動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
いらっしゃいませ。ゲスト様 ログイン 新規登録

みんなのブックマーク

タイミングって難しい「1ブックマーク」
夕暮れ時の公園。ベンチに一組のカップルが座っていた。
綺麗な橙色の空、遠くから迫ってくる夜。まどろみ、男の肩に自分の頭をもたれさせている女。
結構良い雰囲気の中、男は女に「愛してる」と言った。
が、その言葉を聞いた彼女は跳ね起き、「それは今言う言葉じゃないだろ!」と返した。
別に不自然なタイミングでもなかったのに、一体どういうことだろうか。

※なお、彼女の言葉の後に、「何よ、ほんとに今更……私だってずっと前から愛してるわよ」などといったツンデレの類の台詞は続かないとする
12年02月16日 23:41
【ウミガメのスープ】 [アイゼン]

逃したら待つしかない




解説を見る
男の名はジャック。イギリス人だ。彼は、恋人の美波と一緒に公園のベンチに座り、幸せの絶頂であった。
隣に座っているだけだというのになんて幸せなんだ! 眠たそうにしている姿もベリーキュート! プリティ!
この幸せを抑えきれなくなったジャックは、彼女の国の言葉で愛の言葉を囁いた。

「月が綺麗ですね」

その囁きを聞いた美波は、とろんとさせていた目を見開き、跳び起きた。

「それ今言う言葉じゃないでしょ! あれは夕日よ、サンよ! っていうか何でそっち褒めるのよ! 褒めるなら私を褒めなさいよ!」

予想していなかった彼女の反応に戸惑うジャック。
奥ゆかしい日本では簡単に愛の言葉を囁いては失礼にあたるのだろうか。

「I love you」

「は?」

「僕はそう言ったんだけど、ダメだったかな?」

「いや、貴方が言ったのは“Moon is beautiful.”でしょ」

「でも日本語で“I love you.”は“月が綺麗ですね”と言うとソーセキ・ナツメが」

「……それは夏目漱石の意訳だっての!」

彼氏の勘違いを正すべく、大声でそう言う美波であったが、その表情はどことなく嬉しそうであった。
運命の輪「1ブックマーク」
クリスとパットには、ある共通体験がある。
だが、クリスはパットに、決してそれを思い出して欲しくはない。
ある日、パットは映画を見に行った。
だが、「非現実的なのは好きじゃない」と理由を付けて、クリスはその映画を避けた。
パットは映画を大いに気に入ったようだ。
それを聞いたクリスは、パットには何も思い出さないで欲しいと改めて思った。
クリスの事情とは?
15年06月02日 23:27
【ウミガメのスープ】 [エリム]



解説を見る
――生まれ変わっても、何度でも巡り会いましょう。

ありがちなキャッチコピーで宣伝される、ありがちな恋愛映画。
だが、女性達の心は掴んだようで、パトリシアも見に行ってうっとりしたようだ。

俺に言わせれば、生まれ変わって同じ経験なんてするものではない。
もしそうなら、このクリストファーがパトリシアと恋人関係になるなどあり得ないのだから。

パット、前世の記憶なんて持っていても、何も良いことはないよ。
俺がその昔は悪魔の大将軍で、君が悪魔に襲われた哀れな犠牲者の1人だなんて、面白い話ではないだろう?
同じことをこの世でするつもりなんか、これっぽっちもないけれど。
好きでこんな前世を背負っているわけじゃないんだ。
前世の俺と今の俺とでは、価値観が違い過ぎる。
ただ、自分であって自分でない奴がやったことは、確かに実感としてあるんだ。

「クリス、ずっと一緒にいましょうね・・・この前私が見た映画みたいに、何度生まれ変わっても」

彼女の笑顔を見て、俺は改めて思った。
決して、前世に何が起きたか、彼女に知られてはいけないと。
願わくは、彼女の記憶がずっと溢れ出しませんように。

――ただ平穏な人生を送りたい望むのは、俺の立場では罪なのだろうか?


※要約
クリスはパットを前世で酷い目に遭わせたが、現世では仲の良い恋人。
クリスはそれを知っているが、パットは何も知らない。
ある日、パットは「生まれ変わって巡り会う」恋愛映画を見てうっとり。
映画とは程遠い自分達の関係を知られてはならないとクリスは思った。
お前とは話してやんねぇ「1ブックマーク」
あいつはおしゃべり好きだ。
なのに俺とは全然話してくれない。


何で話してくれないのだろうか
16年12月18日 22:08
【ウミガメのスープ】 [ダ胃ソン]



解説を見る
俺は久々に昔の友達に電話をしようとした。
#b#あいつの電話番号を書いておいたはずのメモを出して、あいつの名前を探す。#/b#

あった!と思ってかけた番号は隣に書いてあった#red#俺の番号だった。#/red#

その事に気づかない俺は、#red#いつかけても通話中#/red#のあいつ(だと思っている)を#b#「おしゃべりなやつだなぁ」#/b#と思っていた。


#b#自分に電話をかけている#/b#のに#red#「何であいつは俺と話してくれないんだ!」#/red#と勝手に怒っていたなんて、本当に恥ずかしい…

ほんと、何で気づかなかったんだろう…
回り道で四つ葉「1ブックマーク」
分かれ道があった
彼らは、右に行けば近道なのに何故か左に進んだ
何故そのような行動をとったのだろうか?
14年03月04日 11:12
【ウミガメのスープ】 [distel]



解説を見る
右の通路は覗き込んだだけでは行き止まりにしか見えない道。
だが、床を踏むと出口までワープし、すぐに出られるのだ。

ただ、そんな怪しさ満点の通路を見破れなかった訳があった。
その建物は崩壊寸前だったのだ。
怪しげな右の部屋を警戒し、来た道を引き返す作戦で元魔王城から脱出したのだった。
以心伝心「1ブックマーク」
とあるところに仲のいい友人がいた。

一方の友人が何かを食べ、何かを出した。

するとしばらくしたらもう一方の友人も、それと同じものを食べ、同じものを出したのだ。


だけど、友人たちは互いに違う場所にいて、互いに何をしているか分からない。

一体どうしてだろう?
16年09月17日 02:09
【ウミガメのスープ】 [るり]



解説を見る
友人とは、しろやぎさんとくろやぎさん。

まず、しろやぎさんはくろやぎさんに『お手紙』を書いた。

くろやぎさんってば、『お手紙』を読まずに食べちゃった。

仕方がないので『さっきの手紙のご用事なあに?』と返事の手紙を『出した』。

その手紙をしろやぎさんは読まずに食べて……以下、無限ループ、というお話でした。