ウミガメのスープ鯖のマストドン『Latedon』登場!

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「今日もいい天気だよ」

[龍馬820] 2016年05月29日16時22分
は窓から外を眺めた瞬間絶望した。
しかし男は言った。
「今日もいい天気だよ」
どういうことでしょう。


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こは治る見込みがなく家族からも見放され死を待つだけの患者が隔離されている病棟である。
しかしそのことを患者自身は知らずに生活していた。
そこは4つのベッドが向かい合い合計8つ1つ1つがカーテンで区切られていた。
その部屋には窓が一つだけありそこに収容されて最も歴の長い人が窓の横のベッドを使用する決まりとなっていた。
Aさんがこの病棟に収容された時、まだあどけなさが残る子どもが窓の横のベッドを使用していた。
子どもは外の景色を見ることができないaさんたちのために外の景色や状況を教えてくれた。
「今日の街は賑わってるなあ」
「今日は雨か、人が少ないから寂しいなあ」
いつしかaさんたちは外の様子を聞くことが楽しみであり希望となっていった。
しかしそこは不治の病の患者たちが入る病棟。景色に思いを馳せた他の者たちが死んでゆく。
次は自分かもしれない、とaさんは不安に駆られるが、子供が外の景色を語ってくれることで和らいだ。
1年が過ぎ、aさんは子供の次に長く収容される身となっていた。
日に日に子供の体調が悪くなってゆく。
それでも外の景色を最期まで語ってくれた子供は数日後に息を引き取ってしまう。
歴が最も長くなったaさんは窓の横のベッドに移ることになる。
今度は俺が外の様子をみんなに伝えよう。
カーテンをひろげ、窓の外を眺める。そこで見た景色・・・

分厚い鉄さくに囲まれコンクリートの冷たい壁以外何も見えない。
Aさんは悟った。
子供は患者たちを励まそうと死ぬまで空想の世界をみんなに伝えていたのだった

Aさんは自分がもう治る見込みのない不治の病であると悟った。

でも、、、今度は俺がみんなに希望を与える番だ。
「みんな・・・今日もいい天気だよ!」
総合点:2票  物語:2票  

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物語部門エリム
投票一覧
「確かに絶望しかありません。それでも、主人公の言葉に納得が行ってしまうのです。作り込まれた設定と、それに基づく衝撃。絶望と希望のコントラストを是非ご覧ください。」2016年06月10日01時
物語部門けんこうこつ
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「いつだって、1人だけしか知ることのない悲しくも優しい物語です。」2016年06月04日20時

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