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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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【某人名ある物当ての扉】「16ブックマーク」
ある人物とは誰?

17年03月02日 23:09
【20の扉】 [のりっこ。]

当てるの は 人




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のりっこ。

(理由は雑談欄での推考及び質問欄でのスナイプ解答を参照してください。)

未熟なタイムトラベラー「16ブックマーク」
宿敵怪盗ベータにめちゃくちゃされた悲惨な過去を変えたくて、ガンマ博士はタイムマシンで自分の過去の人生を修正することにしました。

しかし、博士は過去を変えたいのに未来へ向かいました。

なぜでしょうか?
15年11月08日 23:42
【ウミガメのスープ】 [青い赤]



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タイムマシンは未完成。

いつ完成するのか見通しがつきません。

過去へ行きたいのは山々ですが、普通の人間であるガンマ博士が時間の流れに逆らえるはずがありません。

図らずも1秒、1分、1時間と時間が経ってしまいます(=未来へ向かってしまう)。
ボールペンが箸代わりとかあり得ん「16ブックマーク」
ボールペンのインクが予想より早く切れたので、カメコはカメオにお弁当を作ってあげようと思いました。

一体なぜでしょう?
15年07月19日 09:17
【ウミガメのスープ】 [まぴばゆ]



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食を食べている時、妻のカメコが僕の弁当を作りたいと言い出した。

カメオ「いいけど急にどうしたんだい?」

カメコ「最近、#b#家計簿#/b#で赤を使う機会が少し増えちゃってさ。#red#赤のボールペン#/red#がいつもより早く無くなっちゃったから、家計をよくするために作ろうかな~って!」

確かに僕の稼ぎは少ない。その少ない稼ぎと妻のバイト料で家計を賄っていたが、まさかそんなことになっていたとは…。知らなかった。

カメオ「ごめん、僕の稼ぎが少ないせいで苦労をかけてしまって。」

カメコ「いいのよ!あなたは十分頑張っているんですから気にしないで^^」

カメオ「でも…。」

カメコ「はい、この話はおしまい!早く食べなきゃご飯が冷めちゃうわよ~。」

妻のおいしいご飯を食べながら、僕は涙を流した。


【簡易説明】
#b#家計簿#/b#を付けている時、ボールペンの#red#赤インク#/red#が予想より早く無くなってしまったので、節約の為にお弁当を作ろうと思った。
【還らぬ人】「16ブックマーク」
愛する娘が還らぬ人となったので男は喜んだ。

一体なぜ?

15年02月23日 00:40
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]



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若くして妻に先立たれ、子供が出来なかった博士にとって、
自ら作った人間そっくりなアンドロイドの娘だけが唯一の支えだった。

街の人々は珍しいものを見る様な目で、
“ロボットだ”、“ロボットが博士と歩いてる”と口を揃え、
後ろ指をさしたりした。

大切な娘に“感情”というものを与えていた博士は、
いつも人前では明るく優しい娘が、ひとりでいる時には
“涙”というものを密かに流している事を知っていた。



ある日、娘は博士に“胸中”を打ち明けた。



“私もパパと同じニンゲンに生まれたかった”



溢れ出す涙を博士に見られまいと必死に両手で顔を塞ぐ娘を抱き締めながら、博士は言う。



“ごめんな………本当にごめんな………
 でも、お前はパパと同じニンゲンだよ。
 何ひとつ変わらないじゃないか。”





………それからも、娘はずっと明るく、優しい娘でいてくれた。

愛してくれた博士を愛し、
街の人々にもずっと、ずっと変わらない笑顔で接した。

そんな純粋な“心”を持ち合わせた娘の事を、
“ロボット”などと呼ぶ人はもう、いなくなっていた。

娘は“父親”だけではなく、街のみんなからも親しまれ、
とても愛される存在になっていた。





娘の“死”は突然だった。

道路に飛び出した子犬を助けようとして自らが犠牲になった交通事故。



“修復”可能だったかどうかは、わからない。



ただ、博士は哀しみに暮れながらも、

“修復”などという行為はしなかった。



沢山の花束を供え、街のみんなが涙を流した。



決して、“壊れたロボット”などではない。



“どうか、亡くなられた娘さんに、
 お線香を上げさせてください”

“本当に、可愛らしくて優しい、
 良い娘さんでしたね”



あたたかな街の人々の声を聴き、
涙を拭った博士は微笑みながら手を合わせた。



還らぬ“人”となった、愛する娘に。



それだけをあなたに「16ブックマーク」
トオルが心を込めて書いてくれたマホへの手紙。
それが、何の断りもなく勝手に捨てられているのを見て、#b#マホは嬉しくなった#/b#。
何故だろう?
15年03月10日 21:46
【ウミガメのスープ】 [牛削り]



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君が幸せであるようにと願っています。

徹がくれた手紙には、その一文だけが記されていた。
「え、これだけ?」
肩すかしを食らった真帆は、思わず声を出してしまう。
A4サイズ、黄土色の便箋の上から二行目にそう書かれ、あとは何も書かれていなかった。丁寧な文字で書かれてはいるが、これでは伝言メモと変わらない。
しばらく便箋を睨んでいたが、やがてため息とともに鞄にしまった。

ずっと目指していた夢への第一歩となる留学が決まり、今日はその旅立ちの日だった。新幹線で東京へ行き、明日の朝、出国する。
平日の昼間にもかかわらず、徹は仕事を抜け出し見送りにきてくれた。少しだけ立ち話をし、去り際に手紙をくれた。そして改札で別れた。「元気で」と彼は言った。

