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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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“犯罪予告”(問題ページ

メオがほとんど本心から犯罪予告を繰り返していた時は冷たく無視していたカメコ。
彼女がカメオの言葉を真面目に受けとるようになったのは、カメオの全く本心でない犯罪予告を繰り返し聞くようになってからだという。

どういうことだろう。
16年11月14日 00:54
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [SoMR]



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人気シンガーソングライターのカメオは、売れる前は大変貧乏であり、駅前の路上で社会に対する鬱憤をギター片手に叫んでいた。

--引用開始---
例:「マイネーム・イズ・ブレイカー 」(作詞作曲 亀谷カメオ)
全部ぶっ壊してやる このどうしようもなく下らない社会に鉄槌を下すぜ
学校 ビル 役所 全てを爆発させろ
そう全て灰にする
ぶっ殺す 全員殺す
くそ馬鹿野郎な先公も 俺を縛る親兄弟全員ぶち殺す
マイネーム・イズ・ブレイカー yeah
(後略)
--引用終了---

本当に歌詞の内容を実行することは無かったとは言え、
それでもその歌詞はほとんど本心と言ってもよかった。
演奏は粗削りそのもので、そんな叫びに耳を貸す人もおらず。
カメコもその一人。
その頃たまたま駅前で鬼気迫る叫びで演奏していたカメオの目の前を素通りしていた。

ところが、数年後、地道な活動が実を結びカメオもついにメジャーデビュー。
見事に若者のハートをキャッチし、瞬く間に人気シンガーの仲間入りを果たした。


「マイネーム・イズ・ブレイカー」も初期作の傑作として人気が出たので何万人も入るライブで演奏をしたり、
テレビやラジオで
「全部ぶっ壊してやる」
というフレーズを耳にする機会も増えたのだが、
社会的に認められてお金持ちになったカメオは最早
「全部ぶっ壊してやる」
と本心で叫ぶことは無いのだった。


カメコは昔自分が「ぶっ壊してやる」と叫ぶ彼の前を素通りしていたとはつゆ知らず、今日も“ぶっ壊してやる”を聞き、ステキね…とうっとりしている。


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[要約]
シンガーソングライターのカメオは、
売れる前は「この社会をぶっ壊す」「殺す」等の過激な歌詞を書いていた。
これはほとんど本心とも言えるものであったが、
売れてから同じ曲を色々な場所で演奏するようになって全く同じ「ぶっ壊す」「殺す」というフレーズを歌っても、
社会的に認められたカメオが本心からそれを叫ぶことは二度とないのだった。
総合点:2票  納得感:2票  


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納得感部門かぼちゃグランド
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「なるほどなぁ、そういうものですよね。あるある!という話をこのような矛盾をはらむ魅力的な表現に仕上げるのは難しいことだと思います。」
2017年08月14日14時
納得感部門チリー
投票一覧
「終わってみれば当たり前、清涼感すら覚える素晴らしい問題でした。」
2016年11月14日02時

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