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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

おべんとう「1ブックマーク」
ぼく、いつも遊んでくれるみんなに、おべんとうを作ったんだ。
でも、みんな「おいしくない」って食べてくれなかった。
だけど、ときどき遊んでくれるお兄さんだけは「おいしい」って言ってくれた。
でも、お兄さんは食べながら泣き出しちゃったんだ。

お兄さんはどうして泣いたの?
ぼくはどうしたらいいの?

※この問題はあくまでも「ウミガメ問題」です。
質問には「天の声(出題者)」が答えますが、「ぼく」に質問をすることも可能です。
(その場合は「ぼく」への質問と明記してください。記載がない場合は自動的に「天の声」が答えます)
ただし「ウミガメ問題」ですので「ぼく」も「はい・いいえ」で答えます。
また「ぼく」の知らないことを「ぼく」が答えることはありません。
12年09月22日 13:39
【ウミガメのスープ】 [妙伎]

参加くださった皆様、ありがとうございました。




解説を見る
「お兄さん、どうしたの?何で泣いてるの?」
不思議そうに俺を見上げる視線。やっと分かった、どうしてこの子のことが、こんなにも気になっていたのか。
この子は、俺の弟だったんだ。

シングルマザーだった母さんが再婚したのは俺が中学生の時。それから少しして、俺には父親違いの弟ができた。
10歳以上年の離れた弟。小さくて、可愛くて、よく笑う子だった。
けれど、その頃からあの男…母さんの再婚相手は、本性を現した。母さんの前では優しい夫、父親を演じていても、俺には容赦なく手を上げた。
俺が自分に似ていないことが、母さんが昔好きだった相手に日増しに似てくることが許せなかったらしい。
最初のうちは反抗もした。けれどあの男は、俺に決定的な言葉を投げつけた。
「お前の顔を見るだけで腹が立つ。俺に刃向うなら、あいつやお前の弟も殴るぞ」
俺だけならまだいい。でも母さんや、まだ1歳にもならない弟が殴られたら。
中学を卒業した俺は、誰にも何も言わずに家を出て、遠い町で手に職をつけ、就職した。
それからあっという間に月日が過ぎた。

この子に出会ったのは、夕暮れの公園だった。
友達がみんな家に帰っても、日が暮れても一人で遊んでいる子。どうしてか気になって、声をかけた。
「ぼく、こんな時間に一人でどうした?お父さんとお母さんいないのか?」
「お母さんはおしごと。お父さんはこの前「りこん」したからいない」
「…そうか、悪いこと聞いちゃったな。ごめんな」
「平気。だってぼくもお父さんきらいだったもん。いつもお母さんやぼくをたたくから」
その境遇が自分に重なる気がして、俺は時々仕事の帰りに公園によって、その子に会うようになった。

今日、その子が「おべんとうを作って来た」と言った。
「ぼくはおいしいと思ったんだけど、みんなおいしくないって言うんだ」
タッパーの中身は、子供の手で握ったらしい不格好なおにぎり。
お兄さん、食べてみてくれる?と差し出されて、一つ口に入れると、とんでもなく塩辛かった。

…そういえば、母さんのおにぎりもこんな味だったな。
再婚するまで女手一つで俺を育ててくれてた母さん。当然うちは貧しくて、食べざかりの子供に満足にご飯を食べさせることもできないからって、おにぎりはいつも塩味がすごくきつかった。
喉が渇くから水をたくさん飲んで、それでお腹が膨れるように。
「おいしい?」
「ああ、美味しいよ」
こんな所で母さんの味にそっくりなおにぎりに出会えるなんて。
「よかった!このおにぎり、お母さんのおにぎりとおんなじ味なんだよ」
同じ味。胸の奥が騒ぎ出す。
「お母さんがいつも作ってくれるおにぎりの作りかたをまねして作ったんだ」
こんな、正直子供の体によくなさそうなおにぎり。それを普段から当たり前のように作る家なんてそうはないはず。
まさか…。

「なあ、ぼく…名前は?」
「え、ぼくの名前はね…」
それは、あの日別れた弟の名前。

「お兄さん、どうしたの?何で泣いてるの?」
不思議そうに俺を見上げる視線。
本当に大きくなったな。別れた時は、まだお前は産まれたばかりの赤ん坊だった。
あの男は結局母さんとお前にも手を上げたのか。でも離婚が成立したなら、もう心配ないよな。
母さんとお前が元気で、本当に良かった。

「ここにいたの?遅くなってごめんね?」
「あ、お母さん!」
立ち上がった弟の視線の先、街灯に照らされた姿。

「……もしかして…?」

ねえ、母さん。
今夜は久しぶりに、母さんの手料理を食べたいよ…。
彼女の晴れ舞台「1ブックマーク」
その日は彼女がもっとも輝いた日と言えるだろう。

数ある訓練に耐えて仲間達の中から唯一選抜された彼女だったが
その日から数日後に彼女は死んでしまった。

他の仲間達が後から選抜されていったが死んだのは彼女だけであった。



彼女の死んだ理由を推理し状況を補足してください。
15年02月21日 22:50
【ウミガメのスープ】 [真央]



