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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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ピピピピピ(問題ページ

ピピピピピ」
「はあ、また故障か……もう買い替えが必要か……
いやはや、なんて残酷な機能を考え出したものだ……」

状況を説明して下さい。
16年06月01日 00:37
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [SoMR]



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20xx年、身の回りの世話をこなすお手伝いロボットが市民に普及した。
そのロボットは見た目では人間と違わず、人工的な「感情」をも備えていた。
そのロボットが出始めた頃、故障しても感情を持つ彼らと本当の人間同士のように親密な関係を築いた主人たちは、買い替えよりも修理することを選んだ。
故障して「タスケテ……ゴシュジンサマ……」と言いながら本当に苦しそうな表情を浮かべるロボットを見捨てることなどできなかったのだ。

そこで、メーカー側は買い替えを促進するためロボットに、故障時には全ての感情機能を強制停止させ、無機質なアラームを鳴らす機能をつけた。
主人に「これはただの機械」ということをハッキリと認識させ、余計な感傷に浸らせないようにする目的であった。

事実、これにより故障時に最新型への買い替えを選択する人が3割アップしたという。

「ピピピピピ……ピピピピピ……」
「まあ、この機能のお陰で罪悪感無くニューモデルが買えるのは良いことだな。さて、ディーラーに行くかな。」
「ピピピピ‥ピピ‥」
総合点:3票  納得感:1票  物語:2票  


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納得感部門Period
投票一覧
「確かに、中々に残酷だ」
2016年06月02日19時
物語部門とかげ
投票一覧
「「ピピピピピ」、故障、残酷な機能……ごく平凡な日常の一場面を思わせる問題文だが、この機能を考え出した経緯を知ると、なんだか悲しくなってくる。実用的であるがゆえの残酷さである。」
2016年11月27日17時
物語部門蓮華
投票一覧
「残酷な機能の意味を考えると深く考えさせられます。解説の物語性はとても深いと思います。」
2016年06月02日11時

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