私が祖父の遺影に、祖父と祖母が見つめあっている写真を選んだのは何故?
17年06月12日 23:02
【ウミガメのスープ】
[オリオン]
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大変な愛妻家だった祖父の写真は、顔が正面ではなく祖母の方を向いていたり、明らかに遺影向きではないくらい二人がくっついて写っているものがほとんどだったので、
祖母が撮影者としてカメラのレンズを覗き込み、そうして【ファインダー越しに祖父と祖母が見つめあっている状態で撮影された写真】が、
顔が綺麗に正面を向いているという意味でも表情が穏やかという意味でも一番遺影向きだったから。
【正解条件】
見つめあっている写真というのがカメラ越しに見つめあっている、つまり『祖母がカメラを構えて撮った写真のことだ』と見抜くこと。
そのおかげで祖父の顔が正面を向いていたから、祖母の撮影ゆえに祖父の表情が穏やかだったから、などの理由部分は成立するようなものであれば仔細は問わないものとする。
スペシャルサンクス
テストプレイ担当みんさんに感謝。
総合点:3票 トリック:1票 伏線・洗練さ:1票 物語:1票
トリック部門SoMR【
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「この「見つめあってる写真」という表現、他の可能性のある別解は全てアンフェアになると危うい表現だと思う。でも、解説は完全なる「見つめあってる写真」だ。これしかないし、「完璧フェア」だ。実に不思議なことにそれは「ギリギリフェア」な気がする。いや、それは「アンフェアぎみ」という意味では決してない。僅かに何かが異なればアンフェアになったろう、それなのにこの表現しかないのだ。「あと少しでボールになるのにドストライク」とはいかに。」
2017年06月13日00時
伏線・洗練さ部門ナ。ビスコ【
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「なるほど、面白い問題です。問題文にある疑問文は片っ端から質問していかなければならない。そんな水平思考の本来の形を思い出させてくれるとても良いスープでした。」
2017年06月13日20時
物語部門SoMR【
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「はっきり言って問題を見たときに思ったのが「遺影に見つめあってる写真を採用するはずがないから、何か言葉のトリックのある問題だろうか?しかし見つめあってる写真、の表現が嘘なら文句いう人も出るんじゃないか」。かなり斜に構えた思い込みだったが、これは、完全に愚かだった。真相は誰にも文句を言わせない「見つめあってる写真」だ。これが許されるのはこの物語性も十分に貢献していると思う。そこから想像される祖父の遺影の表情、撮影している祖母の姿…色々想像をかきたてられて胸が熱くなった。 」
2017年06月13日00時