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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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スリリング(問題ページ

テシンの皆様、どうかご協力をお願いします!
私(A)の持っていた財布が、何者かに盗られたんです。
どうも先ほど乗っていたウミガメデパートのエレベーター内でスられたようで……。
とりあえず、その時に……と言ってもついさっきですが……エレベーターに乗っていた連中を引き留めています。
どうか、その時にエレベーター内にいたスリ師を見つけてください!

【最終的にエレベーター内にいた人(A以外)】※現在この場にいて、会話が可能な人。()内は服装。
・B(女子高の制服)
・C(作業服)
・D(スーツ)
15年04月21日 19:03
【亀夫君問題】【批評OK】 [甘木]



解説を見る
相は以下の通りである。
①一階でC、Dがエレベーターに乗った。
②二階でB、Eが乗った。二階から三階に行くまでの短い間に、Bの財布をEがスった。
③三階でAが乗り、Eが降りた。その時、Aはすれ違い様にE(本来ならばB)の財布をスった。
④三階から四階に向かう途中、AがCの足を踏んでやや小競り合いに。#b#その時にAの懐から財布が落ちた。
当事者の二人は頭に血が上っていたため気付かず、仲裁に入っていたDもそのことに気づかなかった。
⑤面倒事を避けるため、唯一その喧嘩に関わらなかったB。ふと床を見た時、「自分の」財布が落ちていることに気付いた。
Bは「いつの間にかカバンのバックから財布を落としていた」と思い、財布を拾ってカバンへ入れた。

財布はB→E→A→Bへと渡っていった。
スリ師はAとE……そして、Aの(Eからスった)財布が無くなった「その時」にエレベーター内にいたスリ師はAである

○自殺志願者であるDは遺書が見つかって屋上から飛び降り自殺することがバレるのを恐れた。そのため、持ち物検査を拒んでいた。


A「くそぅ、ボケて墓穴を掘るとは!」
総合点:6票  亀夫君部門6票  


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亀夫君部門とかげ
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「財布をスられたと主張する語り手。そのときエレベーター内にいたのは他に3人……複数の登場人物の思惑が錯綜する様は、まるで群像劇。キャラクタの設定が巧みなだけでなく、真相も期待通りの面白さだ。」
2016年12月16日22時
亀夫君部門キュアピース
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「非常に複雑な状況設定と、交差する登場人物の様々な思惑を見事にまとめあげた甘木さんの手腕は流石としか言いようがありません。問題自体とは直接的な関係はありませんが、牛削りさんによるラストの熱い質問も必見。」
2016年05月09日09時
亀夫君部門春雨
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「亀夫君問題とは何か、改めて思い悩んだときに読み返したい、お手本にしたい問題」
2016年01月11日19時
亀夫君部門牛削り
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「登場人物がたくさんいる亀夫君というのは非常に進行が難しいものだが、当問題ではキャラクターの性格や思惑の設定がとてもうまく、緻密に考えられた構成であった。また、ところどころに示されるクルーすべてに意味があり、掘り下げれば何かが判明するので、アドベンチャーゲームのようなワクワク感を味わえた。」
2015年11月03日12時
亀夫君部門エリム
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「登場人物の隠し事は亀夫君問題では定番ですが、複数の事象が複雑に絡み合った作品。むしろウミガメで出した方が楽だろうに、これを亀夫形式で出したというのが素晴らしい。正統派の短編ミステリーとしても成立している良作です」
2015年10月24日16時
亀夫君部門フィーカス
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「問題を考えるのが大変だっただろうな、ということがわかる問題。元々チャームが高い亀夫君問題の中ではシンプルな問題ですが、その真相は恐るべきもの。タイトルにこだわりながらこんなにもすごい問題が作れる甘木さんは、エンターテイメントの部分でもとんでもない才能を持っています。すべての亀夫君問題の中でも5本の指に入る作品でしょう。」
2015年10月23日13時

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