ぜられた
その結果、子供でも飲めるほどに苦味は押さえられたが、#red#1回9錠#/red#という、とても多い量になってしまった
1日3回の薬なので、#red#1日で27錠も飲まなければならない#/red#
そこで開発されたのが薬A
有効成分はそのままに、添加物を少なくしたことで、1回1錠で効く薬だ
最近は、服薬ゼリーも進化しており、薬の味よりも量が重視されるようになった
なので、Bよりは苦いが、ほとんどの人はAの胃薬を買っていくのだ
ちなみに...
苦い胃薬は、苦味健胃薬(くみけんいやく)と呼ばれます
苦味を感じることで、胃酸や胆汁を分泌促進する効果があります
なので、飲める人は、できるだけそのまま水で飲んだほうが、効果がでやすくなりますよ!
しかしその成分は非常に苦く、飲みやすくするために多量の添加物が混ぜられた
その結果、子供でも飲めるほどに苦味は押さえられたが、#red#1回9錠#/red#という、とても多い量になってしまった
1日3回の薬なので、#red#1日で27錠も飲まなければならない#/red#
そこで開発されたのが薬A
有効成分はそのままに、添加物を少なくしたことで、1回1錠で効く薬だ
最近は、服薬ゼリーも進化しており、薬の味よりも量が重視されるようになった
なので、Bよりは苦いが、ほとんどの人はAの胃薬を買っていくのだ
ちなみに...
苦い胃薬は、苦味健胃薬(くみけんいやく)と呼ばれます
苦味を感じることで、胃酸や胆汁を分泌促進する効果があります
なので、飲める人は、できるだけそのまま水で飲んだほうが、効果がでやすくなりますよ!
「お茶日記」「1ブックマーク」
シナモンティーが大好きな男は、
今日も家でシナモンティーを淹れて飲んでいた。
しかし今日新しく買って淹れたシナモンティーに違和感を感じた男は、
その商品説明を見て「詐欺だ!」と思ったという。
なぜか。
今日も家でシナモンティーを淹れて飲んでいた。
しかし今日新しく買って淹れたシナモンティーに違和感を感じた男は、
その商品説明を見て「詐欺だ!」と思ったという。
なぜか。
16年08月28日 02:09
【ウミガメのスープ】 [しらこポン酢]
【ウミガメのスープ】 [しらこポン酢]
すこし要知識です
解説を見る
男が買ったのは厳密にはシナモンではなく、
「ニッキ」というシナモンによく似た別のスパイスでした。
そもそもシナモンとニッキは同じ、クスノキの一種の樹皮を剥いで乾燥させたものです。
しかし植物の種類が異なり、スパイスとしてはシナモンの方が基本的にマイルドで高価です。
比較的刺激の強いニッキが「シナモン」として売られていたため(店によってはそう表記するところもあるのです)、男はそれを買ってしまいました。
しかし流石はシナモン好き、その違いを見抜いて違和感を覚えます。
そして説明文を見ると、そこには「原材料名:ニッキ粉末」と書かれているではありませんか。
ニッキ≒シナモンだと知らなかった男は、偽物を掴まされたと怒ったのでした。
ちなみにシナモンはインド料理に欠かせないスパイス、ガラムマサラの材料です。ガラムマサラはとっても辛いスパイスなのです。
また生薬としても使われ、効能は温熱だそうです。
スパイスの効能で体が暑いぜ(੭;´ ꒫`)੭
「ニッキ」というシナモンによく似た別のスパイスでした。
そもそもシナモンとニッキは同じ、クスノキの一種の樹皮を剥いで乾燥させたものです。
しかし植物の種類が異なり、スパイスとしてはシナモンの方が基本的にマイルドで高価です。
比較的刺激の強いニッキが「シナモン」として売られていたため(店によってはそう表記するところもあるのです)、男はそれを買ってしまいました。
しかし流石はシナモン好き、その違いを見抜いて違和感を覚えます。
そして説明文を見ると、そこには「原材料名:ニッキ粉末」と書かれているではありませんか。
ニッキ≒シナモンだと知らなかった男は、偽物を掴まされたと怒ったのでした。
ちなみにシナモンはインド料理に欠かせないスパイス、ガラムマサラの材料です。ガラムマサラはとっても辛いスパイスなのです。
また生薬としても使われ、効能は温熱だそうです。
スパイスの効能で体が暑いぜ(੭;´ ꒫`)੭
「悪魔の如く 良い天使(初出題元ネタあり)」「1ブックマーク」
とある同い年の老夫婦がいた。
その夫は素晴らしいほどの愛妻家として、若々しく元気だと近所の人からも評判だった。
またその妻は歳をとり老婆らしき所はあるものの、親切で心優しいと近所でも人気だった。
その日は彼らの50回目の結婚記念日。2人は仲良く食事をしていた。
夫「君は50年経つ今でも、ずっと美しいな。」
妻「あら、ありがとうございます。でもそうですね。50年も経ったんですね...」
夫「うむ。私と君は長い間寄り添ってきたが、やはりお互いに老けたな。」
妻「いえいえ、あなたはまだ若々しくて素敵です。 あなたの妻でいられて良かったわ」
夫「そうかい。嬉しいよ。 やっぱり周りの環境がそうさせるのかもなぁ。ほら、あの時も...」
2人が会話に花を咲かせていると、そこに天使が舞い降りた。
天使「あなた方は深く愛し合う美しき夫婦です。その絆に応じ、願いを1つ叶えましょう。」
結果、夫は青ざめて呆然とし、妻は怒りと悲しみに溢れていた。
何故、2人はそうなってしまったのだろうか?
