みんなのブックマーク

　男の雨乞いの成功率は100％
それは、男は雨が降ってくるまで不眠不休で雨乞いの踊りを続けるからだ。
しかしそんなことに気付く人はおらず、ただ男の雨乞いの結果だけが伝わっていく。そのせいで、あちこちで休む間もなく雨乞いをすることになった男。
そしてある日、男がすでに這う這うの体で雨乞いを始めたが、ちっとも雨は降ってこない。しかし途中でやめることもできず……

何も食べず踊り続けて、とうとう男は餓死してしまった。

彼は前日、海でゴムボート（夏に海で使うような簡易的な物）で遊んでいた。

調子に乗り沖合いまで漕ぎ出し、潮に流され気がつけば陸が遥か彼方に見えるようになってしまった。

彼は何とか陸に戻ろうとしたが、夜が更けてきたためどちらが陸かもわからなくなってしまった。


次の日、晴天。太陽が降り注ぐ空を見ながら

（あーいい天気・・・）と小憎らしく思っていた。

もう、だいぶお腹が空いてきていたが、どうしようもなかった。

体力の消費を抑えるため、ボートに横になり寝ていた。

無意識に寝返りをうつとボートのバランスが崩れ、男は海に落ちた。

海水を飲んだ男は、パニックになりながら海中でもがいていた。

何とか海上に上がるとボートは遠くに流されていた。

必死にボートに泳いだが、体力の消費、潮の流れもあり、たどり着けなかった。


数日後、テレビのニュースで男の水死体が発見されたというニュースが報じられた。


海は怖いの～おおきぃ～いのぉ～　海での行楽は十分に注意してください（経験者談

タケノコのタケくんはやっと地上に出てきた。

タケくん（ふぃーやっとでてこれたー、温かい空気はいいねぇ）

前日の雨がやみ、良い日差しに誘われて彼は頭を出した。

タケくん（地上波いいなぁ・・・ボクもおとうちゃんみたいに大きくなりたいなぁ）

そんな事を思いながら、春に感謝していた。

足音が聞こえた。

男がやってきた。彼は今年７２歳になる武さん。今日はタケノコ彫りにやってきた。

武さん「おぉ、おぉ、良いタケノコがあるのぉ」

そういうと武さんはタケくんに向かって鍬（くわ）を振りおろした。

タケくん（がはっ・・・）


武さんの晩御飯はタケノコご飯だったということだった。


～数日後～

タケちゃん（ふぃーやっとでてこれたー、温かい空気はいいなぁ）

武さんは鍬を担ぎながら、今日は焼きタケノコにしようかと考えていた・・・


補足：ヒントの『３！２！１！１！』とは、問題文をその行で区切ると、
　　　１～３行目　タケノコの心境
　　　４～５行目　人の心境
　　　６行目　　　タケノコが殺された（収穫された）
　　　７行目　　　なぜ？
　　　となる。

冷たくなっていたから。

寝違えて上しか向けなくなったため、口が閉じられないのです。
寝違えたので、また寝たら治ると思います。