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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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項目についての説明はラテシンwiki

彼と彼女とペットボトル(問題ページ

は彼が手に持っているペットボトルを見て、彼女がもうこの世にいないことを悟った。



一体どういうことだろう?
11年11月05日 00:49
【ウミガメのスープ】 [みったん]



解説を見る
はコンビニで物を買うと、必ずビニール袋に入れてもらっていた。
それが例えすぐに食べてしまう肉まんでも、すぐに飲み干してしまうペットボトルでも。
なぜなら「彼女」・・・彼の愛犬の散歩の時にフンを処理するためのビニール袋が必要だから。

「おいおい、エコじゃないなー」

なんてよく茶化していたんだ。
しかし今彼が手に持っているペットボトルにはコンビニのシールが張られていた。
それはもうビニール袋が必要なくなったということ。
彼の愛犬がこの世からいなくなってしまったことを表していた。
僕が複雑な表情でペットボトルを見つめていると、それに気づいたのか、


「最近エコに目覚めてなー」


なんてもうほとんど空になったペットボトルを振りながらおちゃらけて見せた。
しかしその笑顔がどうにも寂しそうで、僕はどう返したらいいかわからなかったんだ。
総合点:18票  チャーム:3票  納得感:5票  トリック:1票  伏線・洗練さ:2票  物語:6票  その他:1票  


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チャーム部門からす山
投票一覧
「このチャームはもう説明不要でしょう。彼のペットボトルと彼女の死。一体何の関係があるのか。謎だらけです。逆にいうなら、彼女が生きているならペットボトルは持たない、となりますが……。」
2017年10月18日21時
チャーム部門az
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「死はそれ自体が非日常であり、チャームになり得ますが、それだけでは安っぽくなりがちです。この問題は、一見すると「死」に結びつかない状況が語られており、その見えない関係に抜群に興味を惹かれます。チャームの付け方のお手本のような問題です。」
2016年12月09日00時
チャーム部門弐閃
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「ペットボトルと死、とても引き付けられます」
2016年01月10日02時
納得感部門弐閃
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「要素はペットボトルただ一つであるのにそこから広げられたストーリーに納得できます」
2016年01月10日02時
納得感部門フィーカス
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「「ペットボトル」に込められた意味、それを読み取った「僕」。真相を知った時、「なるほど!」と叫びたくなる衝動に駆られることでしょう。」
2015年08月07日22時
納得感部門春雨
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「ペットボトルから始まる二段跳びの水平思考。納得しかないです。」
2015年07月12日11時
納得感部門とかげ
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「ペットボトルで生死がわかるという、なんとも不思議な謎。解説を読むと、そこがクルーだったかとすっきり納得、そして……切なくなります。」
2015年05月19日20時
納得感部門tsuna
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「脱帽です」
2015年04月23日01時
トリック部門弐閃
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「僕と彼と彼女という対比が、タイトルを含めてとても良いです」
2016年01月10日02時
伏線・洗練さ部門弐閃
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「たった一つのペットボトルだけで成り立たせられるのが素晴らしいです」
2016年01月10日02時
伏線・洗練さ部門ゴトーレーベル
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「切なげな問題文のベールがペットボトルというたった一つのクルーからはがれたとき、問題文の印象とは全然別なのだけど、やはり切ない情景が広がります。「ある変化」に気がつく僕のまなざしも含め、その美しさは、文章の簡潔さとあいまって比類がありません。 「伏線・洗練さ」=「美しさ」部門にふさわしい、すばらしい作品です。」
2015年06月28日14時
物語部門からす山
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「僕が彼と彼女のことをよく分かっているからこそでしょうね。問題文の短い一文を読み返すと、二人がどれだけお互いを分かっているか分かります。」
2017年10月18日21時
物語部門ゴトーレーベル
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「MVS投票100票目は、1票目と同じこの作品に投じます。物語部門としての評価は、弐閃さんのそれに簡潔に言い尽くされている気がしますので重複を避けます。言い尽くされちゃったのがちょっと口惜しいくらいに、今でも一番好きな作品です。」
2016年12月04日20時
物語部門弐閃
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「僕の気づきや、僕の気づきに気づく彼、その台詞が切ないです」
2016年01月10日02時
物語部門まぴばゆ
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「ペットボトルと彼女の死。この二つが結びついたときの「僕」の心が伝わってきます。」
2016年01月09日01時
物語部門アアア
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「解くのはちょっと難しいと思いますが、納得できます。短いですが良い物語になっています。」
2015年09月25日21時
物語部門bears
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「セリフに切なさがあって、なんとも言えない物語です。」
2015年06月12日19時
その他部門ゴトーレーベル
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「解説文の風景が絵になっています。公園かどこかでボトル片手に言葉少なに明るく笑ってみせる青年、それを黙って見つめる友人。問題文で想像される暗さや沈鬱さとはかけ離れている、表面上は明るい情景。しかしその明るさが、かえって喪失の悲しみを浮き上がらせます。この問題を思い出すたびに脳裏に浮かぶ、この悲しく美しい絵に1票を入れます。」
2016年12月04日20時

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