解説を見る
その日は彼女がもっとも輝いた日と言えるだろう。

すさまじい衝撃に耐え
密室に閉じ込められ
パラシュートで降下する

という訓練を受けた仲間達の中から彼女は唯一選抜された。

カウントダウンが0になった瞬間彼女は時速8kmという速度で空へ打ち上げられた。


彼女の名前や死んだ日付には諸説ある
実際に彼女を看取ったのはロケットに備え付けられたコンピューターだった

暗く無音の個室で孤独に過ごした彼女は何を想ったのだろう


現在彼女達が訓練していた施設には彼女の名前が書かれた慰霊碑が建てられている。
だが彼女の死は決して無駄ではない、彼女に続いて空へ向かった仲間達は
生きて地球へとたどりつくことが出来るほどに科学が発展したからだ。




どうか忘れないで欲しい
この世で初めて宇宙へ行った巻き毛の女の子

彼女の名前はクドリャフカ
秒速5センチメートル「1ブックマーク」
私には【?】は動いているようにしか見えないのだが、#b#年収一億円の男#/b#には止まって見えるらしい。
【?】とは?
16年01月10日 22:29
【20の扉】 [letitia]



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お寿司。

男「お寿司食べに行こう」
私「え〜気分じゃないな〜」
男「なんで?好きでしょ?」
私「好きだけど、家族連ればっかりで混んでそうだし」
男「?予約してあるから大丈夫。何でも好きなの食べていいから」
私「言われなくても好きなの食べるよ」
男「ちょっとは遠慮しろよ〜w」
私「いやお寿司くらい自分で払うから」
男「???」
私「???」
男「銀座の久兵衛予約したんだけど…」
私「えっ?回転寿司でしょ普通…(引)」
男「いや普通回転しないでしょ…(引)」

私にはお寿司は動いているようにしか見えないのだが、年収一億円の男には止まって見えるらしい。
【見よ、彼方行くあの姿を】「1ブックマーク」
飛行機が空を通り過ぎて行くのを見た男は

自らの死を直感した

いったい、何故?
16年01月09日 20:36
【ウミガメのスープ】 [かもめの水平さん]

【挿絵・タイトル先行問題】




解説を見る
「それでは、貴君の幸運を祈る。カウントダウン開始。10,9,8……」

男は【宇宙飛行士のパイロット】である


これから宇宙に向けて飛び立つ所だ

「……5,4,3,2,1…発射!!」


こうして、男を乗せたロケットが打ち上がった――

――しばらくして


打ち上げの衝撃か、モニター類の調子がおかしかったので、再度チェックを行っていた男は


外を映すモニターを見て愕然とする


【飛行機が空を飛んでいる】


おかしい【何故、大気圏をまだ突破していないのだ】

しかも【飛行機が飛ぶような高度にいる】

それ以前に、飛行機が飛んでいることもおかしい

このことから男は推測する



#red#【自国の制空圏からかなり流された上、大気圏の突破に失敗したことに】#/red#

そして、それが意味することは――


そう考える内に#red#船は引力に引き寄せられ#/red#――――



――――――――――――――――――――――――――
後日、今回の打ち上げ失敗は

上層部の開発費の癒着による経費合わせの為に、ロケットの部品に粗悪品が使われていた事が原因である

と、表沙汰となったことは

また別の話である
「1ブックマーク」

碗が割れた。

片付けておくように阪本に言われた京介は、阪本が怒っていると思った。
数分後、阪本は京介を見て驚いた。

何故?
16年01月08日 11:15
【ウミガメのスープ】 [ふぃず]

阪本シリーズを始めようと思う




解説を見る

介には大阪弁がわからなかったから


東 京介(アズマ キョウスケ)は、同僚の阪本 大(サカモト ヒロシ)の家を訪れていた。同僚とはいうが、阪本と京介はお互いの家に上がったり、共に夕飯を食べたりするほど仲が良かった。
さて、ある日、阪本の家で食事を摂り、後片付けを手伝っていたところ、京介は自分が使った来客用の茶碗を割ってしまった。

「すまない阪本!」
「あぁ、ええよええよ、どうせ客用の茶碗やし。せやけど俺今石鹸まみれやから、なおしといて~」
「え……(この粉々を修理しろって……もしかして阪本、めちゃくちゃ怒ってる……!?)」
「(あの茶碗実家から持ってきたから古かったもんな~、京介が怪我してへんみたいで良かった)」

数分後

「よっし、終わったー……京介~、怪我せんかったかー……って、おぉぉ!?え、手ぇ血まみれやん、どないしたん!?」
「うぅ、ぐす……ごめんな阪本、大事な茶碗割って……」
「は?え?」
「やってみたんだけど、無理だった……」
「……京介、まさか…………元に戻そ思たんか……?」
「うん、だって阪本がなおせって……」
「……………………わかった、何があったかはわかった、とりあえず応急手当しよ、な?」


阪本の「なおしといて」は「片付けといて」、京介の「なおしといて」は「修理しといて」であり、言葉の壁があった為、京介は茶碗を修理しようとした結果怪我をしてしまい、それを見た阪本は驚いた。