その夫は素晴らしいほどの愛妻家として、若々しく元気だと近所の人からも評判だった。
またその妻は歳をとり老婆らしき所はあるものの、親切で心優しいと近所でも人気だった。
その日は彼らの50回目の結婚記念日。2人は仲良く食事をしていた。
夫「君は50年経つ今でも、ずっと美しいな。」
妻「あら、ありがとうございます。でもそうですね。50年も経ったんですね...」
夫「うむ。私と君は長い間寄り添ってきたが、やはりお互いに老けたな。」
妻「いえいえ、あなたはまだ若々しくて素敵です。 あなたの妻でいられて良かったわ」
夫「そうかい。嬉しいよ。 やっぱり周りの環境がそうさせるのかもなぁ。ほら、あの時も...」
2人が会話に花を咲かせていると、そこに天使が舞い降りた。
天使「あなた方は深く愛し合う美しき夫婦です。その絆に応じ、願いを1つ叶えましょう。」
結果、夫は青ざめて呆然とし、妻は怒りと悲しみに溢れていた。
何故、2人はそうなってしまったのだろうか?
16年08月23日 15:46
【ウミガメのスープ】 [しらこポン酢]
【ウミガメのスープ】 [しらこポン酢]
解説を見る
~解説~
天使「あなた方は深く愛し合う美しき夫婦です。その絆に応じ、願いを1つ叶えましょう。」
夫「信じられん...願いはなんでもいいのか?」
妻「あなた、これは私たちを神が祝福してくださったのですよ。あなたが決めてください。」
天使「はい、では旦那さん、願いがあれば言ってください。」
夫は確かに愛妻家であった。
しかしそれ以上に、
#red#若々しく生きること#/red#を望んでいた。
そのため、夫はこう願った。
夫「ならば...#red#私より30歳若い妻が欲しい!#/red#
若々しくあるためには周りの環境が必要なんだ!
老いた妻といつまでも一緒に生活するのは嫌だ、
私はいつまでも、若々しくありたいんだ!」
妻「あなた!? そんな...」
妻は夫が自分を愛してくれていると信じていたため、裏切りに絶望した。
それは妻にとって、とても悲しく、とても恨めしい事実だった。
天使「分かりました」
そういって天使が魔法を掛けると、部屋中が煙で包まれた。
天使「願いを叶えました。いつまでも仲睦まじくあるように。」
煙が晴れるとそこには、
先程よりも30歳程老けた老爺の姿と、
憎悪と哀愁に満ち溢れた顔で老爺を睨む老婆の姿があった。
~最終的解説~
夫は愛していたはずの妻を「若々しく生きる」ために裏切って「自分より若い」妻を望んだ。
そうすることで自身周囲の環境を変え、自身も若々しく生きられると思ったからだ。
その結果、夫は天使によって歳を取らされ、妻は自分よりも若くなった。
その後「妻より老いた」夫は激しい後悔によって蒼白のまま呆然としていた。
そして妻は裏切られた悲しみと夫への憎しみでこれ以上ないほどの絶望を味わうことになった。
天使「あなた方は深く愛し合う美しき夫婦です。その絆に応じ、願いを1つ叶えましょう。」
夫「信じられん...願いはなんでもいいのか?」
妻「あなた、これは私たちを神が祝福してくださったのですよ。あなたが決めてください。」
天使「はい、では旦那さん、願いがあれば言ってください。」
夫は確かに愛妻家であった。
しかしそれ以上に、
#red#若々しく生きること#/red#を望んでいた。
そのため、夫はこう願った。
夫「ならば...#red#私より30歳若い妻が欲しい!#/red#
若々しくあるためには周りの環境が必要なんだ!
