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「あまりにも不可思議な、魔術的な現象。非現実要素がないとすれば、いったい真相は……。チャームは、どちらかというと、謎を短く端的に強烈に述べた方が強くなる傾向があるような気がしますが、この問題に関しては、謎の度合いをじわじわとあげるように述べていくことでチャームを高める手法をとっています。」

「意味不明の行動の謎もそうですが、「狂ったように」という強烈な言い回しがさらにチャームを高めています。」

「スープと聞くと、ついウミガメのスープやラテシンを想像してしまいます。それは関係あるのかないのか、あるとすれば、またないとすれば、真相は？スープという単語だけでもチャームですが、美味しいのに飲まないという矛盾自体ももちろんチャーム高しです。」

「そこか！と納得。最初に抱いた先入観を完全に捨て去る必要があったことが分かります。これ以上の別解はないでしょう。見事な水平思考。」

「男は最初の数十ページで何か特別なことをしたに違いない、と思わされ、なんとか解こうとしますが、気が付くと術中にはまっていました。まさに盲点。素晴らしい。」

「これぞ水平思考。見事すぎます。なぜか急に現れた、場違いにも思えた郵便配達夫が、解説を読んだとたん、明確な意味を持っていたことが分かります。」

「？？？さんのナレーションがとてもにくい。隅々まで計算されつくされています。」

「反則気味といっていいでしょう。斬新なトリックです。でもこれはありはありなのだと言わざるを得ません。」

「なんでお酢？どういうこと？絶対何かある、でもすぐには分からない。その絶妙なバランスにひきつけられます。」

「ごく普通だったはずの文章が、トリックが解けた後だと印象が180度変わります。これもトリックの見事さゆえ、ですね。」

「途中まではごく普通の文章なのに、最後の1行で「えっ……」となります。どう考えても仕事をサボったからにしか見えないのに、なんで？他に理由が？急に疑問符だらけになります。」

「矛盾だらけの問題文。しかし不自然さは特に感じさせず、水平思考を要求してきているのが分かります。見事なチャーム。」