ホームが少しざわついてきた。
新幹線の到着まではあと15分。前を通ろうとする老人がいたので、真帆は荷物を少し引いてやった。
向こうまで何して過ごそうか。そう考えたとき、徹にウォークマンを貸しっぱなしだったことに気付いた。迷ったが、取りに戻ることにした。思い入れのある曲がたくさん入っている。これからの外国語に囲まれた生活の中で、あの癒しがないのは痛い。
余裕を持った予定のおかげで、新幹線を一、二本見送ったところで問題はない。明朝のフライトに間に合いさえすればいいのだ。真帆はベンチから立ち上がった。
駅員に事情を話すと、改札から一旦出ることを認めてくれた。タクシーを捕まえ、彼のアパートの住所を告げる。
徹は真帆を見送ったあとすぐ会社に戻ったはずだから、今は留守だろう。彼には知らせず、勝手に上がることにした。簡素ながらもしばしのお別れをした手前、忘れ物を取りに戻ると告げるのは何だか間が抜けている。
タクシーを待たせ、アパートのボロ階段を上がる。何度ここを通っただろう。もう目をつむっても彼の部屋に行ける気がした。
──次にここに来るのは、いつになるのかな。
ひょっとしたらその日は来ないかもしれない。真帆の留学中に徹が異動になり、ここを引き払う可能性は十分にあるのだ。
ポーチから合鍵を取り出し、開ける。いつもと変わらぬ、コーヒーの匂いがする。
──次にこの匂いを嗅ぐのは……
と考えかけて、頭を振る。
弱気にならない、未練を持たない、自分の選択を疑わない。何度も自分に言い聞かせた言葉を思い起こす。
ウォークマンは寝室の小物入れに入っていた。それを掴んで、もう一度部屋を見回す。
これからこの部屋に背を向ける。そうしたら、もう二度と振り返らないことにしよう。そう決意して、踵を返した。
その時だった。
足元にあったゴミ箱を倒してしまった。慌ててしゃがみこみ、ゴミを集める。と、見覚えのあるものがいくつも混じっているのに気が付いた。
#red#黄土色の便箋#/red#。
丸められたそれが、いくつもいくつも捨てられていた。
開いてみると、それは#red#真帆に宛てた手紙の書き損じ#/red#だった。

「出会ったのはちょうとこんな季節だったね。初めてのデートの時、僕は花粉症がひどくて、考えてきたキザなセリフの最中にくしゃみが止まらなくなった。君は大笑いして、『無理しなくていいよ。素のあなたが好きだから』って言ったよね。僕、実はちょっと泣いちゃったんだけど、花粉のせいにして誤魔化したんだ。気付いてた?
君とは本当にたくさんの思い出を作りました。これからもずっと楽しいことを一緒に体験していけるんだろうなって、思っていました。
君の夢は知っていたけど、いきなり留学が決まって、戸惑っているよ。これから君に会えなくなるのが辛いです。
手紙書くよって君は言うけど、君はそれで十分なの? 僕は足りません。君がいないこれからの日々、僕はきっと抜け殻のように」

そこで終わっていた。
別のを開いてみる。

「凛々しくて頼もしい君が、本当は弱気な部分も抱えていること、知っているよ。
大雨だった合格発表の日、君のまぶたが膨らんでいるのに気付いていました。でも君が楽しそうに、不自然に楽しそうに笑うから、僕は気付かないふりをしていました。
悲しいことがあっても、君は助けを求めない。みんなそう思っている。でもそんなとき、君はいつも僕を誘ったね。悩みや悲しみを打ち明けてくれるわけではなかったけど、泣き明かしたあとの君の横に、いつも僕を置いてくれたね。僕は君の望む通りに馬鹿なふりしかできなかったけど、自分が君にとって必要な存在だと感じて、ちょっと誇りでした。
今回の留学も、君は『決めたから』ってあっさり言ったけど、本当は一人で悩んだんだろうなって思います。辛かったろうなって。でも僕はそういうことを言い出せず、クールな君に合わせて「そう、うまくいくといいね」って素っ気なく返すだけでした。
向こうでもきっと悲しいこと、嫌なこと、いろいろあると思う。そんなとき、君は泣き腫らした目で無理に笑いながら、誰を誘うんだろう。
僕がいなくて、大丈夫かな。
何の能もない僕がこんなことを思うのは、不遜でしょうか。
本音を言えば、すぐに帰ってきてほしい。
向こうで打ちのめされて、僕に無言の助けを求めに帰ってき」

次を開く。

「自分の中にいろんな気持ちがわだかまっていて、どれが本当かわかりません。
君に夢を叶えてほしい。君とずっと一緒にいたい。
強くかっこいい君が好き。強がってばかりで本当はヤワな君が好き。
僕のことをいつでも考えていてほしい。僕のことなんか忘れて、追い続けてきた夢に打ち込んでほしい。
きっと、どれも本当なんだろうなと思います。
でも君にこんなことは言えません。この手紙もどうせ、丸めてしまうのが落ちでしょう。」

いくつも、いくつもあった。
真帆はひとつひとつ開いて、じっくり読んだ。
すべて読み終えると、元通り丸めてゴミ箱に入れ、部屋を後にした。

「お客さん、遅いよ。ちょっとって言ってたじゃない。……あれ、どこか具合悪いんですか?」
真帆は無造作に目をこすった。
「何でもないわ。駅に行く前に、寄ってほしいところがあるの」

真帆はある会社の名を告げた。
もう一本くらい見送ったって、問題ない。




#big5#【要約解説】#/big5#

#b#捨てられていたのは、トオルからマホへの手紙の書き損じ。#/b#
#b#すでにもらっていた手紙が、こんなに試行錯誤した末のものだとわかり、嬉しくなった。#/b#