老いた妻といつまでも一緒に生活するのは嫌だ、
私はいつまでも、若々しくありたいんだ!」
妻「あなた!? そんな...」
妻は夫が自分を愛してくれていると信じていたため、裏切りに絶望した。
それは妻にとって、とても悲しく、とても恨めしい事実だった。
天使「分かりました」
そういって天使が魔法を掛けると、部屋中が煙で包まれた。
天使「願いを叶えました。いつまでも仲睦まじくあるように。」
煙が晴れるとそこには、
先程よりも30歳程老けた老爺の姿と、
憎悪と哀愁に満ち溢れた顔で老爺を睨む老婆の姿があった。
~最終的解説~
夫は愛していたはずの妻を「若々しく生きる」ために裏切って「自分より若い」妻を望んだ。
そうすることで自身周囲の環境を変え、自身も若々しく生きられると思ったからだ。
その結果、夫は天使によって歳を取らされ、妻は自分よりも若くなった。
その後「妻より老いた」夫は激しい後悔によって蒼白のまま呆然としていた。
そして妻は裏切られた悲しみと夫への憎しみでこれ以上ないほどの絶望を味わうことになった。
「見えないものねだり」「1ブックマーク」
ある男は言った。
「前は、石しか見えなかった。今は、広い世界が見える。あぁ、つまらない」
次の日、男は言った。
「前は、広い世界が見えた。今は、石しか見えない。ああ、つまらない」
それを聞いた私は、わからないけど納得した。
さて、状況を説明してください。
「前は、石しか見えなかった。今は、広い世界が見える。あぁ、つまらない」
次の日、男は言った。
「前は、広い世界が見えた。今は、石しか見えない。ああ、つまらない」
それを聞いた私は、わからないけど納得した。
さて、状況を説明してください。
16年08月21日 23:55
【ウミガメのスープ】 [カッツォ]
【ウミガメのスープ】 [カッツォ]
100越えありがとうございました!
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私の友人は、背が高い。
ある日、散歩中に、友人はいった。
「小学生の時はさ、この石の塀の向こうが見えなくて、どんな世界が広がってるか想像してワクワクできたんだけど、今は、向こうの殺風景な駐車場が丸見えなんだよ…
現実が見ちゃうと楽しみが減ってつまらないなぁ…」
背が低い私は、未だに石の塀しか見えない…
全く、嫌味な奴だ。
次の日、たまたま一緒に通学することになり、電車に2人で乗った。ちょうど混み始める時間で空いてる席もなく、扉の近くで立ちながら話をしていた時に、外に綺麗な紅葉が見えた。そのことを友人に伝えると、男はいった。
「昔はさ、立ったままでも車窓から景色が楽しめたんだけど、今では窓の位置が低くて、立ってると地面と線路しか見えないんだよね… あーあ、外を眺めるのは好きなのに、つまらないなぁ…」
また背が高い自慢か…相変わらず嫌味な奴だ。
ただ、視線があれだけ高いと、いろいろと不便もあるのかもしれない….
ちょっとだけかわいそうかもと、私は初めて思った。
ある日、散歩中に、友人はいった。
「小学生の時はさ、この石の塀の向こうが見えなくて、どんな世界が広がってるか想像してワクワクできたんだけど、今は、向こうの殺風景な駐車場が丸見えなんだよ…
現実が見ちゃうと楽しみが減ってつまらないなぁ…」
背が低い私は、未だに石の塀しか見えない…
全く、嫌味な奴だ。
次の日、たまたま一緒に通学することになり、電車に2人で乗った。ちょうど混み始める時間で空いてる席もなく、扉の近くで立ちながら話をしていた時に、外に綺麗な紅葉が見えた。そのことを友人に伝えると、男はいった。
「昔はさ、立ったままでも車窓から景色が楽しめたんだけど、今では窓の位置が低くて、立ってると地面と線路しか見えないんだよね… あーあ、外を眺めるのは好きなのに、つまらないなぁ…」
また背が高い自慢か…相変わらず嫌味な奴だ。
ただ、視線があれだけ高いと、いろいろと不便もあるのかもしれない….
ちょっとだけかわいそうかもと、私は初めて思った。