【 CASE:1】食費が増えても大丈夫(問題ページ)
無駄な出費を嫌うカメコは、今年から食費を節約する事をやめた。
一体なぜ?
15年09月26日 15:33
【ウミガメのスープ】
[みん]
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今年、息子のカメオが中学生になった。
友達はみんな、自分よりおこづかいを多くもらっている。
と、カメオにおこづかいの値上げを要求されたカメコ。
値上げ却下をするも、カメオは諦めずに食い下がってくる。
そこでカメコは、おこづかい制度に関して以下の提案をした。
今までの定額制のおこづかいを廃止。
おつかいをしてもらい、そのおつりをおこづかいとする。
何も考えずに買い物したら、おこづかいの総額はあまり多くならない。
買い物を手伝うという手間もかかるので、損してるようにも思えるが、
自分で工夫して支払い額を抑えたら、その分おこづかいの額は増える。
1日平均50円貯めたら、月のおこづかいは約1,500円となり、
今までのおこづかいよりも多くなる。
それが嫌なら、今までのおこづかい額で我慢しなさい。
新しいおこづかい制度は、頑張り次第でおこづかいが増える可能性がある。
カメオは結局、おつかいをする事を選んだ。
スーパーの買い物はほとんど息子に頼むようになったので、
カメコは食事の材料費の節約を自分でしなくなった。
食費の支出が増える代わりに、定額のおこづかい分が浮き、
買い物の手間も省けて楽なので、カメコにとって無駄な出費ではない。
【 要点 】
息子が、中学進学を機におこづかいの値上げを要求してきたので、
定額制を廃止して、おつかいのおつりをおこづかいにする事にした。
手間はかかるものの、工夫する程おこづかいは多くなるので、
カメコの代わりに、息子が食事の材料費の節約をするようになった。
総合点:2票 伏線・洗練さ:2票
伏線・洗練さ部門SoMR【
投票一覧】
「うおおこんな名作があったのか。一行の問題文で完璧な納得感。そしてcase2 と同じく登場人物の策士さに感嘆。」
2016年11月21日22時
伏線・洗練さ部門牛削り【
投票一覧】
「たった1行の中に、素晴らしいクルーと言葉のトリックが仕込まれています。この問題文の無駄のなさは、解説を見た瞬間に実感できることでしょう。」
2015年09月26日19時