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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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項目についての説明はラテシンwiki

モンティホール問題(問題ページ

メオは山羊飼いの爺さんと賭けをしていた。賭けの内容は以下の通りである。

カメオの目の前に3個の箱がある。そのうち2個に山羊が入っており、残りの1個に金塊が入っている。
見事金塊を当てればカメオの勝利。外せばカメオの所持金を全額爺さんに渡すという。

さて、実際カメオの目の前に3個の箱が用意された。
当然周りは密閉され、中の様子は一切分からない。
カメオは少し思案して、そのうち1つの箱を選んだ。
すると爺さんは、カメオが選んでいない箱を開けた。そこには山羊が1匹はいっていた。
爺さんはいった。「最初に選んだ箱ではなく、もう一つ別の箱に変えることもできるが、どうする?」

さて実際、カメオは箱を変えた方が金塊を当たる確率は上がる。
最初の試行でカメオが金塊を当てる確率は1/3。外れる確率は2/3である。
その後、爺さんは外れの箱を明らかにした。もしもカメオが選んだ箱に金塊が入ってなかった場合(2/3)、
爺さんが残りの箱のどちらを開けても、もう一方の箱には必ず金塊が入っているということになる。
つまり、変更した方が2倍の確率で当たるのだ。

けれどもカメオは、この確率問題を知っていたにも関わらず、選択を変えることはなかった。
彼にはそうするだけの根拠があったのだ。なぜだろう?
17年10月15日 23:56
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [オットセイ三世]



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さんはカメオが選んだ後で別の箱を開けた。もしも最初にカメオが間違っていたなら、こうした余計な行為はしなかったであろう。つまり爺さんの行動は、カメオの選択を変えさせたいために行ったものだと考えられる。こう推理したカメオは、自分の選択が正解だという確信を深め、見事金塊をゲットしたのだった。
総合点:6票  チャーム:1票  納得感:4票  伏線・洗練さ:1票  


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チャーム部門ShiMa
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「理系なので理系の問題は贔屓したくなる……というのはさておき、数学の古典問題「モンティ・ホール問題」の本歌取りです。数学的確率を覆すだけの理由ってなんなんだろうと考えさせられる問題。そして解説では、モンティ・ホール問題ってそもそもどうなの? と逆に本歌を考えさせられます。」
2017年10月22日00時
納得感部門甘木
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「先入観から解き放たれる目からウロコの思考の過程、納得感が抜群です!」
2017年10月16日20時
納得感部門からす山
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「二人の絶妙な心理戦、結果はカメオの勝利。そこに至る経過、勝利までの根拠に、納得するしかありません。見事です。」
2017年10月16日19時
納得感部門白露もみじ
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「なるほど、思考の変換を求められるいい問題です。実際このような状況になったら、私もカメオと同じ選択をするでしょう。家族や友人に出したくなる一問ですね。」
2017年10月16日08時
納得感部門上3
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「確率の有名な例題を、実問題に落とし込むとどうなるか?という面白い発想です。モンティホール問題自体に誤りはありませんが、そもそもなぜそんなことをするのかに注目すると、納得の真相が導かれます。」
2017年10月16日00時
伏線・洗練さ部門からす山
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「謎とその解説が、とてもきっちりと乱れなく書かれています。非常に洗練度が高いです。題材を考えても、見本の一つに出来そうな良問ですね。」
2017年10月16日19時

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