動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
いらっしゃいませ。ゲスト様 ログイン 新規登録
項目についての説明はラテシンwiki

割に合わない正解率(問題ページ

難関……というよりは理不尽と言われるウミガメ高校の入学試験の問題。

----------------------------------------------------
【問】
以下の10個の選択肢の中から、我がウミガメ高校校長・海亀カメオの隣の家に住んでいる山田さんの友達の恩師の初恋の人である鈴木さんの特徴に当てはまる選択肢を選びなさい。
無論、当てはまる選択肢は1個だけである。

1. カレーライスが大好物である。
2. 中学生時代は図書委員であった。
3. 飼っている愛犬の名前はポチである。
(~略~)
10.なんだかんだで朝は和食派である。
----------------------------------------------------

上記の問題は、当然ながら受験者全員が誰も知るはずのない鈴木さんに関する問題であった。
普通に考えれば、当てずっぽうでも10個の選択肢なので正解率は1割ほどになるはず。
しかし、なんとこの問題の正解率は5割近くにもなった。
選択肢はそれぞれ10個とも、鈴木さんを知らない人に聞けばどれも「知るわけねぇだろ!」というであろうレベルであったにも関わらず、一体なぜこんなにも正解率が高かったのだろう?
15年12月22日 19:41
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [甘木]



解説を見る
の問題の選択肢は以下の十個。

1.カレーライスが大好物である。
2.中学生時代はずっと図書委員であった。
3. 飼っている愛犬の名前はポチである。
4.実は左利きである。
5.趣味は映画観賞である。
6.部活動はずっと野球部だった。
7.年齢は50歳を超えている。
8.カレーライスは大好物ではない。
9.特技は英会話である。
10.なんだかんだで朝は和食派である。

選択肢を読めばわかる通り、1と8が真逆のことを言っている。
当てはまる選択肢はたった一つ、そしてこの二つが両方とも正しくないとしたら矛盾が生じるため、必然的にどちらかが必ず正解だということだ。
受験者たちにとっては実質的に二択の問題であるため、正解率は5割近くにもなったのだ。

選択はそれぞれ(一つ一つを見ると)10個とも、鈴木さんを知らない人に聞けばどれも「知るわけねぇだろ!」というであろうレベルであるが、問題ような状況であればそうはならないのであった。

【簡易解説】
矛盾する二つの選択肢があり、どちらかが必ず正解である状況であったため。
総合点:17票  チャーム:5票  納得感:4票  トリック:5票  伏線・洗練さ:3票  


最初最後
チャーム部門からす山
投票一覧
「長めだけどすらすら読めてしまう、親しみやすく笑い要素も多い問題文。その叙述力、引き込み力に1票です。」
2017年10月01日08時
チャーム部門亜綾
投票一覧
「なぜかと問われて 「知るわけねぇだろ!」と返したいような不可解な問題文がとても素敵。」
2016年08月03日02時
チャーム部門フィーカス
投票一覧
「一見して不可解な問題文。作中問題のチョイスも絶妙。これは思わず答えを知りたくなります。」
2016年01月05日03時
チャーム部門なさ
投票一覧
「最初問題文を読んだだけで「チャーム部門に投票したい!」という気持ちにさせられました。何故こんな入試問題を出すんだろうという疑問はいったん置いておきましょう。」
2015年12月24日10時
チャーム部門牛削り
投票一覧
「論理パズルを思わせる、均整の取れた問題文。付け入る隙が無さそうなレベルに精緻な作りであるが、そこに示された事象は極めて不自然。これが水平思考によって解決できるのであれば、挑戦したくなるのがラテシナーでしょう。」
2015年12月22日20時
納得感部門からす山
投票一覧
ネタバレコメントを見る
「鈍い受験生は、試験中には気付く余裕はなさそうなこの問題。決して誰もが気付く単純な問題ではないからこそ、ウミガメの回答者として冷静に解いていき解答を知った時、深く納得するのです。というか試験でこんな問題出すなよ、最大でも正解率5割にしかならないのに……いや、1か8のどちらかを選べるか、というところで、受験生は試されているのか?そう考えればこんな問題を出すことにも納得がいく……のかな?いくとしましょう。」
2017年10月01日08時
納得感部門SoMR
投票一覧
「「知るわけねぇだろ!」からの非常に高い納得感。」
2017年03月05日20時
納得感部門kinnsada
投票一覧
「スッキリ明快な解説。これは手本にしたい。」
2016年05月19日15時
納得感部門牛削り
投票一覧
「真相を端的に表す状況の簡素さ。解説を見せられれば、納得しないわけにはいかない。なるほど、不可能に思えた問題文の状況を打破する方法が、こんなに近くに隠れていたのか。」
2015年12月22日20時
トリック部門からす山
投票一覧
「(~略~)の部分に何かあるのかな、という予想はついても、このトリックは予想外でした。」
2017年10月01日08時
トリック部門ロゴス=バイアス
投票一覧
「もうこれはなるほどとしか言いようがないほど解説を見たときの痛快さ、爽快感が素晴らしい一品。」
2017年03月12日21時
トリック部門とかげ
投票一覧
「理不尽な問題に10個の選択肢、普通なら正解率1割のはずなのに、5割にまでなったのはなぜ? 巧みに隠された事実を暴くには、視点の変更と論理の組み立てが必要です。美しいトリックでした。」
2016年03月19日21時
トリック部門黒井由紀
投票一覧
「嘘つき系の論理パズルの定石「矛盾したことを言う人物・選択肢は、内訳が真実1・嘘1となる」も、料理の仕方でこんなに化けるとは! 目から鱗でした。」
2016年01月15日10時
トリック部門ツォン
投票一覧
「問題文だけでは解き明かせない、質問が必ず必要となるトリックが潜んでおり、まさしく「ウミガメのスープ」。お手本にしたい一品です。」
2015年12月23日10時
伏線・洗練さ部門フィーカス
投票一覧
「選択肢のチョイスや言葉の選び方、一つ一つが丁寧に作られていると思いました。同じ問題を作るとしても、一か所間違うだけで納得感が薄れる危険性がある、精巧な問題文になっていると思います。」
2016年01月16日05時
伏線・洗練さ部門ディダムズ
投票一覧
「明確な謎、納得のトリックに加えて論理も問われる、まさに水平思考と垂直思考の調和したスープだと思います。」
2016年01月10日18時
伏線・洗練さ部門ツォン
投票一覧
「このジャンルで投票することがネタバレになってしまうのではないか、という心配すらさせる伏線が潜んでいます。」
2015年12月23日10時

最初最後