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僕の名前はカメオ。カメ王国の王子さ。
その少女と僕が出会ったのは、ある夜、美しい花々が咲き乱れるお城の庭。
少女は外から庭を見つめ、息をするのも忘れているようだった。
僕が少女の前へ行って笑いかけると、少女ははにかんだようにそっと微笑み返してきた。
僕は嬉しくなって、庭に生えているラテの木から、甘く熟れた実をひとつとって少女に差し出した。
実を口に含んだ少女は、頬を薔薇色に染めて目を輝かせた。
なんて可愛いのだろう。
僕は思った。
この子ともっと仲良くなりたい。
そう思った僕は、勇気を出して少女に話しかけた。
紳士らしく、まずは礼儀正しく挨拶を。
けれど少女は突然、とても悲しそうな顔をした。
そうしてそのまま走り去ってしまった。
僕はどこで間違えたのだろう。
どうして彼女は、僕に答えてくれなかったのだろうか?
その少女と僕が出会ったのは、ある夜、美しい花々が咲き乱れるお城の庭。
少女は外から庭を見つめ、息をするのも忘れているようだった。
僕が少女の前へ行って笑いかけると、少女ははにかんだようにそっと微笑み返してきた。
僕は嬉しくなって、庭に生えているラテの木から、甘く熟れた実をひとつとって少女に差し出した。
実を口に含んだ少女は、頬を薔薇色に染めて目を輝かせた。
なんて可愛いのだろう。
僕は思った。
この子ともっと仲良くなりたい。
そう思った僕は、勇気を出して少女に話しかけた。
紳士らしく、まずは礼儀正しく挨拶を。
けれど少女は突然、とても悲しそうな顔をした。
そうしてそのまま走り去ってしまった。
僕はどこで間違えたのだろう。
どうして彼女は、僕に答えてくれなかったのだろうか?
16年07月05日 16:22
【ウミガメのスープ】 [水瓶のスープ]
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