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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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箱庭の夢(問題ページ

の名前はカメオ。カメ王国の王子さ。


その少女と僕が出会ったのは、ある夜、美しい花々が咲き乱れるお城の庭。
少女は外から庭を見つめ、息をするのも忘れているようだった。

僕が少女の前へ行って笑いかけると、少女ははにかんだようにそっと微笑み返してきた。
僕は嬉しくなって、庭に生えているラテの木から、甘く熟れた実をひとつとって少女に差し出した。
実を口に含んだ少女は、頬を薔薇色に染めて目を輝かせた。

なんて可愛いのだろう。

僕は思った。
この子ともっと仲良くなりたい。
そう思った僕は、勇気を出して少女に話しかけた。
紳士らしく、まずは礼儀正しく挨拶を。

けれど少女は突然、とても悲しそうな顔をした。
そうしてそのまま走り去ってしまった。


僕はどこで間違えたのだろう。
どうして彼女は、僕に答えてくれなかったのだろうか?
16年07月05日 16:22
【ウミガメのスープ】 [水瓶のスープ]



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総合点:2票  物語:2票  


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物語部門az
投票一覧
「常識と思っていることが、実は相手にとってはそうではないかもしれない。その想像力も水平思考と言えるのではないでしょうか。」
2016年09月26日23時
物語部門エリム
投票一覧
「自分の知らない世界を、どれだけ想像できますか? そんな普遍的なことを、静かに問いかけて来る物語です」
2016年07月10日22時

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