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昔からの友人はアマチュアマジシャンで、ウサギや鳩を取り出すマジックを得意にしている。
ひさびさに友人の舞台を見に行くと、やっていたのは人体消失マジックだった。
私はそれを見て、友人の結婚生活は幸福なのだと思った。
いったいどういうことか。
ひさびさに友人の舞台を見に行くと、やっていたのは人体消失マジックだった。
私はそれを見て、友人の結婚生活は幸福なのだと思った。
いったいどういうことか。
16年05月05日 22:53
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]
総合点:16票 チャーム:1票 納得感:7票 伏線・洗練さ:2票 物語:6票
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納得感部門letitia
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「この問題には、間違いなく「物語」があるのですが、それはとても短い文章で、友人の物語を第三者の「私」が推測するという形で語られます。その、シンプルで事実を並べただけの文章が、この「誰も経験のない唯一の物語」にこれ以上ない納得感を与えている。これこそが、「物語」というツールのウミガメのスープにおける理想的な用い方だと思います。」
2017年02月28日02時
納得感部門フィーカス
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「ベールの厚い問題は納得感が薄れやすいですが、この問題はこれ以外の納得がいく解説がそうそう思いつきません。単純にベールを厚くすればよいというものではなく、適切にクルーを配置することが重要である、ということを教えてくれる1問。」
2016年06月15日14時
納得感部門黒井由紀
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「ベールはかなり厚いものの、重要なエッセンスはきちんと表記されているので、間の物語を埋めた後の感慨はひとしおです。シンプルな問題文に豊かな物語の隠された、素晴らしい問題だと思います。」
2016年05月05日23時
伏線・洗練さ部門SoMR
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「じわーっとした良さのあるこの問題にはギラギラしたチャームやクルーは似合わない。余計な飾りつけはせず、非自明なシチュエーションのその圧倒的物語的納得感そのものの持つパワーのみで問題を成立させ、名作たらしめている一問。」
2017年02月07日20時
物語部門SoMR
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「ゴトーさんの作品の中で一番好きなものの一つです.やっぱり物語が実にシブい.痛みと幸福さが入り混じった…哀と幸の狭間に不思議な温かみと人生の奥行を感じさせられるような,そんな味わい深い物語.問題化することで「友人を見つめる私がそれに気づく事」を追体験することができる.これは小説では味わえない,ウミガメと物語が噛み合わさったときに初めて起こる化学反応.この問題はその効力を存分に体感するに相応しい.」
2016年12月08日01時
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