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音が気になるトオルは、時計の針の動きですら気になってしまう。
「あー、うるさい（怒）」

トオルは机と鉛筆とイスと紙しかない白い部屋を作った。
中は何もなく何も聞こえない。
「よし、仕事をしよう」
取り掛かったトオルだが、今度は心臓の音が気になる。

数時間頑張って我慢したが、もう無理だった。
トオルは心臓に鉛筆を指して心臓の動きを止めた…
そして彼は死んだ

カメオがいつも通りラテラル雑貨店で買い物をしようと家を出た時のこと。

カメオ「いつも思うけど、すぐ帰ってくるのに一々カギを開け閉めするのは面倒だな……まぁ、往復で5分程度だし、わざわざカギをかけなくていいか……」

そう思ったカメオは、カギをかけずにウミガメ雑貨店へ行ってしまった。
そして運悪く、よりによってその日のその時間帯に空き巣に入られてしまい……貯めていたお金を盗まれてしまったのだった。

コウ君はハンカチとティッシュを持って登校しました

でも家に帰ると
そのことを忘れてポッケにいれたまんま洗濯機に投入

ハンカチだけならまだしもティッシュのせいで
大惨事になってしまいました

お母さんにきつく怒られちゃったけど
最後は持って行ったことをほめてもらえたコウ君

以後気を付ける所存です

サミュは飲み物を買おうとコンビニに入った。すると、一人の女性がサミュにぶつかってきた。
女性A『あっ、すみません』
サミュ『いえ、大丈夫です』
その女性は店を出て行った。
さて、サミュは飲み物を選び、レジに並んだ。ポケットから財布を取り出し……取り出……し……
サミュ『ないっ！！』
コンビニに入った時にはあった財布がなくなっていた。サミュはすぐに、#red#さっきの女性がスったのだと感づいた。#/red#
持っていたペットボトルを放り投げ、急いで店を出ると、さっきの女性は店から離れていくところだった。
サミュ『すみません！』
女性A『なんですか？私急いでるんですけど』
サミュ『さっきコンビニで僕の財布取りましたよね？すぐ返してくれれば大事にはしません』
女性A『……分かりました。』
そういうと女性は、#red#サミュに向かって財布を投げつけ、走り出した。#/red#サミュに投げつけられた財布は#red#サミュのものではなかった。#/red#
サミュ『おいっ！待て！』
サミュはその財布を持って女性を追いかけ始めた。その刹那、サミュの背後で声が弾けた。
女性B『誰かあの男を捕まえて！#red#私の財布が取られたんです！#/red#』
サミュは女性の声を聞いた周りの人によってすぐに捕まってしまった。
モブ『おい若造、人のもの盗っちゃいけねぇなぁ、警察に連絡するからな』
サミュ『なっ、違っ……』
モブ『はいはい、言い訳は警察でゆっくりしな。』
野次馬達に連れて行かれるサミュが最後に見た光景は、#red#二人の女性がこっちを見てニヤリと微笑む姿だった。#/red#
なお、サミュ君は必死で弁解し、何とか無実を信じてもらえたが、二人の女性は未だ、見つかっていないそうだ。

【簡易解説】
サミュは女性（女性A）に財布をスられ、女性Aに声をかけた。
女性Aはサミュに、あらかじめ持っておいた女性Bの財布を投げつけ、逃げ出した。
女性Bの財布を持って追いかけるサミュを、周りの人は盗人だと勘違いし、捕まえた。
要は二人の女性による計画的スリである。

彼女が見ていたのは、おもちゃ屋の窓の向こうの外の世界。
このおもちゃ屋は、魔女が経営するお店。そして彼女は、その魔女に意識を残されたまま人形にされた哀れな被害者だった。
そしてウィンドウディスプレイに飾られた哀れな彼女が欲しかったのは、外の自由だったのだ。